グラフィック

グラフィック
概要
画像の取り扱いについて述べます。
1 基本
• TeX で画像を扱うには、graphicx パッケージを使います。
• プリアンブルに\usepackage[ドライバ]{grapicx}と書けば OK(^^)
graphics ではなくて graphicx なので注意。extend(拡張版) の意味の x だよ。
• ドライバは dvipdfmx を使えば、たいてい大丈夫。
だから、\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}となります。
• 画像は、原稿と同じフォルダに入れておきます。
• 実際に画像を出すには\includegraphics コマンドを使います。これを figure 環境に入れます。具体
的には
\begin{figure}
\includegraphics[オプション]{ファイル名}
\caption{図の説明}
\end{figure}
とします。
やってみよう。
図 1 Ghostscript の絵
画像が出ました。
画像の位置を指定するには、\begin{figure} の後で、オプション [htpb] で指定します。
1
ここで、
h: here(画像挿入コマンドを書いた位置) t: top (ページの上端)
b: bottom(ページの下端)
p: page (単独ページ)
全部書いておくと、LATEX 2ε が適切に判断します。
EPS ファイルには、画像の大きさに関する情報が入っています。しかし、他の形式の画像ファイルには、大
きさの情報が入って いません。
そのため、TeX に画像サイズの情報を知らせる必要があります。それには、二つの方法があります。
1。自分で指定する。(画像の縦横比などをあらかじめ知っている必要がある)
2。画像サイズの情報を入れたファイルを作る。(コンピュータで情報を作る)
上記 2 の方法でファイルを作るには、extractbb というコマンドを使います。ターミナルを立ち上げ、画像
ファイルが入っている (つまり原稿がある) フォルダに行き、
extractbb ファイル名
と入力すると、ファイル名.xbb という名前のファイルができ、そこに情報が書かれます。xbb ファイルがあ
れば、自分で画像サイズの情報を書く必要がありません。
図2
東女の本館です。立派だねー。画像は東女の Web ページから。
2
2 色、文字の変形
graphicx パッケージを使うと、画像の挿入以外にもいろんなコマンドをつかえるようになります。例え
ばページや文字に色を付けるには、xcolor パッケージを使い、\pagecolor コマンド (ページの色指定) や
\color コマンド (文字の色) で色を指定します。
文字列の回転
ページと字の
色変
更
これは、\rotatebox{回転角度}{文字列}とします。
関ジャニ ∞
文字列の拡大縮小
\scalebox{ 倍率 }[縦の倍率]{ 文字列 }
文字の大きさ変
左右反転\reflectbox{文字列}
たっこのんな
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