1年算数単元指導計画「10 ひきざん」(全9時間)

1年算数単元指導計画「10
ひきざん」
(全9時間)
【単元の目標】
算数への関心・意欲・態度
数学的な考え方
数量や図形についての表現・処理
数量や図形についての知識・理解
・くり下がりのある減法の計 ・くり下がりのある減法の計 ・10いくつから1位数をひい ・減加法や減々法による計算
算方法をブロックで考えた
算方法を,10のまとまりか
て差が1位数になる減法の計
のしかたがわかる。
り,日常生活に生かそうと ら1位数をひくことに着目し 算が正しくできる。
・順序よく並んだひき算の計
する意欲をもつことができ て考える。
算カードを見て,答えの大
る。
・答えが同じ減法の計算で,被
きさの変わり方がわかる。
・10いくつから1位数をいひ
減数の変化と減数の変化の
いて,くり下がりのある減
決まりを見つける。
法の計算に慣れようとす
る。
時
目標と評価規準
目標
13-9の計算のしかたに
ついて,減数の9をどこか
本 らとればよいかブロックを
時 使って考える活動を通し
て,減加法によるくり下が
りのある減法の計算のしか
たを理解することができ
る。
評価規準《数学的な考え方》
一の位だけから減数が引
けない場合に,数えひきを
しないで,13のなかの10か
ら9をとればよいと考え
る。
1
主な学習活動
[問題]うさぎを13びきかっています。こやのそとに9
ひきでていきました。こやのなかになんびきの
こっているでしょう。
「のこりは」なので『ひきざん』→式:13-9
・ばらの3から9がひけないからどうしよう。
[課題]13-9のしかたを ブロックをつかって
おはなししよう
・13は10と3に分ければよい。
・10から9をひくと1,1と3で4
【思考と表現のドリル】12-9
3
目標
減数が8,7の場合に,
減加法の考えで計算過程を
説明することを通して,
10いくつから1位数をひい
て差が1位数になる減法が
正しく計算することができ
る。
評価規準《表現・処理》
10いくつから1位数をひ
いて差が1位数になる減法
を、ブロックを用いて減加
法によって正しく計算する
ことができる。
目標
10いくつから1位数をひ
いて差が1位数になる減法
について,ブロックを用い
て計算の仕方を考えること
を通して,減々法によるく
り下がりのある減法の計算
のしかたを理解することが
できる。
評価規準《知識・理解》
10いくつから1位数をひ
いて差が1位数になる減法
で、減々法を使った計算の
しかたが分かる。
<習得すること>
・減々法によるひき算の計
算のしかた
13-9=4。
まず,12を10と2にわけます。
つぎに 10から9をひいて1
1と2をたして3 だから12-9=3
[まとめ]ばらからひけないときは
<習得すること>
「ひくたすほう」という
・10のまとまりから一度に
除数をひくこと(減加法) 【評価問題】14-9
2
主に活用する知識・技能
【知識】
【表現・処理】
・ひき算言葉 ・10いくつの
(のこりはいくつ ちがい ばらからひく
はいくつ)
(たしざんとひきざん)
・10の構成
・1位数と1
(10までのかず)
位数の加法
(たしざん)
10からひく。
[問題]11-8 の けいさんの しかたを いいましょう。
・10のまとまりからひけばよい
[課題]10いくつから ひくときの ひきざんを
れんしゅうしよう
・11-8の計算のしかたをブロックを使って説明する。
・ブロック操作→式だけみて念頭操作→答えと進める。
【思考と表現のドリル】14-8(式だけみて)
まず,14のなかの10から8をひいて2
と4で6です。だから14-8=6です。
【知識】
【表現・処理】
・ 減 加 法 の し ・10のまとま
くみ(第1時) り か ら 1 度 に
減数をひくこ
と(減加法)
(第1時)
つぎに,2
