ダイジェスト版

子どもの読書活動を推進するための施策
湯沢図書館児童室
5
市市立図書館等における読書活動の推進
湯沢市子ども読書活動推進計画
〈ダイジェスト版〉
市立図書館等では、子ども向けに様々な本を備え、読書の機会
計画期間
や場所の提供、イベントの開催など子どもの読書活動を推進す
るうえで中核的な役割を担っています。
平成28年度~平成32年度
~ 本を開くたび、
こころが育つ ~
■取り組み
○児童室で年代に合わせた図書の展示や装飾を工夫します。
○読書行事や家族で楽しめるイベントを主催・共催します。
○「子ども読書の日」、「読書週間」などの啓発事業を推進します。
うちどく
○読書意欲を高めるために、家読ノートや読書通帳を配布します。
○所蔵図書やサービス等の情報を広報紙、ホームページやSNSで発信します。
○郷土の資料を積極的に収集し、学習に活用します。
○学校や乳幼児施設など、各施設のニーズに合わせた図書や情報を提供します。
○図書館の役割を学ぶ機会として、職場体験学習や施設見学を受け入れます。
○学校や乳幼児施設等向けの図書館サービスの周知と利用の拡大を図ります。
○子どもが利用しやすい身近な施設の図書整備に対する意向調査等を実施します。
本に関するイベント紹介
■湯沢図書館
●「みんなの森おはなし会」(定例)毎月第4土曜日 10:30~
●「夏休みお楽しみ会」7月第4土曜日 ●「クリスマスお楽しみ会」12 月第4土曜日
◎担当ボランティア:おはなしボランティア「みんなの森」
子どもの読書環境を向上させるとともに、乳幼児期から本に興味を持ち「考え
る力」と「豊かな心」が育つよう、発達の段階に合った読書活動を推進するため、
湯沢市教育委員会では「湯沢市子ども読書活動推進計画」を策定しました。
基本方針
子どもが自ら読書に親しみ、読書習慣を身に付けていけるよう、子ども
の興味・関心を尊重しながら自主的な読書活動を推進します。
基本目標
<家庭・地域・学校・図書館等における子どもの読書活動の推進と連携>
家庭・地域・学校や図書館などがそれぞれの役割を果たして社会全体で子どもの読書活動を
推進し、さらに相互の連携・協力体制の充実を図るとともに、子どもの発達の段階に応じて、子
どもが読書の楽しさを知るきっかけづくりにつながる環境の整備に努めます。
<子どもの読書環境の整備・充実>
子どもの読書の幅を広げ、読書体験を深める機会を提供する場である市立図書館や学校図書館
等の利用しやすい環境の整備や機能の充実に努めます。
■雄勝図書館
クリスマスおはなし会
●「おはなし会」(定例)毎月第1土曜日 10:00~
●「お楽しみおはなし会」
(春) ●「クリスマスおはなし会」
(12月)
◎担当ボランティア:おはなしはあと
■稲川カルチャーセンター
●「読み聞かせ会」(定例)毎月第3土曜日 10:00~
◎担当ボランティア:おはなしの会「ひまわり」
■その他のイベントなど
稲川カルチャーセンター
●絵本作家による読み聞かせイベントの実施(11月予定)
●FMゆーとぴあでのおすすめ児童書の紹介
●各図書施設児童室(コーナー)などで、特集展示やクイズ検定などを実施
わたしたちの目標
(1)3歳児の保護者が読み聞かせを行う頻度を増加させるとともに、5歳児の保護者が3歳児の保護
者と同程度の頻度で行うことを目指します。
(2)平成32年度に各項目で市内の児童・生徒の割合が、県の割合を上回ることを目指します。
平成27年度調査結果
(参考資料)
本が好きな割合
1日30分以上
読書する割合
週に1度以上、学校図書館
や地域の図書館行く割合
小学
6年生
湯沢市
42.6%
31.8%
15.0%
秋田県
55.1%
35.6%
19.7%
中学
3年生
湯沢市
42.0%
27.3%
4.8%
秋田県
55.1%
37.0%
7.6%
本計画書は、湯沢図書館・雄勝図書館・稲川カルチャーセンター・皆瀬生涯学習センターおよび
