マイコプラズマ感染症とは ウイルス性胃腸炎にも注意

平 成 27 年 1 1 月 1 3 日
新座市立第三中学校
校
長
菅野潤一
養護教諭
福井幹子
朝晩気温が低くなり、空気も乾燥してきたためか、かぜのような症状の人が増えてき
ました。中には、マイコプラズマ感染症と診断された人も何人かいます。また、肺炎と
診断された人もいます。市内の他の学校でもマイコプラズマ感染症が出ているそうです。
さらに、ウイルス性胃腸炎と診断された人もいます。
感染症の予防を心がけましょう。
マイコプラズマ感染症とは
主な症状
咳、発熱、頭痛などのかぜ症状がゆっくり進行す
る。特に咳は徐々に激しくなる。
潜伏期間 主に2~3週間
感染経路 飛沫感染。家族内感染や再感染も多くみられる。
* 学校では、出席停止として扱っています。登校の際には、医師による証明書が必要
となります。医療機関でマイコプラズマ肺炎と診断された際は、早めに学校へ連絡
をお願いします。
ウイルス性胃腸炎にも注意
ウイルス性胃腸炎については、前回の保健だよりでも取り上げましたが、引き続き注
意をお願いします。
感染予防のためにはまず手洗い
ノロウイルスに感染した患者の便1グラムの中に
は1億から1兆個ものウイルスがいるといわれてい
ます。ノロウイルスに感染した患者が触った物を介し
て、ほかの人に感染した例は多くあります。感染予防
のためには、患者はもちろん、周りの人がトイレの後
や食事の前にしっかりと手洗いをすることが必要で
す。 2012年11月18日発行 ほけん通信 少年写真新聞社 より
朝は家庭で健康観察を行い、調子が悪いときには無理に登校させずに家庭で
様子をみてください。良くならない場合は、早めに医療機関で診ていただくよ
うお願いします。
3年生「命の授業」を実施
3年生を対象に、助産師の櫻井先生をお迎えして
「命の授業」を実施しました。第三中学校では、
3回目の取組みとなります。
今年度は、PTAの方にもご協力をいただき、保
護者の方の参加も募り、全体で約15名の保護者の方にもご参加いただきました。
前期保健委員長の3年1組成田優菜さんは司会を、3年5組井上泰誠君はしっかりと
お礼の言葉を述べることができました。60分でしたが、改めて命の大切さについて考
えるきっかけとしていただけたと思います。
歯や口の健康に気をつけよう
1学期の歯科検診から約半年がたちました。むし歯の治療はすみましたか?
むし歯の
ある人は、年々減少し全校で48人でした。多くの人はむし歯が無い状態です。口の中の
健康に気を付けている人が多い反面、むし歯のある人はなかなか病院へ行かない状況があ
るように思われます。むし歯は自然には治りません。あと40人のむし歯を治していない
人は、すぐに歯医者さんに電話をしてください。予約をしないことには始まりません。
むし歯の治療状況
25
20
15
10
5
0
1年
2年
3年
治療済みの人数
2
3
3
むし歯のある人の人数
7
16
17
むし歯のある人の人数
治療済みの人数
むし歯のある人が少なくなっている反面、歯肉や歯こうに問題のある生徒が増加していま
す。歯垢が付いていると言われた人は、1年生の54%、2年生の48%、3年生の16%
です。また、歯肉に炎症があると言われた人は、1年生の55%、
2年生の35%、3年生の21%でした。
歯肉炎は歯周病の前段階です。放っておくと大人になってか
ら大変なことになってしまいますので、ていねいな歯磨きを心
がけましょう。