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先進国間の新国際分業・投資論 : 文献サーヴェイ
小島, 清
世界経済評論, 31(11): 26-34
1987-11
Journal Article
Text Version publisher
URL
http://hdl.handle.net/10086/16777
Right
Hitotsubashi University Repository
題
-
:
文献 サーヴ エイ ー
(
a
I
軍
清
の中 の'デザイ ンやブラ ンドネー ム
性 が大きく
実 に要請されて いる。
さらに、先進国間 で相互直接投資
これに ついても理論的根拠 づけ が切
(
国際基督教大学教授)
がわず かに違う と い った相似的差 別
(
c
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ct i
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nt或 いは
島
化 品 種 di
f
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c
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o
s
shaui
ng
)が盛んに行 わ れ て
いることが注目される。な ぜ相互直
1つの商品 力テゴ-I
小
先進国間 の新国 際 分業・投資論
一 関
戦後世界貿易 の顕著な特徴とし て、 開発途上国 が 7次産品を輸出す ると
(
t
w?wa
y)貿 易'つま
本 のように'要素賦存比率、所得水
第 lに、日本 とアメリ カ、 EC域内
諸国間、 ECとアメリカtECと日
的 に は Het
bm n and Kt
ugman
と 挙 げ られ る。
1
9
85
)
、二
多 - の学者 が指摘す るよう に (
代表
ク シ ャー =オ-ー ン的)貿易理論 で
づ いて貿易発生を説く 伝統的 (へ
要素賦存比率 の国際間 のひらきに基
ひとり先進 工業国間 だけ でな-、
を必要 とし て いる のであ る。
な い問題 であり'新 し い国際分業論
世界貿易 の主 流 であ っ
た戦前 とは' - 産 業 内 貿 易 (
i
ntra・
i
ndus
t
r
y
大き-様相を異 にし て いる のであ る。 t
r
ade)を かな り多 -含 ん で いる。
そし てま た、戦後 の相似国問貿易 は' これも通常 の貿易理論 では解 明しえ
いう 垂 直 貿 易 (
ve
r
t
i
catt
r
ade
)が
日本 とNICSさらにASEAN諸
はな い (
小島 一九 八 六)
。 私 は相 互
的根拠も、 いま だ必ずしも 明らか で
双方通行
準な ど のよ-似 た先進国相互間 の貿
は解 明し えな い。 ために新し い国際
国 と の間のよう に、先進工業国と新
興工業国 の間 に'製造 工業 の特定部
門 に ついて、或 いは工程分業 と いう
す る新し い国際分業 ・投資諭 の出 現
直接投資なる重要な現象 を明ら かに
であ るが'そ の裏 づけは十分 になさ
れては いな い。
とまれ、今 日'産業内貿易 と相互
形 で'
水平分業 が推進され つつあ る。
であり推進力 であると推測す るも の
直接投資 が産業内貿易 の重要 な触媒
接投資 が行われるかに ついて の理論
易 が盛 んになり、世界貿易 の大きな
分業論 の形成 が要請され ている ので
あ る。
a
つのこ が
シ ェアを占 めるよう にな った。 つま
節 二 に'先進国間 の貿易はさらに'
れは、先進 工業国 が工業品を輸出し' 生産 にお いても消費 にお いても代替
り相 似国間 の水平貿 易 (
hr
oi
zo
ロー
巴
e) が重 要 性 を増 し て い る 。 こ
t
r
ad
- 2
6-
利益 の実現をめざし て'相似国間 の
を中心に'規模経済と消費多様化 の
第四節 では、 エルデ ィ レ ック桐 の
展開 であり'結果 は資本 の定義 に依
存して いるよう に見うけられる。
す ると いう のであ る。機械的な論理
流出す るtと いった相互投資 が発生
1α
の
相
略
戦
互
進
投
接
に
論
直
資
よ
出
る
を
経
際
営
国
に
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プ
ア
的
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で
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る
ー
。
れ
に
こ
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グ
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一
統
理
だ
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ま
張
互
い
て
の
接
直
に
る
こ
よ
し
う
。主 対
独
寡
は
ム
的
占
へ
分
要
論
業
際
請
の
国 論
は
て
い
に
資
'相
投
二
業
分
新
論
際
国
が'痛 切に待望されて いる。本稿 は' か の外生的変化 が生ず ると'産業特
殊的生産要素 として の資本 がtA産
この間題に接近する第 一歩 とし て'
文献サーヴ ェイを試 みるも のであ る。 業 では不足を来し外国 から流入し'
逆 にB産業 では過剰 にな って外国 へ
第 二節 では'ク ルーグ マンの展開
第三節からは、相互直接投資 の原
5
●
_
新
五
節
第
は、確
で
立
れ
の
て
で
な
い
あ
さ
る。
貿易 のシ ェアは高 ま ってき た。 こ
ら の国 の国民所得 に占 めるそ の種
先進国間 の貿易 のシ ェアと'それ
応える べ-' 1九六〇年代 の早さ
に構想された私 の 「
合意的国際分業
論」を導 入す る。そしてへ これと同
じ線上 に来 る
資業
分
進入
モ論
デ」
ルを
こ紹
そ
バ介
到
クす
達
ワす
テ
る。
ィ
べ合
き
の意
目
「
相
的
標国
互
で投
際
は
に
4. EEC の結成 や米加自動車協
定 のような
的貿易理論 では取り扱 いえな い。
も と企業を包 み こんでいな い伝統
易 がかなり多 -、多国籍企業 が広
く活躍 し て いる。 これらは'も と
3. 現実 には'市場を通ず る取り
引きよりも、企業内取引 と いう貿
貿易理論 では解 明しえな い。常 の
行貿易' つま-産業内貿易をか通
り多く含 んで いるC これも通 な
要素集約度 の相似諸商品 の双方
ン的)貿易理論 では解明しえない。
2. 現実 の貿易 パター ンは'類似
説-、
伝統的 (へクシ ャー =オリー
れら の事実は、要素賦存比率 の国
際間 のひらき によ って貿易発生を
-∼---∼∼-I.