湯沢市ホームページ(http://www.city-yuzawa.jp/shisetsu042/index.html)で閲覧できます。
発行:湯沢市教育委員会事務局教育部生涯学習課
電話 0183-73-2163
FAX 0183-72-8515
湯沢市教育委員会
子どもの読書活動を推進するための施策
ブックスタート
1
家家庭における読書活動の推進
子どもの読書習慣は、家族と過ごす日常生活を通し
て形成されます。子どもは、大好きな家族に絵本を
読んでもらったり、話しかけてもらったりすること
で、本に親しみ、読書の楽しさを知ります。本を読
むことに対する興味や関心を引き出すように働きか
ける役割が家庭にあります。
3
湯沢翔北高校図書コーナー
学学校における読書活動の推進
子どもが一日の大半を過ごす「学校」は、子どもに
主体的・意欲的な読書習慣の形成を促すことが可能
な場所であり、より健やかな成長のために重要な役
割を担っています。
■取り組み
■取り組み
○図書委員会等による図書の紹介や展示を行います。
○「ブックスタート(※)」等乳幼児が集まる機会の読み聞かせ活動を推進します。
○「読書活動支援員(※)」を配置します。
○子育て支援センターで読み聞かせ用絵本を提供します。
○新しい情報を提供できるよう、蔵書の充実を図ります。
○秋田県が推奨している「家族で読書」推薦図書や、全国的に取り組まれている
「家読(うちどく)」おすすめ本の積極的な紹介を行います。
○「読書の時間」を活用して学校図書館の利用を促進します。
*家読(うちどく)=「朝の読書」の家庭番として、家族みんなで同じ本を読み、読んだ本について話し合い家族のコミュニケーションを
深めることを目的とした新しい読書運動です。
2
○市立図書館で行う団体貸出の利用を拡大します。
学校図書館
○市立図書館職員、学校図書館担当職員相互の連絡会議を実施します。
※ブックスタート
○読書時間の減少傾向にある年代向けの読書行事を開催します。
・乳児期から絵本に親しんでもらえるよう、赤ちゃんと保護者が
絵本を介して心を触れ合うきっかけを作る活動です。
対象=7カ月乳児検診対象児とその保護者
○各校図書委員会へ市立図書館の情報を提供します。
○高校生による市立図書館内展示コーナーの継続と拡充を行います。
※読書活動支援員
認定こども園・幼稚園・保育園園
における読書活動の推進
・市内の小中学校を巡回しながら学校の図書室の環境整備と、
読書関連事業や教材の相談・準備のサポートなどを行う専属
職員です。平成28年度から3名配置し、学校での読書活動
推進を支援します。
認定こども園・幼稚園・保育園は、家庭よりも多くの
本が揃っていて、子どもたちが絵本の楽しさを知る環
境が整っています。また、一つの絵本のお話をみんな
で聞いたり、見たりして、実際には体験できない場面
を共有し、子ども同士仲良くなれる場所でもあります。
4
地地域における読書活動の推進
読み聞かせ(育児サークル交流会)
施設への配本
■取り組み
読み聞かせをはじめ様々なボランティアグループが
活動しています。また、地域内の施設を利用して、子
どもたちが大人と一緒に読書を通してコミュニケー
ションを図ることは、自分たちが社会に支えられてい
ることを実感できる良い機会となります。
○施設蔵書の充実及び施設配本の利用の推進を行います。
○工夫を凝らした子どもたちへの読み聞かせを実施します。
○市立図書館が施設を通して情報紙を配布(※)します。
皆瀬児童クラブ
※情報紙の発行
■取り組み
・小学校の夏休み、冬休み、春休み前に、新着図書案内やイベント
の案内を掲載した「としょかんだより」を配布します。
・保護者向けに絵本やイベント等の情報を掲載した情報紙を発行し、
来館者や施設を通して提供します。
○読み聞かせボランティア養成講座や研修会への受講を推進します。
○市立図書館や学校等の施設での読み聞かせ活動を推進します。
○放課後児童クラブ等における施設配本の利用拡充を図ります。
児童館への配本