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応用解析学2の授業の進め方
2016年9月24日
授業担当:和久井道久(居室:第4学舎1号館教授棟2階)
• 最終回を除いて毎回、課題(学習内容のチェックとまとめのシート、関連図作成シート、
演習問題)を出します。
• 授業中の携帯電話やipodなどの電子機器の使用を禁止します。外から見えないように、鞄
の中にしまって下さい(机の上に置くことも禁止)。守られていないことが発覚したときに
は、その都度、平常点に -1点を加えます。
• 授業中に他人に話しかけたり、大声を発したり、騒いだりすることを禁止します(但し、
私に質問をする目的で声を発することは許可します)。そのような行為を行った学生には、
以下のようなペナルティが科せられます。
①最終回の授業までの間に、2度目に注意を受けた時点で、平常点はそれ以降加算されま
せん。但し、携帯電話や ipod などの電子機器の使用(これらの機器を外から見える場所
に置くことも含む)が認められたときには、その都度、­1 点が加算されます。
②最終回の授業までの間に、3度目に注意を受けた時点で、
平常点は 0 点に確定されます。
成績評価の方法
• 定期試験は100点満点で採点します。
• 「学習内容のチェック」は各回分を1点満点で採点します。
• 「学習内容のまとめ」は各回分を1点満点で採点します。
• 「関連図の作成」は各回分を1点満点で採点します。
• 「演習問題」は原則として毎回大問1題が出題され、1点満点で採点します。少しでも不
正行為が疑われる場合には、その問題の得点を0にします。
• 「学習内容のチェックとまとめのシート」の未提出枚数と要再提出枚数の合計が5枚、ま
たは、「関連図作成シート」の未提出枚数が5枚になった時点で不可とします。
• 課題にきちんと取り組んでいることを前提に、(定期試験の成績)+(学習内容のチェックの
得点)+(関連図作成シートの得点)+(学習内容のまとめの得点)+(演習問題の得点)の合計
が60点を超えたものを合格とします。出席点はありません。
「学習内容のチェックとまとめシート」について
まず、テーマの欄を埋めください。授業の節のタイトルを記入するとよいでしょう。
学習内容チェックについては書かれている問いに答えてください。基本的に空欄を補充
する問題です。解答は配られる用紙に直接書き込んでください。
学習内容のまとめは、留意事項に注意し、文章で書きます。事実の列挙にならないよう
に、文と文とのつながりを意識して作文してください。新しく出てきた定義の動機や背景
を書いたり、どのようなことを仮定するとどのような結論が得られ、それを使うとどのよ
うなことがわかるのかなどを書いてください。 ,
,
などの論理記号や「(記号):(そ
の説明)」のような略式的表現法を使わずに書いてください。
「学習内容のチェックとまとめシート」と「演習問題」の答案は、出題された回の次の回
の授業の開始時に回収し、その次の回に返却します。「学習内容のチェックとまとめシー
ト」については、再提出の必要がある場合があります。但し、未記入欄があるものや単に
文字を埋めただけのものは未提出扱いになります。
「関連図作成シート」について
関連図作成シートに含めるべき項目を指定しますので、これらについて、(1)各項目に見
出しを付ける、(2)項目間を矢印等で関連づける、(3)関連づけられた2つの項目がどんな
関係にあるのかを書く、という作業を行ってください。詳しくは「応用解析学2通信」を
参照してください。配られる用紙(B4サイズ)に作成し、次回の授業時に提出してください。
「演習問題」について
• 答案用紙は各自で用意してください。
• 用紙はレポート用紙やルーズリーフなどのかさばらないものに、用紙のサイズはB5また
はA4にしてください。
• 宿題の答案は出題された回の次の回の授業の開始時に回収します。
• 提出された答案の中からもっともよく書けている答案のコピーを参加者全員に配布しま
す。
提出された課題はすべて提出した回の次の授業時に返却します。
オフィスアワーについて
授業に関する質問をするためのオフィスアワーを金曜日午後3時30分〜午後5時に設け
ることにしました。
課題の答案作成上の注意! 答案は、自分が理解したことを自分の言葉で書くようにしてください。ノートや教科書な
どを見たり、先生や T.A. に質問したり、友達に尋ねたりして解いても構いませんが、
・他人の答案を書き写す、
・他人の答案を参照して形式的に言葉や記号を変えたりする、
・他人の答案を見て記憶したものを書く、
などの行為は禁止です。このような答案、および、その“親”と思われる答案にはマイナ
ス点をつけます(写した人もそれを許した人も同罪)。わからないからといって、他人の答案
を見ないようにしてください。自分で答案を作成する前に他人の答案を見てしまうと、そ
れが記憶に残り、
「見て書いてはいない」と思っていても、書き写したような答案になりが
ちです。疑惑をもたれないように注意してください。友達から質問を受けたら、答案を見
せずに、別の用紙を使って、考え方や方針を説明するようにしてください。
到達目標(シラバスより)
・一様連続と単なる連続の違いを理解する。
・測度零集合および体積の定義を理解し、簡単な立体の体積が計算できるようになる。
・関数のリーマン和の意味、関数が可積分であることの定義を理解する。
・重積分に対する変数変換公式の意味を理解し、扱えるようになる。
教科書と参考書
〈教科書〉
・ 島和久『多変数の微分積分学』近代科学社, 1991年
〈参考書〉
・三村征雄『微分積分学 II』岩波書店, 1973 年
・スピヴァック(齋藤正彦・訳)『多変数解析学』東京図書, 1972年
・ラング(松坂和夫/片山孝次・訳)『解析入門II(増補版)』岩波書店, 1969年
予定している授業内容 第1回 ユークリッド空間の位相
第2回 逆像と連続写像
第3回 コンパクトの概念
第4回 一様連続・Lipschitz連続とコンパクト性
第5回 二重級数の絶対収束
第6回 閉直方体上の重積分の定義と性質
第7回 Darbouxの定理と積分可能条件
第8回 Fubiniの定理
第9回 測度零集合と積分可能条件
第10回 有界集合上での重積分
第11回 Fubiniの定理による重積分の計算
第12回 C1-級写像によるJordan可測集合の像と体積
第13回 線形変換とJordan可測集合の体積
第14回 重積分の変数変換公式
第15回 微分形式
◎演習問題や関連図作成シートなど授業で配布した課題のpdfファイルを授業後1週間を
目処に下記URLに掲載します。
http://www2.itc.kansai-u.ac.jp/~wakui/presen7.html