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あ
l
l
る
-ま
い
か
。
.
著
(
)
三
l
主
つ
頁
5
8
9
1
に
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著
(
の
表
発
)
主
て
い
5
8
9
1
を
と
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次
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意
が
織
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論
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る
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論
,
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,
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る
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論
易
が
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素
似
賦
先
比
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貿
界
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。
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る
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も
ら
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、行
新し い国際分業 が始動す ることを'
紹介す る。
の理論」 によ って'ま たダ ニング は
0 区I J.
'
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模
済
経
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規
の
入
(
マ
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グ
ン
ク
ー
新著 ﹃
産業内海外直接投資論﹄ (一
因論を い- つか紹介す る。先ず小宮
隆太郎教授 の先 駆的発言 に触れ るが、 九八五)から、三 つの論文を取り上
げる。 ラグ マンは彼 の 「
市場内部化
それは結果 とし ての相互投資を例証
し て いるのみで'そ の原因論を明ら
Or
y」 に よ っ て 、 産 業
彼の 「
O L I 理 論 Ownershi
p・
i
o
ロl
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ernal
is
ation Th
e
・
Lonat
海 外直 接 投
かにす るまでには至 って いな い。次
いで、 ケイブ スとジ ョー ンズらが、
Ji
資を十分 に解 明 できると言う。多 分
内
「
部門別資本過不足論」を展開し て
いる ことを紹介す る。 これは'何ら
lエー企 業 i 短 期 的 均 衡
区12 企 業 iの 長 期 的 均 衡
∬∫
0
・
投
資論先進 国 間の新国際 分業
-
乳
也
粥
相互特化 による規模経済 の実 施 に
よ って'現存要素 の生産性上昇 が
も たらされ'す べての関係者を ベ
ター オ フにして いる。
そこで、右 のような問題をも解ことができるクルーグ マンのニューモ
(
主著 ではなく 彼 の諸論文による)
0
デ ルの骨格は'次のようなも の・
になる
L テイ スト 要素既存比率'技
術など の等し い相似二国間 では'
の コス-関数 で示される。
1
97
9
b, pA7
9
)
.
2. 規 模 経済 -逓減生産資 は次
らな いのであ る (
ク ルーグ マン、
とな ると いうチ ェンバリ ン的 独占
(
I)
的競争を仮定す る。
て'次式 の利潤 は均衡 にお いてO
生す る。そ こで参入 の自由 によ っ
争とは両立せず、独占的行動 が発
3. 逓減生産費 であ ると完 全競
Ⅲ式 から'単位当り平均費用が求
まる。すなわち
,
P
・
∼産
に
投
って貿易 は起らな い。 だが、そ-
・
+P
(
)
)
Il
,
・
\xt
=a\xz
平均費用は産出量 範の増加 に つ
念 のため'企業 の独占的 (
短 期)
ー スを要す る ので'省略す る。)
っており'
そ の紹介 は、
大きな スペ
(
主著 ではより精微な モデ ルを使
は賃金率であ る。
t
i
-Pt
xz・
- (
L
r+Pxz
・
)W
(
2
)7
ただし、 方は利潤'少は価格'紺
(
1
) lz
I
・ a+P
x・
l
, a >
0
ここ でんは
財 生
入され
た労働 (
これ のみで生産 が行われ
る と仮定)
ti
rは・
-財 の産出 量'
αは固定 費 用' β は比例 費 用 で
あ るが コンスタ ン-と仮定す る。
であ っても、逓減生産費 =規模 経
済を導 入す るとへ貿易すれば相互
均衡 と'チ ェンバリ ン的長期均衡 を
図示すれば図1と図2 のとお- であ
右 のよう に既存企業 が正 の利潤を
あげ て いる ので、新親企業 が市場 に
める。新規 の財が出現す ると'既存
参 入し' これま でになか った (
例え
ば異 ったデザイ ンの)財を供給し始
の財 に対す る需要 は い-ら か減少す
る。 こうし て'既存企業 が当面す る
需要曲線 βは'利潤 がゼ ロとな るま
で左方 へシフ-し続ける。 図 - のよ
う に'チ ェンバ- ン的独占的競争 の
長期的均衡 では,供給量 はげ'価格
I
はがとなり'企業 の利潤
*はゼ 。にな
る のであ る。なお 。とがにか こまれ
た矩形 の面積 は'投下 固 定資本 餅 の
αに等し-なる0
ク ルーグ マンはじめ多 - の 「
新貿
消費多様化 の利益
図 1は通常 の企業 の独占的行 動を
z
,1977;Kru g
man,197gb,Lan・
l
i
t
易理論」 の提唱者 (
Di
xi
tandSt
i
g・
2
示したも のであ る。既述 の コス-関
1
9
8
5)
.p
p
.)43・
1
4
6
るO (
伊藤 ・大山(
に負う と ころ大 である)
。
数 から'図示 の限界費用直線 〃Cと
c
a
s
t
er
,1980,Hep
l ma
n,
)
9 ).
