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貧血 ①腎性貧血 ②鉄欠乏性貧血

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貧血
朝礼で「貧血」を起こして倒れたというときの「貧血」は、低血圧症で意識が低下して
倒れたということです。これは、医学的な貧血
とは違います。
医学的な貧血は、血液検査でヘモグロビン濃度
(血の濃さを反映します)が低下した状態です。
赤血球数が減った状態です。
貧血の違い
ヘモグロビン濃度には性差があります。新潟大学医歯学総合病院での基準値は、
男性 13.2 ∼ 17.2 g/dL
女性 10.8 ∼ 14.9g/dL
ですから、貧血の定義にも性差があります。ヘモグロビン濃度が、男性では 13.2g/dL 未満、
女性では 10.8g/dL 未満になった状態を指します。
①腎性貧血
原因
腎臓と貧血はどのように関わっているのでしょうか?
赤血球を作る場所は骨髄です。腎臓で作られるエリスロポエチンが骨髄に働いてつくる
赤血球数を調節しています。
正常な腎臓は、貧血があれば、エリスロポエチンを多く生産して、赤血球を正常に戻します。
エリスロポエチン
骨髄
腎臓
赤血球
しかし、CKD では十分な量のエリスロポエチンが作られないので、貧血を起こすのです。
貧血は、CKD ステージ 3 頃から、認められるようになります。
検査
血液検査でヘモグロビン濃度を測定します。
症状
赤血球は酸素を全身の臓器に運びます。貧血状態で十分な酸素を全身に運ぶには、赤血球数
の不足分を補わなければなりません。血流量を増したり(心臓に負担をかけて)、呼吸量を増
したり(横隔膜や肋骨の間をつなぐ筋肉に負担をかけて)するのです。
このため、動悸や息切れが出現します。しかし、腎性貧
血は徐々に進行するので、身体が順応し、貧血に伴う自
覚症状(疲れやすさ、頭重感、めまい、体動時の息切れ、
動悸など)は軽いことが多いのです。
症状
エリスロポエチン製剤の皮下注、静注
エポジンシリンジ、エスポー
治療を始めるヘモグロビン濃度
11g/dL 未満
目標ヘモグロビン濃度
11g/dL 以上 13g/dL 未満
②鉄欠乏性貧血
CKD では、赤血球の材料である鉄が不足していることがあります。
検査
血液検査で血清鉄、不飽和鉄結合能、フェリチンを測定します。体内の鉄の状態は、
次式で得られたトランスフェリン飽和度とフェリチンから判定します。
トランスフェリン飽和度(%)
= 血清鉄(μg/dL)/{ 血清鉄(μg/dL)+ 不飽和鉄結合能(μg/dL)}×100
鉄欠乏の診断基準
トランスフェリン飽和度 20%以下
血清フェリチン濃度 100ng/mL 以下
治療
鉄剤
経口薬
注射薬 フェジン 上記の 2 つの方法があります。 経口薬には
便秘、下痢などの副作用が認められることがあります。
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