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不動産のお役立ち情報 店舗の管理権原者・防火管理者が

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不動産のお役立ち情報
2015 年 2 月 26 日
店舗の管理権原者・防火管理者が実施すべき防火管理業務とは?
今回のお役立ち情報は、過去の火災死亡事故において、防火管理に関わる当事者側がどのような責任
を問われたのかをご紹介しながら、防火管理の重要性と責務について確認いたします。特に、お客様を
安全に避難させなければならない店舗の管理権原者、防火管理者が行わなければならない防火管理業務
について解説いたします。
■火災死亡事故における判決
過去に多くの犠牲者を出した火災死亡事故の判例から見えてくるのは、以下のポイントでした。
◎防火管理体制の整備の責任は管理権原者(=企業のトップ)にある。
◎防火管理者はその権限の範囲内での業務を怠った場合、業務の不履行として責任を問われる。
◎問われた罪は『業務上過失致死傷罪』。
つまり、管理権原者、防火管理者は、店舗を営業する本業以外に防火管理業務を負っており、その業務
の不履行があったとして重い責任を問われました。
では、管理権原者、防火管理者が行うべき防火管理業務とはいったいどのようなものなのでしょうか。
実は消防法第 8 条に、7 つの防火管理業務を遂行するように書かれています。
■7つの防火管理業務のポイント
7つの防火管理業務とは、未然に火災を防ぎ、万一火災が発生した場合でも被害を最小限に抑えるた
めの業務で、これらをしっかり行うところから防火管理業務は始まります。
1 消防計画の作成
消防計画は、防火管理の基本方針を明記したものですが、大切なことは作成した消防計画の内容を従
業員に周知徹底することです。防火管理者ひとりで火災の予防や拡大を防ぐことは難しいです。日常の
火元点検や、火災発生時の役割分担など、従業員が協力して取り組むことにより、有事の際の被害を最
小限に抑えることにつながります。
2 消火・通報・避難訓練の実施
店舗にとっては、消火、通報に加え、お客様の安全を確保しながら迅速
に避難誘導することが重要なポイントとなります。消防訓練は営業時間外
に行うのが一般的ですが、お客様役を作り、お客様役の人達を建物外部へ
誘導する訓練は非常に効果的です。店舗のトイレやフィッティングルーム、
死角となる区画に逃げ遅れた人はいないか?避難経路が二方向にある場
合、火元から遠い経路を選んで避難誘導ができるか?など、実践を想定し
た訓練の積み重ねによって、いざというときに落ち着いて行動できます。
※当リリース記載の内容等は作成時点のものであり、正確性、完全性を保証するものではありません。
当社の事前の了承なく、複製、引用、転送、配布、転載等を行わないようにお願いします。Copyright©XYMAX corporation. All rights reserved.
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3 消防用設備等の点検・整備
消火器や誘導灯、報知器、避難はしごなどの消防用設備は、火災時に適切に作動
するよう定期的に点検、整備しておくことが法令で定められています。故障してい
ては火災に気付けず、消火が遅れて被害が拡大する危険性がありますし、お客様を
巻き込む惨事となれば一大事です。点検・整備は、メンテナンスのできる管理会社
に依頼し、点検結果報告書は必ず内容に目を通し、不具合があれば直ぐに修理して
おくことが重要です。
4 火気の使用または取り扱いに関する監督
店舗の厨房で扱うガスコンロなどはもちろん、「火の気」のある器具の使用、取扱いに際しては常に
注意を怠らず、必要に応じて適切な指導をしなければなりません。店舗の内装変更工事などで電動工具
の火花が散り、近くのものに引火するおそれがある場合も指導が必要です。消火器の設置を含めた安全
管理、監督を徹底しましょう。
5 避難または防火管理上必要な構造(階段・通路等)および設備(防火戸等)の維持管理
法定点検でも多々指摘される『物品放置による避難障害・閉鎖障害』は、常日頃か
ら十分お気を付けいただきたいことです。火災時に、避難路に荷物があふれお客様が
逃げられない状態や、防火戸や防火扉が閉まらず延焼が広がってしまう事態は、管理
権原者、防火管理者の責任が問われる最重要ポイントです。
6 収容人員の管理
来店客の避難時のパニックを未然に防止するため、バーゲンや催事など、多くの集客が見込まれる場
合は、入場規制による収容人員の調整や、自衛消防体制の人員を増やすなど、通常より手厚い防火体制
が必要です。
7 その他防火管理上必要な業務
その他、常識的な判断に基づく防火管理業務全般を指します。消防計画に定めた内容は、きちんと実
践しましょう。また、新しい従業員がお店に配属されたら消防計画を共有するなどし、従業員が一体と
なって防火管理業務を遂行することが重要です。
■おわりに
防火管理の基本となる7つの業務につきご説明してきましたが、お客様の避難誘導訓練や、避難経路
上の荷物は片付けておくといった日々の行動が、火災時の被害を最小限に抑えることにつながります。
やるべきことをやっておくことこそが管理権原者、防火管理者にとって重要なポイントであり、何より
死傷者を出さないためにも、そして、業務上の過失を問われないためにも確実に行いたいものです。
以上
※防火管理者となるためには防火管理者講習受講による資格取得が必要です。詳細は管轄消防にお問い合わせください。
本件に関するお問い合わせ先
㈱ザイマックス不動産総合研究所
TEL:03-3596-1477
[email protected]
※当リリース記載の内容等は作成時点のものであり、正確性、完全性を保証するものではありません。
当社の事前の了承なく、複製、引用、転送、配布、転載等を行わないようにお願いします。Copyright©XYMAX corporation. All rights reserved.
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