[まとめ]ひきざんのこたえは ひくたすほうでみ
つけられる
【練習問題】17-8 12-8 15-7 14-7
【評価問題】13-8(計算過程を説明する)
[問題]にんじんが 12ほん あります。3ぼん
たべます。なんぼん のこるでしょう。
・式は12-3
ばらからひけそうだけどひけない
[課題]12-3のしかたを
おはなししよう
ブロックをつかって
【知識】
・ひき算言葉
(のこりはいくつ ちがい
はいくつ)
・1位数の構
成 (いくつといくつ)
【表現・処理】
・10いくつの
ばらからひく
(たしざんとひきざん)
・3を2と1にわける ・12を10と2にわける
・2から2をひいて10 10からのこりの1をひいて9
12-3=9
【思考と表現のドリル】13-4
まず,13を10と3にわけます。つぎに3から4のうち3
だけひきます。10から のこりの1をひいて9
だから13-4=9
[まとめ]ひきざんは ばらからもひける。
「ひくひくほう」という
【練習問題】11-3
【評価問題】12-4
1年「ひきざん」①
時
4
目標と評価規準
目標
ブロックを用いて,被減
数を10といくつに分けて
考える計算の仕方を考える
活動を通して,10いくつ
から1位数をひいて,差が
1位数になる減法の計算を
手際よく行うことができ
る。
評価規準《表現・処理》
10いくつから1位数を
ひいて差が1位数になる減
法の計算を、減加法や減々
法を用いて計算することが
できる。
<習得すること>
・減法を減加法と減々法の
どちらかを使って計算す
ること。
主な学習活動
[問題]カードとりを して、たくやさんは 8まい、
ゆかりさんは 15まい とりました。どちら
が なんまい おおく とったでしょう。
・しきは 15-8
・15を10と5にわけて考える。
[課題]ひきざんのしかたを
<ひくたすほう>
<ひくひくほう>
15のなかの10から
15のなかの5をひく
8をひいて2
つぎに,10から3をひく
2と 5で 7。
こたえは 7。
【思考と表現のドリル】16-8(自分の方法で)
<ひくたすほう>
・16のなかの10から
8をひいて2
2と6で8
・減数を分解
して,ばらと
10からひく
(減々法)
(第3時)
<ひくひくほう>
・16のなかの6をひく
つぎに,10から2をひく
こたえは 8
[まとめ]ひくたすほうもひくひくほうも
いくつにわける
【練習問題】14-5
【評価問題】14-6
5
おはなししよう
主に活用する知識・技能
【知識】
【表現・処理】
・ 減 加 法 の し ・10の まとま
くみ(第1時) り か ら 1 度 に
減数をひくこ
・ 減 々 法 の し と(減加法 )
くみ(第3時) (第1時)
10と
13-5
【知識】
【表現・処理】
[問題]13-6の しきに なる おはなしを しまし
目標
・ひき算言葉
・式に合う文
ょう。
絵から減少や比較の場面
(のこりはいくつ
ちがい
章の構成
を想起し問題を作る活動を
はいくつ)
(のこりはいくつ ちがい
通して,減法についての理 ・ひきざんだから,「のこりは」や「ちがいは」をつかう。
はいくつ)
解を深めることができる。
[課題]えにあうように,ひきざんのもんだいをつ
評価規準《数学的な考え方》
くろう
式からそれに対応する具
体的な場面や数量の関係を ・とんぼが13びきいます。6ぴき とんでいきました。
とらえて,問題を作成する。
なんびき のこって いるでしょう。
・あかいはなが13ぼん、きいろいはなが6ぽん さいてい
ます。どちらが なんぼん おおいでしょう。 など
[まとめ]ひきざんのもんだいをつくるときは,ひ
きざんことばをつかう
6
目標
ひき算の計算カードを使
って計算の練習をすること
を通して,10いくつから
1位数をひいて、差が1位
数になる減法の計算が確実
にできる。
評価規準《表現・処理》
10いくつから1位数を
