生と死とその後 - 学校法人東洋英和女学院

The Institute
of Thanatology
死生学研究
❑会場
東洋英和女学院大学 2011年度
<公開>
東洋英和女学院大学大学院
(六本木)201教室
東京都港区六本木5-14-40
連続講座
生と死とその後
❑最寄駅 六本木駅(日比谷線徒歩10分)
❑参加費
各回500円
麻布十番駅(大江戸線徒歩5分、南北線徒歩7分)
本学院在校生・教職員無料
❑先着 100名様
❑事前申込み
丌要
第12回連続講座
2月18日(土)
14:40-16:10(受付14:10~)
プロフィール
東京芸術大学大学院修士課程修了。美学専攻。ス
イス・ベルン大学で卙士号(Dr. phil.)取得。玉川
大学、東京家政学院大学非常勤講師。本学生涯学
習センターではドイツ語を担当。専門領域は西洋
中世美術。中世ドイツの女性幻視者ヒルデガル
ト・フォン・ビンゲンを研究する。長く滞在した
スイスの美術の紹介にも尽力している。
主要業績
Bildgewordene Visionen oder Visionserzaehlungen, Bern 1998.「伝統、インスピ
レーション、そして幻視像―ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの<愛
>の像をめぐって」『剣と愛と』 中央大学出版部 2004年。「時代
としての剣―ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの幻視文学における歴
史像」『続 剣と愛と』 中央大学出版部 2006年。「ヒルデガル
ト・フォン・ビンゲン―幻視と生きる―」東洋英和女学院大学死生学
研究所編『死生学年報2011 作品にみる生と死』 リトン 2011年。
第13回連続講座
2月18日(土)
16:20-17:50
プロフィール
1956年東京生まれ。東京大学大学院人文科学
研究 科 単 位取 得 退 学。宗教 学・宗 教史 学 専
攻。2000年 よ り 現 職。ド イ ツ 近 代 の 宗 教 思
想、および宗教学・宗教哲学の基礎理論的な
問題に関心をもって研究している。
主要業績
『近代日本における知識人と宗教―姉崎正治
の軌跡』(共編著) 東京堂出版 2002年。
『啓蒙と霊性』 岩波書店 2006年。『スピ
リチュアリティの宗教史』上下(共編著、宗
教史学論叢15-16) リトン 2011-2012年。
鈴木桂子
ニクラウス・マヌエルの現実と死後を見つめる眼
内容紹介: ニクラウス・マヌエル(1484年頃―1530
年)はスイスのベルンで活躍した画家、詩人、政治家
です。15世紀末、数々の戦争勝利を体験したスイス
同盟は、教皇や神聖ローマ帝国皇帝、フランスと結
んだ公的私的傭兵契約の結果、次第に道徳的人道
的、および社会的危機に陥っていきます。当時、都市
国家としてスイス同盟に加盟していたベルンも例外では
ありませんでした。このような時代に生き、みずからも傭
兵経験のあるマヌエルは、政治の無責任さを問い、人
の世の現実に厳しい眼を向けました。彼の活動と作品
「死の舞踏」を取り上げ、「人は生き、死んで、後世に
何を残すのか」ということについて考えます。
深澤英隆
一橋大学大学院社会
(ふかさわ ひでたか) 学研究科教授
哲学的主題としての死後生の問題
内容紹介: 死後生は、19世紀の中葉までは、なお第一級
の哲学者たちが議論の対象とする主題であった。しかし時
代が下るとともに、超経験的な実在のリアリティーが消失し、
死の問題を脱実体化して語る語り方が、次第に哲学の主
流となっていった。死は今日なお哲学的主題であり続けてい
るが、死後生が哲学的議論の対象となることはもはやない。
とはいえ大衆的レベルでは、死後生の思想は脈々と生き
残っている。この講演では、哲学における死後生についての
議論を跡づけるとともに、現代日本に広まっている、死後生
に関わる「想像的-実践的」関与の一事例を検討し、その思
想的・心理学的性格を検討してみたい。
<近刊のご案内>
東洋英和女学院大学死生学研究所編
『死生学年報2012 生者と死者の交流』
リトン 2012年3月31日発売予定
玉川大学非常勤講師/本
(すずき けいこ) 学生涯学習センター講師
<2012年度のご案内>
2012年度プログラムは、
4月上旬にHP上でお知らせ
いたします。
お問合せ先
東洋英和女学院大学死生学研究所
[email protected]
03-3583-4035(fax専用)