) は、
新しい国際分業 の原因とし て'上述
8
右下り の平均費 用曲線AC とが描け
る。 β曲線 は当該企業 の直面し て い
の規模経済 =規模 に関す る逓増収穫
の外 に'貿 易による輸入財を含 めた
jであ る。 この
る限界収入曲線 が〃Q
る需要曲線 であ-、 それから導 かれ
f
c
iat
i
on)を' モデ ルの中に導入し
てい る。日 本 で は 山 本 繁 縛 教 授
ver
si
・
消費 財選択 範 囲 の多 様 化 (
di
わる水準 の生産量 Hにとどめる。価
(
1
9
7
8,
)
9
8
3.
)
9
8
4
,
1
9
8
6
) が この間題
の検討を深 めて いる。 だが、伊藤 元
企業 が利潤を最大化す べ-独占的行
動を とると' 〃C線 と〃Q
4
線 とが交
格 はパとなる。 そ こで長方形Aβ E
.
だけ の独占利潤を獲得 できる。
h
-2
8-
比較生産費差 は発生 せず'したが
に利益 がも たらされる ことが明ら
.
か にな る (
ク ルー グ マン )
9
7
g
b
.
7
:
れ 逓 減 Lt限 界 費 用 Pは仮 定 に
より コンスタ ン- に保 たれる ので
あ る。
p
.477)Oす なわち'私 の言う 「な
んらかの合意」 によ って相互完全
特化 に踏 み切ると、受けも った生
産 に ついて市場拡大 に伴う規模経
済 =逓減生産費 が実現す る。そう
すると'外国品をも入手 できると
いう 「
消費多様化 の利益」と'内
図 3
3:
/2
王
x'
財 iの 消 費 と 効 用 水 準
0
外国 品 が いず れも安-なると いう
の利益」 であ p
do
「
価格低下 の利益」 とを享受 でき
る ことにな る。 これが 「
貿易から
結局'貿易 は市場を拡大し'規
模経済 の実現をはかる方法 に外 な
U(
a
,
・
)
「こ のよう な効 用関 数 をも った消
場合 には'生 産要 素 の移 動 は通常 一
への投 資) ・
短 期資本 移 動 ・
移 民等 の
い。 たとえ ば間接投 資 (
と- に債 券
るか どう かはわ からな い。 必ず相 互
籍 企薬 が必ず A国 へ同じ時 に進出 す
進出す る。 し かし代 り にB国 の多 国
るに' 小宮教授 はt A国 とB国 の相
相 互投 資」 に外 な ら な い。
投資 にな る と の必然 性 は何も説 明さ
量 を 叫と
数 は、
す
ると'消 費 者 の効 用関
とな る 。 こ の 関 数をグ ラ フで示 し た
の効 用水 準 は 2・ur
ir2
)とな り、 図
つ消費する ことができ る。 このとき
費 用 で財 Iと財 2を それ ぞ れ x
.
