太陽劇団の『アガメムノン』

ブル ック演出『あらLJを振 り返 って - 山下純照
- 北野雅 弘
ギ リシア悲劇の現代性 ・
・ -----・
・ ・
「
正調 タカラヅカ」
考 -- ------ 山本陽子
-
現代見世物考
復曲≪鶴羽≫の演出意図 と実際 - --・小林英一
-
歌舞伎の様式 とい うこ と -=----- 権藤芳一
第 2号
同位性のア メ リカ観 ・
・
・
-------- 奥村英之
もうちょっ とで『
おい しい結婚』---- 上倉庸敬
平成 3年10月 1日 大阪大学文学部 暮能文 ・
演劇学講産
大阪府豊中市涛兼山町 1- 1
ヽ
'
..∼
あ
■1
7
ど
ま
がよ く わ か った。 そ の意 味 で' や はり当
夜 の殊 勲 は エアリ ア ルを 演 じ た バ カリ ・
サ ンガ レ、 そ れ にダ ヴ ィ ッ- ・ベネ ント
昨秋 チ ェー リ ッヒ で発生 し て以来 、 ヨ
に帰 せられ るだろう。
ー ロ ッパ各 地 を へて東 京 で猛威 を ふ る っ
た 「や rJ L は' アヴ ィ ニョ ンでも 気 圧
を保 ち続 け る か ど- か。 これ が印 刷 に ふ
往 路 の順 風 を 祈 願す る た め、 自 分 の娘 イ
メ ムノ ンはギ リ シア軍 の- ロイ ア遠 征 の
口を 用 いてな さ れ る。 俳 優 は短 い花 道 を
の人物 の出 入 り は客 席 内 に拓 、
子 われ た出
に設 定 さ れ て いるo L た が って' 王宮 へ
は追 求 さ れな い.
を ひきず って登場 す る だけ で、 視覚 効 果
はず が' こ の上 演 で は王妃 が 二人 の遺 体
イ ア の残 り の二作 品も 上 演 さ れ' エウ リ
宮 を あ らわ し て いた か ら であ るD
ア の円形 劇 場 では' 舞 台 後方 の建 物 が王
の劇 場 で の動 き と は反 対 であ る。 ギ リ シ
ス のイ ピ ゲネ イ ア﹄ と ﹃ア ガ メ ムノ ン﹄
て いるよう に思 わ れ るOそ れ は、﹃アウ リ
細 な 不 満 を吹 き飛 ばす だけ の意 味 を持 っ
。
ピゲネ イ アを神 への生 繁 に供 し ' そ れ が
か ら舞 台 を 眺 め る。 これ は舌 代 ギ リ シア
通 り前 方 か ら退 場 す るO 我 々は王 宮 の側
ピデ スも 含 め た四部 作 に発 展 し た. 四部
◆上演期間 -1
_9年- 月1
2 日-4 月1
2日
場所-東京銀座 セゾ ン劇場
のであ る。 ま た、 今 回 ' 後 に は オ レ ステ
ク リ ユタイ メ スー ラ の王 への殺 意 を 招 -
さ れ る頃 には便 りも あ る こと だ ろう
脚本-ジャン -ク ロード ・カリ エー ル
音楽-晴山桃衣 (
敬 ) マー ムッド ・ダブ
作 を 通 じ ' 各 人 にそ れ ぞ れ の正義 と悪 が
だ が、 視 点 の こ の変 更 は' こう し た此二
美術/衣装-タ ロエ ・オポ レンスキI
紘 )土取利行 (パーカ
り ジ -ザ デー (
入 (デ ウ ス ・エク ス ・マー キ ナI) によ
あ り ' 流 血 は新 たな 血を 呼 び、 神 々の介
か ら行 わ れ る。 し かし ' この作 品 の視覚
入城 す る木 馬 のよ う に城 壁 を 開 いて 正面
の入城 はき わ め て効 果的 で' - ロイ ア に
そ の結 果 ' 山車 に乗 った ア ガ メ ムノ ン
