第2部 科目の学習計画(シラバス) 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 1. 開講科目一覧 ᖱႎቇ⑼ޓ㐿⻠⑼⋡৻ⷩ㧔ੱ㑆ᒻᚑ⑼⋡࠹ࠪ⑼⋡㧕 ੱ㑆ᒻᚑ⑼⋡ޓᖱႎቇ⑼㧔ࡀ࠶࠻ࡢࠢࠦࠬ㧕 ٤㧦ᔅୃ⑼⋡غޓ㧦ㆬᛯᔅୃ⑼⋡ٌޓ㧦ㆬᛯ⑼⋡ ಽ ㊁ ੱ 㑆 ᒻ ᚑ ⑼ ⋡ ޓᬺ⋡ޓ⑼ޓ ᔅ ㅳޓޓᬺޓᤨޓ㑆ޓᢙ න ୃ ᐕᰴ ᐕᰴ ᐕᰴ ᐕᰴ ᢙ ㆬ ᛯ ೨ ᓟ ೨ ᓟ ೨ ᓟ ೨ ᓟ ޓޓޓ⠨ ⶄᢙ࿁㐿⻠ߐࠇࠆ⑼⋡ߪቇ⑼ᜰቯ߇ ߥߌࠇ߫ߤߜࠄ߆ࠍㆬࠎߢጁୃߒߡ ߊ ߛߐޕ ࠗࡈ࠺ࠩࠗࡦ ᑪቇߩߎߎࠈ ↥ᬺᛛⴚߣ୶ℂ ࠠࡖࠕ࠺ࠩࠗࡦ ࠬࡐ࠷⑼ቇ+ ࠬࡐ࠷⑼ቇ++ ↢ᶦࠬࡐ࠷+ ↢ᶦࠬࡐ࠷++ ٤ ٠ ٤ ٠ ٠ ٠ ٠ ٠ ⅣႺቇ㐷 ٤ ⚻ޟᷣቇߩၮ␆୶ޟޔޠℂືቇޔޠ ⚻ᷣቇߩၮ␆ غ ੱޟ㑆ߩߎߎࠈޟޔޠᴺࠍቇ߱ޔޠ ᢙℂ⑼ቇ ٠ ⅣႺߣൻቇ غ ⅣႺߣ↢‛ غ ೋ╬‛ℂቇ ␠ળᄺታ⠌ ࠗࡦ࠲ࡦࠪ࠶ࡊ ୶ℂືቇ ੱ㑆ߩߎߎࠈ ᱧผࠍቇ߱ ᴺࠍቇ߱ ᣣᧄ࿖ᙗᴺ ⍮⊛⽷↥ᴺ⺰ ዞ⡯⸘↹ ٠ ٠ ٠ غ غ ٠ غ ٠ غ ٠ ޟⅣႺߣ↢‛ޟޔޠⅣႺߣൻቇޠ ߩ߁ߜ㧞නᔅୃޕ ޟ⍮⊛⽷↥ᴺ⺰ߜ߁ߩޠ㧠න ᔅୃޕ ᢎ⡯⺖⒟ฃ⻠⠪ߪ ޟᣣᧄ࿖ᙗᴺߪޠᔅୃޕ ᢎ⡯⺖⒟ฃ⻠⠪ߪ ⑼࠷ࡐࠬޟቇΣΤޔޠ ↢ޟᶦࠬࡐ࠷ΣΤޠ ߩ߁ߜ㧞නᔅୃޕ 37 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス ࠹ࠪ⑼⋡ޓᖱႎቇ⑼㧔ࡀ࠶࠻ࡢࠢࠦࠬ㧕 ٤㧦ᔅୃ⑼⋡غޓ㧦ㆬᛯᔅୃ⑼⋡ٌޓ㧦ㆬᛯ⑼⋡ ಽ ㊁ 䏚 ࠹ ࠪ ⑼ ⋡ 38 ޓᬺ⋡ޓ⑼ޓ ࡔ࠺ࠖࠕ࡞⧷⺆ ࡌࠪ࠶ࠢ⧷⺆ ࡉ࠶ࠪࡘࠕ࠶ࡊ⧷⺆Σ ࡉ࠶ࠪࡘࠕ࠶ࡊ⧷⺆Τ 61'+%⧷⺆Σ 61'+%⧷⺆Τ ࠕ࠼ࡧࠔࡦࠬ⧷⺆Σ ࠕ࠼ࡧࠔࡦࠬ⧷⺆Τ ⧷ળ+ ⧷ળ++ ⇐ቇ⧷⺆ ਛ࿖⺆Σ ਛ࿖⺆Τ ᖱႎಣℂ+ ᖱႎಣℂ++ ᣣᧄ⺆ᴺၮ␆+ ᣣᧄ⺆ᴺၮ␆++ ᣣᧄ⺆ᴺᔕ↪+ ᣣᧄ⺆ᴺᔕ↪++ ᣣᧄ⺆+ ᣣᧄ⺆++ ᣣᧄ⺆+++ ᣣᧄ⺆Φ ᔅ ㅳޓޓᬺޓᤨޓ㑆ޓᢙ න ୃ ᐕᰴ ᐕᰴ ᐕᰴ ᐕᰴ ᢙ ㆬ ᛯ ೨ ᓟ ೨ ᓟ ೨ ᓟ ೨ ᓟ ٠ غ غ غ غ غ غ غ غ غ ٠ غ غ ٤ ٤ ٤ ٤ ٤ ٤ غ غ غ غ ޓޓޓ⠨ غශߩߟߚㆬᛯᔅୃ⑼⋡ߩ ߁ߜනᔅୃޕ 㓸ޓਛ ߪߕࠇ߆ߩቇᦼߢ㐿⻠ ߐࠇ߹ߔޕ ᄖ࿖ੱ⇐ቇ↢ߩߺጁୃน⢻ 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス ੱ㑆ᒻᚑ⑼⋡ޓᖱႎቇ⑼㧔࠰ࡈ࠻࠙ࠚࠕࠦࠬ㧕 ٤㧦ᔅୃ⑼⋡غޓ㧦ㆬᛯᔅୃ⑼⋡ٌޓ㧦ㆬᛯ⑼⋡ ಽ ㊁ ੱ 㑆 ᒻ ᚑ ⑼ ⋡ ޓᬺ⋡ޓ⑼ޓ ࠗࡈ࠺ࠩࠗࡦ ᑪቇߩߎߎࠈ ↥ᬺᛛⴚߣ୶ℂ ࠠࡖࠕ࠺ࠩࠗࡦ ࠬࡐ࠷⑼ቇ+ ࠬࡐ࠷⑼ቇ++ ↢ᶦࠬࡐ࠷+ ↢ᶦࠬࡐ࠷++ ⅣႺቇ㐷 ⚻ᷣቇߩၮ␆ ᢙℂ⑼ቇ ⅣႺߣൻቇ ⅣႺߣ↢‛ ೋ╬‛ℂቇ ␠ળᄺታ⠌ ࠗࡦ࠲ࡦࠪ࠶ࡊ ୶ℂືቇ ੱ㑆ߩߎߎࠈ ᱧผࠍቇ߱ ᴺࠍቇ߱ ᣣᧄ࿖ᙗᴺ ⍮⊛⽷↥ᴺ⺰ ዞ⡯⸘↹ ᔅ ㅳޓޓᬺޓᤨޓ㑆ޓᢙ න ୃ ᐕᰴ ᐕᰴ ᐕᰴ ᐕᰴ ᢙ ㆬ ᛯ ೨ ᓟ ೨ ᓟ ೨ ᓟ ೨ ᓟ ٤ ٌ ٌ ٌ ٌ ٌ ٌ ٌ ٌ ٌ ٌ ٌ ٌ ٌ ٌ ٌ ٌ ٌ ٌ ٌ ٌ ٌ ٌ ޓޓޓ⠨ ⶄᢙ࿁㐿⻠ߐࠇࠆ⑼⋡ߪ ቇ⑼ᜰቯ߇ߥߌࠇ߫ߤߜ ࠄ߆ࠍㆬࠎߢጁୃߒߡߊߛ ߐޕ ᢎ⡯⺖⒟ฃ⻠⠪ߪ ޟᣣᧄ࿖ᙗᴺߪޠᔅୃޕ ᢎ⡯⺖⒟ฃ⻠⠪ߪ ⑼࠷ࡐࠬޟቇΣΤޔޠ ↢ޟᶦࠬࡐ࠷ΣΤޠ ߩ߁ߜ߆ࠄ㧞නᔅୃޕ 39 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス ࣜࢸࣛࢩ࣮⛉┠ࠉሗᏛ⛉㸦ࢯࣇࢺ࢙࢘ࢥ࣮ࢫ㸧 ۑ㸸ᚲಟ⛉┠ࠉڧ㸸㑅ᢥᚲಟ⛉┠ࠉڹ㸸㑅ᢥ⛉┠ ศ 㔝 䤀 ࣜ ࢸ ࣛ ࢩ ⛉ ┠ 40 ᤵࠉᴗࠉ⛉ࠉ┠ ࣓ࣜࢹࣝⱥㄒ ࣮࣋ࢩࢵࢡⱥㄒ ࣈࣛࢵࢩࣗࢵࣉⱥㄒϨ ࣈࣛࢵࢩࣗࢵࣉⱥㄒϩ 72(,&ⱥㄒϨ 72(,&ⱥㄒϩ ࢻࣦࣥࢫⱥㄒϨ ࢻࣦࣥࢫⱥㄒϩ ⱥヰϨ ⱥヰϩ ␃Ꮫⱥㄒ ୰ᅜㄒϨ ୰ᅜㄒϩ ሗฎ⌮, ሗฎ⌮,, ᪥ᮏㄒ⾲⌧ἲᇶ♏Ϩ ᪥ᮏㄒ⾲⌧ἲᇶ♏ϩ ᪥ᮏㄒ⾲⌧ἲᛂ⏝Ϩ ᪥ᮏㄒ⾲⌧ἲᛂ⏝ϩ ᪥ᮏㄒϨ ᪥ᮏㄒϩ ᪥ᮏㄒϪ ᪥ᮏㄒϫ ᚲ 㐌ࠉᤵࠉᴗࠉࠉ㛫ࠉᩘ ༢ ಟ ࣭ ᖺḟ ᖺḟ ᖺḟ ᖺḟ ᩘ 㑅 ᢥ ๓ ᚋ ๓ ᚋ ๓ ᚋ ๓ ᚋ ۑ ڧ ڧ ڧ ڧ ڧ ڧ ڧ ڧ ڧ ڹ ڧ ڧ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ڧ ڧ ڧ ڧ ഛࠉࠉࠉ⪃ ڧ༳ࡢࡘ࠸ࡓ㑅ᢥᚲಟ ⛉┠ࡢ࠺ࡕ㸴༢ᚲಟࠋ 㞟ࠉ୰ ࡣ࠸ࡎࢀࡢᏛᮇ࡛ 㛤ㅮࡉࢀࡲࡍࠋ እᅜே␃Ꮫ⏕ࡢࡳ ᒚಟྍ⬟ 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス ᖱႎቇ⑼ޓ㐿⻠⑼⋡৻ⷩ㧔ኾ㐷⑼⋡㧕 ٤㧦ᔅୃ⑼⋡غޓ㧦ㆬᛯᔅୃ⑼⋡ٌޓ㧦ㆬᛯ⑼⋡ޓ㧙㧦㕖ࠦࠬ㐿⻠⑼⋡ ಽ ㊁ ޓᬺ⋡ޓ⑼ޓ ᖱႎቇዉࡒ࠽Σ ഃ ᖱႎቇዉࡒ࠽Τ ↢ ⑼ ᖱႎቇᐨ⺰ ⋡ 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対人関係や社会関係における自分の位置付けを理解できる。 ・ 現在の「私」に立って、自分の生涯に関するラフプランを描くことができる。 教員からの一言 ・ 自分の中にあるさまざまな「私」を見つめてほしい。 ・ 卒業時の自分をイメージして、大学生活を展望してほしい。 関連科目 教 材 教科書 講義内で配布する資料を使用する。 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法など 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席しなさい。 第 2 回:自分を知る 1(主観的自己と客観的自己) 第 3 回:自分を知る 2(心理学的機制) 第 4 回:自分を表現する(人間関係の中でのコミュニケーションとマナー) 第 5 回:自分を隠す(長所と短所) *レポート:「私が見る私」 第 6 回:義務と責任1(積極的責任と消極的責任) 第 7 回:義務と責任2(法的責任と倫理的責任) 第 8 回:幸福(幸福になると幸福である、自己満足と自己充足) 第 9 回:中間試験 第 10 回:「シーシュポスの神話」1(労働は不条理であるのか) 第 11 回:「シーシュポスの神話」2(労働は不条理であるのか) 第 12 回:人生を描く 1(やりたいこととできること) *レポート:「傾向性に基づく行動特性分析」 第 13 回:人生を描く 2(可能性と限界) 第 14 回:定期試験 第 15 回:まとめ(自己外化としての労働について考える) 成績評価基準 1st レポート(10%)、2nd レポート(10%)、中間試験(26%)、定期試験(28%)、講義内演習(26%) 備 考 45 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 建学のこころ Establishment Mind of Our School 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:河済 博文 Hirofumi KAWAZUMI 連絡先(代表者):5 号館 G1 階 河済研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 近畿大学の建学の精神は、世耕弘一初代総長の言葉による「人に愛される人、信頼される人、尊敬される人」の育成です。 そのために産業理工学部でも、人格形成を目指す教養教育を重視し、そして、高い教養、未来志向の広い視野、健全な批 判精神を身につけさせつつ、即戦力となる専門教育を行っています。学生として、その教育目的を自らのものとして理解し、 将来設計に向けた動機付けができることを目指します。 キーワード 創立者、歴史と伝統、教育理念、ライフデザイン、同窓会 keywords founder of the school, history and tradition, education philosophy, life design, alumni association 授業の到達目標 ・ 自分が学ぶ大学の建学の精神が説明できる。 ・ 自分が学ぶ大学の教育理念が説明できる。 ・ 自分が学ぶ大学の歴史と伝統を知り、その一員としての自覚と誇りを持つことができる。 ・ 上記のことから、自らのライフデザインに積極的に取り組めるようになる。 教員からの一言 ・ この講義を通して、目的意識を持って勉学に取り組むことの大切さを、自らじっくりと考えてください。 46 関連科目 ライフデザイン,就職計画 Ⅰ・Ⅱ 教 材 教科書 参考書 講義毎に適時、資料を配付します。 「学ぶこころ」近畿大学建学者世耕弘一(近畿大学 日本図書センタ-) 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法 注:第 2 回以降、毎回、講義の終わりにリフレクションペーパで講義内容を整理してもらいます。 第 2 回:近畿大学学園および産業理工学部の歴史と教育の理念・目的・目標。 第 3 回:近畿大学の建学の精神Ⅰ(創立者の生涯とその教育理念)。 第 4 回:近畿大学の建学の精神Ⅱ(近畿大学の発展と近大気質)。 第 5 回:活躍する卒業生Ⅰ(大学生活を振り返って) 第 6 回:活躍する卒業生Ⅱ(近畿大学のネットワーク) 第 7 回:地域社会における産業理工学部の役割 第 8 回:建学のこころとライフデザイン これまでの講義内容を元に自らのライフデザインを行ってみます。 成績評価基準 毎回のリフレクションペーパ(50%)と最終回のライフデザインシート(50%)により評価します。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 産業技術と倫理 Ethics of Industrial Engineers 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 names: 西田 治男 Haruo NISHIDA 連絡先(学内担当):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 技術者は、その専門的知識をもとに様々な社会ニーズに応える仕事している。専門的な知識・技術であるがため、その 利用の是非は技術者本人の判断に委ねられている。そのため技術者はその知識・技術の利用・判断に責任を持つ必要があり、 ここに技術者の倫理が問われる根拠がある。本科目では、産業技術者のおかれた立場・環境の変遷と現状の理解を通して、 これからの技術者としての倫理的な判断と行動についての一般的概念を修得する。 キーワード 産業技術、技術者倫理、企業の社会的責任、PL 法、リスク、知的財産、著作権、環境倫理 keywords industrial technologies, engineering ethics, corporate social responsibility, product liability, risk, intellectual property, copyright, environmental ethics 授業の到達目標 ・ 共同体の一員であるということの認識と自己の行為の倫理性が共同体に与える影響を考えられる。 ・ 技術者の本質であるものづくりに倫理が強く結びついていることを認識できる。 ・ 企業倫理に根ざした新しい経営論理を把握できる。 ・ 知的財産や営業秘密の意味を理解し、それらの権利問題について解釈できる。 ・ 製造物責任や環境影響について理解し、技術者の考え方の中に社会や環境への配慮が必要であることを認識できる。 教員からの一言 ・ 新聞、書籍などから科学技術が関係した過去から現在までの事件、事故、ニュースなどをピックアップし、それに対す る感想や自分なりの判断を加えて欲しい(演習の中で一部活用する)。 関連科目 ライフデザイン、インターンシップⅠ、Ⅱ 教 材 教科書 プリント 参考書 大貫、坂下、瀬口編、「工学倫理の条件」晃洋書房; 米国 NSPE 倫理審査委員会編、「科学技術者 倫理の事例と考察」丸善; 工学院大学教育委員会 「技術者の倫理」(2004) 他 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、産業技術と倫理とは何か 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席しなさい。 第 2 回:倫理とは何か 共同体に成立する倫理体系の理解(演習) 第 3 回:技術者にとっての倫理 ものづくりの倫理の理解(演習) 第 4 回:技術者とは何か 歴史の中の技術者 専門職としての技術者(演習) 第 5 回:技術者倫理と企業倫理 経営の倫理と企業・技術者の倫理的責任の理解(演習) 第 6 回:内部告発の倫理 内部告発を巡る社会と企業の変化の理解(演習) 第 7 回:製造物責任法(PL 法)を理解する (演習) 第 8 回:安全性とリスク リスクコミュニケーションの理解(臨時試験) 注:臨時試験の欠席者で理由書を届出た者には別途再臨時試験を実施する。 第 9 回:知的財産と営業秘密 特許法の概要と職務発明、守秘義務の理解(演習) 第 10 回:環境・資源の倫理 1 環境問題と産業技術についての概要(演習) 第 11 回:環境・資源の倫理 2 循環型社会の構築の理解(演習) 第 12 回:研究の倫理 発見と発明、先取権の尊重原則などの理解(演習) 第 13 回:国際化と異文化摩擦および科学技術と公共性についての理解(演習) 第 14 回:定期試験に向けた総合演習(60 分)と解説(30 分) 注:この総合演習は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求める。 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(60%)、臨時試験(20%)と授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 47 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject キャリアデザイン Career Design 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 names: 石川 義二 Yoshiji ISHIKAWA 連絡先(学内担当):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 仕事を取り巻く環境が大きく変わる中、これからの日本人が取りうる選択肢やスタンスを考えていく。仕事を通じてど のような豊かさを創造していくのか(キャリアデザイン)、その方法について事例を研究し、学生自身の未来そして現在 を様々な角度から考えていく。 キーワード キャリア、大学生活と仕事、ワークスタイルの研究、目標設定 keywords career, university life and work, study of work-style, objective planning 授業の到達目標 ・ キャリアデザインの意味と必要性を理解できる ・ 働く意味を理解し、世の中にあるワークスタイルに目を向けることができる ・ キャリア目標の設定と行動計画を策定できる 教員からの一言 ・ 集中講義形式なので体力的には大変かもしれないが、ワークが中心の授業です。 ・ キャリアデザイン力は企業が求める自立型人材になるために必要なスキルです。 48 関連科目 教 材 ライフデザイン 教科書 CAREER DESIGN NOTE 参考書 日本経済新聞、テレビおよび日経ビジネス等の雑誌からの情報 授業計画 第 1 回:(導入講義)キャリアデザインとは 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席しなさい。 欠席すると大きな不利益が生じます。 第 2 回:あなたは仕事派?それとも会社派? 第 3 回:大学生活の充実と将来の仕事の関連性 第 4 回:大学生活を充実させよう 第 5 回:「大学生活充実計画」を企画しよう 第 6 回:大学生の就職事情~正社員とフリーター 第 7 回:ワークスタイルの研究1~企業で働く~ 第 8 回:ワークスタイルの研究2~公的機関で働く~ 第 9 回:ワークスタイルの研究3~海外で働く~ 第 10 回:ワークスタイルの研究4~独立して働く~ 第 11 回:将来の活躍をイメージしよう 第 12 回:社会と大学のつながり 第 13 回:社会で必要となる力って何だろう 第 14 回:目標設定と行動計画 第 15 回:キャリアデザインの本質を再認識する 成績評価基準 最終レポート(100%) 備 考 上級および下級履修可 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject スポーツ科学 I Sports Science I 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:橋本 浩 Hiroshi HASHIMOTO 連絡先(代表者):3 号館 4 階 橋本研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け スポーツ科学Ⅰでは、高等学校まで学習したスポーツ教材を中心にして、Sports for all(誰でもスポーツを・誰とでも スポーツ・どこででもスポーツ)をねらいとし、日常生活にスポーツを取り入れて体を動かす喜びや楽しさの再体験を目 標とした授業です。 キーワード 個人種目、対人 keywords individual games, inter-personal 授業の到達目標 ・ 基本技術の修得 教員からの一言 ・ 個一技の修得 関連科目 生涯スポーツ I・II、健康科学 教 材 教科書 なし 参考書 荻村伊智朗著「実践卓球」(基礎技術編) 大修館書店 授業計画 第 1 回:導入講義:授業概要の説明 第 2 回:身体能力テストⅠ:柔軟性、筋力 第 3 回:身体能力テストⅡ:持久力、平衡性 第 4 回:基本練習Ⅰ:フォーハンドストローク 第 5 回:基本練習Ⅱ:サーブ、スマッシュ 第 6 回:応用練習:ゲーム形式による攻防 第 7 回:視聴覚授業:卓球実技ビデオ 第 8 回:審判法:シングルス、ダブルスゲームの進め方 第 9 回: 練習試合及び組み合わせⅠ:シングルス戦 第 10 回:練習試合及び組み合わせⅡ:ダブルス戦 第 11 回:シングルスゲームⅠ:リーグ戦 第 12 回:シングルスゲームⅡ:トーナメント戦 第 13 回:ダブルスゲームⅠ:リーグ戦 第 14 回:ダブルスゲームⅡ:トーナメント戦 第 15 回:技術能力テスト 成績評価基準 試合成績を評価点とする(100%)。 備 考 下級履修は可 49 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject スポーツ科学 II Sports Science II 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:橋本 浩 Hiroshi HASHIMOTO 連絡先(代表者):3 号館 4 階 橋本研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け スポーツ科学Ⅱでは、スポーツ科学Ⅰをベースに技術面やゲームメークをより専門的に学習し、トレーニングで個人の レベルアップをねらいゲームメークでは、作戦、システムについて学習します。 キーワード 球技、団体種目 keywords ball games, group games 授業の到達目標 ・ ゲーム展開の修得 教員からの一言 ・ 身体操作の工夫 50 関連科目 生涯スポーツ I・II、健康科学 教 材 教科書 なし 参考書 稲垣安二著「バスケットボール」 泰流社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業概要の説明 第 2 回:基本的な技術練習Ⅰ:ハンドリング、ドリブル 第 3 回:基本的な技術練習Ⅱ:セットショット、ジャンプショット、パス&ショット 第 4 回:基本的な技術練習Ⅲ:ドリブル、ショット、パス 第 5 回:基本的な技術練習Ⅳ:ピボットプレイ、フットワーク 第 6 回:基礎技術ゲーム:シューティングゲーム、ハンドリングショット 第 7 回:応用的な技術:ディフェンス法、アウトナンバー攻撃 第 8 回:基本的な戦術Ⅰ:パス&ラン(2 対 2、3 対 3) 第 9 回:基本的な戦術Ⅱ:スクリーンプレイ(2 対 2、3 対 3) 第 10 回:基本的な戦術・ゲーム:技術・戦術を実戦へ応用する 第 11 回:班別対抗戦Ⅰ:ゲームの運営方法 第 12 回:班別対抗戦Ⅱ:ルールの理解 第 13 回:班別対抗戦Ⅲ:リーグ戦・3on3 ゲーム 第 14 回:班別対抗戦Ⅳ:トーナメント戦 第 15 回:技術能力テスト:レイアップショット 成績評価基準 試合成績を評価点とする(100%)。 備 考 下級履修は可 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 生涯スポーツ I Sports Life I 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:橋本 浩 Hiroshi HASHIMOTO 連絡先(代表者):3 号館 4 階 橋本研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 健康・体力づくりの必要性とその方法について理解し運動実践を行い、生涯に向けての身体活動や身体運動への積極的 な姿勢や態度を育成する。 キーワード 球技、団体種目 keywords ball games, group games 授業の到達目標 ・ 応用技術の修得 ・ 仲間とのチームワークづくり 教員からの一言 ・ 運動技術の達成 関連科目 スポーツ科学 Ⅰ・Ⅱ、健康科学 教 材 教科書 なし 参考書 吉村正著「ソフトボール教室」 大修館書店 授業計画 第 1 回:導入講義:授業概要の説明 第 2 回:体力測定Ⅰ:形態 第 3 回:体力測定Ⅱ:機能 第 4 回:基本練習Ⅰ:キャッチボール 第 5 回:基本練習Ⅱ:トスバッティング 第 6 回:基本練習Ⅲ:フリーバッティング 第 7 回:応用練習Ⅰ:シートノック 第 8 回:応用練習Ⅱ:内野と外野の連携プレー 第 9 回:視聴覚授業:ソフトボール実技ビデオ 第 10 回:ゲームⅠ:チーム編成、審判法 第 11 回:ゲームⅡ:5 回戦でのリーグ戦 第 12 回:ゲームⅢ:5 回戦でのリーグ戦 第 13 回:ゲームⅣ:7 回戦でのトーナメント戦 第 14 回:ゲームⅤ:7 回戦でのトーナメント戦 第 15 回:技術能力テスト 成績評価基準 試合成績を評価点とする(100%)。 備 考 下級履修は可 51 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 生涯スポーツ II Sports Life II 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:橋本 浩 Hiroshi HASHIMOTO 連絡先(代表者):3 号館 4 階 橋本研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 仲間づくりの喜びと共に、人と協力しながら目標をクリヤーしていく達成感と、スポーツへの参加・健康の維持・自己 体力把握の基礎知識などを高める。 キーワード 仲間づくり、戦術 keywords friendship, tactics 授業の到達目標 ・ ゲームを通しての仲間との交流 教員からの一言 ・ 運動技術の習熟 52 関連科目 スポーツ科学Ⅰ・Ⅱ、生涯スポーツⅠ 教 材 教科書 なし 参考書 豊田博著「バレーボール」 ベースボール・マガジン社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業概要の説明 第 2 回:基本練習Ⅰ:対人パス・トス 第 3 回:基本練習Ⅱ:スパイク・サーブ 第 4 回:基本練習Ⅲ:ブロック 第 5 回:応用練習Ⅰ:サーブレシーブ 第 6 回:応用練習Ⅱ:円陣パス 第 7 回:応用練習Ⅲ:移動パス 第 8 回:視聴覚授業:バレーボール実技ビデオ 第 9 回:ゲーム形式練習Ⅰ:チーム編成 第 10 回:ゲーム形式練習Ⅱ:サーブ・レシーブ・スパイク中心 第 11 回:ゲームⅠ:リーグ戦、審判法 第 12 回:ゲームⅡ:リーグ戦 第 13 回:ゲームⅢ:トーナメント戦 第 14 回:ゲームⅣ:トーナメント戦 第 15 回:技術能力テスト 成績評価基準 試合成績を評価点とする(100%)。 備 考 下級履修は可 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 環境学入門 Introduction of Environmentology 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏 名:菊川 清 Kiyoshi KIKUKAWA 連絡先(代表者):2 号館 1 階 菊川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け ・ 身近な環境汚染から地球規模の環境問題までの現状を概観する。 ・ 環境問題の原因としての 20 世紀を特徴づける大量生産、大量消費、大量廃棄の社会経済システムを概観する。 ・ 環境問題の本質的な解決には、人間と社会、環境の調和を実現する必要があることを理解し、そのために社会の持続可 能な発展を保障する循環型社会経済システムをどう構築するのか、考察する。 キーワード 地球環境問題、社会経済システム、持続可能な社会、地球生態系、環境倫理学、環境経済学 keywords global environmental problems, socioeconomic system, sustanable society, global ecosystem, environmental ethics, environmental economics 授業の到達目標 本講で学ぶ内容を習得すると以下のことができるようになります。 ・ 身近な環境汚染と地球温暖化を中心とする地球環境問題の現状を説明できる。 ・ 身近な問題から地球規模まで、全ての環境問題が現在の消費型社会経済システムと結びついていることを説明できる。 ・ 消費型から循環型へ社会経済システムの転換に必要な考え方を、環境倫理学や環境経済学の視点から説明できる。 教員からの一言 ・ 環境問題に関する情報は、身の回りに溢れています。情報に能動的にアクセスし、考える習慣を身につけましょう。 ・ 環境問題を解決するためには、理系、文系に拘らない幅広い視野が求められます。 ・ 環境問題解決に「正解」はありません。いろいろな考え方があります。疑問に思ったら、すぐに質問しよう。 関連科目 環境と化学、環境と生物、産業技術と倫理 教 材 教科書 日経文庫ベーシック 環境問題入門 小林辰男・青木慎一著(日本経済新聞社) 参考書 浦野紘平著“みんなの地球”オーム社 瀬戸昌之他著“文科系のための環境論・入門”有斐閣アルマ 授業内容 第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明:環境学とは何か?本科目の目指す目標を示します。講義の進め方、評価の仕 方を説明します。 第 2 回:環境とは何か?地球の地殻圏、水圏および大気圏に生物圏関る地球システムであることを、地球誕生からの地 球の環境変動を生物圏の進化と絶滅をキーワードに学びます。 第 3 回:環境問題とは何か?加害者・被害者が明確だった公害から温暖化や大気汚染など地球規模の被害へ 第 4 回:地球温暖化(1)地球の気候を決める要因を地球のエネルギーバランスの問題として学び、南極やグリーンラン ド氷床に閉じ込められた古代大気組成から古気候を再現できることを学びます。 第 5 回:地球温暖化(2)人間活動によって現在進行している大気組成の変動が地球環境に与える影響について考える。 第 6 回:地球温暖化(3)地球のエネルギーバランスと物質循環について、地球生態系という概念から学ぶとともに、地 球温暖化が、大きくなりすぎた人間社会の問題として捉えられることを学びます。 第 7 回:地球温暖化(4)地球温暖化防止と経済的手段について、環境経済学の概念を学びます。 第 8 回:地球環境で主要な課題となるエネルギー問題について学びます。 第 9 回:大きくなりすぎた人間社会の問題を、物質循環の概念から学びます。特に、大量生産、大量消費、大量廃棄の 社会経済システムがもたらした、廃棄物汚染の問題について学びます。 第 10 回:使い捨て社会から循環型社会への移行への必然性と課題について学びます。 第 11 回:リサイクル法制度について、ここの具体的な事例に基づいて学びます。 第 12 回:持続可能な社会へ企業と消費者の対応と役割について学びます。 第 13 回:持続可能な社会へ人間の生き方の基本を問い直す環境倫理学の視点について学びます。 第 14 回:環境問題全体について総括的に整理して学びます。 第 15 回:定期試験。 成績評価基準 定期試験の成績(60%)と授業中に随時行うミニテスト(30%)およびレポート(10%)により評価します。 備 考 53 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 経済学の基礎 Basic of Economics 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 選択必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:永原 丞 Susumu NAGAHARA 連絡先(代表者):3 号館 4 階 永原研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 基礎理論Ⅰでは、産業資本の蓄積は如何にして実現できるか、さらに資本主義が発展するにつれて資本の有機的構成は 何故に高度化せざるを得ないのかを理解させ、産業の設備投資拡大と賃金労働者の相対的貧困化との関係について講義す る。基礎理論Ⅱでは、資本主義社会で発生する失業の原因・形態を理解させる。具体的には、J.M. ケインズの有効需要理論・ 乗数理論・流動性選好理論を講義の柱に据え、景気の浮揚策と政府が果たす役割について講義する。 キーワード 労働の二重性、労働力価値、相対的過剰人口、有効需要の原理、乗数効果 keywords two-fold character of labor, value of labor power, relative surplus-population, theory of effective demand, multiplier effect 授業の到達目標 ・ 貧困の発生原因を科学的に分析・思考する能力を身に付ける。 ・ 資本主義社会における労・使の対立が発生する根本的な原因を科学的に分析・思考する能力を身に付ける。 ・ 資本主義経済の運動法則が理解でき、経済を見る目、考える力を身に付ける。 ・ 基礎理論Ⅰ・Ⅱを学ぶことによって経済的社会観が形成できる。 教員からの一言 ・ 社会科学系の科目は全てに共通することであるが、授業をよく聞きノートをとり、自分で得心がいかないとか、理解で きないときは質問することです。さらに図書館などの文献を活用しながら、考え、説明、論述できるようになってほしい。 