ひいて,差が1位数になる
減法の計算が正しくでき,
答えが同じになるカードを
集めることができる。
[問題]カードを つかって、ひきざんのれんしゅうを
しよう。
・計算カードを準備し,練習の方法を知る。
・一人で練習する
・ペアで練習する
[課題]こたえが おなじに なる カードの なかま
あつめを しよう
・式を見て答えを見つけ,答えが同じになるカードを集める。
・集めたカードを見て,気付いたことを話し合う。
[まとめ]こたえが おなじに なる カードは なな
めに ならんで いる。
【知識】
【表現・処理】
・ 減 加 法 の し ・10の まとま
くみ(第1時) り か ら 1 度 に
減数をひくこ
・ 減 々 法 の し と(減加法 )
くみ(第3時) (第1時)
・減数を分解
して,ばらと
10からひく
(減々法)
(第3時)
【評価問題】フラッシュカードでひき算の練習を繰り返す
7
目標
10いくつから1位数を
ひいて,差が1位数になる
減法について,ひき算カー
ドを使って計算の答えの大
きさを比べる活動を繰り返
すことで,計算が確実にで
きる。
評価規準《関心・意欲・態度》
カードゲームに進んで取
り組み,くり下がりの減法
の計算に慣れようとする。
[問題]けいさんカードをつかって,大きさくらべの
ゲームをしよう
・計算カードを準備し,ゲームの方法を知る。
[課題]どちらが大きいか
ムをしよう
ただしくくらべてゲー
・2人ペアで計算カードをだしあって答えを出し合うカード
ゲームを行う。
・どちらが大きいかすばやく答え,勝敗を決める。
・ペアをかえて,繰り返し同じゲームを行う。
[まとめ]ひきざんが まえよりはやくただしくで
きるようになっている。
【知識】
【表現・処理】
・ 減 加 法 の し ・10の まとま
くみ(第1時) り か ら 1 度 に
減数をひくこ
・ 減 々 法 の し と(減加法 )
くみ(第3時) (第1時)
・減数を分解
して,ばらと
10からひく
(減々法)
(第3時)
【評価問題】フラッシュカードでひき算の練習を繰り返す
1年「ひきざん」②
時
8
目標と評価規準
主な学習活動
目標
ひき算カードをつかった
かるたゲームを行うことを
通して,10いくつから1
位数をひいて,差が1位数
になる減法の計算のまとめ
をすることができる。
評価規準《表現・処理》
減加法や減々法の考え方
で計算することができる。
[問題]けいさんカードをつかって,かるたゲームを
しよう
・計算カードを準備し,ひき算かるたの方法を知る。
[課題]はやく
ただしくカードをとろう
主に活用する知識・技能
【知識】
【表現・処理】
・ 減 加 法 の し ・10の まとま
くみ(第1時) り か ら 1 度 に
減数をひくこ
・ 減 々 法 の し と(減加法 )
くみ(第3時) (第1時)
・各グループ(4名ほど)で計算カードを出し合って答える
ひき算かるたを行う。
・何度も繰り返す。
[まとめ]ひきざんが まえより もっとはやくた
だしくできるようになっている。
・減数を分解
して,ばらと
10からひく
(減々法)
(第3時)
<習得すること>
くり下がりのある2位数- 【評価問題】フラッシュカードでひき算の練習を繰り返す
1位数の計算の答えをほぼ
暗記する
9
目標
[問題]ひきざんのれんしゅうをしよう
単元における基礎・基本
を確かにしたり,日常生活 ・教科書の問題を自分の力で取り組む
に適用できる場面をもと
・くり下がりのある10いくつ-1位数の問題
に,発展的に考えたりでき
・具体的な減法の適用場面から立式して解く問題
る。
・仲間と交流して,考えを補充したり修正したりする
評価規準《数学的な考え方》 ・全体で交流する
ひき算の仕組みであるこ
とを絵や,問題文から考え
ることができる。
【知識】
【表現・処理】
1年「ひきざん」③