The Institute of Thanatology 死生学研究所 ❑会場 東洋英和女学院大学 2015年度 <公開> 東洋英和女学院大学大学院 (六本木)201教室 東京都港区六本木5-14-40 連続講座 生と死に寄り添う ❑最寄駅 六本木駅(日比谷線徒歩10分) ❑参加費 各回500円 麻布十番駅(大江戸線徒歩5分、南北線徒歩7分) 本学院在校生・教職員無料 ❑先着 100名様 ❑事前申込み 不要 前川美行 第3回連続講座 (まえかわ みゆき) 本学人間科学部准教授 5月 9日(土) 14:40-16:10(受付14:10~) 昔話『蛇婿入』にみる心の変容 ―蛇を殺した針を抜く 内容紹介: プロフィール 大阪大学大学院修 了。京都大学博士(教育学)取 得。イメージや夢・言葉・箱庭の心理療法における 働きや、身体性の回復・生活の場における心理臨床 が研究テーマ。心理職として総合病院・産業臨床・ 学生相談を経て2008 年より現職。臨床心理士 。 主要業績 『心理療法における偶発事』創元社2010 年。「『針を抜く 夢』についての考察」『ユング心理学研究』2015年。「術 後せん妄時の幻覚に苦しむ癌患者にみられた身体性の回復 に関する考察」『箱庭療法学研究』2011 年。『ユング派心 理療法』ミネルヴァ書房2013年(共著)。 『蛇婿入』は、「苧環(おだまき)型」「水乞(みずこい)型」な ど類話が多く、時を経るうちに物語そのものが意識の変遷により象 徴的な変容を遂げてきたものと考えられている。娘の結婚相手とな る異類(蛇)を母が針で殺し、娘が家にとどまる苧環型。供儀とし て蛇に嫁入りする娘が自ら針で蛇を殺す水乞型。蛇を殺した後、娘 が家に戻る物語と、姥皮(うばかわ)を被って村を出る物語に展開 する姥皮型…など、さまざまなバージョンがある。このように変容 し成長する蛇婿入物語を紹介し、さらに『蛇婿入』の現代における 展開を示唆する一つの夢を提示して、親子の問題や個人の生き方な ど現代の心を考えたい。 近藤二郎 第4回連続講座 早稲田大学 (こんどう じろう) 文学学術院教授 エジプトの死後世界 5月 9日(土) 16:20-17:50 プロフィール 早稲田大学文学学術院教授、早稲田大学エジプト学 研究所所長。早稲田大学大学院文学研究科博士課程 満期退学。1981年10月~1983年9月まで文部省アジア 諸国等派遣留学生としてカイロ大学留学。その後、 早稲田大学文学部助手、イギリス・リヴァプール大 学特別研究員などを経て1999年4月に早稲田大学文学 部 助 教 授、2004年 よ り 同 教 授。専 門 は、エ ジ プ ト 学、考古学、文化財学。 主要業績 『エジプトの考古学』同成社2012。『ヒエログリ フを愉しむ』集英社2004。『星の名前のはじまり ―アラビアで生まれた星の名称と歴史』誠文堂新 光社2012。ほか <予 告> シンポジウム 現場が育む 弓削田綾乃(早稲田大学スポーツ科学研究センター招聘研究員) 板井 志郎(早稲田大学理工学術院助教) 木津 石生(みんなのダンスフィールドコーディネータ) T E A W A S E 参加の大学生・卒業生 内容紹介: 古代エジプトでは、「人は死ぬと誰でもオシリス神となって、再 生・復活し、永遠の生命を得る」というオシリス信仰が、紀元前 2150年頃から広く信じられるようになりました。そのためオシリス 神の聖地とされたアビュドスにはエジプト各地から、オシリス神の 御利益を求めて多くの人びとが参詣しました。このような古代エジ プト人の死生観は、壮麗な墓の建造、豊富な副葬品の存在、ミイラ 作りや「死者の書」などにも顕著にみることができます。古代エジ プト人の死後の世界も含め、多くのスライドを使用して、古代エジ プト人の死生観についてわかりやすく解説します。 ―被災地での共創と若い力 7月25日(土)開催 「わたしがそこに通う理由―T E A W A S E 参加者の意識から考える」 「被災地での研究から見えてきたもの」 「想いの共有―被災地の人々との作品作りを通じて」 「被災地で活動する大学生・卒業生からのメッセージ」 お問合せ先 東洋英和女学院大学死生学研究所 [email protected] 03-3583-4035(fax専用)
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