54 関連科目 社会科学系科目と関連づけて学ぶと楽しい 教 材 教科書 講義中に随時資料を配付する 参考書 斉藤道愛 他共著「経済学の基礎」学文社 授業計画 第 1 回:導入講義(講義の目的、講義方法、成績判定など) 第 2 回:経済学の基礎理論Ⅰ ①労働過程 第 3 回: ②価値増殖過程 第 4 回: ③剰余価値率と労働日 第 5 回: ④絶対的剰余価値生産と相対的剰余価値生産について 第 6 回: ⑤資本主義的生産様式の生成と展開(機械と大工業) 第 7 回:経済学の基礎理論Ⅱ ①「一般理論」誕生の背景 第 8 回: ②有効需要の原理 第 9 回: ③乗数理論の展開 第 10 回: ④利子率の決定 第 11 回: ⑤流動性選好説 第 12 回: ⑥ケインズ革命と現代インフレーション 第 13 回: ⑦日本資本主義の形成と展開、発展 第 14 回:前期のまとめ 第 15 回:前期定期試験 成績評価基準 定期試験(70%)と小テスト(30%)の成績で評価 備 考 他学科履修可、上級履修不可 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 数理科学 Mathematical Sciences 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:金光 滋 Shigeru KANEMITSU 連絡先(代表者):[email protected] 授業の概要及び位置付け This is supplementary course to Math. and its Recitation. Only those students who are admitted can enroll in it. The lectures will partly be given in English. But fear not. the topics are those you must have learned in higt schools, i.e. solving systems of linear equations using `addition and substraction method'and should be inteligible to you. We do not presuppose any knowledge more then what you learn in junior high schools, but you are supposed to master what you learn during the class, which will be supposed to known thenceforth. キーワード Matrices, vectors, determinants, fundamental operations, system of linear equations, regular matrices, keywords inverse matrices, diagonalization of matrices, eigenspaces, gradient 授業の到達目標 ・ To master the fundamental operations on matrices ・ To be able to evaluate determinants ・ To be able to solve any system of linear equations ・ To be able to find eigenvalues of square matrices ・ To be able to diagonalize square matrices 教員からの一言 ・ No claims about the contens or the soeed of the classes will be accepted. ・「数学Ⅰ」「数学演習Ⅰ」を必ず同時に受講すること。期末試験は、この 2 科目の授業内容も含めて出題する。 55 関連科目 数学Ⅱ、数学演習Ⅱ 教 材 教科書 two books(only those who are adimitted are entitled to purchase them 参考書 金光滋著「現代解析学Ⅰ」「線形代数学」牧野書店 授業計画 第 1 回:導入講義 Introduction and Notation 第 2 回:Operations in number systems 第 3 回:Vectors 第 4 回:Inner products and cosine laws(2-dim) 第 5 回:Inner products and cosine laws(3-dim) 第 6 回:Definition of determinants 第 7 回:Properties of determinants 第 8 回:Matrcies and their Operations 第 9 回:Regular matrices and their inverses 第 10 回:Finding inverses matrices Ⅰ(cofactor matrices) 第 11 回:Finding inverses matrices Ⅱ(Cramer's rule) 第 12 回:Eigenvalues and eigefunctions 第 13 回:Vector-valued functions and gradients 第 14 回:Applications of diagonalization 第 15 回:定期試験(90 分) 成績評価基準 期末試験の成績(80%)と授業中に随時行うレポート(20%)により評価する。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 環境と化学 Environment and Chemistry 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 選択必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏 名:菊川 清 Kiyoshi KIKUKAWA 連絡先(代表者):2 号館 1 階 菊川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 私たちの日々の生活は物質の絶え間ない変化に依存しています。特に人工化学物質が溢れる今、化学の基礎知識無しに 快適で安全な生活を送ることはできません。一方、私たちの足元から地球規模まで、あらゆる場面で顕在化しつつある環 境問題の理解と解決のためにも化学の知識は不可欠です。本講では、物質の構造、性質、変化を研究する学問としての化 学の基礎知識を 「環境問題の理解と解決」 という視点から学びます。さらにエネルギー資源とエネルギーの流れ、および 元素サイクルという概念を理解し、循環型社会創造への基礎的な知識を学びます。 キーワード 原子、分子、イオン、化学反応式、エネルギー資源、大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、元素サイクル keywords Atom, molecule, ion, chemical equation, energy resouce, air pollution, water pollution, land pollution 授業の到達目標 ・ 物質の構造、性質、変化について語る化学の言葉である「化学式」や「化学反応式」が描ける。 ・ 環境汚染の現状を理解し、環境改善するための基礎知識があり、説明できる。 ・ 日々の生活に必要なモノ(商品)の購入、使用、廃棄、およびエネルギー使用に際し、環境に優しい市民生活をおくる ための基礎知識、特に、商品につけられる 「説明書」 の意味を説明できる。 ・ 市民として環境汚染に対して疑問を提起することができ、環境改善への取組に参加することができる。 教員からの一言 ・ 環境問題に関する情報は、身の回りに溢れています。情報に能動的にアクセスし、考える習慣を身につけましょう。 ・ 複雑に見える物質の変化も、化学反応式で見ればイメージ豊かで納得!目からウロコとはこのことです。 ・ 高等学校の 「化学」 を受講している必要はありません。2 年次前期の「環境学入門」の受講を勧めます。 56 関連科目 環境学入門 教 材 教科書 浅野努 他共著「第3版化学-物質・エネルギー・環境」学術図書出版社 参考書 環境省 「環境白書」 日本化学会編「本音で話そう地球温暖化」丸善㈱ 授業内容 第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明。本科目の目指す目標を示します。講義の進め方、評価の仕方の説明。化学を 学ぶ上で必要な基礎的な単語 [ 単体、化合物、元素、分子、イオン、モルなど ] と国際標準単位を学びます。 第 2 回:原子の構造と元素の周期律-原子から化合物を形作る化学結合の基礎となる原子の構造について学ぶとともに、 物質の性質と変化が、構成する原子の構造の特徴によって理解できることを学びます。 第 3 回:原子の結合-物質の構造-さまざまな化学結合と、それにより生まれる物質の構造と性質の特徴を学びます。 第 4 回:物質の状態(1)-状態図とともに、金属結晶やイオン結晶、半導体など固体の特徴について学びます。 第 5 回:物質の状態(2)-液体と気体の特徴とともに、溶液や混合気体の濃度の表し方を学びます。 第 6 回:エネルギーとエントロピー(1)-エネルギーの種類、熱力学第 1 法則と第 2 法則について学びます。 第 7 回:エネルギーとエントロピー(2)-環境問題におけるエントロピー概念の重要性について考察します。 第 8 回:化学変化の速度と平衡-反応式の見方と酸と塩基について学びます。 第 9 回:エネルギー資源(1)-各種のエネルギー資源の利用状況と化石燃料、燃料電池おおび原子力エネルギーの特徴 について、地球温暖化を中心とした環境問題と関連させながら学びます。 第 10 回:エネルギー資源(2)-自然エネルギー資源などの新しいエネルギー資源について学ぶとともに、生物圏におけ る物質とエネルギーの流れから、元素サイクルの概念を学びます。 第 11 回:地球と環境(1)-土壌と水の汚染、特に水俣病などの原因となった重金属汚染について学びます。 第 12 回:地球と環境(2)-人工化学物質が極微量で予期せぬ結果をもたらすことがあることを理解します。ゴミを燃や すという非常に単純な行為が、史上最強の毒物であるダイオキシンを発生させていることを学びます。 第 13 回:地球と環境(3)-環境ホルモン(内分泌霍乱物質)について学びます。 第 14 回:地球と環境(4)酸性雨およびフロンガス汚染(オゾンホール)について学びます。 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験の成績(60%)と授業中に随時行うミニテスト(30%)およびレポート(10%)により評価します。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 環境と生物 Environment and Biology 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 選択必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:菅野 憲一 Kenichi KANNO 連絡先 :2 号館 1 階 菅野研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 生物学は、自然環境の仕組みを理解したり、様々な感染症、病気、種々の生命現象を知る上で欠かせない学問である。 この講義では、生物学の基礎的な部分を講義する。講義内容を社会生活に役立てていただきたい。 キーワード 生命の起源、進化論、酵素、セントラル ドグマ、遺伝子発現、遺伝子と病気、環境 keywords origin of life, theory of evolution, enzyme, central dogma, gene expression, gene and disease, environment 授業の到達目標 ・ タンパク質、脂質、核酸、糖などの生体分子の分類や働きを知っている。 ・ 細胞小器官の名称と機能が書ける。 ・ 遺伝情報の流れを説明できる。 ・ 特定のトリプレットコドンに対応するアミノ酸を決定できる。 ・ レッドリストのカテゴリーがわかる。 教員からの一言 ・ 毎回ノートをしっかりとり、復習してください。 ・ 新聞記事などで、生物学に関連のあるものを見つけたら、生物学的な視点で読むように心がけましょう。 関連科目 環境と化学、環境学入門 教 材 教科書 講義ごとにプリントを配布 参考書 中村運著「一般教養生物学の基礎」培風館、江戸謙顕著「生物と環境」三共出版、松原聰著「環境 生物科学」掌化房、須藤隆一著「環境修復のための生態工学」講談社サイエンティフィク、沼田真 著「植物生態の観察と研究」東海大学出版会、宮脇昭著「日本植生誌九州」至文堂 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、ノートのとり方、成績評価法など。 第 2 回:様々な生物;独立栄養生物と従属栄養生物、単細胞生物と多細胞生物を学ぶ。 第 3 回:細胞の構造;真核細胞と原核細胞。真核細胞の持つ具体的なオルガネラの名称とそれらの機能を学ぶ。 第 4 回:生体分子;タンパク質、脂質、核酸などの生命を形作ったり、機能させている生体分子を学ぶ。 第 5 回:生命のエネルギー;ATP という生命にとっての駆動力を学ぶ。 第 6 回:遺伝情報;遺伝子情報をもとに、如何にしてタンパク質が作られてゆくのかを学ぶ。 第 7 回:遺伝;遺伝の基礎を学ぶ。 第 8 回:進化;生物の誕生、環境の変化、ヒトの進化も含めた生物の進化を学ぶ。 第 9 回:(臨時試験) 第 10 回:植物群落;夏緑広葉樹、常緑照葉樹などの樹木の簡単な分類と、植物の垂直分布、水平分布を学ぶ。 第 11 回:群落の遷移と現代の植生;潜在植生、現存植生等の基本的な語句を知り、植物群落の遷移を学ぶ。 第 12 回:生態系;無機的環境と生物群集の関係を知り、食物網、生物濃縮を学ぶ。 第 13 回:絶滅危惧種と生物多様性;絶滅危惧のカテゴリーを学び、種々の実例を知る。 第 14 回:里地・里山、生態工学;里地・里山の概念を知り、生態工学によるアプローチを学ぶ。 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(80%)と臨時試験(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 57 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 初等物理学 Introduction to Physics 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:角藤 亮 Akira KAKUTO 連絡先(代表者):2 号館 3 階 角藤研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 人類は昔から自然現象のしくみを理解しようと努力してきた。自然を知ることは私たちが自然とどのように関わるべき かを知ることにもなる。この講義では物理学 I、物理学 II を履修しない学生を対象として、最も基礎的な自然法則である 力学を、きわめてゆっくりした進度で修得してゆく。必要な数学的知識は準備できているものと仮定せず、できるだけ講 義の中で説明するように努める。 キーワード 単位、質量、速度、加速度、運動方程式、振動 keywords unit, mass, velocity, acceleration, equation of motion, oscillation 授業の到達目標 ・ ベクトルの内積を計算する。 ・ 軌道の方程式から速度、加速度を計算する。 ・ 1 次元の運動方程式を解く。 ・ 調和振動子の運動を解く。 教員からの一言 ・ どちらかというと、文系志向で物理の苦手な学生を対象としている。 ・ 必要な数学の復習に関しても適宜ふれる。 ・ 対象学科は、時間割編成の都合で変更されることがある。 58 関連科目 教 材 教科書 指定せずにプリントを配布する 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、物理量の単位と次元 第 2 回:ベクトル I 第 3 回:ベクトル II 第 4 回:物理量の変化と微分 I 第 5 回:物理量の変化と微分 II 第 6 回:速度と加速度 第 7 回:質点の運動法則 第 8 回:一次元の運動 第 9 回:二次元の運動 第 10 回:運動方程式 第 11 回:束縛力 第 12 回:バネとフックの法則 第 13 回:固有振動 第 14 回:強制振動、定期試験に向けての総合演習 第 15 回:定期試験(60%) 注意 : 定期試験の範囲は、第 1 回目の授業から第 14 回目の授業を含む全てとする。 成績評価基準 定期試験(100%)の成績で評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 社会奉仕実習 Volunteer Work 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2・3 年次後期 氏名 name:大木 優 Masaru OHKI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 大木研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 社会奉仕活動を通して企業の社会貢献や個人における社会奉仕の意義と重要性を理解する。実習に先立ち数週にわたり 外部講師による社会奉仕活動についての講義を聴講する(講師の都合により日程が変更される場合がある)。 奉仕活動には、ただ、参加するだけではなく、組織や運営の仕方あるいは運営上の問題点などについても理解を深めるよ うに努力する。 キーワード ボランティア、NGO、NPO keywords volunteer, NGO, NPO 授業の到達目標 ・ 倫理観や社会貢献の精神、公共性や社会性の意識が見についている。 ・ 外部講師による社会奉仕活動の導入講義を聴講している。 ・ 社会奉仕活動を体験している。 ・ 実習報告している。 教員からの一言 ・ 社会奉仕活動の意義についてしっかりと考えてください。 関連科目 人間形成科目分野 教 材 教科書 参考書 「社会奉仕実習簿」産業理工学部発行 特に指定しない 授業計画 第 1 回:導入講義:実習の進め方と概要および成績評価法の説明 注:第 1 回授業では成績評価を含めた全体の情報を伝えるので必ず出席すること。 注:第 1 回授業を欠席した場合は、直ちに担当者まで申し出て、その後の指示を受けること。 第 2 回:外部講師による社会奉仕活動についての講義(第 1 回)を聴講する。 第 3 回:外部講師による社会奉仕活動についての講義(第 2 回)を聴講する。 第 4 回:外部講師による社会奉仕活動についての講義(第 3 回)を聴講する。 第 5 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。 第 6 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。 第 7 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。 第 8 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。 第 9 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。 第 10 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。 第 11 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。 第 12 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。 第 13 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。 第 14 回:報告書の作成とプレゼンテーションに関する説明を受ける。 第 15 回:定期試験(プレゼンテーション時間は前回に指定する) 注:実習は導入講義を含めて 30 時間以上とする。実施に当たっては授業に支障をきたさないよう配慮する。 注:スケジュールに関しては社会奉仕実習先と相談し、不明な点は、必ず、担当者に確認すること。 成績評価基準 社会奉仕実習報告書 (50% ) および実習報告 ( プレゼンテーション ) の内容 (50% ) によって評価する。 備 考 59 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject インターンシップ Internship 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2・3 年次後期 氏名 name:氏名 name:大木 優 Masaru OHKI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 大木研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け インターンシップとは、在学中に一定期間、自分の専攻や将来のキャリアに関連した企業に出向いて実際業務に携わる 実験方の体験型の職業研修である。企業体験を通じて専攻した分野と将来の職業に対する興味が高まるだけでなく、職業 人としての自覚がもてる。また、4 年次での職業選択や就職活動にも大いに役立つものである。 キーワード 人生、経験、技術 keywords life, experience, techinical skill 授業の到達目標 導入講義および事前研修を通じて、実社会の活動状況を明確に理解させ、コミュニケーション能力や協調性のレベルア ップをはかり、実地研修においてこれら能力を実践することを目標としている。しかし、知と行は努力と経験に裏打ちさ れるものであるため、報告会においてこれらを反省材料とすつとともに、学生一人一人に内在する個性発見をも目標とする。 教員からの一言 インターンシップは、大学と様々な分野の企業が連帯して実施されるが、学生を受け入れる企業にとっては大きな負担 となるため、学部全体での事前学習を受講し、各学科で選抜された学生のみが、企業での実地研修を受けることができる。 選抜は、教科の成績だけでなく、コミュニケーション能力や主体性、誠実さ、協調性、責任感などの人格面や実技能力も 重視される。 60 関連科目 ライフデザイン、キャリアデザイン、就職計画 教 材 教科書 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義 インターンシップの概要と説明 仮履修登録 第 2 回:事前研修 第 3 回:事前研修 第 4 回:事前研修 第 5 回:事前研修 第 6 回:事前研修 第 7 回:事前研修 第 8 回:事前研修 第 9 回:事前研修 第 10 回:実地研修 第 11 回:実地研修 第 12 回:実地研修 第 13 回:報告会 第 14 回:報告会 第 15 回:履修指導 正式な履修登録指導 成績評価基準 授業中のレポート (50% ) 及び受け入れ企業の評価値 (50% ) を総計して評価点とする。 備 考 上記の授業計画における事前研修とは、一般常識講座、企業研究講座、企業と学生とのマッチング、受け入 れ企業と学生の契約書締結、保険の加入等を総括したものである。 研修要領の説明や相談に関しては、主として就職課(インターンシップオフィス)が行う。受け入れ企業の 紹介と学生のマッチングは、主として福岡県インターンシップ推進協議会の紹介に基づきインターンシップ担 当教員と就職課が行う。 このプログラムの参加に当たっては保険加入が必須条件であり、条件を満たさなければ許可しない。 また、このプログラムは大学教育の一環であり、当然実地研修に伴う労働報酬は支払われない。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 倫理哲学 Ethics and Philosophy 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 選択必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:安居 誠 Makoto YASUI 連絡先(学内担当):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 協力し合えればお互いに利益になることを知りながら、自分だけいい思いをしたいという誘惑に駆られたり、逆に相手 から裏切られることを怖れてそれができない ── 協調関係のジレンマとして有名な状況である。多くの心理学や社会 学の研究では、各自が自分の利益を追求していく中で、望ましい社会関係が育っていくとされる。そのような関係の進展 が倫理や道徳の起源であることを示唆するものも多い。しかし、彼らの実験結果や論理構成から、そうした結論が出ると いうのは疑わしい。本講では、倫理や道徳がそれ自体で自立した権威を持っているかぎりにおいてのみ、社会的な協調関 係に望ましい影響を与えられることを説得的に示したい。 キーワード 囚人のジレンマ keywords prisoner’s dilemma 授業の到達目標 ・ 倫理や道徳が間違いなくわれわれの利益になること、しかしだからと言って、それらがわれわれの利益のために作られ たフィクションであるということにはならないことを同時に理解してもらう。 教員からの一言 ・ 小テストは学習の要所で行うので必ず受けること 関連科目 とくになし 教 材 教科書 使用しない。 参考書 R.アクセルロッド著「つきあい方の科学」ミネルヴァ書房 授業計画 第 1 回:導入講義 利己主義と利他主義 第 2 回:囚人のジレンマ 第 3 回:ジレンマ状況アラカルト 第 4 回:意思決定の理論とゲーム 第 5 回:最適戦略とは何か 第 6 回:自然界における協調関係 第 7 回:利己的な遺伝子 第 8 回:くり返し囚人のジレンマゲーム 第 9 回:しっぺ返し戦略 第 10 回:未来係数 第 11 回:倫理と道徳はどう違う 第 12 回:黄金律と定言命法 第 13 回:普遍化原理としての道徳 第 14 回:まとめと演習性 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 小テスト(40%)、定期試験(60%)による総合評価 備 考 他学科履修、上級履修などすべて可。 61 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 人間のこころ Human Mind 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 選択必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:佐藤 基治 Motoharu SATOU 連絡先(学内担当):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 「人間のこころ」は、日常的な人間の行動に関連付けて、心理学のさまざまな領域を概説する。 現代人として生きて行く上で不可欠な心理学の知識を体系的に学習することで、学生の皆さんの専門分野でのパフォーマ ンスを向上させ、また、日常での危機的状況の回避と充実した生活の獲得の可能性を高めることが本講義の目的である。 キーワード 心理学、知覚、学習、記憶、意識、思考、動機づけ、情動、発達、性格、対人関係 keywords psychology, perception, learning, memory, consciousness, thinking, motivation, emotion, development, personality, personal relations 授業の到達目標 ・ 人間の行動の基本的な仕組みを理解する。 ・ 人間の行動の特性を理解する。 ・ 集団の中での人間の行動を理解する。 ・ 心理学の専門用語を適切な文脈で使用できる。 ・ 心理学の領域の著名な研究を説明できる ・ 授業で得た知識を日常生活で活用することができる。 ・ 授業で得た知識を専攻する領域に利用することができる。 教員からの一言 ・教科書の該当する箇所は予め読んでいるものとして授業は進める。 62 ・受動的な受講態度からの脱却を希望する。 関連科目 教 材 教科書 下野孝一「『こころ』の解体新書」ナカニシヤ出版 参考書 アトキンソン 他「ヒルガードの心理学」ブレーン出版 授業計画 第 1 回:導入講義 第 2 回:無意識 第 3 回:対人関係と意識 第 4 回:知覚と意識 第 5 回:心のコントロール 第 6 回:学習による行動のコントロール 第 7 回:集団の圧力 第 8 回:中間試験 第 9 回:攻撃行動 第 10 回:児童虐待 第 11 回:異常 第 12 回:ストレス 第 13 回:ストレスへの対処 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験 70% 中間試験 30% 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 歴史を学ぶ History 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:川上秀人 Hideto KAWAKAMI 連絡先(代表者):3 号館 2 階 川上研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 「歴史」というものを「時間の経過によってモノやコトが変化していく過程」と仮に定義してみましょうか。そのとき、 私たちはどういう視点で何を見なければならないのでしょうか。時間の経過に伴ってモノやコトの中に存在する種々の「要 素」が取捨選択されながら変質していく姿を見たことがあるでしょう。 私たちの日常生活の中に「時間の流れ」を意識してみると、そこにはきっと新しい発見があると思います。それはおそら く人生を考えることに連なっていることでしょう。 キーワード 歴史、時間、要素、自分、選択 keywords history, time, element, myself, choice 授業の到達目標 ・ 時間が流れていることを認識する。 ・ 種々のできごとは多くの要素で構成されていることを知る。 ・ 要素の軽重によって取捨選択していることを認識する。 ・ 自分の中の歴史に気づく。(F) 教員からの一言 ・ 自分自身の中に流れている時間を顧みることによって、自分の将来や人生について考えて欲しい。 関連科目 建築文化論、建築デザイン史 教 材 教科書 必要に応じて資料を配付する。 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席して下さい。 第 2 回:歴史について考える 第 3 回:時間が流れる 第 4 回:モノやコトが変化する 第 5 回: 第 6 回:モノやコトに潜む要素 第 7 回: 第 8 回:取捨選択 第 9 回: 第 10 回:過去・現在・未来 第 11 回: 第 12 回:自己分析 第 13 回: 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(70%)と授業中のレポート(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 63 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 法を学ぶ Jurisprudence 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 選択必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:森川 展男 Nobuo MORIKAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 近年、若年層による犯罪が増加してきているのは一般に法意識が希薄となってきていることが原因の一つでもあろう。 それは、中等教育の現場で法教育が適格に行なわれていないためであろう。講義にあたって人間がなぜ法を必要とするか について、十分な考えを踏まえながら生活の中で法の果たす役割とは何かを論じていく。平成 21 年からの裁判員制度の 導入とともに法を身近にするため、に本講義では、法の基本的な精神、法の適正な運用、現代社会での基本的人権のあり 方について、毎回の講義で判例を挙げながら考えていく。 キーワード 法、ルール、道徳、権利、義務、基本的人権、社会規範、情報化社会 keywords law, rules, moral, rights, obligations, fundamental human right, social standard,information society 授業の到達目標 ・ どうして社会に法が必要であるかを考える。 ・ 情報化社会での法の運用、特に基本的人権の保護について理解する。 ・ 事例研究を通して、法解釈の多様性について検証する。 ・ 法のない社会を理想社会と位置付けることが果たして可能かどうについて考える。 ・ 初等・中等教育で法教育の必要性について問題を提議していくこと。 ・ 裁判員制度について理解する。 教員からの一言 ・ 法を身近な問題をとり上げて考えていくから、気楽に授業にのぞんで欲しい。 ・ 一事案に幾通りもの法解釈があることをつかんで欲しい。 64 関連科目 日本国憲法 教 材 教科書 末川 博編「新版 法学入門」有斐閣 参考書 加藤一郎代表編「ポケット六法」有斐閣 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、法とは何か、人権とは何かについて考える。 第 2 回:法と社会―国家と法、社会と法、法の目的(法的安定性)裁判員制度とは 第 3 回:法と民主主義(1)―法と道徳との差異(Ver1)、民主主義と幸福追求権 第 4 回:法と民主主義(2)―戸別訪問の禁止について、公務員個人の政治活動の禁止について 第 5 回:法とルール(1)―権利規範としての法、ルールの意義と条件、ルールをめぐる闘争 第 6 回:法とルール(2)―弱者不利な契約、日本社会の契約認識と甘さ、マニフェストにみる契約の拘束力 第 7 回:法と道徳 ―社会規範とサンクション、法と道徳の差異(Ver2) 第 8 回:中間試験―第 1 回から第 7 回までを範囲とする論述試験。 第 9 回:法手続きについて(1)―再審事件(白鳥事件、財田川事件、免田事件、島田事件など) 第 10 回:法手続きについて(2)―冤罪の原因と温床、推定無罪原則、適正手続原則 第 11 回:臓器移植と法―脳死について 第 12 回:安楽死と法―名古屋高裁尊属殺人被告事件、東海大学安楽死事件、カレン裁判 第 13 回:権利の濫用と表現の自由―権利濫用の法理、シネーカの法理、懲罰的損害賠償事件 第 14 回:学期末試験(1) 第 15 回:学期末試験(2) 注:試験範囲は第 1 回から第 13 回までの授業すべてとする。 成績評価基準 毎回レポート(15 点)、レポート(5 点)中間試験(30%)、学期末試験(50%)(ただし、学期末試験(1)(2) のうち高得点を採用する。)合計 100 点。 備 考 他学科履修可、上級履修可、下級履修可 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 日本国憲法 Japanese Constitution 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:森川展男 Nobuo MORIKAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 憲法は国と国民との契約を定めた法である。従って、憲法の学習は国民一人一人が法(日本国憲法)が定める権利と義 務を享受するために不可欠なことである。日本国憲法の精神は、基本的人権の保障、国民主権、三権分立、平和主義である。 本講義では、過去の事例を挙げながら、それぞれの考え方を講義していく。また、本講義の最終目標は法学検定である。 キーワード 権利、義務、適正手続、 keywords human rights, obligation, due process 授業の到達目標 ・ 日本国憲法の「精神」である国民主権、平和主義、基本的人権を学ぶ ・ 事件判例から「人間」についての理解を深める。 ・ 英米法との比較から法手続の違いを学習する。 教員からの一言 ・ 憲法を通して基本的人権、平和主義を自分で考えるようにしてください。 ・ 六法全書の使い方を学ぶ。 関連科目 法を学ぶ 教 材 教科書 初宿正典他著「いちばんやさしい 憲法入門」有斐閣アルマ 参考書 六法全書(ポケット六法で可) 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、日本国憲法とは何か、人権とは何か 第 2 回:憲法改正論議の是非 第 3 回:法の形式 第 4 回:最高判(第一小法廷)1996 平成 8 年 7 月 18 日「パーマ禁止校則事件」 第 5 回:大阪高判 1996 平成 8 年 5 月 14 日「釜ヶ崎監視カメラ訴訟」 第 6 回:広島高判 1991 平成 3 年 11 月 28 日「再婚禁止期間違憲訴訟」 第 7 回:最高判(第一小法廷)1995 平成 7 年 4 月 13 日「ポルノ個人輸入事件」 第 8 回:中間試験(第 1 回―第 7 回) 第 9 回:最高判(大法廷)昭和 32 年 3 月 13 日「チャタレー事件」 第 10 回:猥褻をめぐる議論―猥褻の合理性 第 11 回:東京高判昭和 61 年 8 月 25 日「外国人の指紋押捺強制事件」 第 12 回:東京高判昭和 61 年 3 月 26 日「外国人の指紋押捺拒否と再入国事件」 第 13 回:大阪地判 1994 平成 6 年 12 月 20 日「高槻内申書事件」-個人情報保護条例と個人情報保護法について 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験(第1回―第 13 回) 成績評価基準 中間試験(30%)、期末試験(50%)、毎回授業の復習(15%)、レポート(5%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 他学科履修可、上級履修可、下級履修可 65 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 知的財産法概論 Intellectual Property Law 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 選択必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 4 年次前期 氏名 name:木村 友久 Tomohisa KIMURA 連絡先(代表者):[email protected] 授業の概要及び位置付け この科目では、知的財産の全体像を扱い、その中でも「製品等の開発製造過程で創作される知的財産」に比重を置いて いる。特に、発明の同一性判断を起点とする特許法分野の知識修得と実践的態度の形成に重点を置き、実際の開発製造現 場で技術情報等の取得から戦略的判断に至るまでの、系統的な知的財産対応能力の形成を目指している。 キーワード 特許、実用新案、意匠、商標、特許請求の範囲 keywords patent, utility model, industrial design, trademark, claims 授業の到達目標 ・ 研究開発や商品製造部門で、知的財産の全体像から業務上直接的に関係する事項を選択し、当該事項を業務に適用して 初動段階で適切な知的財産対応を行うことができる。 ・ 所属部門の業務に合わせて、特許等の知的財産権情報検索を適切に行い基本的なパテントマップを作成することができる。 ・ 特許発明の技術的範囲について、技術者の立場から自立的に適切な解釈を行うことができる。 ・ パテントマップや特許発明技術的範囲同一性判断を通して、研究開発の方向付けや将来的な技術開発動向を示唆するこ とができる ・ 特許侵害訴訟における基本的な法律上の論点を理解する。 ・ 所属部門の業務に合わせた、ソフトウェア、デザイン、ノウハウを含めた知的財産管理を適切に行うことができる。 教員からの一言 ・ ネットワークから知的財産判例情報や特許情報を取得して、実際の事件に即した授業を行う。ネット上の情報取得リテラシー 66 について、予め修得していてほしい。 関連科目 教 材 教科書 特許庁編「産業財産権標準テキスト」発明協会 参考書 竹田和彦「特許の知識」ダイヤモンド社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、知的財産法の全体像と基本理念~無形の知的財産保護法 制の全体概要説明、情報通信技術の進展と知的財産権制度 第 2 回:特許情報と製品開発~製品開発過程に関連する工業所有権法の全体像、特許管理概論 第 3 回:特許要件-実体的要件Ⅰ~発明概念、新規性、新規性喪失の例外 第 4 回:特許要件-実体的要件Ⅱ~進歩性、先願、先願範囲の拡大規定、消極的特許要件 第 5 回:特許要件-手続的要件~特許出願実務、拒絶査定不服審判及び無効審判、審決取消訴訟 第 6 回:先行技術調査~特許等データベースの全体像把握、パトリス、特許電子図書館(演習) 第 7 回:特許侵害訴訟Ⅰ~直接侵害、損害額の算定(臨時試験) 第 8 回:特許侵害訴訟Ⅱ~間接侵害-みなし侵害 第 9 回:特許侵害訴訟Ⅲ~国内用尽、真正商品の並行輸入 第 10 回:特許侵害訴訟Ⅳ~特許発明の技術的範囲同一性判断と均等論 第 11 回:特許侵害訴訟Ⅴ~特許権の制約、法定通常実施権、利用抵触関係 第 12 回:ソフトウェア特許~明細書の解釈およびソフトウェアの特許表現の実際 第 13 回:技術移転の実務~技術移転と技術ライセンス契約、技術上のノウハウの保護を含む 第 14 回:意匠法~意匠登録要件、侵害訴訟の基本、意匠権、意匠の類否判断、ライセンス契約 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(55%)、臨時試験(25%)と授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 就職計画(公務員試験対策) Planning Your Future 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:シグマライセンススクール(飯塚市新飯塚 4-18-2F TEL0948-29-5348) 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 公務員の仕事や採用試験の内容を理解し、得点に必要な知識を学習する。さらに社会人に求められる一般的な教養を幅 広く身につけ、広い視野と合理的な思考力を養う。 キーワード 公務員試験、就職試験、一般教養、数的処理、判断推理 keywords public service employment test, employment test, global knowledge, mathematics, judgment and reasoning 授業の到達目標 ・ 公務員試験の出題傾向など概要を理解する。 ・ 基礎的な政治・経済のしくみについて理解する。 ・ 漢字・熟語などの国語力、文章読解力を身につける。 ・ 基礎的な計算力、条件からの推論、図形の把握を通して思考力を身につける。 ・ 主要な国の地誌や貿易・農業・産業等の統計を把握する。 ・ 基礎的な歴史の流れを把握する。 教員からの一言 ・ 社会人として必要な教養や、思考の柔軟性を身につけ、就職戦線を有利に戦いましょう。 67 関連科目 ライフデザイン、キャリアデザイン、インターンシップ 教 材 教科書 別途指定 参考書 随時、紹介する 授業計画 第 1 回:「政治・経済 1」憲法の基礎、国会・内閣・裁判所 第 2 回:「政治・経済 2」地方自治 第 3 回:「政治・経済 3」選挙制度 第 4 回:「歴史 1」日本の政治・経済・外交の歴史 第 5 回:「歴史 2」日本の法令・文化の歴史 第 6 回:「地理 1」気候、民族、宗教 第 7 回:「地理 2」農業、工業、貿易 第 8 回:「国語 1」ことわざ、四字熟語 第 9 回:「国語 2」敬語の用法 第 10 回:「数的処理 1」割合・平均の計算 第 11 回:「数的処理 2」仕事算、虫食い算 第 12 回:「判断推理 1」対応関係からの推論 第 13 回:「判断推理 2」位置・方位からの推論 第 14 回:「空間把握 1」軌跡 第 15 回:「空間把握 2」立体の展開図 成績評価基準 授業中の課題(50%)、レポート(50%)で総合的に評価する。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 就職計画(SPI 対策) Planning Your Future 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:シグマライセンススクール (飯塚市新飯塚 4-18-2F TEL0948-29-5348) 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 多くの企業が採用する SPI(Synthetic Personality Inventory)を中心に、就職試験の内容を理解し、得点に必要な知識 を学習する。さらに社会人に求められる一般的な教養を幅広く身につけ、広い視野と合理的な思考力を養う。 キーワード SPI、就職試験、一般教養、言語能力、非言語能力 keywords SPI, exams for jobs, general knowledge, verbal ability, non-verbal ability 授業の到達目標 ・ 就職試験の出題傾向など概要を理解する。 ・ 漢字・熟語などの国語力、文章読解力を身につける。 ・ 基礎的な計算力および、図形、図表、グラフを通して思考力を身につける。 ・ 基礎的な政治・経済のしくみについて理解する。 ・ 主要な国の地誌や貿易・農業・産業等の統計を把握する。 ・ 基礎的な歴史の流れを把握する。 教員からの一言 ・ 社会人として必要な教養や、思考の柔軟性を身につけ、就職戦線を有利に戦いましょう。 68 関連科目 ライフデザイン、キャリアデザイン、インターンシップ 教 材 教科書 別途指定 参考書 随時、紹介する 授業計画 第 1 回:「政治・経済 1」憲法の基礎、国会・内閣・裁判所 第 2 回:「政治・経済 2」地方自治、選挙制度 第 3 回:「歴史 1」日本の政治・経済・外交の歴史 第 4 回:「歴史 2」日本の法令・文化の歴史 第 5 回:「地理 1」気候、民族、宗教 第 6 回:「地理 2」農業、工業、貿易 第 7 回:「言語能力 1」同意語、反意語 第 8 回:「言語能力 2」ことわざ、慣用句 第 9 回:「言語能力 3」言葉の意味、敬語の用法 第 10 回:「言語能力 4」2 語の関係 第 11 回:「非言語能力 1」割合、平均の計算 第 12 回:「非言語能力 2」仕事算、虫食い算 第 13 回:「非言語能力 3」濃度、速度の計算 第 14 回:「非言語能力 4」場合の数、確率の計算 第 15 回:「非言語能力 5」n進法、まとめ 成績評価基準 授業中の課題(50%)、レポート(50%)で総合的に評価する。 備 考 2. リテラシー科目 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject リメディアル英語 Remedial English 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 自由科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name: 青井 格 Itaru AOI 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 英語の文法を基礎の基礎からやり直す。基本品詞、基本文型、基本時制の理解に重点をおき、練習問題を通してまずは 単文をきちんと作れるようにする。続いて重文、複文とより複雑な形式を学んでいく。 キーワード 品詞、文型、時制 keywords parts of speech, sentence patterns, tenses 授業の到達目標 ・ 基本品詞を適切に使用することができる。 ・ 基本時制を適切に使用することができる。 ・ 基本的な文型を適切に作ることができる。 教員からの一言 ・ 授業でされる説明自体は単純なものかもしれません。しかし大事なことは、それを実際の英語で確認していくことです。 つまりこの授業で学ぶのは解答ではなくて、勉強の仕方です。しっかり復習をしてください。辞書をひいてください。 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 資料を配付する。 参考書 英和辞書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法の説明 第 2 回:基本品詞(1) 名詞、形容詞、動詞 第 3 回:基本品詞(2) 助動詞、副詞、前置詞、接続詞 第 4 回:5 つの基本文型 第 5 回:平叙文、否定文、疑問文 第 6 回:基本時制(1) 現在形、現在進行形、過去形 第 7 回:基本時制(2) 現在完了形、未来形 第 8 回:中間試験 第 9 回:能動態と受動態 第 10 回:使役動詞、知覚動詞、その他の SVOC の文 第 11 回:単文、重文、複文(1) 第 12 回:単文、重文、複文(2) 第 13 回:総まとめ(1) 第 14 回:総まとめ(2) 第 15 回:期末試験 成績評価基準 中間試験(50%)、期末試験(50%) 備 考 入学時での実力テストで、合格点をとったものには単位を認定する。 71 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject ベーシック英語 Basic English 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name: 青井 格 Itaru AOI 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 「リメディアル英語」で学んだ英語の単文の作り方、使い方をふまえ、本講では関係代名詞を中心とした文と文とを組 み合わせてより複雑な表現を作る方法に重点をおく。そのための文法を練習問題を通して習得し、最終的には短い文章の 読解と、基礎的な英作文の演習をおこなう。 キーワード 句、節、不定詞、比較、仮定法、関係代名詞 keywords phrases, clauses, infinitive, comparison, subjunctive mood, relative pronouns 授業の到達目標 ・ 不定詞を適切に使用することができる。 ・ 比較、仮定法を適切に使用することができる。 ・ 関係代名詞を適切に使用して文を作ることができる。 ・ 10 文程度の英語の文章が理解できる。 ・ 2、3 文程度の英作文ができる。 教員からの一言 ・ 授業でされる説明自体は単純なものかもしれません。しかし大事なことは、それを実際の英語で確認していくことです。 つまりこの授業で学ぶのは解答ではなくて、勉強の仕方です。しっかり復習をしてください。辞書をひいてください。 72 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 資料を配付する。 参考書 英和辞書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法の説明 第 2 回:基本文法復習 (1) 第 3 回:基本文法復習 (2) 第 4 回:句と節 第 5 回:不定詞 第 6 回:比較 第 7 回:仮定法 第 8 回:中間試験 第 9 回:関係代名詞 (1) 第 10 回:関係代名詞 (2)、関係副詞 第 11 回:その他の重要構文 (1) 第 12 回:その他の重要構文 (2) 第 13 回:基礎文章読解 第 14 回:基礎英作文 第 15 回:期末試験 成績評価基準 中間試験(50%)、期末試験(50%) 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject ブラッシュアップ英語Ⅰ Brush-up English Ⅰ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:宮本 なつき Natsuki MIYAMOTO 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 英語のリスニング能力を高めるためにたくさんの英語を聞くだけでなく、様々な練習問題をこなしながら「能動的に」 英語を聞くことで、英語の様々な表現方法を聞き取り、学んでいきます。授業では実際に英語を聞き取り、問題を解くこ とが中心となります。日本人には聞き取りにくい英語の音声的ポイント(音の連続や変化等)や表現方法については説明 しますが、文法の説明はしません。またユニット毎に小テストを行って復習していきます。 キーワード リスニング、英会話、語彙 keywords listening, conversation, vocabulary 授業の到達目標 ・「なんとなく言っていることが分かる」から英語の単語一つ一つを聞き取ることができるようにする。 ・ 英語独特の発音に慣れ、様々な場面での会話を聞き取ることができるようにする。 ・ 日常会話でよく使われる表現方法を身につける。 教員からの一言 ・ 授業では、英語を聞いて問題を解き、その答えを発表してもらいます。分かるまで何度もその英語を繰り返し聞いても らうこともあるので、積極的な授業への参加が必要です。 73 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 山内信幸・北林利治著「Tactice Listner―短期集中リスニング道場―」金星堂 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義 第 2 回:Unit 1 Introductions:指示にしたがって 第 3 回:Unit 1 Introductions:指示にしたがって 第 4 回:Unit 2 Directions:地図を頭に思い浮かべて 第 5 回:Unit 2 Directions:地図を頭に思い浮かべて 第 6 回:Unit 3 Descriptions:形や様子の表現に注意して 第 7 回:Unit 3 Descriptions:形や様子の表現に注意して) 第 8 回:Unit 4 Processes:手順を示すキーワードに留意して 第 9 回:Unit 4 Processes:手順を示すキーワードに留意して 第 10 回:Unit 5 Opinions:自分の意見をはっきりと 第 11 回:Unit 5 Opinions:自分の意見をはっきりと 第 12 回:Unit 6 Messages:メッセージの伝達は正確に 第 13 回:Unit 6 Messages:メッセージの伝達は正確に 第 14 回:予備 第 15 回:最終試験 成績評価基準 最終試験(50%)、ユニット毎の小テスト(50%) 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject ブラッシュアップ英語Ⅰ Brush-up English Ⅰ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name: 青井 格 Itaru AOI 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本講は英作文を中心とする。ただし、出来合いの和文英訳ではなく、自分の言いたいことを、現在の自分の英語能力の 範囲で言えるもしくは書けるようになるにはどうすればいいかを考えていく。そのために英文の基本構造や、利用できる さまざまな表現、文章の作り方などを演習していく。 キーワード 英作文、主語 - 述語、表現、使用法 keywords composition, subject-verb, expresion, usage 授業の到達目標 ・ きちんとした構造をもつ英語の文が書ける。 ・ 前後とつながりのある英文が書ける。 ・ 30 語程度の英語の文章を書けるようになる。 教員からの一言 ・ 英文の基本構造は「主語 - 述語」です。まずそれを作るところから英作文をスタートさせてください。 ・ 自分の言いたいことを表すベストの表現が思いつかない場合は、どうすればそれとほぼ同じことが言えるか、代案を考 えるようにしてください。 74 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 登美博之、他著「日常表現で学ぶ英語の語順」朝日出版社 参考書 講師が用意し適宜配布する。 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法の説明 第 2 回:Chapter1 Weather and Climate 第 3 回:Chapter2 Daily Life 第 4 回:Chapter3 Campus Life 第 5 回:Chapter4 Music 第 6 回:Chapter5 Studies 第 7 回:Chapter6 Newspapers and Magazines 第 8 回:中間試験 第 9 回:Chapter7 Shopping 第 10 回:Chapter8 Eating Out 第 11 回:Chapter9 Sports and Watching Sporting Events 第 12 回:Chapter10 Computers 第 13 回:Chapter11 Telephone 第 14 回:Chapter12 Traveling Abroad 第 15 回:期末試験 成績評価基準 中間試験(40%)と期末試験(40%)、および授業での課題(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject ブラッシュアップ英語Ⅰ Brush-up English Ⅰ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:肥川 絹代 Kinuyo KOIKAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本講義では、英語によるコミュニケーションの基礎をマスターすることを狙っている。今年度使用する教材は、日本人が学習することを前 提にして、サンフランシスコで現地ロケを行い作成されたものである。美しいサンフランシスコの映像とサンフランシスコでいろいろな体験 をする「旅行編」とホームスティや学校や銀行などでアメリカ社会に溶け込むための体験をする「留学編」で構成されている。前期は「旅行編」 を学習する。現地の人々の生の英語を聞き取ると共に、各場面に合い相応しい英語表現を学んでいく。文化的な背景やマナーについてもあわ せて学んでいく。美しいサンフランシスコの映像を見ながら、リスニングを主としながらも、スピーキング、リーディング、ライティングの 4 技能の向上を目指している。適時、世界あるいはアメリカの社会問題に言及しながら、ディスカッションをし、考える授業を展開する。 キーワード オーラルコミュニケーション、文法、文化、風俗、ライティング、リーディング、リスニング、柔軟な批 keywords 判的思考、ディスカッション oral communication, grammar, culture, manner, wirting, reading, listening, current English, critical thinking, discussion 授業の到達目標 ・ 旅行に欠かせない英語によるオーラルコミュニケーションのマスター。 ・ 上記を達成するためのライティング、リーディング力の向上。 ・ ロールプレーなどにより、スピーキング力をつける。 ・ ビデオを教材により、臨場感をもって生の英語に接することで、使える英語を目指す。 ・ DVD 等を通して、世界あるいはアメリカの社会問題への関心を高め、自分の意見を持てるようになる。(レポート提出) 教員からの一言 ・ 英語の重要性・必要性を感じていない者は受講を見合わせてもらいたい。自主的かつ積極的に授業へ参加・貢献しよう という受講生を歓迎する(予習・復習を丁寧にすること) ・ テキストは必ず事前に準備のこと ・ 毎回英和および和英辞典を持参すること ・ ノートは必須 ・ 携帯の電源は切って鞄の中にしまっておくこと 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 Hiroto Oyyagi 著「Viva ! SanFrancisco : Video Approach to Survival English」Macmillan Languagehouse( マクミランランゲージハウス ) 参考書 適宜授業の中で紹介する 授業計画 第 1 回:導入講義 授業の進め方,到達目標,成績評価法などを含めて科目全体について詳細に説明する。受講予定者 は必ず出席すること。予習復習については毎回授業の最後に具体的に指示を出すので,休まずに出席すること。 第 2 回:Chapter 1: Getting Information 第 3 回:Chapter 2: Checking in at a hotel 第 4 回:Chapter 3: Asking for directions 第 5 回:Chapter 4: Renting a car 第 6 回:Chapter 5: Ordering a meal 第 7 回:Chapter 6: Shopping for clothes 第 8 回:中間試験(60 分) 第 9 回:Chapter 7: Asking for a favor 第 10 回:Chapter 8: Meeting a friend 第 11 回:Chapter 9: Checking out of a hotel 第 12 回:Chapter 10: Expressing preference 第 13 回:Review 第 14 回:Review 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(40%),中間試験(40%),レポート(10%), インタヴューテスト(10%) 備 考 75 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject ブラッシュアップ英語Ⅱ Brush-up English Ⅱ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:宮本 なつき Natsuki MIYAMOTO 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 英語のリスニング能力を高めるためにたくさんの英語を聞くだけでなく、様々な練習問題をこなしながら「能動的に」 英語を聞くことで、英語の様々な表現方法を聞き取り、学んでいきます。授業では実際に英語を聞き取り、問題を解くこ とが中心となります。日本人には聞き取りにくい英語の音声的ポイント(音の連続や変化等)や表現方法については説明 しますが、文法の説明はしません。またユニット毎に小テストを行って復習していきます。 キーワード リスニング、英会話、語彙 keywords listening, conversation, vocabulary 授業の到達目標 ・「なんとなく言っていることが分かる」から英語の単語一つ一つを聞き取ることができるようにする。 ・ 英語独特の発音に慣れ、様々な場面での会話を聞き取ることができるようにする。 ・ 日常会話でよく使われる表現方法を身につける。 教員からの一言 ・ 授業では、英語を聞いて問題を解き、その答えを発表してもらいます。分かるまで何度もその英語を繰り返し聞いても らうこともあるので、積極的な授業への参加が必要です。 76 関連科目 教 材 英語科目一般 教科書 山内信幸・北林利治著「Tactice Listner―短期集中リスニング道場―」金星堂 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義 第 2 回:Unit 7 Functions:場面を限定する役割の表現は? 第 3 回:Unit 7 Functions:場面を限定する役割の表現は? 第 4 回:Unit 8 Purchasing:買い物の際の決まり文句は? 第 5 回:Unit 8 Purchasing:買い物の際に決まり文句は? 第 6 回:Unit 9 Touring:旅程では地名と数字のチェックを忘れずに 第 7 回:Unit 9 Touring:旅程では地名と数字のチェックを忘れずに 第 8 回:Unit 10 Checking-in & Reserving:ホテルの宿泊に関する表現は? 第 9 回:Unit 10 Checking-in & Reserving:ホテルの宿泊に関する表現は? 第 10 回:Unit 11 Ordering:注文は必要事項を簡潔に 第 11 回:Unit 12 Mailing & Banking :郵便局や銀行での決まった表現は? 