イ メ ス- ラ の正義 を 重 視す る こと はまず
観客 と は異 な -' 現 代 の観 客 がク リ ユタ
は' 伝 説 全 体 を 知 悉 し て いたギ リ シア の
の側 か ら出 来 事 を 見 るよう に強 いられ る
あ るま い。 だ が こ の舞 台 では我 々は彼 女
るも の のへ ﹃ア ガ メ ムノ ン﹄だけ の上 演 で
ら ぬ ば殺 教 の連 鎖 は終止 符 を 打 ち えな い。
面 にお いて本 来 も っとも 重 要 だ った と思
ウ リ スで の事 件 は コ ロスによ って語 られ
を 並 べた上 演意 図 にも 合 致 し て いる. ア
ッシ ョン)
ギ リ シア悲 劇 の現代 性
で終 わ ら ぬ ばな ら な い)を 別 にす れ ば'
そ のよ う な神 の現 前 (だ が悲 劇 は ど こか
わ れ る 二 つの場 面 は' こ の上 演 で は視 点
アガメ ムノ ン﹄
太陽劇団 の ﹃
の変 更 のた め見 せ場 にな らず におわ ったO
期待 を裏 切 ら な い ﹃ア ガ メ ムノ ン﹄ だ
これ はす ぐ れ て現 代 的 な 主 題 にも な ろう 。
スー ラ にお いてよ り 現代 的 であ り、我 々
のであ る。 衣 装 と動作 も ' ク リ ユタイ メ
か
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ニ
は彼 女 を 「近 し いも の」に感 じへ 王を 「他
雅
った。 衣 装 にお いて は、 赤 い、 - ラ ンプ
▽わ か らな いわ
。 舞 台 でも' 人生 でも、
者 」とす る。 ギ リ シア悲 劇 の詩 学 が' 「加
の- ︻「黄 金 の馬 車 」ヵ ミ- ラ (ア ンナ ・
ど こま でが舞 台 で、 ど こから が人生 な
AコCi
eコtQuar
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ween Poet
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ことを 考 え るな ら (
Cf
.ThC
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ア側 の総 大 将 であ る。 十 年 に及 ぶ戦争 に
野
者 が ヴ ァ ンセ ンヌ の森 ま で出 かけ た のは'
の王 様 のよ う な 衣装 の コ ロス、 真 っ赤 な
懸 命 に生 き て いる のに。 舞 台 だ とう ま
害 者 への哀 れ み」 を 中 心 主 題 にし て いた
J
ア ガ メ ムノ ンはギ - シア の都市 国 家 ア
むし ろ、 あ の ﹃ア ガ メ ムノ ン﹄ が ど- 演
ガウ ンのア ガ メ ムノ ンに対 し' 白 いブ ラ
く いく の に' 人 生 だ と愛す るも のを 壊
マ ニャー ニ)4 ・2
0-5 ・3
の上 演 が ど のよ - なも のであ り- る のか
の盃女 風 の日本 の着 物 を ま と った カ ッサ
ル梅 田1
勝利 し て無 事 帰国 す る が' そ の間 に妻 ク
ヒ
」
ルゴ ス の王 で、 - ロイ ア戦争 で のギ リ シ
じ ら れ た か、 現代 におけ るギ リ シア悲 劇
ウ スと黒 の パ ンタ ロンと いう 現 代 的 な 服
し てし まう 。 ど ち ら に真 実 があ る の-
