生と死の語りⅡ - 学校法人東洋英和女学院

The Institute
of Thanatology
死生学研究所
❑会場
東洋英和女学院大学 2014年度
<公開>
東洋英和女学院大学大学院
(六本木)201教室
東京都港区六本木5-14-40
連続講座
生と死の語りⅡ
❑最寄駅 六本木駅(日比谷線徒歩10分)
❑参加費
各回500円
麻布十番駅(大江戸線徒歩5分、南北線徒歩7分)
本学院在校生・教職員無料
❑先着 100名様
❑事前申込み
丌要
橋本洋子
第1回連続講座
(はしもと ようこ) 山王教育研究所臨床心理士
5月31日(土)
14:40-16:10(受付14:10~)
周産期の喪失
―誕生と死のはざまで
(司会:前川美行)
内容紹介:
プロフィール
上智大学大学院を修了。聖マリアンナ医科大学横浜市西
部病院にて、周産期センター専属の臨床心理士として、
赤ちゃんと家族の心理的ケアに携わる。現在は、山王教
育研究所にて、周産期領域を含む心理療法を行ってい
る。
主要業績
『NICUとこころのケア―家族のこころによりそって』(第2
版)メディカ出版、2012年。『カンガルー・ケア:ぬくもりの
子育て 小さな赤ちゃんと家族のスタート』(第2版)メディカ
出版(共編)2006年。『赤ちゃんの死を前にして』中央法規出
版(共著) 2004年。
大城道則
第2回連続講座
(おおしろ みちのり) 駒澤大学文学部教授
カノポス容器にみる古代エジプト人の死生観
5月31日(土)
―ピラミッドからトゥトアンクアメン王墓まで
16:20-17:50
内容紹介:
プロフィール
関西大学大学院文学研究科史学専攻博士課程後期課
程修了。英国バーミンガム大学大学院古代史・考古
学科エジプト学専攻修了。博士(文学)。現在、駒
澤大学文学部教授。英国スウォンジー大学歴史・古
典学科名誉研究員。専攻は古代エジプト史。エジプ
ト以外にもシリアのパルミラ遺跡、イタリアのポン
ペイ遺跡での発掘調査に参加。
主要業績
『ツタンカーメン―「悲劇の少年王」の知られざる
実像』中央公論新社、2013。『図説ピラミッドの歴
史』河出書房新社、2014。『古代エジプト文明―世
界史の源流』講談社、2012 。
<予 告> シンポジウム
奥野滋子
髙井啓介
安田 登
かつて出産は生死をかけた営みだった。現在、日本の新生児死亡
率の低さは世界一を誇るが、周産期が、誕生の歓びだけではなく、
死の悲しみも隣り合わせの時期であることに変わりはない。さらに
近年は、医療技術の進歩により、出生前の命について決断を求めら
れる事態さえ生じている。周産期の喪失は、意識や言葉にならない
層での喪失感の深さを特徴とし、生まれてすぐ、あるいは胎内で亡
くなっても、いのちと出会った歓びと別れの悲しみの相克は、病理
的に見える状態さえ引き起こす。周産期心理臨床の立場から、赤
ちゃんが亡くなっていくプロセスとその後の悲しみをケアすること
の意味について考えたい。
死者と出会う
(順天堂大学医学部客員准教授)
(慶応義塾大学非常勤講師)
(能楽師ワキ方下掛宝生流)
古代エジプト人たちの墓からしばしば出土する「カノポス壷」と
呼ばれる死者の内臓が入れられた容器が知られている。我々に最も
有名なのは、トゥトアンクアメン(ツタンカーメン)王墓から出土
した美しいクリーム色の方解石製の「カノポス壷」であろう。この
古代エジプト文化の特徴のひとつでもある特異な容器「カノポス
壷」の持つ機能とその意味から、彼らが持っていた死生観・来世観
を垣間見ることができる。また「カノポス壷」は、古代エジプト人
たちにとって、墓とは一体どのようなものであったのかについて教
えてくれる。さらにピラミッドの持つ意味をも明らかにしてくれる
可能性を持っている。
2014年6月28日(土)14:40―17:50
死者との出会いが終末期患者にもたらすもの
死者と生者が出会う場所―古代イスラエルとその周辺
招魂と鎮魂の芸能としての能
お問合せ先
東洋英和女学院大学死生学研究所
[email protected]
03-3583-4035(fax専用)