第 12 回:Unit 13 Job Hunting:労働条件の確認を忘れずに 第 13 回:Unit 14 Checking-in & Boarding:出入国のやりとりはあわてずに 第 14 回:Unit 15 Information-Gathering:情報収集には「5W1H」に注意して 第 15 回:最終試験 成績評価基準 最終試験 50%、ユニット毎の小テスト 50% 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject ブラッシュアップ英語Ⅱ Brush-up English Ⅱ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:青井 格 Itaru AOI 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本講は英作文を中心とする。ただし、出来合いの和文英訳ではなく、自分の言いたいことを、現在の自分の英語能力の 範囲で言えるもしくは書けるようになるにはどうすればいいかを考えていく。そのために英文の基本構造や、利用できる さまざまな表現、文章の作り方などを演習していく。 キーワード 英作文、主語 - 述語、表現、使用法 keywords composition, subject-verb, expresion, usage 授業の到達目標 ・ きちんとした構造をもつ英語の文が書ける。 ・ 前後とつながりのある英文が書ける。 ・ 30 語程度の英語の文章を書けるようになる。 教員からの一言 ・ 英文の基本構造は「主語 - 述語」です。まずそれを作るところから英作文をスタートさせてください。 ・ 自分の言いたいことを表すベストの表現が思いつかない場合は、どうすればそれとほぼ同じことが言えるか、代案を考 えるようにしてください。 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 河合忠仁、他著「基礎から始めるコミュニケーション英作文」松柏社 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法の説明 第 2 回:同意、賛同をする表現・接続詞の使用法 第 3 回:内容を確認する表現・不定詞の使用法 第 4 回:相手の不安などを取り除く表現 ・接続詞の使用法 第 5 回:相手の信頼などを勝ち得る表現・副詞節、名詞節の使用法 第 6 回:動作や状態、感情などを強める表現・受動態の使用法 第 7 回:相手の理解や同意を求める表現・動名詞、現在分詞の使用法 第 8 回:中間試験 第 9 回:好きだという気持ちを表す表現・代名詞の使用法 第 10 回:相手に依頼する表現・不定詞の使用法 第 11 回:初対面の時に言う表現・接続詞の使用法 第 12 回:相手に習慣や過去の経験回数を尋ねる表現・関係代名詞の使用法 第 13 回:相手に援助を差しのべる表現・現在完了形の使用法 第 14 回:期待を表す表現・不定詞の使用法 第 15 回:期末試験 成績評価基準 中間試験(40%)と期末試験(40%)、および授業での課題(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 77 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject ブラッシュアップ英語Ⅱ Brush-up English Ⅱ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:肥川 絹代 Kinuyo KOIKAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本講義では、前期に引き続き、英語によるオーラル・コミュニケーションの基礎をマスターすることを狙っている。後期では、 「留 学編」を学習することで、ホームスティや学校や銀行などでアメリカ社会に溶け込むための体験をする。前期同様、現地の人々の 生の英語を聞き取ると共に、各場面に合い相応しい英語表現を学んでいく。文化的な背景やマナーについてもあわせて学んでいく。 美しいサンフランシスコの映像を見ながら、リスニングを主としながらも、スピーキング、リーディング、ライティングの 4 技能 の向上を目指している。適時、世界あるいはアメリカの社会問題に言及しながら、ディスカッションをし、考える授業を展開する。 キーワード オーラル・コミュニケーション、文法、文化、風俗、ライティング、リーディング、リスニング、柔軟な keywords 批判的思考、ディスカッション oral communication, grammar, culture, manner, wirting, reading, listening, current English, critical thinking, discussion 授業の到達目標 ・ 留学体験に欠かせない英語によるオーラル・コミュニケーションのマスター。 ・ 上記を達成するためのライティング、リーディング力の向上。 ・ ロールプレーなどにより、スピーキング力をつける。 ・ ビデオを教材により、臨場感をもって生の英語に接することで、使える英語を目指す。 ・ DVD 等を通して、世界あるいはアメリカの社会問題への関心を高め、自分の意見を持てるようになる。(レポート提出) 教員からの一言 ・ 英語の重要性・必要性を感じていない者は受講を見合わせてもらいたい。自主的かつ積極的に授業へ参加・貢献しよう という受講生を歓迎する(予習・復習を丁寧にすること) 78 ・ テキストは必ず事前に準備のこと ・ 毎回英和および和英辞典を持参すること ・ ノートは必須 ・ 携帯の電源は切って鞄の中にしまっておくこと 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 Hiroto Oyyagi 著「Viva ! SanFrancisco : Video Approach to Survival English」Macmillan Languagehouse(マクミランランゲージハウス) 参考書 英字新聞、雑誌、ビデオなど。必要に応じてプリントを配る。 授業計画 第 1 回:導入講義 授業の進め方,到達目標,成績評価法などを含めて科目全体について詳細に説明する。受講予定者 は必ず出席すること。予習復習については毎回授業の最後に具体的に指示を出すので,休まずに出席すること。 第 2 回:Chapter 11 : Home stay 第 3 回:Chapter 12 : Offering to help 第 4 回:Chapter 13 : Self-introduction 第 5 回:Chapter 14 : Getting advice 第 6 回:Chapter 15 : Checking out a book 第 7 回:Chapter 16 : Opening a bank account 第 8 回:中間試験(60 分) 第 9 回:Chapter 17 : Sending a package 第 10 回:Chapter 18 : Inviting a friend 第 11 回:Chapter 19 : Buying medicine 第 12 回:Chapter 20 : Saying good-bye 第 13 回:Review 第 14 回:Review 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(40%)、中間試験(40%)、レポート(10%)、インタヴューテスト(10%) 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject TOEIC 英語Ⅰ TOEIC Engish I 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:青井 格 Itaru AOI 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け TOEIC 英語 I・II は TOEIC を使って通常会話で最低限のコミュニケーションができるようにする英語分野である。 TOEIC 英語 I においては、リスニングのコツ、基本的な文法、語彙の習得に重点を置く。 キーワード リスニング(写真描写問題・応答問題・会話問題・説明文問題) keywords リーディング(短文穴埋め問題・長文穴埋め問題・読解問題) listening, reading 授業の到達目標 ・ 簡単な会話が理解でき、身近な話題であれば応答も可能である。 ・ 基本的な文法、構文、語彙を備えている。 ・ 日常的に触れる文章やビジネス文章の内容がだいたい理解できる。 ・ 短い文章なら多少文法上の誤りがあっても英訳することができる。 ・ 自己紹介など、平易な英語でもかまわないが自分自身を表現することができる。 ・ 日本文化と外国文化の違いが、多少理解できる。 教員からの一言 ・ 授業には、辞書(電子辞書でも構わない)携帯のこと。 ・ 毎回の英単語テストの勉強以外、授業の予習、復習は必ずすること。 79 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 Lin Lougheed 著「Barron’s TOEIC Test 4th Edition」Barrons、西川恒志他著「TOEIC テスト ぶんせき英単語」スリーエーネットワーク、安河内哲也著「新 TOEIC テスト 英文法をはじめか らていねいに」東進ブックス 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義 :TOEIC 試験概要説明、社会のニーズとの関わり、ミニ模試 第 2 回:英単語 文法復習 Model Test 1(リスニング、リーディング) 第 3 回:英単語 文法復習 Model Test 1(リスニング、リーディング) 第 4 回:英単語 文法復習 Model Test 1(リスニング、リーディング) 第 5 回:英単語 文法復習 Model Test 1(リスニング、リーディング) 第 6 回:英単語 文法復習 Model Test 2(リスニング、リーディング) 第 7 回:英単語 文法復習 Model Test 2(リスニング、リーディング) 第 8 回:英単語 文法復習 Model Test 2(リスニング、リーディング) 第 9 回:英単語 文法復習 Model Test 2(リスニング、リーディング) 第 10 回:英単語 文法復習 Model Test 3(リスニング、リーディング) 第 11 回:英単語 文法復習 Model Test 3(リスニング、リーディング) 第 12 回:英単語 文法復習 Model Test 3(リスニング、リーディング) 第 13 回:英単語 文法復習 Model Test 3(リスニング、リーディング) 第 14 回:まとめ 第 15 回:TOEIC IP テスト 成績評価基準 TOEIC IP (100% ) 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject TOEIC 英語Ⅱ TOEIC Engish Ⅱ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:青井 格 Itaru AOI 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け TOEIC 英語 I・Ⅱ は TOEIC を使って通常会話で最低限のコミュニケーションができるようにする英語分野である。 TOEIC 英語 Ⅱ においては TOEIC 英語 I で学んだことを応用して、問題演習に重点を置き、英語の基本的学力を身につ ける。 キーワード リスニング(写真描写問題・応答問題・会話問題・説明文問題) keywords リーディング(短文穴埋め問題・長文穴埋め問題・読解問題) listening, reading 授業の到達目標 ・ 簡単な会話が理解でき、身近な話題であれば応答も可能である。 ・ 基本的な文法、構文、語彙を備えている。 ・ 日常的に触れる文章やビジネス文章の内容がだいたい理解できる。 ・ 短い文章なら多少文法上の誤りがあっても英訳することができる。 ・ 自己紹介など、平易な英語でもかまわないが自分自身を表現することができる。 ・ 日本文化と外国文化の違いが、多少理解できる。 教員からの一言 ・ 授業には、辞書(電子辞書でも構わない)携帯のこと。 ・ 毎回の英単語テストの勉強以外、授業の予習、復習は必ずすること。特にリスニングに関してはCDが付いているので 80 自宅学習として活用のこと。 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 TOEIC 運営委員会著「TOEIC 新公式問題集」国際ビジネスコミュニケーション協会、西川恒志他 著「TOEIC テストぶんせき英単語」スリーエーネットワーク、安河内哲也著「新 TOEIC テスト 英文法をはじめからていねいに」東進ブックス 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義 :TOEIC 試験概要説明、社会のニーズとの関わり、ミニ模試 第 2 回:英単語 文法復習 Model Test 4(リスニング、リーディング) 第 3 回:英単語 文法復習 Model Test 4(リスニング、リーディング) 第 4 回:英単語 文法復習 Model Test 4(リスニング、リーディング) 第 5 回:英単語 文法復習 Model Test 4(リスニング、リーディング) 第 6 回:英単語 文法復習 練習テスト 1 (リスニング、リーディング) 第 7 回:英単語 文法復習 練習テスト 1 (リスニング、リーディング) 第 8 回:英単語 文法復習 練習テスト 1 (リスニング、リーディング) 第 9 回:英単語 文法復習 練習テスト 1 (リスニング、リーディング) 第 10 回:英単語 文法復習 練習テスト 2 (リスニング、リーディング) 第 11 回:英単語 文法復習 練習テスト 2 (リスニング、リーディング) 第 12 回:英単語 文法復習 練習テスト 2 (リスニング、リーディング) 第 13 回:英単語 文法復習 練習テスト 2 (リスニング、リーディング) 第 14 回:まとめ 第 15 回:Final Exam. 期末テスト (第 9 回―第 14 回) (60 分) 成績評価基準 TOEIC IP テスト 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject アドヴァンス英語Ⅰ Advanced English I 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:森川 展男 Nobuo MORIKAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 基本的な英語力の上にさらに英語力の向上を目指す。構造的にも内容的にもより高度な英語運用能力の育成を目指す。 英文の精読を主に文章構造の解析と日本語訳、内容について解説を行なう。精読しながら速読術を教授する。 キーワード 時事英語、時事情勢、国際関係、異文化理解、思想、哲学、人生 keywords current English, current world affairs, international relationships, multi-cultural understanding thought, philosophy, life 授業の到達目標 ・ 様々なジャンルの英文を読み、「Reading」力を伸ばす。 ・ ジャンルには時事問題、社会問題、科学英語等の含み、文系、理系を問わず、グローバルな視野から世界を捉える。 ・ 英語をコミュニケーションの道具として最大限の武器と捉えた鍛錬を行なう。 ・ 自己表現の道具としてのみならず、教養のみならず、高度事英語習得を可能にする。 教員からの一言 ・ 理系・文系にこだわらず、さまざまな内容の英語を扱いますので、関心を広く持ってください。 ・ 英語を通して自分の世界観を広めようという姿勢が大切です。 ・ 高度な英文を読み読解力のみならず、内容について考える機会を提供できる。 開講時に英文プリントと予定表を配布します。 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 適宜プリントを配布。 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、前期の目標について。目標達成のシラバス説明。 第 2 回:プリント 第 3 回:プリント 第 4 回:プリント 第 5 回:プリント 第 6 回:プリント 第 7 回:プリント 第 8 回:Intermediate Exam 中間試験(第 1 回―第 7 回) 第 9 回:プリント 第 10 回:プリント 第 11 回:プリント 第 12 回:プリント 第 13 回:プリント 第 14 回:プリント 第 15 回:Final Exam 期末試験(第9回―第 14 回) 成績評価基準 中間試験(50%)、期末試験(50%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 81 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject アドヴァンス英語 II Advanced English II 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:森川 展男 Nobuo MORIKAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 基本的な英語力の上にさらに英語力の向上を目指す。構造的にも内容的にもより高度な英語運用能力の育成を目指す。 英文の精読を主に文章構造の解析と日本語訳、内容について解説を行なう。精読しながら速読術を教授する。 キーワード 時事英語、時事情勢、国際関係、異文化理解、思想、哲学、人生 keywords current English, current world affairs, international relationships, multi-cultural understanding thought, philosophy, life 授業の到達目標 ・ 様々なジャンルの英文を読み、「Reading」力を伸ばす。 ・ ジャンルには時事問題、社会問題、科学英語等の含み、文系、理系を問わず、グローバルな視野から世界を捉える。 ・ 英語をコミュニケーションの道具として最大限の武器と捉えた鍛錬を行なう。 ・ 自己表現の道具としてのみならず、教養のみならず、高度事英語習得を可能にする。 教員からの一言 ・ 理系の人でも、文系的な文献を、文系の人も、理系的な内容を読むことに関心があることが履修の条件です。 ・ 自分の世界観を広めたいと希望することも大切な履修の条件です。 ・ 理系・文系にこだわらず、さまざまな内容の英語を扱いますので、関心を広く持ってください。 82 ・ 英語を通して自分の世界観を広めようという姿勢が大切です。 ・ 高度な英文を読み読解力のみならず、内容について考える機会を提供できる。 ・ 開講時に英文プリントと予定表を配布します。 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 適宜プリントを配布 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、後期の目標について。目標達成のシラバス説明。 第 2 回:プリント 第 3 回:プリント 第 4 回:プリント 第 5 回:プリント 第 6 回:プリント 第 7 回:プリント 第 8 回:Intermediate Exam 中間試験 (第 1 回―第 7 回) 第 9 回:プリント 第 10 回:プリント 第 11 回:プリント 第 12 回:プリント 第 13 回:プリント 第 14 回:プリント 第 15 回:Final Exam 定期試験 (第9回―第 14 回) 成績評価基準 中間試験(50%)、期末試験(50%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 英会話 I English Conversation I 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2年次前期 氏名 name:マリータ カマダ Marita KAMADA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け This class is a beginning class in spoken English. Students will learn typical conversations and review basic grammatical patterns. Students will spend a lot of the class time practicing with a partner. キーワード 英語、英会話、コミュニケーション keywords English language, English conversation, communication 授業の到達目標 ・ The aim of the class is to improve English communication skills. 教員からの一言 ・ Have a positive attitude. Have good attendance, be on time, and bring the textbook. 83 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 David Martin 著「Topic Talk Second Edition」EFL Press 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義 第 2 回:Family 第 3 回:Food 第 4 回:Time 第 5 回:House and Home 第 6 回:Music 第 7 回:Transportation 第 8 回:Sports 第 9 回:Numbers 第 10 回:Friends 第 11 回:TV 第 12 回:Work 第 13 回:Vacation 第 14 回:Review 第 15 回:Test 成績評価基準 Final exam 50% , Speeches, Quizzes 50% 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 英会話 I English Conversation I 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2年次前期 氏名 name:ペロウ ウイリアム William PELLOWE 連絡先(代表者):4 号館 4 階ペロウ研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 英語の基礎的なコミュニケーションを、ビデオ教材による演習や、ネイティブ・スピーカーとの会話練習により学習する。 キーワード 英語、英会話、コミュニケーション keywords English language, English conversation, communication 授業の到達目標 ・ 英語の質問が理解できる。 ・ 英語で質問できる。 ・ 英語で自分の嗜好と趣味を言い表すことができる。 教員からの一言 ・ レッスンに積極的に参加してください。 ・ 英語は使うことで身につきます。 ・ 注意を払って授業を聞いてください。 84 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 Stempleski, Susan 著「World Link "Combo Split" Book 1A」Heinle/Thompson トムソン ELT 参考書 日英辞書、英日辞書(電子辞書 OK) 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。 第 2 回:Chapter 1 Meeting new people 第 3 回:Chapter 1 What does he look like? 第 4 回:Chapter 2 Feelings 第 5 回:Chapter 2 Body language and gestures 第 6 回:Chapter 3 At the supermarket 第 7 回:Chapter 3 Let's go shopping 第 8 回:Review of Chapters 1-3 第 9 回:Chapter 4 Places in the city 第 10 回:Chapter 5 How's the weather 第 11 回:Chapter 5 On vacation 第 12 回:Chapter 6 My favorite pastimes 第 13 回:Chapter 6 What are you like? 第 14 回:Review of chapters 4-6; Discussion of test content 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 授業中の課題 40%、定期試験 60% 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 英会話Ⅱ English Conversation Ⅱ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2年次後期 氏名 name:マリータ カマダ Marita KAMADA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け This class is a beginning class in spoken English. Students will learn typical conversations and review basic grammatical patterns. Students will spend a lot of the class time practicing with a partner. キーワード 英語、英会話、コミュニケーション keywords English language, English conversation, communication 授業の到達目標 ・ The aim of the class is to improve English communication skills. 教員からの一言 ・ Have a positive attitude. Have good attendance, be on time, and bring the textbook. 85 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 David Martin 著「Topic Talk Second Edition」EFL Press 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義 School 第 2 回:Movies 第 3 回:Money 第 4 回:Restaurants 第 5 回:Animals 第 6 回:Shopping 第 7 回:Health 第 8 回:Fashion 第 9 回:Travel 第 10 回:Fears 第 11 回:Dating 第 12 回:Marriage 第 13 回:Opinions 第 14 回:Review 第 15 回:Test 成績評価基準 Final exam 50% , Speeches, Quizzes 50% 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 英会話Ⅱ English Conversation Ⅱ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2年次後期 氏名 name:ペロウ ウイリアム William PELLOWE 連絡先(代表者):4 号館 4 階ペロウ研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 英語の基礎的なコミュニケーションを、ビデオ教材による演習や、ネイティブ・スピーカーとの会話練習により学習する。 キーワード 英語、英会話、コミュニケーション keywords English language, English conversation, communication 授業の到達目標 ・ 英語の質問が理解できる。 ・ 英語で質問できる。 ・ 英語で自分の考えや意見を言い表すことができる。 教員からの一言 ・ レッスンに積極的に参加してください。 ・ 英語は使うことで身につきます。 ・ 注意を払って授業を聞いてください。 86 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 Stempleski, Susan 著「World Link "Combo Split" Book 1B」Heinle/Thompson トムソン ELT 参考書 日英辞書、英日辞書 ( 電子辞書 OK) 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。 第 2 回:Chapter 7 – Changing habits 第 3 回:Chapter 7 – Plans and dreams 第 4 回:Chapter 8 – Heroes from the past 第 5 回:Chapter 8 – Modern-day heroes 第 6 回:Chapter 9 - Memories 第 7 回:Review Chapters 7 - 9 第 8 回:Chapter 10 – Health and body 第 9 回:Chapter 10 – Fighting stress 第 10 回:Chapter 11 – Special talents 第 11 回:Chapter 11 – Achievements 第 12 回:Chapter 12 – Movies, types of movies 第 13 回:Chapter 12 – Movie remakes, favorite movies 第 14 回:Review Chapters 10 – 12, discuss exam 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 授業中の課題 40%、定期試験 60% 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 留学英語 Summer English Language & Experience Program 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 自由科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1-4 年次前・後期 氏名 name:森川 展男 Nobuo MORIKAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 国際化の進んだ現代社会では、グローバルなコミュニケーション手段として英語運用能力は欠かすことができない。海 外において 1 ヶ月間英語のシャワーを浴びながら 4 週間の英語の集中講義を受講することにより、英語運用能力の向上を はかるのがこの研修の目的である。また、異文化体験を通し、国際マナー・国際感覚を身につけた国際人の育成をも目指す。 キーワード 留学、英語コミュニケーション、異文化体験 keywords studying abroad, English communication, experiencing foreign culture 授業の到達目標 ・ 異文化を理解した上で日常生活および社会生活で通用し得る実践的な英語コミュニケーション能力および国際マナー・ 国際感覚の修得。 教員からの一言 ・ 海外留学を積極的に検討し、機会があればぜひチャレンジしてください。 ・ 留学のための英語力をみがいてください。 