]2
ず
ア ルキ ャ ン (
ア ル-) な ど の有 力 な
農
はマッシ ー ・フ ァー ギ エソ ン (
二〇〇億 ㌦ に達 し て いる が' カナ ダ
国間 のし かも 同 一虚業 カテ ゴ リー の
業 ・建 設機 械 )' イ ン コ (ニッケ ル)
' 厳密 な意 味 で の相互 直接投資-
な い。 われわ れ の究 明し た いも っと
困轍 からや むを え な いこと かもし れ
も 巨額 の直 接投 資 が行 な わ れ て いる。 係 を 「
相 互交流 」 の反映 と みなし て
いら れ るよう であ る。 データ の入手
カナ ダ への米国 の直 接投 資残高 は約
もう 一つ'第 二 の引用 から判断す
れ て いな い。 多 分 に 「
結 果 とし て の
互 直接 投資総額 の関係、 ないし は 一
う形 を と るも のとし て いる。
費者 は、 同 一価格 な ら ば でき るだけ
方向 に向 かう も のであ り、 A国 から
重 ・大 山道宏 (
)
9
8
5,p.)
4
1
f
f
)教 授
これ はク ルー グ マン (
)
97
9
b) の用
洞野 の多 様化を 選好 す る。 このこと
多 - の財を消費 す ると いう意 味 で'
でき るO この消費者 が財 IL か消費
は' 図 3 によ って容 易 に示す こと が
い。 と ころ が直 接投資 の場 合 に は'
移 民 が行 われ て いると いう ことはな
国 の対外投 資 と対内 投資 の総額 の関
消費者 は財 のバラ エテ ィー が多 -
な る ことを欲す る。差 別 化 され た製
ズであ
せず ' そ の消費量 が横 軸上 の J
額 に達 し て いる が'欧 州 から米国 へ
米国 から欧 州 への直 接投 資 は膨大 な
によ る次 の解明が最も説得的であ る。
いた効 用関数 でもあ る。
品群・
∼ (iIL 2. ・
・
・n) の 消 費
Uf
x
.
)で あ る。 財 1、 財 2 の価 格 が
る な ら ば' そ のと き の効 用 水 準 は
A
の か' 図 - で あ る 。 す な わ ち、
か ら 明 ら か な よ う に、 uC
x
.
)よ ワ も
中 で の相互 直 接投 資-
同一であ るも のとす るとへ彼 は同 じ
a
(
x
l
)は、財・
壬を 範だけ 消 費 し た と
きに得られる効用水準 を表わし、 V
高 い。 同様 にし て' 財1、 財 2、 財
多国 籍 企業 を擁 Lt 三 五億 ㌦ に達 す
いておられ るわけ ではな さそう であ
る。
E
は財 Iから財 乃ま でを' それ ぞれ {
る対外 投 資 を行 な っており' 世界 の
(
3)V=.lU (
xl
・
) .Ur (・) >
U" (・) <0
0.
管 - 端だけ消費 し た とき に得 られ
3を x
[3ず つ消費す るとき の効 用水
準 は 3 ・uF
x
.
[3
)とな り' さら に い っ
を念 頭 に置
二
る効用水準を表 わし て いる。簡 単 な
C
ため'各 財 の消費 から の効 用を表 わ
r
8
別資本 過不 足論
Ri
c
h
adE
. ave s(
]
97 tL
)・
2
0)
pp.
を提 示す る。 いま 二国 X、 Y の二財
ブ スは、 部 門
から三 三億 叩ンへと顕著 な増加 を 示 し
し た が'対 内 直 接 投資 も約 1四億 川
ン
ケイ
g
主 要 な投資 国 の 7つであ る。 あ る い
骨資 源 ″ の移動 とし て理解す れ ば容
・-・・・・- ・
・-・・∼- ・ 高 は約 三四億 川ンから七五億 川ンに増加
〇年 ま で の八年 間 に対 外直 接投 資 残
は' 英国 の場 合 、 一九 六 二年 から 七
.
」(伊藤 ・大山)985
,
p
.
1
42
).
そ-高 い
す 関数 はす べて同 lの U (・) と い
小宮隆 太郎
三 相互直 接投資 の原 因論
斡
は産 業特 殊的 要 素 であ って、 産 業間
際 間 は移動 しな い。 資本 スト ック ガ
A ・Bを措 定 す る。 労働上は 一般 的
要素で産業間 を自由 に移動す るが国
を移 動し な いが' 同 T産 業 なら国 際
て いる」 (
同、 pp.)
71
・
3)
0
第 一の引 用 は余 - に 短 文 な の で、
む。 たし か にA国 の多国 籍 企業 はそ
小宮教 授 の真 意 を 汲 みと る のに苦 し
間 でも移 動す るも のとす る。 出 発点
小 宮、 )972. p .
易 に理 解 し う る。」 (
)
79)
O
直
「 接投 資 の場 合 には他 の生 産要
資を 一般 的な 「
資本 の流 れ ではな -∼ 素 の国 際 間 の移 動 と異 な り'相 互交
の成 長 ・拡 大のため B国 へ直接 投 資
「
相互交流(
c
r
o
s
s
・
h
auling) や
特 定 産業 への集中の
事実 も、直接投
os
s
・
hauli
u
g) の 傾 向 が 著 し
流 c
(r
特 定 の分 野 の企業 経営 のた め の 〟
経
- 2
9-
B国 へ大量 の移 民 が年 々移動し て い
るとき にへ B国 からA国 へも大量 の
- 先進国間の新国際分業 ・投資論-------------∼--____∼--.
