感染性胃腸炎にご注意

感染性胃腸炎にご注意
高槻市立樫田小学校保健室
平成22年12月10日(金)№9
元気に今年を終えましょう!
樫田の里の木々も、きれいに色づきを終え、いよいよ本格的な冬がやってきました。
日中の気温はわりと高く、過ごしやすいですが、朝晩の冷え込みが厳しいため体調を
崩しやすくなります。今年も残すところあと 3 週間です。年末の忙しい時期だとは思
いますが、元気に今年を終えるためにも、規則正しい生活を送りください。
嘔吐・下痢・腹痛・発熱などの様々な症状をひき起こす感染性胃腸炎は高槻市でも
年間を通して発生しています。特に、感染力・症状が強いノロウイルス感染症には要
注意です。これからも季節、特に流行します。感染予防をしっかり行い、感染を防ぎ
ましょう。
感染性胃腸炎は、インフルエンザと同様、学校伝染病に指定されていますので、診
断された場合、出席停止扱いとなり、欠席にはなりません。もし、嘔吐・下痢などの
症状が見られる場合は、無理な登校は避け、早めに病院受診をしていただきますよう
お願いします。
感染性胃腸炎の予防方法
加熱・手洗い・うがいで予防しましょう!
「命の大切さ」自分・命・他人を大切に
11 月 19 日(木)に現役助産師である時本秋江さんに授業支援をしていただきまし
た。1・2 年生、3~6 年生と分け、お母さんのお腹にいる赤ちゃんの成長の様子から、
誕生、生命の大切さまでを優しい声と笑顔で教えてくださいました。
「お母さんや周りの人もとても頑張ったけど、赤ちゃん(あなたたち)が生まれる
という強い気持ちをもって、頑張ったから生まれてきたんだよ」というメッセージに、
子どもたちもとても真剣に聞き入っていました。
<子どもたちの感想の一部>
●産まれてきたぼくたちは、生きよう!一生懸命生きてゆこう
という自分の意志で産まれてきていることがすごいと思い
○食品は加熱調理する。(中心温度85度以上で1分以上)
○調理前や食事前、トイレのあとは石鹸で手洗いを入念に行う。
○外から帰ったらうがいをする。
加えて、日々の規則正しい生活により、病原体に対する体の抵抗力を高めておくこと
が大切です。
嘔吐物・便の処理方法
① 手袋を使用し、すぐにふき取る。(直接触れてはいけない)
② 乾燥させない。(乾燥させると空気中に漂う)
③ 消毒する(家庭用台所用塩素系漂白剤を10倍に薄めて使用)
*処理に使用した、手袋・紙等はゴミ袋の封をしっかり行い、捨てる。
ました。
●決して 1 人では生きられないけど、自分の力もなければ生
きられない。つながりを大事にしていきたい。
●生まれてきた時、首にへその緒がまいていたのに、ちゃんと
泣いて生まれてきた自分に「すごい」と思いました。
●私は妹が生まれるところを見ました。その時の記憶はまだ残
っています。新しい命の誕生はとてもうれしいことです。
●私も大きくなって赤ちゃんを産みたいです。
時本さんの話を聞き、子どもたちが自分にはすごいパワーがあることに気づき、自
分を、周りの人を、そして“命”を大切に、さらなる成長をしていってほしいと思い
ます。その成長の手助けができる保健室でありたいです。
衣服で調節しよう<寒さ対策のポイント>
①下着を着る
下着は汗を吸いとる大切な役割をしています。冬でも人は汗を
かきます。下着を着ていないと服が直接汗を吸い、その水分で
体が冷えてしまいます。
②素材の違う服を重ねる
素材の違う服を重ねると、布の編み目が異なるので、冷たい空気が入りにくくなります。
③「3つの首」を暖かくする
首・手首・足首から熱が逃げていきます。タートルネックやレッグウォーマーなどを上
手に活用しましょう。