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 参考書 授業計画 近畿大学との提携校である海外の 4 大学 ( 米国 : カリフォルニア大学・米国 : イリノイ大学・英国 : ノッティンガム大学・ カナダ : カルガリー大学 ) において、4 週間 ( 計 60 時間 ) の英語集中講義を受ける。講義は 1 クラス 15 名程度の少人数制で、 能力別クラス編成で行われる。研修の最後に修了テストが実施され、全課程を修了したと認められる学生には各大学より 修了認定書が授与される。研修終了後は各地にて 2 日間の研修旅行がある。帰国後、海外英語研修体験レポートの提出を 義務とする。各大学から修了認定書を授与され研修成果が認められた学生には 2 単位を与える。 1. 対象学年 : 1 – 4 年 2. 研修時間 : 4 週間 (60 時間 ) 3. 研修時期 : 8 月上旬 – 9 月上旬 ( 休暇中 ) 4. 研 修 先 : 上記 4 校 5. 研修費用 : 50 – 55 万円 ( 為替レートにより異なる ) 6. 研修規定 : 6、7 月中に合計 3 回の事前研修参加を義務とする。 滞在中の個人的旅行、車の運転を禁ずる。 7. 定 員 : 各大学とも 30 名。参加学生の選考は 4 月上旬に教務学生課にて研修参加の仮申込をしたあと、4 月中 旬に面接を行い、参加意欲・健康状態を審査の上、決定とする。 成績評価基準 事前研修 ( 計 3 回 ) への出席、各大学からの成績表、各大学からの研修修了証、帰国後の海外英語研修体験レポート、 以上 4 つの条件を満たした者に 2 単位を与える。 備 考 87 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 中国語Ⅰ Chinese Ⅰ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 氏名 name:海 沢洲 Takushu KAI 連絡先(代表者):3号館4階 海研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 中国語学習初心者を対象として、現代中国の言語および文化的背景の理解をも含めて授業を行う。 キーワード 中国語、中国 keywords Chinese, China 授業の到達目標 ・ 中国における方言の分布とその背景にある地方文化、更に(普通話)標準語成立までを理解する。 ・ 現代の中国におけるラテン文字の音読。中国で使用されている漢字の修得。 ・ 動詞を伴う文章の作成。 ・ 形容詞を伴う文章の作成。 ・ 中国語検定準四級合格を目指す。 教員からの一言 ・ 中国に個人旅行を計画している人、中国で働きたい人、中国に興味かある人の受講を歓迎いたします。 88 関連科目 中国語 II 教 材 教科書 海 沢洲著「中文倶楽部 I」白帝社 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法 中国語概論 第 2 回:単母音と四声(中国語のアクセント) 第 3 回:重母音 第 4 回:子音 Ⅰ 第 5 回:子音 Ⅱ 第 6 回:単音節語 第 7 回:複音節後 第 8 回:臨時試験 注:第 1 回から前回までの講義を対象とする。 第 9 回:動詞述語文 Ⅰ 第 10 回:動詞述語文 Ⅱ 第 11 回:体言述語文 Ⅰ 第 12 回:体言述語文 Ⅱ 第 13 回:形容詞述語文 Ⅰ 第 14 回:形容詞述語文 Ⅱ 第 15 回:定期試験(60 分) 注:第 1 回から前回までの講義のすべてを対象とする。 成績評価基準 定期試験(60%)、臨時試験(20%)と授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 2 年次前期 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 中国語Ⅱ Chinese Ⅱ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:海 沢洲 Takushu KAI 連絡先(代表者):3号館4階 海研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 教養中国語 Ⅱ は、教養中国語 Ⅰ ですでに学習した発音および簡単な文章作成を基礎として、中国において買い物、食 事等の日常生活ができることを目標としてとして授業を進める。 キーワード 中国語、中国 keywords Chinese, China 授業の到達目標 ・ 価格の受け答えができる。 ・ 所有存在を表現できる。 ・ お互いの願望、可能性を表現できる。 ・ 自己紹介ができる。 ・ 中国語検定四級合格を目指す。 教員からの一言 ・ 教養中国語Ⅰをあらかじめ修得してください。 関連科目 中国語 Ⅱ 教 材 教科書 89 海 沢洲「中文倶楽部 I」白帝社 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法 第 2 回:特殊な体言述語文 Ⅰ 第 3 回:特殊な体言述語文 Ⅱ 第 4 回:特殊な体言述語文 Ⅲ 第 5 回:特殊な体言述語文 Ⅳ 第 6 回:所有の表現 第 7 回:存在の表現 第 8 回:臨時試験 注:第 1 回から前回までの講義を対象とする。 第 9 回:完了の表現 Ⅰ 第 10 回:完了の表現 Ⅱ 第 11 回:完了表現 第 12 回:能願動詞 第 13 回:能願動詞 第 14 回:自己紹介 第 15 回:定期試験(60 分) 注:第 1 回から前回までの講義のすべてを対象とする。 成績評価基準 定期試験(60%)、臨時試験(20%)と授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 情報処理Ⅰ(一般クラス) Computer Literacy Ⅰ(Standard Class) 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 必修科目(全学科) 担当者 単位数 3 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:アウトソーシング(学内担当:長田 一興) 連絡先(代表者):5 号館 2 階 長田研究室 osada @ fuk.kindai.ac.jp 授業の概要及び位置付け 今日の情報社会において必須とされるコンピュータリテラシーを身につけることを目的とし、計算機の仕組み、 Windows の基本、MS Word による文書作成の基本操作を習得する。授業は、毎回講義と実習により進める。第 1 回目の 授業で簡単なテストを実施し、クラス分けをする。 キーワード コンピュータリテラシー、電子メール、インターネット、ネチケット、ワープロ、ワード、 マイクロソフトオフィススペシャリスト keywords computer literacy, E-mail, internet, netiquette, word processor, MS-Word, Microsoft Office Specialist 授業の到達目標 ・ パソコンの基本操作を習得する。 ・ インターネット、電子メールを利用する際の基礎知識とマナーを理解する。 ・ レポート作成などに必要な Microsoft Word の利用技術を習得する。 ・ 現在企業等において推奨されている IT 系資格である Microsoft Office Specialist のうち、Microsoft Word(スペシャリ ストレベル)を取得可能な技術レベルを習得する。 教員からの一言 ・ 1 年次の内に資格を取得できるように自発的に学ぶことを望みます。 ・ まじめに受講し、課題をこなすことが肝心です。 関連科目 情報処理Ⅱ 教 材 教科書 富 士 通 オ フ ィ ス 機 器 株 式 会 社「 よ く わ か る マ ス タ ー Microsoft Office Specialist 問 題 集 Microsoft Office Word 2003 <改訂版>」FOM 出版 90 参考書 富士通オフィス機器株式会社「よくわかる Microsoft Office Word 2003 基礎」FOM 出版 授業計画 第 1 回:導入講義:講義内容、成績評価などの解説と、クラス分けのための実力チェックテストを行う。 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝え、次回以降のクラス分けを実施するので必ず 出席しなさい。 第 2 回:パソコンの基本的な操作、Word の基礎知識を学習する。 第 3 回:インターネットや電子メールを利用する際の基礎知識を学習し、マナーを理解する。 第 4 回:Word を用いた基本的な文書作成を学習する。 第 5 回:作成した文書の編集方法を学習する。 第 6 回:文書内での表の作成と編集方法を学習する。 第 7 回:作成した文書の出力方法を学習する。 第 8 回:ビジネス文書の作成方法を学習する。ここまでの復習。 第 9 回:効率的な文書の作成と編集方法を学習する。 第 10 回:文書内での画像の編集方法を学習する。 第 11 回:文書の効果的な表現方法を学習する。 第 12 回:グループ作業での効率的な方法を学習する。 第 13 回:PowerPoint の基本操作を学習する。 第 14 回:定期試験、資格試験に向けた総合演習と解説を行う。 注:この総合演習は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求める。 第 15 回:定期試験を行う。 成績評価基準 定期試験(60%)と授業中の演習(40%)の成績を総計して評価点とする。ただし、Microsoft Office Specialist Word の資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 40%に 60 点を加えたものを評価点とする。Microsoft Office Expert Word の資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 20%に 80 点を加えたものを評価点と する。また、Microsoft Office Specialist Word の合格水準に達していると判定された場合は、定期試験と授業中の演習の 評点の各 70%に 30 点を加えたものを評価点とする。 備 考 MOS 資格試験を受験するものは、講師の事前チェックで合格水準に達していると判定されなければならない。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 情報処理Ⅰ(上級クラス) Computer Literacy Ⅰ(Advanced Class) 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 必修科目(全学科) 担当者 単位数 3 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:アウトソーシング(学内担当:長田 一興) 連絡先(代表者):5 号館 2 階 長田研究室 osada @ fuk.kindai.ac.jp 授業の概要及び位置付け 今日の情報社会において必須とされるコンピュータリテラシーを身につけることを目的とし、計算機の仕組み、 Windows の基本、MS Word による文書作成の基本操作を習得する。授業は、毎回講義と実習により進める。第 1 回目の 授業で簡単なテストを実施し、クラス分けをする。 キーワード コンピュータリテラシー、電子メール、インターネット、ネチケット、ワープロ、ワード、 マイクロソフトオフィススペシャリスト keywords computer literacy, E-mail、internet, netiquette, word processor, MS-Word, Microsoft Office Specialist 授業の到達目標 ・ パソコンの基本操作を習得する。 ・ インターネット、電子メールを利用する際の基礎知識とマナーを理解する。 ・ レポート作成などに必要な Microsoft Word の利用技術を習得する。 ・ 現在企業等において推奨されている IT 系資格である Microsoft Office Specialist のうち、Microsoft Word(スペシャリ ストレベル)を取得可能な技術レベルを習得する。 教員からの一言 ・ 1 年次の内に資格を取得できるように自発的に学ぶことを望みます。 ・ まじめに受講し、課題をこなすことが肝心です。 関連科目 情報処理Ⅱ 教 材 教科書 富 士 通 オ フ ィ ス 機 器 株 式 会 社「 よ く わ か る マ ス タ ー Microsoft Office Specialist 問 題 集 Microsoft Office Word 2003 <改訂版>」FOM 出版 参考書 富士通オフィス機器株式会社「よくわかる Microsoft Office Word 2003 基礎」FOM 出版 授業計画 第 1 回:導入講義:講義内容、成績評価などの解説と、クラス分けのための実力チェックテストを行う。 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝え、次回以降のクラス分けを実施するので必ず 出席しなさい。 第 2 回:パソコンの基本的な操作、Word の基礎知識を学習する。 第 3 回:インターネットや電子メールを利用する際の基礎知識を学習し、マナーを理解する。 第 4 回:Word を用いた基本的な文書作成を学習する。 第 5 回:作成した文書の編集方法を学習する。 第 6 回:文書内での表の作成と編集方法を学習する。 第 7 回:作成した文書の出力方法を学習する。 第 8 回:ビジネス文書の作成方法を学習する。ここまでの復習。 第 9 回:効率的な文書の作成と編集方法を学習する。 第 10 回:文書内での画像の編集方法を学習する。 第 11 回:文書の効果的な表現方法を学習する。 第 12 回:グループ作業での効率的な方法を学習する。 第 13 回:実践的な文書作成方法を学習する。 PowerPoint の基本操作と資格試験について学習する。 第 14 回:定期試験、資格試験に向けた総合演習と解説を行う。 注:この総合演習は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求める。 第 15 回:定期試験を行う。 成績評価基準 定期試験(60%)と授業中の演習(40%)の成績を総計して評価点とする。ただし、Microsoft Office Specialist Word の資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 40%に 60 点を加えたものを評価点とする。Microsoft Office Expert Word の資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 20%に 80 点を加えたものを評価点と する。また、Microsoft Office Specialist Word の合格水準に達していると判定された場合は、定期試験と授業中の演習の 評点の各 70%に 30 点を加えたものを評価点とする。 備 考 MOS 資格試験を受験するものは、講師の事前チェックで合格水準に達していると判定されなければならない。 91 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 情報処理Ⅱ(一般クラス) Computer Literacy II(Standard Class) 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 必修科目(全学科) 担当者 単位数 3 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:アウトソーシング(学内担当:長田 一興) 連絡先(代表者):5 号館 2 階 長田研究室 osada @ fuk.kindai.ac.jp 授業の概要及び位置付け 今日の情報社会ではほとんどの企業でコンピュータリテラシーを身につけることが要求されている。ここでは情報処理 Ⅰを更に発展させ、数値データ処理に欠かせない表計算ソフトの利用技術を習得する。さらに、多くの企業で要求される Microsoft Office Specialist の資格のうち Excel に関する資格を取得可能な技術レベルを習得することを目標とする。第 1 回目の授業で簡単なテスト実施し、クラス分けをする。授業は、毎回講義と実習により進める。 キーワード コンピュータリテラシー、表計算ソフト、エクセル、マイクロソフトオフィススペシャリスト keywords computer literacy, spreadsheet program, MS-Excel, Microsoft Office Specialist 授業の到達目標 ・ 数値データを処理し、表やグラフで表現できる。 ・ データ処理に必要な計算式を立て適切な関数を利用できる。 ・ 現在企業等において推奨されている IT 系資格である Microsoft Office Specialist のうち、Microsoft Excel(スペシャリ ストレベル)を取得可能な技術レベルを習得する。 教員からの一言 ・ 1 年次の内に資格を取得できるように自発的に学ぶことを望みます。 ・ まじめに受講し、課題をこなすことが肝心です。 関連科目 情報処理Ⅰ 教 材 教科書 富 士 通 オ フ ィ ス 機 器 株 式 会 社「 よ く わ か る マ ス タ ー Microsoft Office Specialist 問 題 集 Microsoft Office Excel 2003 <新版>」FOM 出版 参考書 92 富士通オフィス機器株式会社「よくわかる Microsoft Office Excel 2003 基礎」FOM 出版 授業計画 第 1 回:導入講義:講義内容、成績評価などの解説と、クラス分けのための実力チェックテストを行う。 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝え、次回以降のクラス分けを実施するので必ず 出席しなさい。 第 2 回:Excel の基本操作、表の作成方法を学習する。 第 3 回:作成した表の編集方法、数式作成の基礎を学習する。 第 4 回:実用的な数式の作成方法を学習する。 第 5 回:グラフの作成と編集方法を学習する。 第 6 回:作成した表やグラフの出力方法を学習する。 第 7 回:効率的な編集方法を学習する。ここまでの復習。 第 8 回:ワークシートの編集・管理方法を学習する。 第 9 回:関数の基礎と実践的な関数を学習する。 第 10 回:Excel のデータベース機能を学習する。 第 11 回:画像を使って表やグラフを効果的に表現する方法を学習する。 第 12 回:PowerPoint の実践的な操作について学習する。 第 13 回:PowerPoint の実践的な操作について学習する。 第 14 回:定期試験、資格試験に向けた総合演習と解説を行う。 注:この総合演習は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求める。 第 15 回:定期試験を行う。 成績評価基準 定期試験(60%)と授業中の演習(40%)の成績を総計して評価点とする。ただし、Microsoft Office Specialist Excel の資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 40%に 60 点を加えたものを評価点とする。Microsoft Office Expert Excel の資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 20%に 80 点を加えたものを評価点と する。また、Microsoft Office Specialist Excel の合格水準に達していると判定された場合は、定期試験と授業中の演習の 評点の各 70%に 30 点を加えたものを評価点とする。 備 考 MOS 資格試験を受験するものは、講師の事前チェックで合格水準に達していると判定されなければならない。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 情報処理Ⅱ(上級クラス) Computer Literacy II (Advanced Class) 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 必修科目(全学科) 担当者 単位数 3 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:アウトソーシング(学内担当:長田 一興) 連絡先(代表者):5 号館 2 階 長田研究室 osada @ fuk.kindai.ac.jp 授業の概要及び位置付け 今日の情報社会ではほとんどの企業でコンピュータリテラシーを身につけることが要求されている。ここでは情報処理 Ⅰを更に発展させ、数値データ処理に欠かせない表計算ソフトの利用技術を習得する。さらに、多くの企業で要求される Microsoft Office Specialist の資格のうち Excel に関する資格を取得可能な技術レベルを習得することを目標とする。第 1 回目の授業で簡単なテストを実施し、クラス分けをする。授業は、毎回講義と実習により進める。 キーワード コンピュータリテラシー、表計算ソフト、エクセル、マイクロソフトオフィススペシャリスト keywords computer literacy, spreadsheet program, MS-Excel, Microsoft Office Specialist 授業の到達目標 ・ 表計算ソフトである Microsoft Excel の利用技術を習得する。 ・ 現在企業等において推奨されている IT 系資格である Microsoft Office Specialist のうち、Microsoft Excel(スペシャリ ストレベル)を取得可能な技術レベルを習得する。 教員からの一言 ・ 1 年次の内に資格を取得できるように自発的に学ぶことを望みます。 ・ まじめに受講し、課題をこなすことが肝心です。 関連科目 情報処理Ⅰ 教 材 教科書 富 士 通 オ フ ィ ス 機 器 株 式 会 社「 よ く わ か る マ ス タ ー Microsoft Office Specialist 問 題 集 Microsoft Office Excel 2003 <新版>」FOM 出版 参考書 富士通オフィス機器株式会社「よくわかる Microsoft Office Excel 2003 基礎」FOM 出版 授業計画 第 1 回:導入講義:講義内容、成績評価などの解説と、クラス分けのための実力チェックテストを行う。 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝え、次回以降のクラス分けを実施するので必ず 出席しなさい。 第 2 回:Excel の基本操作、表の作成方法を学習する。 第 3 回:作成した表の編集方法、数式作成の基礎を学習する。 第 4 回:実用的な数式の作成方法を学習する。 第 5 回:グラフの作成と編集方法を学習する。 第 6 回:作成した表やグラフの出力方法を学習する。 第 7 回:効率的な編集方法を学習する。ここまでの復習。 第 8 回:ワークシートの編集・管理方法を学習する。 第 9 回:関数の基礎と実践的な関数を学習する。 第 10 回:Excel のデータベース機能を学習する。 第 11 回:画像を使って表やグラフを効果的に表現する方法を学習する。 第 12 回:PowerPoint の実践的な操作と資格試験について学習する。 第 13 回:PowerPoint の実践的な操作と資格試験について学習する。 第 14 回:定期試験、資格試験に向けた総合演習と解説を行う。 注:この総合演習は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求める。 第 15 回:定期試験を行う。 成績評価基準 定期試験(60%)と授業中の演習(40%)の成績を総計して評価点とする。ただし、Microsoft Office Specialist Excel の資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 40%に 60 点を加えたものを評価点とする。Microsoft Office Expert Excel の資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 20%に 80 点を加えたものを評価点と する。また、Microsoft Office Specialist Excel の合格水準に達していると判定された場合は、定期試験と授業中の演習の 評点の各 70%に 30 点を加えたものを評価点とする。 備 考 MOS 資格試験を受験するものは、講師の事前チェックで合格水準に達していると判定されなければならない。 93 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 日本語表現法基礎Ⅰ Basic Japanese Language I 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:皆川 晶 Aki MINAGAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 日本語による表現には、種々様々な場面や目的や分野・領域に応じ、外国語とは異なる日本語独特の表現法を持っている。 そこで、日本語に関する基礎知識と、論理的で明快な文章表現を学習し、文章表現力を高めるための演習問題などを取り 入れながら、より正確で効果的な日本語表現力の基礎を身につけることを目標とする。 この「基礎」を応用して、「日本語表現法応用」では、より高度な日本語の表現力を身につけることを目標とする。 キーワード 文 ・ 文章、文書、句読点、原稿・草稿、手紙、敬語 keywords sentence, document, punctuation mark, manuscript, letter, honorific(word) 授業の到達目標 ・ 文章を書く手順・構成などの要点を正しく理解する。 ・ 句読点、原稿用紙、符号などの使い方の基礎を学習し、正しい表現ができる。 ・ 作文、論文、手紙文などを正しく表現できる。 ・ 上記のような主項目を学習し、日本語表現法の総合的な基礎を修得する。 教員からの一言 ・ 演習問題を多用するので、当然のことながら遅刻、欠席をしないよう心掛けてほしい。 94 関連科目 日本語表現法基礎Ⅱ、日本語表現法応用Ⅰ・Ⅱ 教 材 教科書 参考書 随時、紹介する 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価についての説明 第 2 回:文章とは何か・書写 (新聞のコラム) 第 3 回:原稿用紙、句読点の使い方 第 4 回:自己紹介文を書く。 第 5 回:文章に慣れる ( 1 ) 縮約(新聞のコラム) 第 6 回:文章に慣れる ( 2 ) 縮約(社説) 第 7 回:文章に慣れる ( 3 ) 新聞記事を理解する 第 8 回:文章を書く手順と要点・マッピングメモを作る 第 9 回:マッピングメモを基に作文を書く・書きことばと話しことばの違い 第 10 回:作文の見直し・接続詞、段落について 第 11 回:新聞記事を読んで、意見文を書く・文の構成について 第 12 回:敬語とは 第 13 回:敬語の使い方 ( 1 ) 第 14 回:敬語の使い方 ( 2 ) 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(50%)、と授業中の演習(50%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 日本語表現法基礎Ⅱ Basic Japanese Language II 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:皆川 晶 Aki MINAGAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 日本語による表現には、種々様々な場面や目的や分野・領域に応じ、外国語とは異なる日本語独特の表現法を持っている。 そこで、日本語に関する基礎知識と、論理的で明快な文章表現を学習し、文章表現力を高めるための演習問題などを取り 入れながら、より正確で効果的な日本語表現力を身につけることを目標とする。 また、この「基礎」を応用して「日本語表現法応用」では、より高度な日本語の表現力を身につけることを目標とする。 キーワード 文、文章、文書、句読点、原稿、草稿、手紙、敬語、スピーチ keywords sentence, document, punctuation mark, manuscript, letter, honorific(word) , speech 授業の到達目標 ・ 文書(縦書きと横書き、社内と社外など)の正しい書き方ができる。 ・ 敬語と言葉の正しい使い方ができる。 ・ 卒業論文発表の基本や、自己紹介などのスピーチが正しく発表できる。 ・ 上記のような主項目と、「日本語表現法基礎Ⅰ」で学習したことをも含め、日本語表現法の総合的な基礎を修得する。 教員からの一言 ・「基礎Ⅰ」と同じく演習問題を多用するので、当然のことながら遅刻、欠席をしないように心掛けてください。 関連科目 日本語表現法基礎Ⅰ、日本語表現法応用Ⅰ・Ⅱ 教 材 教科書 参考書 随時、紹介する 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価についての説明 第 2 回:スピーチについて・原稿をつくる 第 3 回:スピーチ・「ふるさと」について発表する( 1 ) 第 4 回:スピーチ・「ふるさと」について発表する( 2 ) 第 5 回:スピーチ・「ふるさと」について発表する( 3 ) 第 6 回:手紙の書き方・お礼の手紙を書く 第 7 回:手紙、はがきの書き方、お詫びの手紙を書く 第 8 回:文書の書き方( 1 )社内文書 第 9 回:文書の書き方( 2 )社内文書 第 10 回:数字・漢字の誤読や誤用 第 11 回:新聞記事と縮約 第 12 回:新聞記事を読んで意見文を書く 第 13 回:文章を書くための基礎知識 第 14 回:「最近の自分の気持ち」について作文を書く 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(50%)、と授業中の演習(50%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 95 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 日本語表現法応用Ⅰ Applied Japanese Language I 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 names:皆川 晶・有松 しずよ Aki MINAGAWA・Sizuyo ARIMATSU 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け それぞれの専門分野に関する現代社会の諸問題を把握し、自己の意見を確立する。卒業論文や就職時に求められる文章 表現の基礎を習得する。 キーワード 日本語、文章語、口語、現代社会の諸問題 keywords Japanese, written language, spoken language, problems of modern society 授業の到達目標 ・ 現代社会の諸問題を自分と関連付けて把握し、自己の意見を文章で表現できるようになる。 教員からの一言 ・ この授業を通して、言葉が表現のための道具であることを実感し、字のうまい下手に関係なく、それを使って人に伝え 96 ることができるということに、楽しさを感じてほしい。 関連科目 日本語表現法基礎Ⅰ・Ⅱ 日本語表現法応用 Ⅱ 教 材 教科書 参考書 随時、紹介する 授業計画 第 1 回:導入講義。授業の進め方・授業における基本的な取り決め・成績評価についての説明。 