-.
-.
----------------
ことに、 一つの弱点がある。 だが結
こ の 時、何 ら か の 外 生 的
定不変 であるとす る。
す る ことになる。部門別資本 過不 足
雑 であるが'そ の骨子は以上 のとお
資本移動を外生的変化 に帰し て いる
(
ex
o
g
e
ne
o
u
s)変 化 が生 じ た とす
る。たとえば消費 テイ ス- が変 って
に さ れ て いな い。部 門 特 殊 的 資 本
り であ る。ただ、
資本 の定義 が明らか
とし て財も生産要素 も国際間 でそれ
N財 への需要 が増しtT財 への需要
ぞれ均 一価格 にあ ったも のとす る。
生ず ると'そ の過不足を埋めるよう
が減 ったとしよう。N部門は生産を
論 に外ならな いのであ る。
ジ ョー ンズらの展開 はもう 少し複
に'国際間 で移動可能な生産要素 つ
局'部門別 に労働対資本 の過不足 が
ま-資本が移動す るtと いう のであ
いま外生的変化 によりtY国 から
の生産が拡大され、資本 と見合う労
ど の実物資本を想定し て いるよ- で
s
ec
tor
・
s
peni
f
i
cc
a
pi
t
a-と か資 本 ス
ー ツクと言っている ので機械設備な
Ⅹ国 へ、資本 (S が流入したとし
よう0資本流
の入
したⅩ国 ではA財
- るが'資本凡 の不足 に直面す る.
この不足分を 外国から の資本流入 に
拡大す る。労働 はT部門 から移 って
L
この論文も' ケイ
ジ ョ ーン
ズらの
ブ スと同様 に'部門別資本過不足 が
へ
可能 な のかと いう疑 問が生 まれ る。
さらに' この部門別資本過不足論 は'
そられる海外直接投資 の動機
相 互 直 接 投 資n
(
ross・
h
au}
i
n
g)の原 てN部門 への外国 から の資本流入と∼ 通常考、
デルを提供して いる。 T部門から の外国 への資本流出 と い とは無関係 のよう に見受けられる の
因 であ ると のモ
或 る国 の貿易 (
T)部門と非貿易
-、相互投 資 cross
・
haui
ロ
gが発生 であ る。
資本狐 の過剰 に陥る。 この過剰分を
外国 流出させる ことにな る。 か-
ある。 とす ると実物資本 のE
j
]
際 間移
Zea
ly a⊃d F
ra⊃ces P. ょ って補う ことにな る。
Ru
an
e (1 9 3
8
)
他方' T部門は生産を縮小す べ-∼ 動 が何を意味す る のか、ま た果し て
㈲ Ronal
dW IJones,J.P
e
t
er
ろう。 この考え方は、次 のジ ョー ン
ら吸引されるに つれt X国の労働 j
' ズ にお いても同じであ る。
働 が、財価格不変 の下 で、月産業 か
L 界
レ
の賃金率 が引上げられる。 5の限
生産物 が高まるに つれ亀 の ントを
け
引下げるoLかし、.筏 の限界生産物
が低-なり、凡 の レン-も低下せざ
るをえな い。 だしB産業 では労働
力 が減少し て いるからである。 のみ
ならず B産業 の方 がA産業より労働
集約的であ るならば、凡 のレント は
る.労働は 1股的生産要素 であり'
エルディ レック編 ﹃
多国籍企業 は
ひと つに対す る討論 と エルデ ィ レ ッ
四 産業 内 海 外 直 接 投 資 論
部門間を自由 に移動す るが'国際間
(
N)部門 とを考える。労働 (
エ)
凡 のそれよりも いっそ 低-な る。
これと対称的な変化 がY国で生じる。 と資本 (〟) の二生産要素を措定す
か- て、孤 のY国 からⅩ国 への外生
、
的移動は X国 における凡 のレント
デ ィ レ ッ ク は'"l
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rai
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r
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であ る。 この検討会 に先 だ って エル
ク の要約とを編集し たも のが、本番
Hel
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As
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kは米国 科学 財団主
)985
)。
海 外 直 接 投 資 lnt
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そ こに出された六 つの論文と ひと つ
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rect Foreign Investme
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る。 こ の 論 文 の 中 に 私 の 論 文
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な
る優れた問題提起論文
を回覧して い
催 の下 に 一九八三年四月 に 「
産業内
i
DFl
」 に関 す る検討 会 を催した。
gロ n
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estment︰
Di
rect F ore-
﹄ (
Croon
相互進入者--・
産業内海外直接投資
考察 の出発点 にお いて' 1回 は均
生産要素 であり'部門間非移動 だが' の 解 明-
は非移動 であ る。資本 は部門特殊的
Y
を低 め、逆にY国 におけ る凡 のレン
チ
-を高 める.凡 がⅩ国 から 国 へ流
れるイ ンセ ン ィヴが、増加す る。
国際間 は自由 に移動す る.