け な ど は論 じ ま い。 そ れ は評 者 の任 で は
ンド ラ が対 比 を な し ' 動 き も ' ク - ユタ
▽前 生 ま た前 生 、 曽 て生 々の前 を知 らず 。
めか (
- ロイ ア は ア ジア にあ る )白無 垢
な い。 こ の上 演 が フラ ンスで大 評 判 にな
現 代 的 で' 大 仰 でデ フ ォ ルメ さ れ た男 た
イ メ スー ラ を中 心 とし た対 話 の部 分 では
装 のク リ ユタイ メ スー ラ ' 東 洋 を 表 す た
妾 とす べ-連 れ帰 った- ロイ ア王 女 カ ッ
ク レー ル」 八 月
った こと自 体 、 「マリー ・
来 世 な は来 世 ' さ ら に世 々 の終 わり を
への興味 や ・
Pであ るo L た が って、 太 陽
サ ンド ラ とも ども ア ガ メ ムノ ンを殺 害 す
号 の記 事 で初 め て知 った ほ どな のだ からO
ち と対 比 を 作 って いる。 た だし 台 詞 のテ
わき も ふ る事 な し。 ︻
「江 口」 江 口 の君
劇 団 の活 動 の中 で の今 回 の上 演 の位 置 づ
るO ア = 7- ヌ ・ムヌー ン ュキ ン率 いる
ンポ は速 - 、様 式 め かし た と ころ は見当
ス- スと情 を 通 じ、 王 が帰 国 し た そ の夜 '
テ アー ル ・
ド ・ソ レイ ユ (太 陽 劇 団 ) が'
﹃ア ガ メ ムノ ン﹄ は いわ ゆ る オ レ ステ
たら な い。 コ ロスは十 五 人 、 コ ロス以 外
リ ユタイ メ ス- ラ は王 の従 兄弟 のアイ ギ
二年 の沈 黙 の後 にそ の本 拠 た る ヴ ァ ンセ
イ ア 三部 作 の第 一部 で、 続 - ﹃
供養 す る
の俳 優 は四 人 で' 一人 が複 数 の役 を 兼 ね
だ
と
言 - ことも でき よう0 ま た、
Ph
i
- oph y '
) む し ろ こ- し た 演 出
ク リ ユタイ メ スー ラ が単 な る悪 ではな い
正統的
に美 し い人 間 」 ヵ ッサ ンド ラ の悲 劇 も 深
から こそ' こ の作 品 の中 の唯 一の 「本 当
ま る のであ る. 王 を敵 とす る点 では'彼
あ る世 代 では太 陽劇 団 の名 は 一種 のオ
新 し -翻 訳 し たも のであ るO
ー シ ュキ ン自身 が古典 学 者 の協 力 を得 て
正義 が正 面 か ら問 題 にな る こと はな いの
た が って、 ク リ ユタイ メ スー ラ の行 為 の
スキ ュロスの こ の三部 作 にお いて は' し
アテ ナ の決 断 によ って無 罪 とな る。 アイ
オ レ ステ スの復 讐 の正義 が問 わ れ、 女 神
飛 な衣 装 とあ いま って' 視覚 的 ・聴 覚 的
楽 と ギ リ シア風 のダ ン スが' コ ロスの突
演 で は' 打 楽 琴 三体 のリ ズ - カ ルな 室 内
小 ・省 略 の憂 き 目 を 見 る。 だ が' こ の公
と き に は退 屈 にな り やす 上
果 の再 現 が稚 し いた め、 翻 訳 で上 演 す る
固有 の特 徴 ではあ る が' 音 楽 と韻 律 の効
タイ メ ス- ラ の登 場 も ' 活 人画 によ って
ッサ ンド ラ の遺 体 を とも な って のク リ ユ
かも し れ な い。 ま た' ア ガ メ ムノ ンと カ