第 2 回:日本語の基礎知識 第 3 回:話しことばと書きことばについて ( 1 ) 基礎知識 第 4 回:話しことばと書きことばについて ( 2 ) メールにおける話しことばと書きことば 第 5 回:新聞を読んで要約する ( 政治、経済 ) 第 6 回:新聞を読んで意見文を書く ( 政治、経済 ) 第 7 回:新聞を読んで要約し意見文を書く ( 文化 ) 第 8 回:報道番組を見て内容をまとめる 第 9 回:新聞を読んで要約する ( 福祉、子ども、高齢者 ) 第 10 回:新聞を読んで意見文を書く ( 福祉、子ども、高齢者 ) 第 11 回:新聞を読んで要約し意見文を書く ( 福祉、地域 ) 第 12 回:映像を見て内容をまとめる ( 自然環境 ) 第 13 回:新聞を読んで要約する ( 自然環境 ) 第 14 回:新聞を読んで意見文を書く ( 自然環境 ) 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(50%)、と授業中の演習(50%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 日本語表現法応用Ⅱ Applied Japanese Language II 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 names:皆川 晶・有松 しずよ Aki MINAGAWA・Sizuyo ARIMATSU 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 現代社会の諸問題を自己に関連付けて把握し、将来計画を考える。卒業論文や就職時に求められるさまざまな文章表現 技術を習得する。 キーワード 日本語、文章語、口語、プレゼンテーション、現代社会の諸問題 keywords Japanese, written language, spoken language, presentation, problems of modern society 授業の到達目標 ・ 現代社会の諸問題の問題点を発見し、その解決策を文章で表現できるようになる。 ・ さまざまなプレゼンテーションの技術を習得する。 教員からの一言 ・ さまざまな分野の文章に触れることによって表現の多様性に気付き、自分なりの表現法ができるようになってほしい。 97 関連科目 日本語表現法基礎 I・Ⅱ 日本語表現法応用 I 教 材 教科書 参考書 随時、紹介する 授業計画 第 1 回:導入講義。授業の進め方・授業における基本的な取り決め・成績評価についての説明。 第 2 回:日本語の基礎知識 ( 1 ) 文末表現 第 3 回:日本語の基礎知識 ( 2 ) 接続詞 第 4 回:新聞を読んで要約する ( 政治、経済 ) 第 5 回:新聞を読んで問題点を発見し解決策を考える ( 政治、経済 ) 第 6 回:新聞を読んで要約する ( 福祉 ) 第 7 回:新聞を読んで問題点を発見し解決策を考える ( 福祉 ) 第 8 回:映像を見て問題点を発見し解決策を考える ( 文化 ) 第 9 回:プレゼンテーションに取り組む 第 10 回:プレゼンテーションを企画、構成する 第 11 回:プレゼンテーションを実現する 第 12 回:自己を振り返る 第 13 回:人生設計について考える 第 14 回:現代社会の諸問題と自分を結びつけて考える 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(50%)、と授業中の演習(50%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 日本語Ⅰ Japanese I 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:森川 展男 Nobuo MORIKAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 専攻分野に関連した文章を教材に読む、書く、まとめる、発表するといった手順で日本語を学ぶ。 キーワード 日本語、読む、考える、発想、表現 keywords Japanese, read, think, idea, expression 授業の到達目標 ・ 文章を正確に読む ・ 文章の要旨をまとめる。 ・ 文章のレジュメを書く ・ 作成したレジュメを発表する。 教員からの一言 ・ 専攻分野の本が正確に読めるように短い文章を読む。要旨をまとめる。そのレジュメを書くといった大学での授業に必 要な基礎文章力習得を目標とする。 98 関連科目 教 材 日本語Ⅱ 教科書 専攻分野に関連したテキストを配布 参考書 随時、紹介する 授業計画 第 1 回:導入講義。授業の進め方と概要の説明。成績評価法。 第 2 回:専門分野に関連したテキストを読む 2,400 字程度 第 3 回:テキストの要旨をまとめる。 第 4 回:テキストのレジュメを書く。 第 5 回:専門分野に関連したテキストを読む 3,600 字程度 第 6 回:テキストの要旨をまとめる。 第 7 回:テキストのレジュメを書く。 第 8 回:専門分野に関連したテキストを読む 3,600 字程度 第 9 回:テキストの要旨をまとめる。 第 10 回:テキストのレジュメを書く。 第 11 回:専門分野に関連したテキストを読む 4,800 字程度 第 12 回:テキストの要旨をまとめる。 第 13 回:テキストのレジュメを書く。 第 14 回:作成したレジュメを発表する。 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(30%)、授業中課題(70%)により評価する。 備 考 外国人留学生のみ受講可能。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 日本語Ⅱ Japanese Ⅱ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:森川 展男 Nobuo MORIKAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 専攻分野に関連した文章を教材に読む、書く、まとめる、発表するといった手順で日本語を学び、最後は読解した文章 に関連するレポートを書く。 キーワード 日本語、読む、考える、発想、表現 keywords Japanese, read, think, idea, expression 授業の到達目標 ・ 文章を正確に読む。 ・ 文章の要旨をまとめる。 ・ 文章のレジュメを書く。 ・ 作成したレジュメを発表する。 ・ 読解した文章に関連するレポートを書く。 教員からの一言 ・ 日本語 I よりも読解文章のワードを増やし、専攻分野の文書を理解することを目標とする。 99 関連科目 日本語Ⅰ 教 材 教科書 専攻分野に関連したテキストを配布 参考書 随時、紹介する 授業計画 第 1 回:導入講義。授業の進め方と概要の説明。成績評価法。 第 2 回:専門分野に関連したテキストを読む 4,800 字程度 第 3 回:テキストの要旨をまとめる。 第 4 回:テキストのレジュメを書く。 第 5 回:専門分野に関連したテキストを読む 4,800 字程度 第 6 回:テキストの要旨をまとめる。 第 7 回:テキストのレジュメを書く。 第 8 回:専門分野に関連したテキストを読む 4,800 字程度 第 9 回:テキストの要旨をまとめる。 第 10 回:テキストのレジュメを書く。 第 11 回 :専門分野に関連したテキストを読む 6,000 字程度 第 12 回:テキストの要旨をまとめる。 第 13 回:テキストのレジュメを書く。 第 14 回:作成したレジュメを発表する。 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(30%)、授業中課題(70%)により評価する。 備 考 外国人留学生のみ受講可能。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 日本語Ⅲ Japanese Ⅲ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:森川 展男 Nobuo MORIKAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 専攻分野に関連した文章を教材に読む、書く、まとめる、発表するといった手順で日本語を学ぶ。さらには読解した文 章に対する批評および自己の論を中程度の長さの文章にまとめる。 キーワード 日本語、読む、考える、発想、表現 keywords Japanese, read, think, idea, expression 授業の到達目標 ・ 文章を正確に読む。 ・ 文章の要旨をまとめる。 ・ 文章のレジュメを書く。 ・ 作成したレジュメを発表する。 ・ 読解した文章の批評および自己の論を文章にまとめる。 教員からの一言 ・ 読解した文章の批評および自己の論を文章にするという目標のために専攻分野の文章を読む。 100 関連科目 教 材 日本語Ⅳ 教科書 専攻分野に関連したテキストを配布 参考書 随時、紹介する 授業計画 第 1 回:導入講義。授業の進め方と概要の説明。成績評価法。 第 2 回:専門分野に関連したテキストを読む 6,000 字程度 第 3 回:テキストの要旨をまとめる。 第 4 回:テキストのレジュメを書く。 第 5 回:テキストに対しての批評をまとめる。 第 6 回:テキストに対しての批評と自己論をまとめて文章にする。2,400 字程度 第 7 回:まとめた文章を校正する。 第 8 回:専門分野に関連したテキストを読む 7,200 字程度 第 9 回:テキストの要旨をまとめる。 第 10 回:テキストのレジュメを書く。 第 11 回:テキストに対しての批評をまとめる。 第 12 回:テキストに対しての批評と自己論をまとめて文章にする。2,400 字程度 第 13 回:まとめた文章を校正する。 第 14 回:授業で作成した 2 本の文章を比較・講評する。 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(30%)、授業中課題(70%)により評価する。 備 考 外国人留学生のみ受講可能。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 日本語Ⅳ Japanese Ⅳ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:森川 展男 Nobuo MORIKAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 専攻分野に関連した文章を教材に読む、書く、まとめる、批評、自己論をまとめるといった手順で日本語を学ぶ。長い 論文(例として卒業論文)を目指した文章が構成・記述できるように目標を持ち日本語を学ぶ キーワード 日本語、読む、考える、発想、表現 keywords Japanese, read, think, idea, expression 授業の到達目標 ・ 文章を正確に読む。 ・ 文章の要旨をまとめる。 ・ 文章のレジュメを書く。 ・ 作成したレジュメを発表する。 ・ 読解した文章の批評および自己の論を文章にまとめる。 ・ 専門分野に関する長い論文(例として卒業論文)を構成、記述することを目標とする。 教員からの一言 ・ 専攻専門分野に関する長い論文(例として卒業論文)を構成、記述することができるように目標を持ち日本語を学ぶ。 101 関連科目 教 材 日本語Ⅲ 教科書 専攻分野に関連したテキストを配布 参考書 随時、紹介する 授業計画 第 1 回:導入講義。授業の進め方と概要の説明。成績評価法。 第 2 回:専攻専門分野に関連する自己関心分野のテキストを選択する。2 本。 第 3 回:テキストの要旨をまとめる。1 本。 第 4 回:テキストの要旨をまとめる。2 本目。 第 5 回:テキストに対しての批評をまとめる。1 本目。 第 6 回:テキストに対しての批評をまとめる。2 本目。 第 7 回:まとめた 2 本の文章を比較、講評する。 第 8 回:まとめた 2 本の文章をてがかりとして自己理論を構成する。 第 8 回:自己理論の要旨を構成する。 第 9 回:自己理論の要旨を骨子に論文としての文章を構成する。 第 10 回:自己理論の要旨を骨子に論文としての文章を構成、訂正する。 第 11 回:構成した、訂正した自己理論を文章に作成する。 第 12 回:作成文章を訂正する。1 段階。 第 13 回:作成文章の訂正をする。2 段階。 第 14 回:作成文章の仕上げをする。 第 15 回:作成文章の講評をする。 成績評価基準 授業中課題(100%)により評価する。 備 考 外国人留学生のみ受講可能。 3. 専 門 科 目 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 情報学導入セミナー I ICS Exercises for freshmen I 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:情報学科全専任教員 連絡先(代表者):3 号館 3 階 大木研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 導入セミナーⅠは、情報学序論で聴講したミニ講義の内容に基づき、必要ならば調査を行い、いくつかの設問に対する 解答をレポートとしてまとめる練習を行う授業である。講義内容の要点を記録したノートを参考として、 必要に応じてイ ンターネットなどによる調査を行い、 与えられた設問に対する自分なりの解答をレポートとしてまとめ、コミュニケーシ ョンの基本である『自分の考えを文章で表現する能力』を養うことも目標としている。 キーワード 情報学、レポートの書き方、自己表現能力 keywords information and computer sciences, report writing, presentation skill 授業の到達目標 ・ 用語や句読点、接続詞など適切に使用でき、論理的に正しい文の展開を行うことができる。 ・ 設問に関連して他者の考えと自分の考えとを明確に区別して述べることができる。 ・ パラグラフ構造を意識して、読みやすい文章を組み立てることができる。 教員からの一言 ・ 論理的な文章を書くことは、一流の技術者となるためには、必須の素養ですが、 適切な原理に基づいて練習を重ねなけ れば身につきません。根気よく練習しましょう。 関連科目 情報学序論、情報学導入セミナーⅡ 教 材 教科書 特に指定しない。資料を配布する。 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、レポートの提出について説明します。数名ごとの少人数 に、専任教員に配属します。 第 2 回:レポートの作成順序、レポートの構造、文章の構造、良いレポートと悪いレポートの事例 第 3 回:ミニ講義 1 の設問に対するレポート作成練習、期日までにレポート提出 第 4 回:ミニ講義2の設問に対するレポート作成練習、期日までにレポート提出 第 5 回:ミニ講義3の設問に対するレポート作成練習、期日までにレポート提出 第 6 回:ミニ講義4の設問に対するレポート作成練習、期日までにレポート提出 第 7 回:ミニ講義5の設問に対するレポート作成練習、期日までにレポート提出 第 8 回:ミニ講義6の設問に対するレポート作成練習、期日までにレポート提出 第 9 回:ミニ講義7の設問に対するレポート作成練習、期日までにレポート提出 第 10 回:ミニ講義8の設問に対するレポート作成練習、期日までにレポート提出 第 11 回:ミニ講義9の設問に対するレポート作成練習、期日までにレポート提出 第 12 回:ミニ講義 10 の設問に対するレポート作成練習、期日までにレポート提出 第 13 回:ミニ講義 11 の設問に対するレポート作成練習、期日までにレポート提出 第 14 回:ミニ講義 12 の設問に対するレポート作成練習、期日までにレポート提出 第 15 回:ミニ講義 13 の設問に対するレポート作成練習、期日までにレポート提出 成績評価基準 講義毎に提出するレポートにより評価する。 備 考 他学科履修は不可。 105 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 情報学導入セミナーⅡ ICS Exercises for freshmen Ⅱ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:情報学科専任教員全員 連絡先(代表者):3 号館 3 階 大木研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 情報学導入セミナーⅡでは、各専任教員の下に数名ずつ配属し、担当教員の監督下で少人数教育を行う。担当教員の専 門に関連して提供された情報学の課題の概要について講義を受けた後、いくつかの設問について、 必要ならば調査を行い、 各自の解答を期日までにレポートとしてまとめ提出する。さらに、本科目の勉強を通して、大学での勉強方法や自学自習 の習慣を身につけることを目標としている。 キーワード 情報学の課題、調査、レポート作成 keywords topics of ICS, investigation, report writing 授業の到達目標 ・ 図書館、インターネットなどを利用して、 課題に関する調査を行うことができる。 ・ 課題の内容に関する背景や状況を把握して、課題の目的や、問題点、背景、調査結果、自分の考えを OHP およびレポー ト文書にまとめることができる。 ・ 適切に準備された資料や OHP を用いて、説明することができ、質問に回答することができる。 ・ 他者の発表を、内容を理解しながら聞くことができる。 教員からの一言 ・ 科学技術、特に情報学周辺の発展は目覚しい。したがって、自ら学び、 継続して学ぶ気持ちが無ければ、 一流の技術者 として生きていくことは困難である。各担当教員に導かれて情報学の課題を楽しみつつ、学習の基本を習得して欲しい。 106 関連科目 情報学導入セミナーⅠ 教 材 教科書 各教員の指導に従ってください。 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、学習の心構え、各専任教員が提供する課題の概略の発表 と質疑応答、配属希望の提出と配属先の決定 第 2 回:小課題 1 の概要の説明。調査項目の列挙、分担と調査方法の確認。次週までに調査結果のレポートの作成。 第 3 回:レポートを読合わせ、各分担者より調査結果の報告と質疑応答。必要ならば再調査を行い修正レポートの作成。 第 4 回:レポートに基づき、小課題1に対する問題点の列挙。必要ならば担当教員からの助言も得て、解決策を提案し、 レポート作成。 第 5 回:必要ならば担当教員の助言を得て、解決案を実装する。 第 6 回:必要ならば担当教員の助言を得て、解決案を実装する。 第 7 回:小課題1に関する問題点、解決策、実装法と実行結果をスライド等の形で発表用の資料としてまとめる。 第 8 回:小課題1に関して、発表資料に基づいて、口頭で報告する。 第 9 回:小課題2の概要の説明。調査項目の列挙、分担と調査方法の確認。次週までに調査結果のレポートの作成。 第 10 回:レポートを読合わせ、各分担者より調査結果の報告と質疑応答。必要ならば再調査を行い修正レポートの作成。 第 11 回:レポートに基づき、小課題2に対する問題点の列挙。必要ならば担当教員からの助言も得て、解決策を提案し、 レポート作成。 第 12 回:必要ならば担当教員の助言を得て、解決案を実装する。 第 13 回:必要ならば担当教員の助言を得て、解決案を実装する。 第 14 回:小課題2に関する問題点、解決策、実装法と実行結果をスライド等の形で発表用の資料としてまとめる。 第 15 回:小課題2に関して、発表資料に基づいて、口頭で報告する。 注:担当教員と課題によっては、上の小課題の数が異なることもありうる。 成績評価基準 レポート(70%)と口頭発表(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 他学科履修は不可。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 情報学序論 Introduction to Information and Computer Sciences 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:情報学科全教員 all the staff of department 連絡先(代表者):5 号館 2 階 長田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 情報学序論は、情報学がどのようなものであるか、情報学にはどのような専門分野があるのかなど、文字通り、情報学 へ案内するための授業である。そのために情報学科の全教員がそれぞれの専門分野において情報学と関連した話題を取り 上げてミニ講義を行う。それと同時に講義内容の要点を記録したノートを取ることを通じて、コミュニケーションの基本 である『相手の話を聞き取る能力』を養うことも目標としている。 キーワード 情報学、ノートの取り方、聞き取り能力 keywords information and computer sciences, note taking, listening skill 授業の到達目標 ・ 板書、OHP、パワーポイントなどの講義手段にかかわらず、講義内容の要点を記録したノートを取ることができる。 ・ 情報学において、どのような専門分野があるかを知っている。 ・ 情報学のいくつかの最新のトピックスを知っている。 ・ 情報学に関連した専門分野を知っている。 教員からの一言 ・ 必ずノートを用意しましょう。授業が終わる毎に期日までに担当教員にノートを提出して下さい。 ・ 講義内容に基づいた設問についてレポートを作成し、 期日までに担当教員に提出して下さい。 関連科目 情報学導入セミナーⅠ 教 材 教科書 特に指定しない。資料を配布する。 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、ノートの取り方について説明します。 第 2 回:ミニ講義 1『ソフトウェア開発という仕事』(高橋担当)、講義終了後、期日までにノートを提出する。 提出したノートは内容について採点する。(以下の各ミニ講義においても、 講義終了後、期日までに、ノートの 提出を必ず行います。) 第 3 回:情報学概論:情報学の概略を解説する。(山崎担当) 第 4 回:ミニ講義 2『情報技術の光と影』(勝瀬担当) 第 5 回:ミニ講義 3『GIS, IP, CG 入門』(森担当) 第 6 回:ミニ講義 4『情報通信と符号理論』(戒田担当) 第 7 回:ミニ講義 5『電子認証と電子署名のしくみ』(山崎担当) 第 8 回:ミニ講義 6『情報と論理』(塚田担当) 第 9 回:ミニ講義 7『形式言語とオートマトン入門』(長田担当) 第 10 回:ミニ講義 8『3DCGの基礎知識』(馬場担当) 第 11 回:ミニ講義 9『情報編集と論文作成』(金光担当) 第 12 回:ミニ講義 10『計算機のプログラムとプログラム言語と簡単なアルゴリズム(計算法)について』(景川担当) 第 13 回:ミニ講義 11『情報と数学』(藤原担当) 第 14 回:ミニ講義 12『ユビキタス社会における IC タグの役割』(大木担当) 第 15 回:定期試験 注 . 定期試験の範囲は、 ミニ講義 1 からミニ講義 12 までとする。 成績評価基準 授業中に記録したノートの取り方(30%)及び定期試験(70%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 107 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 情報学基礎実習Ⅰ Introduction of Computer Excersize Ⅰ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:大木 優 Masaru OHKI、和田 広美 Hiromi WADA、清木 泰弌 Yasukazu SEIKI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 大木研究室 ohki @ fuk.kindai.ac.jp 授業の概要及び位置付け コンピュータの基本ソフトである OS の代表的なもののひとつに Windows がある。本演習では,これからの授業で、 および社会に出て、Windows を使いこなすことができる基本技能を修得する。Windows の重要なアプリケーションの一 つに、Power Point がある。発表や図表を書く際に PowerPoint を使用することが多くなるため、PowerPoint の習得を行う。 さらに、情報学基礎実習Ⅱで引き続き行う HTML の基礎を習得する。 キーワード Windows、OS(オペレーティングシステム)、インターネット、ネットワーク、HTML keywords Windows, Operating System, Internet, Network, HTML 授業の到達目標 ・ Windows を使うことができる。 ・ Windows のファイル構造を理解している。 ・ Windows のシステム設定を理解している。 ・ パワーポイントを使うことができる。 教員からの一言 ・ 実習の授業では使い慣れることが大切です。課題には積極的に取り組みましょう。また、空いた時間などに自分で使っ てみるようにしましょう。 ・この授業では 2 回目から 3 つのクラスに分かれてそれぞれの教員が指導します。 108 関連科目 情報学基礎実習Ⅱ、プログラミングⅠ演習 教 材 教科書 PowerPoint、ワークブック、カットシステム、HTML、ワークブック、カットシステム 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明。本科目の目指す目標を示す。クラス分けと講義の進め方、評価の仕方の説明。 電算機センターのシステムの概要と Windows の概要について解説する。 第 2 回:Windows の基本的な操作 第 3 回:ペイントの使い方 第 4 回:MS-DOS コマンドの使い方法 第 5 回:ネットワークの使い方 第 6 回:PowerPoint の演習(1) 第 7 回:PowerPoint の演習(2) 第 8 回:PowerPoint の演習(3) 第 9 回:PowerPoint の演習(4) 第 10 回:PowerPoint の演習(5) 第 11 回:PowerPoint の演習(6) 第 12 回:HTML:HTML とは、タグと見出し 第 13 回:HTML:文字の取り扱い 第 14 回:HTML:色の取り扱い 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験の成績(70%)と授業中に随時行うレポート(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 情報学基礎実習Ⅱ Introduction of Computer Excersize Ⅱ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:和田 広美 Hiromi WADA、清木 泰弌 Yasukazu SEIKI 連絡先(代表者):ohki @ fuk.kindai.ac.jp 授業の概要及び位置付け 現在の IT 社会ではさまざまな場面で積極的に情報発信をすることが求められている。この授業ではその手段である Web ページを作成するための基本的な事柄を学ぶ。Web ページを記述する HTML 言語について学び、実際にオリジナル の Web ページを作成する。さらに、コンピュータの OS として広く使われている UNIX の基本と使い方を学ぶ。 キーワード Web ページ、HTML 言語、UNIX、 keywords Webpage, HTML, UNIX 授業の到達目標 ・ Web ページを作成するための方法を理解している。 ・ HTML 言語を使って、Web ページを作成する。 ・ UNIX の基本コマンドを知っている。 教員からの一言 ・ この授業では最終的に各自のオリジナルページを作成します。どのようなページを作成するかを常に念頭において授業 に取り組むことが大事です。 ・ 授業ではほぼ毎回課題が出ます。課題をこなすことによって授業の内容がより理解できるようになるはずです。 関連科目 情報学基礎実習Ⅰ 教 材 教科書 HTML、ワークブック、カットシステム 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明。本科目の目指す目標を示す。クラス分けと講義の進め方、評価の仕方の説明。 HTML の概要の紹介。 第 2 回:HTML:リンク 第 3 回:HTML:表(1) 第 4 回:HTML:表(2) 第 5 回:HTML:表(3) 第 6 回:HTML:表(4) 第 7 回:HTML:フレーム 第 8 回:HTML:作品の製作(1) 第 9 回:HTML:作品の製作(2) 第 10 回:UNIX:ログイン、エディタ 第 11 回:UNIX:ファイル 第 12 回:UNIX:コマンド 第 13 回:UNIX:シェル 第 14 回:UNIX:grep 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験の成績(70%)と授業中に随時行う課題(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 109 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅰ Mathematics Ⅰ (S クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:金光 滋 Shigeru KANEMITSU 連絡先(代表者):2 号館 3 階 金光研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本講では、数学を応用する際のもっとも基礎である微分積分学の内、主に1変数関数の場合を講じる。応用方面で出て 来る関数は、すべて、基本的な幾つかの(初等)関数の合成関数であるから、合成関数の微積分に習熟すれば、将来の応 用に不安はない。しかし、初等関数のきちんとした定義は大変に難しく、実数の連続性等に触れずには済ませることはで きない。この困難な部分を、本講では、 「数=直線」テーゼで済ませ、複素数関数として扱うことにより、将来の複素関数論、 ラプラス変換までを視野に入れた、画期的かつ far-reaching なものであることを目指す。 キーワード 等比数列、2 項定理、微分、導関数、指数関数、オイラーの等式、逆微分、積分、部分分数分解 keywords geometric progressions, binomial theorem, differentiation, derivative, exponential function, Euler’s formula, anti-derivative, integrals, partial fraction expansion 授業の到達目標 ・ 1 変数関数の(=複素関数の)微積分に習熟し、応用問題が解答できる。 ・ 実数 2 個のペアとしての複素数を、線形代数との関連で体得し、幾何学的に表現できる。 ・ 複素関数の合成関数の微積分を理解して、対数微分法、逆三角関数の積分等が再製できる。 ・ 代数閉体である複素数体で、(留数計算によって)有理関数を部分分数に分解でき、ラプラス変換に応用できる。 ・ 微分・積分を作用素として捉え、ラプラス・フーリエ変換等も類似物として捉えることができる。 教員からの一言 ・ No claims about the contents or the speed of the classes will be accepted. ・ クラス決定のための試験を行う。また、「数理科学」を必ず同時に受講すること。期末試験は、「数理科学」の授業内容 も含めて出題する。 110 関連科目 数学Ⅰ演習、数学Ⅱ、数学Ⅱ演習、数理科学 教 材 教科書 金光 滋「微分積分学 I」、「演習線形代数」 参考書 金光 滋「現代解析学 I」、「線形代数学」牧野書店 授業計画 第 1 回:導入講義─等比数列の和の公式と 2 項定理-高校で学ぶ基礎知識の内、今後もっとも煩雑に利用する、この 2 つの公式を復習する。 第 2 回:数系と複素数-実数は直線の目盛りであるというテーゼの下で、すべてを複素変数関数の範囲で考える。