道徳学習指導案 日時 平成16年3月5日 生徒 2年 指導者 1.主題名 2. 教諭 1教時 男子11名、女子3名、計14名 げ っ ち ゃ ん 「自由」って何だろう 主題設定の理由 (1) 内容項目 4−(2) (2) ねらいとする価値について 中学生は、自我の発達に伴い、他者との関係を強く意識する時期である。また、他者との関わ りの中で、身の回りのさまざまなものに対する価値観を形成していく時期でもある。 そういったことから、校則などの決まり事に対して反発し、自由を求めるのもこの時期にあり がちなことである。しかし、彼らの主張する自由は、未成熟であるが故に自己中心的で、一個人 が自由を主張することで周囲に与える影響については、深く考えが及んでいない場合が多い。 この学習を通じて、他者の権利を守ることの重要性や、法律の存在意義、さらに、憲法第十二 条に定められた「自由及び権利を保持するための努力義務」について考えさせたい。 3. 資料について 本資料は、インターネット上にある「子どもシェルター」というWebサイト上の1ページである。 このサイトは、主に塾講師の立場から、教育問題に有用なサイトへのリンク集と、制作者の論説 で構成されている。サイト上にはやや過激な発言もあるが、現在の学校及び家庭教育の持つ問題に 対してその解決に向けた提言が数多くある。 その中から、「自由」及び「権利」についての記述を取り上げた。 4. 本時のねらい ・自他の持つ権利について理解を深める。 ・法や決まりの意義について考える。 ・権利を得るためには義務を伴うことを知る。 5. 本時の展開 学 習 活 動 教 師 の 活 動 導 入 ○「自由」とその対極にある「不自由」につい てのイメージを持つ。 ○発問「みんなにとって、自由とは何か」 ⇒ 生徒の発言を板書する。 展 ○資料1を読み、自由の意味について考える。 ○資料1の提示 開 ○資料1の感想を交流する。 ○生徒を指名し、発言を求める。 ・自由とは何をやっても良いということ? ・どうして自由が制限されるんだろう? ・独裁者は何をやっても良いのか? ○資料2を読み、法律の意義について考える。 ○資料2の提示 ○資料2の感想を交流 ○生徒を指名し、発言を求める。 ・「自由」って意外と不自由なんだ。 ・互いの自由を守るために法律があるんだ。 ・法律に従っていればそれで良いのか? ・憲法十二条には大事なことが書いてある。 ○資料3を読み、法律の意義について考える。 ○資料3の提示 ○資料3の感想を交流 ○生徒を指名し、発言を求める。 ・権利を守るというのも大変なことなんだ。 ・意思表示って大切なんだ。 ・弱い立場の人のことも考えないと…。 ま ○本時の学習をふり返る。 ○発問「学校には校則があって、もっと と め 自由にしたいと言うけど、そのために どんなことが必要か考えよう。」
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