も な くあ っさ り と し て お り' 不 満 が残 る
す るも のだ が、 こ の舞 台 では豪 華 な 敷 物
こ の悲 劇 の最 初 のク ラ イ マ ック スを構 成
て' 観 客 にア ガ メ ムノ ンの破 滅 を 予告 Lt
にも 妬 ま れ る倣 慢 (ヒ エブ リ ス)
」 とし
な紫 の敷 物 を 踏 ん で行 - そ の行為 が'「神
まずへケ ガ メ ムノ ンの王宮 入 り は
.高 価
と思 わ れ る。 ギ リ シア劇 の上 演 には、 翻
劇 の持 つ力 を 現 代 に生 かし た上 演 だ った
解 説 を 加 え たりす る ことな 上
も 対 照 的 に、 原 作 の台 詞 を省 略 し たり'
刺 (む ろ ん中 には幸 せな 例外 も あ る )と
のさま ざ ま な 劇 団 の疑 似 古 代 風 ギ リ シア
ら を か いて いるとし か思 えな いギ リ シア
ス﹄ とも 、 ま た、 古 代 劇 場 の遺 跡 にあ ぐ
グ リー ク
に台 詞 に手 を 入 れ たRSC の ﹃
全 体 と し て' 現代 の観 客 に分 か るよう
女 たち は同 じ 側 に いる のだ からO
ー ラ と とも に語 ら れ る だろう 。 あ の 「太
だ が' 太 陽劇 団 は' ¶ア ガ メ ムノ ン﹄を エ
な 楽 し みを与 え て いたO
殺 害 を 再 現 し た効 果 的 な スペク タ ク ルの
大 槻能 楽 堂 ︼
陽 劇 団 」 が い った いな ぜ' そ し て ど のよ
ウ リ ピデ ス の﹃ア ウ リ ス のイ ピ ゲ ネ イ ア﹄
舞 台 は 三方 を 二メ1 - ルほ ど の高 さ の
(
大 槻 文 嵐 叫6 ・30
う にギ リ シア悲 劇 を 取 り上 げ た のか と。
と並 べて上 演す る こと で' ク リ ユタイ メ
城 壁 で囲 ま れ'客 席 側 に王宮 があ るよ う
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三
三
二
こそ
ンヌ の旧弾薬 庫 こ
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女 たち﹄ では オ レ ステ スが 父 ア ガ メ ムノ
る。 コ ロス の合 唱歌 は、 ギ リ シ ア悲 劇 に
o
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s
)で上 演 し た のは'紀 元前 四 五
ンの復 讐 のた め に実 母 ク リ ユタ イ メ スー
テ アト
Sn
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ラ を殺 害 し ' ﹃
慈 み の女 神 たち﹄で は こ の
︼
﹃ア ガ メ ムノ ン﹄ であ った。 台 本 は ムヌ
八年 に初 演 さ れ た アイ スキ ュロスの悲 劇
いわ ゆ る前衛 劇 の様 々な 潮 流 が話 題 に さ
ス- ラ の人物 像 に異 な った角 度 か ら光 を
し ばし ぼ縮
れ る とき 、 太 陽 劇 団 は かな らず 登場 す る
あ て る。 エウ リ ピデ ス の悲 劇 では' ア ガ
訳 に頼 った た め のテ キ ス- の誤解 '古 代
古 代 の演
代 に属 さず ' そう し た関 心 を 共有 し な い
名 前 の 1つだ った. し かし 、 そ- し た世
ヽ
▼
/
あ.