か- て直接投資 は両国間 で双方通行
衡状態 にあ ったとす る。すなわち'
門の (
エ)対 (
t
<) の投入係数は 1
貿易N部門 に必要な資本量凡 は'そ
れぞれ 〓疋畳 にきま って いた。各部
で
ある。このような相互直接投資 は、 貿易丁部門 に必要な資本量E
Eと'非
的 (
cr
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・
h
au-i
ng) に 行 わ れ る の
A産業 の中 の差別化製品相互間 にも
発生す る。
以上 のケイブ スの展開 は、最初 の
- 30-
論 -
投資
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・
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のも のに内部化す る.企業内振替価
税そ の他 の人為的障害 がある (
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を 用 いて諸 取
引 コス- (
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StS)を節約
する。 ことにホスト国政肝 による関
長
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がかなり -引用さ、
れ 検討
の対
象 の lつに加、
そりれ ている。私
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77.
もうま-解 明 できると言う。すなわ
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コ
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コal
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ory) によ って'
産業内相 互 海 外直接投 資 (
l
D
FH)
企業 の取引 コス-節約 と いう企業特
--産業内生産 (
DFI) は、多 の国 にま たがる寡占的多数財多国籍
ち 1つの多国籍企業 は'新 し い技術、 殊的利益 に、基礎をお いて いる。」
ダ ニング のOLI理論 は、 A国 の
産業内相互海外直接投資 が実現す る
か どう か は'わ から な い。I
DFIが
同一
産業 に ついて直接投資進出Lt
或 る多国籍企業 がB国 (
ならびにそ
だがB国 の多国籍企業 が逆 にA国 へ'
の他多数国) に 一
方的 に直接投資進
出す る ことを説明す る ことはでき る。
優れた経営方式など の企業能力優位
(
Owner
s
hi
p・Speci
f
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ges)を武器とし て'低廉 な賃金'
豊富な天然資源'大きな市場など の
は この検討会 に招 かれ た のであ るが' が って市場 の不完全性 がある)場合
に'それを迂回 (
バイ パ ス)す るため
に直接投資進出す る. ここに諸多国
立 地 要 因' (
Loc
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oロ Speci
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時間的余裕 のな いまま、参加 できな
か ったo この編著 の中 から'ラグ マ
籍企業 の内部化利益追求 の当然 の結
0-S (へクシヤー ・
オ-1 ン・
サム
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m(1985)は'
二 つの或 いはも っと多数 の国 の多国
産業内相互海外直接投資H
DF:が'
のは'
偶然 ではな-、必然的 に起る
ダ ニング は彼 の直接投資 の折衷理
らびに同じ欲望を みたす製 品 のヴ ァ
産物 の集中 と工場別特化 の利益、な
r
i
vat
r
y)戦略 に基 づ- と主張す る。
そし て' そ のゲー ム理論的分析を目
ざ し て い る。な お 先 駆 的 業 績 は
籍 企業 の寡 占的競争 (
ol
io
g
pot
i
s
t
i
c
プ ローチ の延長 で説 明 でき るような
「国 際 的資源配分 に ついて のH-
ラグ マンはそ の必然性を いささかも
説明して いな いのであ る。 ここに問
エルソ ン)やそ の他 の要素賦布的 ア
㈹ ダ ニング (
ノー マンと共同執
題が残 る。
ならな い。 この点 にお いてダ ニング
的 (
o
neway
)直接投資進出を説明 るのであ る。
は前述 のラグ マンと同様な批判 の前
ダ ニング自身 の言葉 によると こう
ものにすぎな い。代 りにB国 か
する
らA国 への'同 1産業 に ついての直
であ る (
Dunni
n
g and Normaロ︼ に立たされる のであ る。
接投資 が起 ると いう必然性はな いし' )
9
8
5,pL
2
8)
.