その ために、2 次元ベクトルとしての複素数の扱いに習熟する。2 次の行列の理論も学ぶ。 第 3 回:多項式の微分(第 1 週の結果を用いる) 第 4 回:合成関数-様々な写像の合成を行ない、線形代数の置換の概念、離散力学系等の例まで学ぶ。 第 5 回:逆関数-古代中国の陰陽原理である、ものには必ず陰と陽があり、続けて行なうと中庸に戻る という原理を関数の場合に練習する。逆に「解く」という考え方が大事である。 第 6 回: (無限次の多項式としての)初等函数-初等関数を無限級数として導入する。 第 7 回:微分の公式(とくに連鎖律─合成関数の微分法) 第 8 回:複素指数関数としての三角関数(オイラーの等式とその応用─三角関数は、実は指数関数である)。 第 9 回:逆関数の微分(対数関数、逆三角関数の導関数を)を学ぶ。 第 10 回:導関数の性質と極値問題を学ぶ。 第 11 回:不定積分 I(逆微分・連鎖律の逆・対数微分の逆)を学ぶ。 第 12 回:不定積分 II(置換積分・部分積分・有理関数の積分)を学ぶ。 第 13 回:有理関数の部分分数分解の応用(不定積分の計算、ラプラス変換、方程式の行列による解法)をおこなう。 第 14 回:定積分 I(積分したものを微分すれば元に戻るという微分積分学の基本定理を含む)を学ぶ。 第 15 回:定期試験(90 分) 成績評価基準 期末試験の成績(80%)と授業中に随時行うレポート(20%)により評価する。 備 考 下級履修不可 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅰ Mathematics Ⅰ (A クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウエアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:塚田 春雄 Haruo TSUKADA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 塚田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 数学は理工系の基礎として必ずマスターしなければならない土台の部分である。しかし、本学部の目指す「文理融合」 の理念からは、高校で数学が余り身に付いていない場合でも、1 年間で国内水準の基礎を学べる程度にまで到達できるよ う配慮すべきである。そこで、数学教室では進度別クラス編成を行ない、S クラス(国際水準クラス)、A クラス(国内水 準クラス)、B1・B2 クラス(将来の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように 周到な配慮をしている。志のある諸君は、すべからく、上級クラスで頑張ることを勧める。クラスによって最高評価点が 100、85、75、70 点の4段階になっている。以下に示すのはAクラスのシラバスで、微分積分学と線形代数の初歩を学ぶ ことが目標である。 キーワード 行列式、ベクトル、行列、等比級数、指数関数、対数関数、導関数、原始関数、積分、微分積分学の基本 定理、複素数、三角関数、オイラーの等式 keywords determinant, vector, matrix, geometric progression, exponential function, logarithmic function, derivative, anti-derivative, integral, the fundamental theorem of calculus, complex number, trigonometric function, Euler’s identity 授業の到達目標 ・ 行列式・ベクトル・行列の概念を理解し、それらを利用して連立 1 次方程式が解ける。 ・ 指数関数・対数関数・三角関数を含んだ計算ができる。 ・ 微分積分学の初歩を理解し、易しい関数の導関数や積分の計算ができる。 ・ 複素数の計算ができる。 教員からの一言 ・ 高校1年程度の数学を理解していることが望ましい。 ・「数学Ⅰ演習」と同時に履修してください。 ・ 講義内容に関する演習を「数学Ⅰ演習」で行う。講義を聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず教材の問題を数 多く自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ演習、数学Ⅱ、数学Ⅱ演習 教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる 参考書 必要に応じて高校2~3年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方および使用する記号や約束事の説明 第 2 回:連立 1 次方程式と行列式:連立 1 次方程式を行列式を用いて解く 第 3 回:ベクトル:実数の組としてのベクトルの概念と図形的意味を理解する 第 4 回:行列:実数を縦横に並べた対象である行列とその演算を学び、具体例を計算する 第 5 回:等比数列と指数関数:基本的な数列である等比数列を学び,その拡張としての指数関数を理解する 第 6 回:対数関数:指数関数の逆関数として対数関数を把握する 第 7 回:微分係数と導関数:微分係数および導関数の定義の理解と具体例の計算 第 8 回:原始関数と積分:微分の逆演算としての原始関数と符号付きの面積としての積分の概念を把握する 第 9 回:微分積分学の基本定理:原始関数と積分の間の関係を理解する 第 10 回:複素数:2 次元ベクトルとして複素数を導入し、虚数単位を用いて数の形に書く 第 11 回:三角比:正弦,余弦等を図形的に把握する 第 12 回:三角関数:正弦,余弦等を一般の角について身に付け、三角関数が満たす諸公式に慣れる 第 13 回:オイラーの等式:三角関数と指数関数を結び付けるオイラーの等式を理解する 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験 成績評価基準 期末試験の成績(80%)、レポート(20%)により評価する。(最高評価点を 85 点とする。) 備 考 111 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅰ Mathematics Ⅰ (B1 クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:藤原 英徳 Hidenori FUJIWARA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 藤原研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 数学は理工系の基礎として必ずマスターしなければならない土台の部分である。しかし、本学部の目指す「文理融合」 の理念からは、高校で数学が余り身に付いていない場合でも、1 年間で国内水準の基礎を学べる程度にまで到達できるよ う配慮すべきである。そこで、数学教室では進度別クラス編成を行ない、S クラス(国際水準クラス)、A クラス(国内水 準クラス)、B1・B2 クラス(将来の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように 周到な配慮をしている。志のある諸君は、すべからく、上級クラスで頑張ることを勧める。クラスによって最高評価点が 100、85、75、70 点の4段階になっている。以下に示すのはB1クラスのシラバスで、線形代数の初歩と、「数学 II」、「数 学Ⅱ演習」において微分積分学を学ぶ準備を学ぶことが目標である。 キーワード 行列式、ベクトル、行列、指数関数、対数関数、複素数、三角関数 keywords determinant, vector, matrix, exponential function, logarithmic function, complex number, trigonometric function 授業の到達目標 ・ 行列式・ベクトル・行列の概念を理解し、それらを利用して連立 1 次方程式が解ける。 ・ 指数関数・対数関数・三角関数を含んだ計算ができる。 ・ 複素数の計算ができる。 教員からの一言 ・ 直線・放物線の方程式、連立一次方程式・二次方程式の解法、三平方の定理などの基礎的な知識があることが望ましい。 ・「数学Ⅰ演習」と同時に履修してください。 112 ・ 講義内容に関する演習を「数学Ⅰ演習」で行う。講義を聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず教材の問題を数 多く自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 教 材 数学Ⅰ演習、数学Ⅱ、数学Ⅱ演習 教科書 教材「基礎数学」を用いる 参考書 必要に応じて高校 1 ~ 3 年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方 第 2 回:連立 1 次方程式と行列式:連立 1 次方程式を行列式を用いて解く 第 3 回:ベクトル:実数の組としてのベクトルの概念と図形的意味を理解する 第 4 回:行列:実数を縦横に並べた対象である行列とその演算を学び、簡単な例を計算する 第 5 回:整式の計算:多項式の加減乗除(ユークリッド除法)を学び、簡単な例を計算する 第 6 回:指数関数:指数関数を理解する 第 7 回:対数関数:指数関数の逆関数としての対数関数を把握する 第 8 回:中間試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 第 9 回:代数方程式:低次の代数方程式、とくに 2 次方程式の根を求める 第 10 回:複素数:2 次元ベクトルとして複素数を導入し、虚数単位を用いて数の形に書く 第 11 回:三角比:正弦、余弦等を図形的に把握する 第 12 回:三角関数:正弦,余弦等を一般の角について身に付ける 第 13 回:三角関数の公式:三角関数が満たす諸公式に慣れる 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 成績評価基準 中間試験の成績(30%)と期末試験の成績(70%)により評価する。(最高評価点を 75 点とする。) 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅰ Mathematics Ⅰ (B2 クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:石橋 睦 Makoto ISHIBASHI 連絡先(代表者):2 号館 3 階 藤原研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 数学は理工系の基礎として必ずマスターしなければならない土台の部分である。しかし、本学部の目指す「文理融合」 の理念からは、高校で数学が余り身に付いていない場合でも、1 年間で国内水準の基礎を学べる程度にまで到達できるよ う配慮すべきである。そこで、数学教室では進度別クラス編成を行ない、S クラス(国際水準クラス)、A クラス(国内水 準クラス)、B1・B2 クラス(将来の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように 周到な配慮をしている。志のある諸君は、すべからく、上級クラスで頑張ることを勧める。クラスによって最高評価点が 100、85、75、70 点の4段階になっている。以下に示すのは B2 クラスのシラバスで、線形代数の初歩と「数学 II」、 「数学 Ⅱ演習」において微分積分学を学ぶ準備を学ぶことが目標である。 キーワード 行列式、ベクトル、行列、指数関数、対数関数、複素数、三角比 keywords determinant, vector, matrix, exponential function, logarithmic function, complex number, trigonometry 授業の到達目標 ・ 行列式・ベクトル・行列の概念を理解し、それらを利用して連立1次方程式が解ける。 ・ 整式の計算ができる。 ・ 指数関数・対数関数を含んだ計算ができる。 ・ 複素数の計算ができる。 教員からの一言 ・「数学Ⅰ演習」と同時に履修してください。 ・ 講義内容に関する演習を「数学Ⅰ演習」で行う。講義を聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず教材の問題を数 多く自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 教 材 数学Ⅰ演習、数学Ⅱ、数学Ⅱ演習 教科書 教材「基礎数学」を用いる 参考書 必要に応じて中学・高校1~3年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方 第 2 回:連立 1 次方程式と行列式:連立 1 次方程式を行列式を用いて解く 第 3 回:ベクトル:実数の組としてのベクトルの概念と図形的意味を理解する 第 4 回:行列:実数を縦横に並べた対象である行列とその演算を学び、簡単な例を計算する 第 5 回:整式の計算:多項式の加減乗除を学び、簡単な例を計算するる 第 6 回:整式の計算:剰余定理・因数定理を理解する 第 7 回:指数関数:指数関数を理解する 第 8 回:対数関数:指数関数の逆関数としての対数関数を把握する 第 9 回:中間試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 第 10 回:1 次関数と直線の方程式・2 次関数と放物線の方程式 第 11 回:代数方程式:低次の代数方程式、とくに 2 次方程式の根を求める 第 12 回:複素数:2 次元ベクトルとして複素数を導入し、虚数単位を用いて数の形に書く 第 13 回:三角比:正弦、余弦等を図形的に把握する 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する)) 成績評価基準 期中間試験の成績(30%)と期末試験の成績(70%)により評価する。(最高評価点を 70 点とする。) 備 考 113 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅰ演習 Recitations in Mathematics Ⅰ (S クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:金光 滋 Shigeru KANEMITSU 連絡先(代表者):2 号館 3 階 金光研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 数学 I で学ぶ微分積分学の内、主に 1 変数関数の場合の演習を行なう。通奏低音としては、合成関数の微積分に習熟し、 複素数関数として扱う訓練を行なうことがある。とくに、複素係数で部分分数に分解するという、画期的な手法に通暁す るよう訓練を重ねる。この計算を反復練習することによって、1 年生の間に、複素関数論における留数計算、ラプラス変 換の基本公式が、表を見なくてもたちどころに計算できるまでに習熟することを目標とする。 キーワード 等比数列、2 項定理、微分、導関数、指数関数、オイラーの等式、逆微分、積分、部分分数分解 keywords geometric progression, binomial theorem, differentiation, derivative, exponential function, Euler’s formula, anti-derivative, integrals, partial fraction expansion 授業の到達目標 ・ 1 変数関数の(=複素関数の)合成関数の微積分が計算できる。 ・ 複素数と 2 次のベクトルとの関連等を、行列による変換を通して幾何的に解釈し、表現できる。 ・ 複素関数の微積分-とくにオイラーの等式-を用いて、対数関数、逆三角関数の積分を求めることができる。 ・(本質的には留数計算によって)有理関数を部分分数に分解でき、ラプラス変換に応用できる。 ・ ラプラス・フーリエ変換等を用いて、線形の定数係数微分方程式が解ける。 教員からの一言 ・ No claims about the contents or the speed of the classes will be accepted. ・ クラス決定のための試験を行ないます。また、「数理科学」を必ず同時に受講すること。期末試験は、「数理科学」の授 114 業内容も含めて出題する。 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅱ演習、数理科学 教 材 教科書 金光 滋「微分積分学 I」、「演習線形代数」 参考書 金光 滋「現代解析学 I」、「線形代数学」牧野書店 授業計画 第 1 回:導入講義-等比数列の和の公式と 2 項定理-高校で学ぶ基礎知識の内、今後もっとも煩雑に利用する、この2 つの公式の応用を練習する。 第 2 回:数系と複素数- 2 次元ベクトルとしての複素数の扱いに習熟し、2 次の行列の演算の練習を行なう。 第 3 回:多項式の微分の練習を行なう。 第 4 回:合成関数-様々な写像の合成を行ない、線形代数の置換の概念、離散力学系等の例まで学ぶ。 第 5 回:逆関数-逆に「解く」という考え方に基づいて、種々の初等関数の逆関数を求める。 第 6 回:初等函数-初等関数を無限級数として導入し、係数を計算する。 第 7 回:微分の公式(とくに連鎖律─合成関数の微分法)の練習を行なう。 第 8 回:複素指数関数としての三角関数およびオイラーの等式とその応用を考究する。 第 9 回:逆関数の微分(対数関数,逆三角関数の導関数)の練習を行なう。 第 10 回:増減表および2次微分によって極値問題を解く練習をする。 第 11 回:不定積分 I(逆微分・連鎖律の逆・対数微分の逆)を求める練習を行なう。 第 12 回:不定積分 II(置換積分・部分積分・有理関数の積分)を求める練習を行なう。 第 13 回:有理関数の部分分数分解を不定積分の計算、ラプラス変換による微分方程式の解法に応用する。 第 14 回:定積分 I(微分積分学の基本定理を含む)の計算練習を行なう。 第 15 回:定期試験(90 分) 成績評価基準 期末試験の成績(80%)と授業中に随時行うレポート(20%)により評価する。 備 考 下級履修不可 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅰ演習 Recitations in Mathematics Ⅰ (A クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:塚田 春雄 Haruo TSUKADA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 塚田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 「数学Ⅰ」と同じ趣旨により進度別クラス編成を行ない、S クラス(国際水準クラス)、A クラス(国内水準クラス)、 B1・B2 クラス(将来の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮を している。クラスによって最高評価点が 100、85、75、70 点の 4 段階になっている。ここでは「数学Ⅰ」の内容の演習を 行うため、クラス分けは「数学Ⅰ」と同じものである。志のある諸君は、すべからく、上級クラスで頑張ることを勧める。 高校で学んだ内容をより高度の見地から眺め、さらに、微積分と線形代数の初歩的な多くの問題をこなすことが目標であ る。自分で問題を解く練習を積むことにより、「数学Ⅰ」の講義内容を身に付けることが目標である。 キーワード 行列式、ベクトル、行列、等比級数、指数関数、対数関数、導関数、原始関数、積分、微分積分学の基本 定理、複素数、三角関数、オイラーの等式 keywords determinant, vector, matrix, geometric progression, exponential function, logarithmic function, derivative, antiderivative, integral, the fundamental theorem of calculus, complex number, trigonometric function, Euler’s identity 授業の到達目標 ・ 行列式・ベクトル・行列の概念を理解し、それらを利用して連立 1 次方程式が解ける。これらの計算力を身に付ける。 ・ 指数関数・対数関数・三角関数を含んだ計算ができる。 ・ 微分積分学の初歩を理解し、易しい関数の導関数や積分の計算ができる。 ・ 複素数の計算ができる。 教員からの一言 ・ 高校 1 年程度の数学を理解していることが望ましい。 ・「数学Ⅰ」と同時に履修してください。 ・「数学Ⅰ」の講義内容に関する演習を行う。数学系のどんな講義も聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず数多 くの問題を自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅱ演習 教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる 参考書 必要に応じて高校 2 ~ 3 年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方および使用する記号や約束事の説明 第 2 回:連立 1 次方程式と行列式:連立 1 次方程式を行列式を用いて解く演習を行う 第 3 回:ベクトル:実数の組としてのベクトルの概念と図形的意味を、演習を通して理解する 第 4 回:行列:実数を縦横に並べた対象である行列とその演算を学び、具体例を計算する 第 5 回:等比数列と指数関数:基本的な数列である等比数列,その拡張としての指数関数の演習を行う 第 6 回:対数関数:対数関数を指数関数の逆関数として把握する練習を行う 第 7 回:微分係数と導関数:微分係数および導関数の定義の理解と具体例の計算 第 8 回:原始関数と積分:微分の逆演算としての原始関数と符号付きの面積としての積分の概念を、計算演習を通して 把握する 第 9 回:微分積分学の基本定理:原始関数と積分の間の関係を理解するための問題演習を行う 第 10 回:複素数:2 次元ベクトルとして複素数を導入し、虚数単位を用いて数の形に書く練習 第 11 回:三角比:問題練習を通して正弦,余弦等を図形的に把握する 第 12 回:三角関数:正弦,余弦等を一般の角について練習し、三角関数が満たす諸公式に慣れる 第 13 回:オイラーの等式:三角関数と指数関数を結び付けるオイラーの等式を練習・理解するる 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験 成績評価基準 期末試験の成績(80%),レポート(20%)により評価する。(最高評価点を 85 点とする。) 備 考 115 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅰ演習 Recitations in Mathematics Ⅰ (B1 クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:藤原 英徳 Hidenori FUJIWARA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 藤原研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 「数学Ⅰ」と同じ趣旨により進度別クラス編成を行ない、S クラス(国際水準クラス)、A クラス(国内水準クラス)、 B1・B2 クラス(将来の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮を している。クラスによって最高評価点が 100、85、75、70 点の4段階になっている。ここでは「数学Ⅰ」の内容の演習を 行うため、クラス分けは「数学Ⅰ」と同じものである。志のある諸君は、すべからく、上級クラスで頑張ることを勧める。 高校で学んだ内容をより高度の見地から眺め、さらに、微積分と線形代数の初歩的な多くの問題をこなすことが目標であ る。自分で問題を解く練習を積むことにより、「数学Ⅰ」の講義内容を身に付けることが目標である。 キーワード 行列式、ベクトル、行列、指数関数、対数関数、複素数、三角関数 keywords determinant, vector, matrix, exponential function, logarithmic function, complex number, trigonometric function 授業の到達目標 ・ 行列式・ベクトル・行列の概念を理解し、それらを利用して連立1次方程式が解ける。これらの計算力を身に付ける。 ・ 指数関数・対数関数・三角関数を含んだ計算ができる。 ・ 複素数の計算ができる。 教員からの一言 ・ 直線・放物線の方程式、連立一次方程式・二次方程式の解法、三平方の定理などの基礎的な知識があることが望ましい。 ・「数学Ⅰ」と同時に履修してください。 ・「数学Ⅰ」の講義内容に関する演習を行う。数学系のどんな講義も聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず数多 116 くの問題を自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅱ演習 教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる 参考書 必要に応じて高校 1 ~ 3 年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方 第 2 回:連立 1 次方程式と行列式:連立 1 次方程式を行列式を用いて解く演習を行う 第 3 回:ベクトル:実数の組としてのベクトルの概念と図形的意味を、演習を通して理解する 第 4 回:行列:実数を縦横に並べた対象である行列とその演算を学び、簡単な例を計算する 第 5 回:整式の計算:多項式の加減乗除(ユークリッド除法)を学び、簡単な例を計算する 第 6 回:指数関数:指数関数の演習を行う 第 7 回:対数関数:対数関数を指数関数の逆関数として把握する練習を行う 第 8 回:中間試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 第 9 回:代数方程式:低次の代数方程式、とくに 2 次方程式の根を求める計算練習 第 10 回:複素数:2 次元ベクトルとして複素数を導入し、虚数単位を用いて数の形に書く練習る 第 11 回:三角比:問題練習を通して正弦、余弦等を図形的に把握する 第 12 回:三角関数:正弦、余弦等を一般の角について練習する 第 13 回:三角関数の公式:演習を通して三角関数が満たす諸公式に慣れる 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 成績評価基準 中間試験の成績(30%)と期末試験の成績(70%)により評価する。(最高評価点を 75 点とする。) 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅰ演習 Recitations in Mathematics Ⅰ (B2 クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:石橋 睦 Makoto ISHIBASHI 連絡先(代表者):2 号館 3 階 藤原研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 「数学Ⅰ」と同じ趣旨により進度別クラス編成を行ない、S クラス(国際水準クラス)、A クラス(国内水準クラス)、 B1・B2 クラス(将来の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮を している。クラスによって最高評価点が 100、85、75、70 点の4段階になっている。ここでは「数学Ⅰ」の内容の演習を 行うため、クラス分けは「数学Ⅰ」と同じものである。志のある諸君は、すべからく、上級クラスで頑張ることを勧める。 高校で学んだ内容をより高度の見地から眺め、さらに、微積分と線形代数の初歩的な多くの問題をこなすことが目標であ る。自分で問題を解く練習を積むことにより、「数学Ⅰ」の講義内容を身に付けることが目標である。 キーワード 行列式、ベクトル、行列、指数関数、対数関数、複素数、三角比 keywords determinant, vector, matrix, exponential function, logarithmic function, complex number, trigonometry 授業の到達目標 ・ 行列式・ベクトル・行列の概念を理解し、それらを利用して連立1次方程式が解ける。これらの計算力を身に付ける。 ・ 指数関数・対数関数を含んだ計算ができる。 ・ 複素数の計算ができる。 教員からの一言 ・「数学Ⅰ」と同時に履修してください。 ・「数学Ⅰ」の講義内容に関する演習を行う。数学系のどんな講義も聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず数多 くの問題を自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅱ演習 教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる 参考書 必要に応じて中学・高校 1 ~ 3 年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方 第 2 回:連立 1 次方程式と行列式:連立 1 次方程式を行列式を用いて解く演習を行う 第 3 回:ベクトル:実数の組としてのベクトルの概念と図形的意味を、演習を通して理解する 第 4 回:行列:実数を縦横に並べた対象である行列とその演算を学び、簡単な例を計算する 第 5 回:整式の計算:多項式の加減乗除を学び、簡単な例を計算する 第 6 回:整式の計算:剰余定理・因数定理を用いて計算練習をする 第 7 回:指数関数:指数関数の演習を行う 第 8 回:対数関数:対数関数を指数関数の逆関数として把握する練習を行う 第 9 回:中間試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 第 10 回:1 次関数と直線の方程式、2 次関数と放物線の方程式について計算練習をする 第 11 回:代数方程式:低次の代数方程式、とくに 2 次方程式の根を求める計算練習 第 12 回:複素数:2 次元ベクトルとして複素数を導入し、虚数単位を用いて数の形に書く練習 第 13 回:三角比:問題練習を通して正弦,余弦等を図形的に把握する 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 成績評価基準 中間試験の成績(30%)と期末試験の成績(70%)により評価する。(最高評価点を 70 点とする。) 備 考 117 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅱ Mathematics Ⅱ (S クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:金光 滋 Shigeru KANEMITSU 連絡先(代表者):2 号館 3 階 金光研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本講では、「数学Ⅰ」および「数学Ⅰ演習」で修得した 1 変数関数の微積分を多変数関数の場合に拡張し、線形代数と 多変数微積分を同時に学ぶことが目標である。多数のデータを変数とする多変数関数の合成関数を 1 変数の場合と同じよ うに、自由に使うことができるためには、変数・値を共にベクトルとみなして扱う、ベクトル値関数という観点から考察 できるように、研鑽を積み、練習をしなければならない。 