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川
ま
(
3
ギ リ シア の文化 ・風 習 への無 理解 に由 来
スキ ュロス
・
・
・ア リ アⅠ ヌ ・ムヌー
訳 ・演 出
作 - アイ
◆
とう のが常 な のだ が、 そ- し た水 準 の欠
す る 「独創 的 」 な 演出 への不 満 が つき ま
パリ
91年1 月5 日
シ ュキ ン
子
・ヴァ ン セ ンヌ 旧 弾 薬 庫
の問 題 とし てギ リ シア悲劇 を 演 じ た と い
陥 と は無 縁 であ りな が ら、 な お か つ現 代
う 点 で' こ の上 演 は秀 逸 だ った。
陽
陽 ﹄ で特 筆 す べき は演 出 ' 脚 本 が昨 年 大
本
今世 紀最 後 と銘 打 った ﹃ベ ルサイ ユの
劇 場 デ ビ ュー を は たし た ば かり の谷 正純
山
ばら﹄ の大 劇 場 公 演も 盛 況 のう ち に幕 を
のだ が、 周 五郎 にかぎ らず 宝 塚 の日本 物
べて' 大 御 所 、 柴 田佑 宏 が担 当 し て いた
の伝 統 を 受 け 継 ご- とす る座 付 作 者 の登
であ った こと。 これま で周 五郎 作 品 はす
二時 間 余 の作 品 が そ れ であ るO ﹃ベ ルば
五郎 の短 編 「深 川安 楽亭 」 を舞 台 化 し た
おろ し た宝 塚 でま った-対 照 的 な作 品 が
ら﹄ 東 京 公演 ま で の合 間 を ぬ って月姐 の
を 舞 台 とす る。 四方 を 堀 に囲 ま れ、 周 囲
物 語 は原作 のタイ - ルにあ る「
安 楽亭 」
空席 が目 立 った のは や はり - ツプ 級 の ス
であ る。 堅気 の衆 はそ の島 に は足 を 踏 み
f膳 飯 屋 だ が実 は抜 荷 (
密 貿 易 ) の拠 点
入 れも し な い。 そ こ にた む ろす る のは世
と隔 絶 し た 「
島 」 にあ る安 楽 亨 は表 向 き
ホー ルの公 演 では' 時 お り掘出 物 の作 品
演出 家
タ1不 在 ゆ え であ ろ- か。 若 手 (
に出 会 う こと があ る。 大 劇 場 で は でき な
T人 の若 者 が転 がり こん で- るO 廓 に売
間 に背 を 向 け た無 頼 の徒 ば かり 。 そ こ へ
ら れ た恋 人 を救 う ため に奉 公先 の店 の金
い冒 険 が こ のバウ ホ∼ ルで可能 であ った
歌 劇 をあ ら た め て考 え るう え でおも し ろ
安 楽事 のな らず 者 たち は若
に手 を つけ た が娘 の屠 所 は知 れず ' そ の
な じ み の娘 の恋 を 実 ら せよう と奔 走す る。
者 の命 懸 け の愛 にほ ださ れ' 彼 と そ の幼
金 も 失 い-
た のは昭 和 四 十 六年 の こと であ る。Fいの
な ど では珍 し -も な い下 町 人情 話 も ' 宝
し かし娘 の身 請 け の金 欲 し さ に請 け負 っ
塚 でや る とな る と主 題 そ のも のが新 鮮 だO
ジ ョイ ン- ) で' これ は昭 和 五 十 三 年 に
だ が' これ が大 好 評 であ った こと か ら、
原作 で は エピ ソー ド にす ぎ な い若 者 の 1
テ ー マは 「
無 償 の愛 」 であ る。 歌舞 伎
以 降 周 五郎 は宝 壕 の レバー- リ ィ の 1と
途 な 恋 を主 筋 に物 語 は展 開 す る のだ が、
た仕 事 がも と で彼 ら の多 - は命 を 落 とす O
な った。 こ- し て昨 年 ま で に六作 が大 劇
バウ ホー ルで 二度 再 演 さ れ て いる。 企 画
場 で上 演 さ れ て いる のだ が' 今回 の ﹃
紫
当 初 はず いぶんと不 安 の声 も あ った そう
ち あ る限 り﹄ (
原作 「野 分 」と 「釣 忍 」の
初 め て宝 塚 で周 五郎 の作 品 が上 演 さ れ
い作 品 に仕 上 が って いたO
りす る から だ が' こ の ﹃
紫 陽﹄ も '宝 壕
も 含 め て ) の研鐙 を D
Z
l
的 の tとす る バウ
ホー ル公 演 だ った が、 五 首 の客 席 に多 少
若 手 を主 体 に専 科 四名 の応 接 を え た バウ
場 は ヅ カ フ ァ ンとし て はま こと に喜 ば し
ヽ
.1
>O-
上 演 さ れ た。 ﹃
紫 陽 の花 しず -﹄、 山 本 周
「
正調 タカ ラヅカ」考
,
●