㈹ グ レーアムの「
寡占的競争戦略」
ろを'私なり に要約 したも のであ る。
起 ったとしても'それは単な る偶然
に
、
親
会
社
と
諸
子
会
社
の
間
の
ネ
ッ
にす ぎな いかも知 れな い。H
ロFHが
たしかに'内部化利益 の追求 は、海
ト ワークを通じて'取引 コス-を節
外直接投資 の重要な動機を説明す る。 約 す る な ど の内 部 化 利 益 (
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・ 必然的 に起 ると言う ためには'もしかしそれはA団 からB国 への 一方
1つ別 の理論 の環を導 入しなければ
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on Advant
ages)を 実 現 す
右はラグ マンの言わんとすると こ
(
l
DF)が発生す る のであ る。
果として、産業内相互海外直接投資
ば'
多 国 籍 企 業(
M N C)は 成 長 ・
拡
の各 地に設立し'
水平的統合、
垂直的
統合へな いしは コング ロメ レート的
請 (
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ct
i
ct
heor
y)或 いはOLI
ラ エティ の増加 に、基 づ いて いる。
って'産業内生産 (
DFI) は'生
産業間生産 (
およびDFI) とは違
統合をとげ る。 そし て公開市場を経
理論(
Own
er
s
hip・Location・
筆 )の 「
直接投資 の折衷理論」
由す る ことな-、
・諸取引を 1企業内
大す るに つれ'沢山の子会社を世界
らに'ラグ マンに ついて説明したよ
ン、ダ ニング およびグ レープ ムの三
論文を取り上げ る こと にした い。
ラグ マン「
市場内部化 の理論」
Ad<
ant
a
g
e
s
)を活 用 し て' 子会 社
を最適の地に いく つか設立す る。 さ
㈹
Al
a
nM・RugTn+anは'多 国 籍 企
業や
海外直接投資 の問題はす べて市
場内部化 の理論 で解 明 できると主張
し て いる ことで'有名 であ る。 ここ
の解 明 のために新し い理論を必要 と
でも 「
IDFI (
産業内海外直接投
資) は顕著な経済現象 であ るが'そ
はしな い。内部化理論 がそれを非常
に う ま - 解 明 す る」 (
Ru
gmaコ
[
)
9
8
5
]
.p.
5
5
) と断言し て いる。
周知 のとおり'内部化 理論 によれ
-
-
・
先進国間の新 国 際 分業
-
- 31-
-∼.
.
-.
--+
----------- ---.
----------------∼∼--
Hyme
rand R
owthorn()970に
) 見
出 されるO
いまA国 の或 る製造 工業 の多国籍
企業 aが新製品を開発したとしよう。
企業aは この新製品販売 の独占的利
益 を最大 にし、か つなる べ-永続 q
u
t
せるために、B国 で真似られる以前
に、 B国市場 へ直接投資進出をし、
必要ならばB国 の競争的 ローカ ル企
業 を 買 収 し た り し て、支 配 的
(
do
mi
nant
)生 産(販 売 者 の地位
one
をきず-。 これ はな お 一方的 (
wa
y) DFI であ る。 つまり独寡占
的戦略によ る直接投資進出 であ る。
合意 的国 際分業論
ムが いささか違う と いった差別化製
だが相手国 Bにお いても、同種 の
製品だがデザイ ンやブラ ンド ︰不-
五
困 合意的国際分業 の小島理論
品を生産し て いる多国籍企業b が成
長し てき て いるとしようO このB国
理- ﹄ 日本評論社 一九 六七年 の第
分業原理を モデ ル化した のが ﹃
増補
六章 「
合意的国際分業原理 の展開」
であるO この論文は若干改 訂 の上'
EEC の経済学-合 意的国際分業原
b企業は'A国 a企業 の寡占的行動
に対抗し て、同様な行動をとるであ
ろうOすなわちB国b企業 はA国市
場 に直接投資進出をLtそ の市場を
文 の 英 語 版 が。
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rn.Lon
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on.1978
私 の合意的国際分業論 の骨 子は こ
う である。すなわち'何らか の合意
評論、1九八二 二 7- 1二tである。
分業 ・
国際合業 ・
企業内貿易-一 産業
内貿易 へのアプ ローチ- 」 世 界経済
に 収 銀した。 さ ら に合意的国際分業
論 の拡充を試 みた のが、「
合意 的国際
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拙著 ﹃
世界貿易と多国籍企業﹄創 文 Z
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ntJAJaP
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社、 1九七三年 の第 7章 に収録し た。 Mul
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ろう。 こうして双方通行 の直接投資' さ ら に こ の 論 文 の 英 語 版 '
な るべ-長-独占的 に支配す るであ
つまり各 々相手 のホー ム マー ケ ット
への相 互 侵 入 c
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penetrati
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お こる のであ る。
だが'独寡占戦略 に基 づ いて 7万
集W.
