資料番号 2 平成28年度学校保健総合支援事業全体計画 愛西市教育委員会 1 はじめに 近年、子どもを取り巻く生活環境の変化は、子どもの心身の健康に大きな影響を与え ており、メンタルヘルスに関する課題や生活習慣の乱れ等様々な課題が顕在化し子ども の健全な成長を阻害している。これらの課題は愛西市でも同様であり、本市では、生活 習慣を確立するとともに命の尊さを考えさせることから自己肯定感を高め、子どもの心 の健全育成を図りたいと考えた。 そこで、保育園において「睡眠」に焦点を当てた生活時間割づくりを行い生活習慣の 確立をめざす。また、小学校では2分の1成人式、中学校ではいのちの授業・赤ちゃん とのふれあいを通して、子どもに命の尊さを認識させ、健全な自尊心の形成をめざす。 これらの取組は、思春期の問題行動防止にも役立つと考えている。 2 計画の概要 (1)年間計画 6 月 2 分の1成人式に関する検討委員会 サマーセミナー(赤ちゃんとのふれあい)検討委員会 6 月~7月 市内 6 中学校で「いのちの授業」 7月 愛西市子どもの心の健康づくり推進実行委員会 課題検討・今年度の取組検討 7 月~8 月 市内 6 中学校でサマーセミナー(赤ちゃんとのふれあい) ?月 地域講演会:子どもに「いのち」を語り、「生きる力」を育てる -いま、家庭・地域に求められている教育力とは何か 6 月~2 月 市内 12 小学校での 2 分の 1 成人式 (含講演「ビューティフルネーム世界で 1 つだけの贈り物」) 1月 保育園「入学前 2 週間から家庭で始める排便と睡眠を軸にした生活時間割づ くり」講演会 啓発用リーフレット配布 2 月 愛西市子どもの心の健康づくり推進実行委員会 事業の反省、報告、成果の確認 (3)入学前2週間からの家庭で始める排便と睡眠を軸にした生活時間割づくり講演会 小学校入学という節目にあたる年長児を対象に、「排便と睡眠を軸とした生活時間 割づくり」に取り組む。排便と睡眠の科学的メカニズムを踏まえ、入学前にそれぞれ の家庭で目標を決めて実践し、子どもたちに生き生きと快適な学校生活を送れるよう な生活リズムを身につけていく。 年長児:〝すっきりウンチ″と〝ぐっすり睡眠、すっきり目覚め″歌と踊り 保護者:「胃-結腸反射」「メラトニンと光の関係」など、排便と睡眠の科学的メカニ ズムについての解説 (4)2分の1成人式について 思春期を迎えるにあたって、10歳のこの時期に、自分の成長をしっかりと振り返 り、親や家族、あるいは地域とのつながりを感じさせたい。親や家族だけでなく、地 域の人たちに見守られて育つことができることを確認し合いたい。 ○講演「ビューティフルネーム世界で 1 つだけの贈り物」 近藤真庸岐阜大学地域科学部教授 (5)いのちの授業について 期待されて生まれてきたことと受け継がれる命について学ぶ。 ※妊婦体験、沐浴人形を使用した抱き方・着替え・おむつ交換練習・親からのメッセ ージなど (6)サマーセミナーについて 中学生が子どもの成長を学び、将来の親としての自分をイメージする。 参加:中学生・赤ちゃんとそのお母さん・中学生保護者 7月12日(火)立田中 8月 2日(火)佐織中・佐織西中 8月 3日(水)佐屋中 8月 4日(木)永和中 8月 5日(金)八開中 (7)地域講演会について(案) 子どもに「いのち」を語り、「生きる力」を育てる -いま、家庭・地域に求められている教育力とは何か- 3 現段階での課題 (1)単発的な事業になりがち 「いのち」を考えていくことが、幼稚園・保育園から小学校、中学校、地域とつ ながっていけばいいと考えている。しかし、実際にこれらの事業にかかわっている それぞれの場所で、それぞれの事業を行っている感が否めない。 何とかもっとつながりを感じられる事業にしたい。 愛西市子どもの心の健康づくり実行委員会 氏名 所属及び役職 1 谷本紅美 愛西市医師会 2 中村英裕 愛西市歯科医師会代表 3 近藤真庸 岐阜大学地域科学部教授 4 増井恒夫 津島保健所長 5 横井利基 中学校PTA代表 6 飯田 小学校PTA代表 7 加茂谷喜子 保育園保護者会代表 8 川村久美 愛西市民生児童委員 9 松永恵美子 愛西市婦人会長 10 宇野明美 愛西市小学校長代表 11 宇野ちひろ 愛西市養護教諭代表 12 加藤良邦 愛西市教育長 13 石黒貞明 愛西市教育部長 14 伊藤辰明 愛西市子育て支援プロジェクト担当部長兼児童福祉課長 15 伊藤泰子 愛西市保育園長代表 16 飯田優子 愛西市健康推進課長 17 神田真愛 愛西市健康推進課 18 野口遥 愛西市健康推進課 19 神田直也 愛西市教育委員会教育部次長 20 杉村定則 愛西市学校教育課主幹 章
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