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によ って'特 化 生 産 品 種 を 相 互 に
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別 々のも のにす るとへ生産をや める
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97
0,p
p.305・
24に
. 投じた。
的直接投資進出 が行われることはそ
れなり にわかる のであるが、 ここで
も、産業内相互直接投資 が必然的 に
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mi)
・
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行われるとす る理由 は納得 が いかな
いのであ る。
この論文を後 に拙著JaPann
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同年五月、福岡大学 で開催 され
また 「
合意的産業内交互投 資」な
品種 に ついて相互 に市場を相手 に提
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n}London,)97).の第二章 にL
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sa・ 減 コス-を相互 に実現 でき るよう に
Gai
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として収録したo
相手 に任 せる生産 に ついて、自国
が市場を与えるだけ でな-、資本参
にお いて 「
世界経済 の新展開とそ の
た国際経済学会第 一九回研究報告会
加へ技術提携など の直接投資 (
広義)
をす るとしよう。 これは相手国 で生
新 し い国際分業論 の要請 に応える
産 されたも のを自国 に輸入し て-る
初
に
Th
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る述語 は、 「
先進国間製造 工業直接
(
海外調達)と いう保証を相手国 に与
に出 て- る)
。 この報 告 は国際 経済
著 ﹃
海外直接投資論﹄ダイ ヤ モ ンド
える 「
合意」であり'相手国 は安 心し
理論」と いう報告をしたが'そ の中
学会機関誌 ﹃
国際経済﹄ 十二号 (一
九 六 一年) に発表 さ れ'後 に 拙 著
間 の直接投資」 に収録し た。 この論
社、 一九七七年 の第 一〇章 「
先進国
べ-、 かな-早 い時機 に提唱した の
﹃
世界経済と日本貿易﹄勤軍容房 一
が'私 の 「
合 意 的 国 際 分 業 論」
九 六二年 に収録された。合意的国際
投資 の理論」 ﹃
世 界 経 済 評 論﹄' 一
九七六 ・四 にお いて初 め て用 い、拙
提唱した のは 一九六〇年 であ っ
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) である
O私がそれを最
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2-
- 先進国間の 新国際分業 ・投資論-
によ って生産性を高 めたり、自国 の
経済を実現す る。 そ のう え技術提携
て特化生産を増す ことができ'規模
g
バ グ ワ テ ィ は そ の 後tShi
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販売を促進す るt と い- のであ る。
を やめ、GM大型車 の日本苗場 で の
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提供している。或る国は差別化
と、 つまり産業内 貿易発生原因を追
れを輸出 し'他 の品種を輸入す る こ
求 し たも のであ る。相互進出的直接
製 品 の ユニー クな品種を生産し、そ
投資 (
Mut
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テイ ス- によりよY ",
Iトす る製 品
を作 ら せると いう。生産性改啓 と品
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) に ついては、バグ ワ
質向上 の余分 の利益も ・
与りれ る こと
にな る のであ る。相互投資 こそ が'
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テ ィは'先 に引 用し た 7九七二年書
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合意的国際分業を始発 さ せ促進す る
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ago,)982
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にお
いて'彼の着想を繰り返して いる。
重要な合意 であ ると見 る のであ るc
M バグワティの「
相互投資進入論」
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3-
評を繰返し ており' それを越え ては
いな いのであ る。
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共 同 執 筆 者 Rober
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に よ る。
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合意的国際分業ならびに
かの 「
合意」 に基 づ いて開始 され拡
逓減 コス- の実現を ねら って'何 ら
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立 に、
であ った。 そ こでのバグ ワテ ィ のサ
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合意的産業内交互投資 と同 一線上 に
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完全競争'さらにはc
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b)
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など、諸説が乱立しておりへいかなる
不完全収率市場を措定するのが最尊で
あるかについての意見の t敦が見られ
ていな い。ここにモデル展開に当 って
の lつの困 難 があ る。次 を 参 照。
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来 る ア イ デ ィ ア を 発 表 し た のはt
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語
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972,pp.)56・ 触比較生産費差 を出発点 とす る類
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似国間 の新国際分業 は、規模 経済 =
57におけ るヴァIノ ンの本 の番 評
ジ ェスシ ョンはおよそ次 のとおり で
大 される のではあ るま いか。 この新
減 コス- のも たらす 不完全競争市場
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に掲載)
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参 照 文 献 は d1
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逆 にト ヨタは大型車生産 に つきG M
に ついて の現実妥当的な 理論 の構築
資本参 加し)' 国際分業を理論 づけ るためには'逓
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の株 を 買 うOこれ を mut
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形成 の担 い手 とな る相互直接投資 の
解 明が重要な鍵 とな る であ ろう。
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に'クールノー的双方独占へスタ ツケ
が待望 されるOもう 一つ、 「
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onと 呼 ぶoそして
GMは自社 の小型車 の生産 と改善 に
資源を使う ことをやめ'ト ヨタ車 の
アメリ カ市場 での販売 を促 進す る。
逆 にト ヨタは大型車を生産す る努 力
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)、 「
産業 内貿易につ
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ルーベル=ロイ ド批判と1
試論-1 関西
経済論
8巻 1
・
2・
3・
4合併号/同 (
1
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3
)「需要 級化・
集2
多様化と産業 内貿 易」関西大学経済論集 3 4 (
1
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1
9
8
4
) 「
・差別化と産業内 一産業
月)/同 (
内貿易についての 1 論-」関西大学経済 集 3
4の
6月)/ 同 (
1
9
「
経 済発展 と産
貿易」
2(
関西大学経済論集,
5 (2月)
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