キーワード 微分方程式、多変数関数、偏・全微分、ヘス行列、ベクトル値関数、ヤコビ行列、多次元積分、逐次積分 keywords differential equation, functions of several variables, partial and total differentiation, Hessian matrix, vector-valued functions, Jacobian, multi-dimensional integrals, repeated integrals 授業の到達目標 ・ 定数係数連立微分方程式のラプラス変換および線形代数による解法を理解して計算できる。 ・ 多変数関数を変数別の 1 変数関数、またベクトル変数とみた場合の両方の見方ができる。 ・ 多変数関数の極値問題を、2 次微分の式のアナロジーと捉え、行列の対角化・定値性と結び付けて解ける。 ・ 多次元積分を、縦線集合に分割して、多重積分の形に直して計算できる。 ・ 多次元積分の変数変換公式を 1 次元のアナロジーと捉えて、線形代数の理論-ヤコビアンを使って計算できる。 教員からの一言 ・「数学Ⅰ」、「数学Ⅰ演習」(S クラス)の内容を理解していることが望ましい。 ・「数学Ⅱ演習」と同時に受講してください。 ・ 講義内容に関する演習を「数学Ⅱ演習」で行う。講義を聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず教科書の問題を 118 数多く自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅰ演習、数学Ⅱ演習、数理科学 教 材 教科書 金光 滋「微分積分学 I」、「演習線形代数」 参考書 金光 滋「現代解析学 I」、「線形代数学」牧野書店 授業計画 第 1 回:導入講義 微分方程式 I: 指数現象 微分方程式の最も簡単な例である、指数現象、1 次反応を扱う。 第 2 回:微分方程式 II: 成長曲線 需要予測、ケイオス等に煩雑に現れる、ロジスティック方程式を、変数分離型の例 の一つとして考察する。 第 3 回:微分方程式 III: 定数係数連立微分方程式のラプラス変換による解法を学ぶ。 第 4 回:定積分 II 変数変換(置換積分)の公式を多次元に拡張できる形に直す等を学ぶ。 第 5 回:多変数関数の例と偏微分 個々の変数の関数とみなした場合の普通の微分である、偏微分に触れる。 第 6 回:全微分 多変数関数をベクトル変数の関数とみなした場合の全微分(グラディエント)、さらに、ベクトル値 関数の全微分であるヤコビ行列、ヤコビアンを勉強する。 第 7 回:連鎖律-合成関数の微分法 ベクトル値関数の連鎖律、図形的に連鎖律が書きだせる練習をする。 第 8 回:極値問題 I 多変数関数の場合の停留点は、グラディエント =0 に対応することと極値の判定を学ぶ。 第 9 回:極値問題 II 行列の対角化、ヘス行列の定値性等を学ぶ。 第 10 回:多重積分 I 2 次元積分の定義と縦線集合への分割を学ぶ。 第 11 回:多重積分 II 2 次元積分の逐次積分への変換を学ぶ。 第 12 回:多重積分 III 2 次元積分の変数変換を学ぶ。 第 13 回:多重積分 IV 高次元積分の定義と計算法、立体の体積等を計算する。 第 14 回:微分方程式 IV: 行列を用いた線形微分方程式の解法を学ぶ。 第 15 回:定期試験(90 分) 成績評価基準 期末試験の成績(80%)と授業中に随時行うレポート(20%)により評価する。 備 考 下級履修不可 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅱ Mathematics Ⅱ (A クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:塚田 春雄 Haruo TSUKADA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 塚田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 基本的には前期科目「数学Ⅰ」の進度別クラス編成を維持するが、前期のクラス選択に無理があったと思われる場合は、 後期にクラスの変更を行うことがある。S クラス(国際水準クラス)、A クラス(国内水準クラス)、B1・B2 クラス(将 来の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮をしている。クラス によって最高評価点が 100、85、75、70 点の4段階になっている。以下に示すのは A クラスのシラバスで、1 変数・2 変 数の微分積分学と線形代数の一部を学ぶことが目標である。 キーワード 微分積分学、導関数、積分、原始関数、置換積分、部分積分、偏導関数、重積分、固有値 keywords calculus, derivative, integral, antiderivative, change of variable, integration by parts, partial derivative, multiple integral, eigenvalue 授業の到達目標 ・ 微分法を応用して極大極小判定ができる。 ・ さまざまな積分の計算ができる。 ・ 行列の固有値と固有ベクトルの概念を理解して、その計算ができる。 教員からの一言 ・「数学Ⅰ」、「数学Ⅰ演習」(A クラス)の内容を理解していることが望ましい。 ・「数学Ⅱ演習」と同時に履修してください。 ・ 講義内容に関する演習を「数学Ⅱ演習」で行う。講義を聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず教科書の問題を 数多く自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅰ演習、数学Ⅱ演習 教 材 教科書 坂田定久・他「微分積分」学術図書出版 参考書 齋藤正彦「微分積分教科書」東京図書 薩摩順吉「微分積分」岩波書店 必要に応じて高校3年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方 第 2 回:微分法の公式:基本的な微分の公式を理解する 第 3 回:初等関数の微分:指数関数・対数関数・三角関数の微分計算 第 4 回:逆三角関数の微分:逆三角関数の微分の公式を理解する 第 5 回:接線の方程式:接線の方程式を理解し、具体例を計算する 第 6 回:増減表と極大極小問題:増減表の作り方、2 次微分判定法による極値の判定 第 7 回:置換積分法:変数変換による原始関数と積分の求め方 第 8 回:部分積分法:部分積分法による原始関数と積分の求め方 第 9 回:積分の応用:面積、体積、長さ等の計算 第 10 回:偏微分係数と偏導関数:偏微分係数および偏導関数を理解するる 第 11 回:重積分:重積分の求め方、具体例の計算 第 12 回:線形写像としての行列:線形写像としての行列の意味を理解する 第 13 回:固有値と固有ベクトル:行列の固有値と固有ベクトルの求め方 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験 成績評価基準 期末試験の成績(80%)、レポート(20%)により評価する。(最高評価点を 85 点とする。) 備 考 119 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅱ Mathematics Ⅱ (B1 クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:石橋 睦 Makoto ISHIBASHI 連絡先(代表者):2 号館 3 階 藤原研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 基本的には前期科目「数学Ⅰ」の進度別クラス編成を維持するが、前期のクラス選択に無理があったと思われる場合は、 後期にクラスの変更を行うことがある。S クラス(国際水準クラス)、A クラス(国内水準クラス)、B1・B2 クラス(将 来の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮をしている。クラス によって最高評価点が 100、85、75、70 点の 4 段階になっている。以下に示すのは B1 クラスのシラバスで、1 変数の微 分積分学を学ぶことが目標である。 キーワード 微分積分学、微分係数、導関数、積分、原始関数、微分積分学の基本定理 keywords calculus, differential coefficient, derivative, integral, anti-derivative, the fundamental theorem of calculus 授業の到達目標 ・ 微分の計算ができ、増減表が作れる。 ・ 原始関数を求めて、積分の計算ができる。 教員からの一言 ・「数学Ⅰ」「数学Ⅰ演習」(B1 クラス)の内容を理解していることが望ましい。 ・「数学Ⅱ演習」と同時に履修してください。 ・ 講義内容に関する演習を「数学Ⅱ演習」で行う。講義を聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず教材の問題を数 多く自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 120 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅰ演習、数学Ⅱ演習 教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる 参考書 必要に応じて高校 2 ~ 3 年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方 第 2 回:微分係数と導関数:微分係数および導関数の定義の理解と具体例の計算 第 3 回:微分法の公式:基本的な微分の公式を理解する 第 4 回:微分法の公式:基本的な微分の公式を理解する 第 5 回:初等関数の微分:指数関数・対数関数・三角関数の微分計算 第 6 回:接線の方程式:接線の方程式を理解し、具体例を計算する 第 7 回:増減表:増減表の作り方 第 8 回:中間試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 第 9 回:原始関数と積分:微分の逆演算としての原始関数と符号付きの面積としての積分の概念を把握するる 第 10 回:微分積分学の基本定理:原始関数と積分の間の関係を理解する 第 11 回:原始関数:原始関数の公式を理解する 第 12 回:原始関数:原始関数の公式を理解する 第 13 回:積分の応用:面積,体積等の計算 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 成績評価基準 中間試験の成績(30%)と期末試験の成績(70%)により評価する。(最高評価点を 75 点とする。) 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅱ Mathematics Ⅱ (B2 クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:藤原 英徳 Hidenori FUJIWARA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 藤原研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 基本的には前期科目「数学Ⅰ」の進度別クラス編成を維持するが、前期のクラス選択に無理があったと思われる場合は、 後期にクラスの変更を行うことがある。S クラス(国際水準クラス)、A クラス(国内水準クラス)、B1・B2 クラス(将 来の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮をしている。クラス によって最高評価点が 100、85、75、70 点の 4 段階になっている。以下に示すのは B2 クラスのシラバスで、1 変数の微 分積分学を学ぶことが目標である。 キーワード 三角関数、微分積分学、微分係数、導関数、積分、原始関数、微分積分学の基本定理 keywords trigonometric function, calculus, differential coefficient, derivative, integral, anti-derivative, the fundamental theorem of calculus 授業の到達目標 ・ 三角関数を含んだ計算ができる ・ 微分の計算ができ、増減表が作れる。 ・ 原始関数を求めて、積分の計算ができる。 教員からの一言 ・「数学Ⅰ」「数学Ⅰ演習」(B2 クラス)の内容を理解していることが望ましい。 ・「数学Ⅱ演習」と同時に履修してください。 ・ 講義内容に関する演習を「数学Ⅱ演習」で行う。講義を聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず教材の問題を数 多く自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅰ演習、数学Ⅱ演習 教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる 参考書 必要に応じて高校 1 ~ 3 年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方 第 2 回:三角関数:正弦、余弦等を一般角に拡張する 第 3 回:三角関数:三角関数が満たす公式を理解する 第 4 回:三角関数:三角関数が満たす公式を理解する 第 5 回:微分係数と導関数:微分係数および導関数の定義の理解と具体例の計算 第 6 回:微分法の公式:基本的な微分の公式を理解する 第 7 回:初等関数の微分:指数関数・対数関数・三角関数の微分計算 第 8 回:中間試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 第 9 回:接線の方程式:接線の方程式を理解し、具体例を計算する 第 10 回:増減表:増減表の作り方 第 11 回:原始関数と積分:微分の逆演算としての原始関数と符号付きの面積としての積分の概念を把握する 第 12 回:微分積分学の基本定理:原始関数と積分の間の関係を理解する 第 13 回:原始関数:原始関数の公式を理解する 第 14 回:積分の応用:面積,体積等の計算 第 15 回:定期試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 成績評価基準 中間試験の成績(30%)と期末試験の成績(70%)により評価する。(最高評価点を 70 点とする。) 備 考 121 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅱ演習 Recitations in Mathematics Ⅱ (S クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:金光 滋 Shigeru KANEMITSU 連絡先(代表者):2 号館 3 階 金光研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 「数学Ⅱ」で学ぶ各項目の演習をおこなう。1 変数関数の微積分を多変数関数の場合に拡張する方法に習熟するよう、線 形代数と絡んだ数多くの演習問題を解く。とくに、ベクトル値関数という観点からものごとを考えることができるように 研鑽を積み、多くの計算練習をおこなう。また、2 重積分を縦線集合とみなして、逐次積分に直す方法、変数変換の方法 を用いる問題が自由に解けるようになることを目標とする。同時に中程度の微分方程式の解法をマスターする。 キーワード 微分方程式、多変数関数、偏・全微分、ヘス行列、ベクトル値関数、ヤコビ行列、多次元積分、逐次積分 keywords differential equation, functions of several variables, partial and total differentiation, Hessian matrix, vector-valued functions, Jacobian, multi-dimensional integrals, repeated integrals 授業の到達目標 ・ 線形の定数係数連立微分方程式の線形代数による解法ができ、それによって、高次の場合の微分方程式が解ける。 ・ 多変数関数の編微分、全微分、グラディエント等の計算ができる。 ・ 多変数関数の極値問題を、行列の対角化を通して、行列の定値性と結び付けて解ける。 ・ 2、3 次元積分を、縦・横両方の縦線集合に分割して計算でき、図示できる。 ・ 2、3 次元積分の変数変換公式を、極形式等のヤコビアンを使って計算できる。 教員からの一言 ・「数学Ⅰ」、「数学Ⅰ演習」(S クラス)の内容を理解していることが望ましい。 ・「数学Ⅱ」と同時に受講してください。 ・ 必ず教科書の問題を数多く自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 122 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅰ演習、数学Ⅱ、数理科学 教 材 教科書 金光 滋「微分積分学 I」、「演習線形代数」 参考書 金光 滋「現代解析学 I」、「線形代数学」牧野書店 授業計画 第 1 回:導入講義-微分方程式 I 指数現象 微分方程式の最も簡単な例である、指数現象、1 次反応を扱う。 第 2 回:微分方程式 II 成長曲線 需要予測、ケイオス等に煩雑に現れる、ロジスティック方程式を、変数分離型の例 の一つとして練習する。 第 3 回:微分方程式Ⅲ 定数係数連立微分方程式のラプラス変換による解法を学ぶ。 第 4 回:定積分 II 変数変換(置換積分)の公式の計算練習を行なう。 第 5 回:多変数関数の例と偏微分 個々の変数の関数とみなした場合の普通の微分である、偏微分に触れる。 第 6 回:全微分 多変数関数をベクトル変数の関数とみなした場合の全微分(グラディエント)、さらに、ベクトル値 関数の全微分であるヤコビ行列、ヤコビアンを練習する。 第 7 回:連鎖律-合成関数の微分法 ベクトル値関数の連鎖律、図形的に連鎖律が書きだせる練習をする。 第 8 回:極値問題 I 多変数関数の場合の停留点は、グラディエント =0 に対応することと極値の判定練習 第 9 回:極値問題 II ヘス行列の定値性、ラグランジュの方法等の計算練習を行なう。 第 10 回:多重積分 I 2 次元積分の定義と縦線集合への分割の計算練習を行なう。 第 11 回:多重積分 II 2 次元積分の逐次積分への変換の計算練習を行なう。 第 12 回:多重積分Ⅲ 2 次元積分の変数変換の計算練習を行なう。 第 13 回:多重積分 IV 高次元積分の定義と計算法の計算練習を行なう。 第 14 回:微分方程式 IV: 行列を用いた線形微分方程式の解法を練習する。 第 15 回:定期試験(90 分) 成績評価基準 期末試験の成績(80%)と授業中に随時行うレポート(20%)により評価する。 備 考 下級履修不可 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅱ演習 Recitations in Mathematics Ⅱ (A クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:塚田 春雄 Haruo TSUKADA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 塚田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 基本的には前期科目「数学Ⅰ演習」の進度別クラス編成を維持するが、前期のクラス選択に無理があったと思われる場 合は、後期にクラスの変更を行うことがある。S クラス(国際水準クラス)、A クラス(国内水準クラス)、B1・B2 クラス(将 来の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮をしている。クラス によって最高評価点が 100、85、75、70 点の 4 段階になっている。ここでは「数学Ⅱ」の内容の演習を行うため「数学Ⅱ」 と同じクラス分けを行う。1 変数・2 変数の微分積分学と線形代数の一部を、演習問題を自分で解くことにより、身に付 けることが目標である。 キーワード 微分積分学、導関数、積分、原始関数、置換積分、部分積分、偏導関数、重積分、固有値 keywords calculus, derivative, integral, antiderivative, change of variable, integration by parts, partial derivative, multiple integral, eigenvalue 授業の到達目標 ・ 極大極小判定を行う方法を身につけて、演習問題が解ける。 ・ さまざまな積分の計算ができる。 ・ 行列の固有値と固有ベクトルの計算ができる。 教員からの一言 ・「数学Ⅰ」、「数学Ⅰ演習」(A クラス)の内容を理解していることが望ましい。 ・「数学Ⅱ」と同時に履修してください。 ・「数学Ⅱ」の講義内容に関する演習を行う。数学系のどんな講義も聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず数多 くの問題を自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅰ演習、数学Ⅱ 教 材 教科書 坂田定久・他「微分積分」学術図書出版 参考書 齋藤正彦「微分積分教科書」東京図書 薩摩順吉「微分積分」岩波書店 必要に応じて高校3年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方 第 2 回:微分法の公式:計算練習を通して、基本的な微分の公式を理解する 第 3 回:初等関数の微分:指数関数・対数関数・三角関数の微分計算の練習 第 4 回:逆三角関数の微分:逆三角関数の微分の公式を理解するための演習 第 5 回:接線の方程式:接線の方程式を理解し、具体例を計算する 第 6 回:増減表と極大極小問題:増減表を作り、2 次微分判定法による極値の判定を行う 第 7 回:置換積分法:変数変換により原始関数と積分を求める 第 8 回:部分積分法:部分積分法により原始関数と積分を求める 第 9 回:積分の応用:面積、体積、長さ等の計算練習 第 10 回:偏微分係数と偏導関数:練習問題の計算を通して、偏微分係数および偏導関数を理解する 第 11 回:重積分:重積分の求め方、具体例の計算練習 第 12 回:線形写像としての行列:問題練習により、線形写像としての行列の意味を理解する 第 13 回:固有値と固有ベクトル: 行列の固有値と固有ベクトルの計算練習 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験 成績評価基準 期末試験の成績(80%)、レポート(20%)により評価する。(最高評価点を 85 点とする。) 備 考 123 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅱ演習 Recitations in Mathematics Ⅱ (B1 クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:石橋 睦 Makoto ISHIBASHI 連絡先(代表者):2 号館 3 階 藤原研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 基本的には前期科目「数学Ⅰ演習」の進度別クラス編成を維持するが、前期のクラス選択に無理があったと思われる場 合は、後期にクラスの変更を行うことがある。S クラス(国際水準クラス)、A クラス(国内水準クラス)、B1・B2 クラス(将 来の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮をしている。クラス によって最高評価点が 100、85、75、70 点の 4 段階になっている。ここでは「数学Ⅱ」の内容の演習を行うため「数学Ⅱ」 と同じクラス分けを行う。1 変数の微分積分学を、演習問題を自分で解くことにより、身に付けることが目標である。 キーワード 微分積分学、微分係数、導関数、積分、原始関数、微分積分学の基本定理 keywords calculus, differential coefficient, derivative, integral, anti-derivative, the fundamental theorem of calculus 授業の到達目標 ・ 微分の計算ができ、増減表を作れる。 ・ 原始関数を求めて、積分の計算ができる。 教員からの一言 ・「数学Ⅰ」「数学Ⅰ演習」(B1 クラス)の内容を理解していることが望ましい。 ・「数学Ⅱ」と同時に履修してください。 ・「数学Ⅱ」の講義内容に関する演習を行う。数学系のどんな講義も聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず数多 124 くの問題を自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅰ演習、数学Ⅱ 教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる。 参考書 必要に応じて高校 2 ~ 3 年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方 第 2 回:微分係数と導関数:具体例の計算練習により、微分係数および導関数の定義を理解する 第 3 回:微分法の公式:計算練習を通して、基本的な微分の公式を理解する 第 4 回:微分法の公式:計算練習を通して、基本的な微分の公式を理解する 第 5 回:初等関数の微分:指数関数・対数関数・三角関数の微分計算の練習 第 6 回:接線の方程式:接線の方程式を理解し、具体例を計算する 第 7 回:増減表:増減表を作る 第 8 回:中間試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 第 9 回:原始関数と積分:微分の逆演算としての原始関数と符号付きの面積としての積分の概念を、計算演習を通して 把握する 第 10 回:微分積分学の基本定理:原始関数と積分の間の関係を理解するための問題演習を行う 第 11 回:原始関数:原始関数の計算の練習 第 12 回:原始関数:原始関数の計算の練習 第 13 回:積分の応用:面積、体積等の計算練習 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 成績評価基準 中間試験の成績(30%)と期末試験の成績(70%)により評価する。(最高評価点を 75 点とする。) 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅱ演習 Recitations in Mathematics Ⅱ (B2 クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:藤原 英徳 Hidenori FUJIWARA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 藤原研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 基本的には前期科目「数学Ⅰ演習」の進度別クラス編成を維持するが、前期のクラス選択に無理があったと思われる場 合は、後期にクラスの変更を行うことがある。S クラス(国際水準クラス)、A クラス(国内水準クラス)、B1・B2 クラス(将 来の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮をしている。クラス によって、最高評価点が 100、85、75、70 点の 4 段階になっている。ここでは「数学Ⅱ」の内容の演習を行うため「数学Ⅱ」 と同じクラス分けを行う。1 変数の微分積分学を、演習問題を自分で解くことにより、身に付けることが目標である。 キーワード 三角関数、微分積分学、微分係数、導関数、積分、原始関数、微分積分学の基本定理 keywords trigonometric functions, calculus, differential coefficient, derivative, integral, anti-derivative, the fundamental theorem of calculus 授業の到達目標 ・ 三角関数を含んだ計算ができる ・ 微分の計算ができ、増減表を作れる。 ・ 原始関数を求めて、積分の計算ができる。 教員からの一言 ・「数学Ⅰ」「数学Ⅰ演習」(B2 クラス)の内容を理解していることが望ましい。 ・「数学Ⅱ」と同時に履修してください。 ・「数学Ⅱ」の講義内容に関する演習を行う。数学系のどんな講義も聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず数多く の問題を自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅰ演習、数学Ⅱ 教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる。 参考書 参考書必要に応じて高校 1 ~ 3 年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方 第 2 回:三角関数:三角関数のグラフ等について演習を行う 第 3 回:三角関数:三角関数が満たす公式について計算演習をする 第 4 回:三角関数:三角関数が満たす公式をついて計算演習をする 第 5 回:微分係数と導関数:具体例の計算練習により、微分係数および導関数の定義を理解する 第 6 回:微分法の公式:計算練習を通して、基本的な微分の公式を理解する 第 7 回:初等関数の微分:指数関数・対数関数・三角関数の微分計算の練習 第 8 回:中間試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 第 9 回:接線の方程式:接線の方程式を理解し、具体例を計算する 第 10 回:増減表:増減表を作る 第 11 回:原始関数と積分:微分の逆演算としての原始関数と符号付きの面積としての積分の概念を、計算演習を通して 把握する 第 12 回:微分積分学の基本定理:原始関数と積分の間の関係を理解するための問題演習を行う 第 13 回:原始関数:原始関数の計算の練習 第 14 回:積分の応用:面積,体積等の計算練習 第 15 回:定期試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 成績評価基準 中間試験の成績(30%)と期末試験の成績(70%)により評価する。(最高評価点を 70 点とする。) 備 考 125 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 応用数学 I Applied Mathematics I 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウエアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:岡崎 悦明 Yoshiaki OKAZAKI 連絡先: 授業の概要及び位置付け 線形写像としての行列とその固有値などの線形代数学について学ぶ。 キーワード 行列 行列式 線形写像 固有値 固有ベクトル keywords matrix, determinant, linear mapping, eigenvalue, eigenvector 授業の到達目標 ・ 行列と行列式を理解して連立一次方程式の解法に活用できる。 ・ 線形写像の概念を理解する。 ・ 行列の固有値と固有ベクトルが計算できる。 教員からの一言 ・「数学 I」「数学演習 I」「数学 II」「数学演習 II」の内容を理解していることが望ましい。 関連科目 数学 I、数学演習 I、数学 II、数学演習 II 教 材 教科書 特に指定しない。資料を配布する。 参考書 金光滋 「演習線形代数」 126 浅倉史興 他 「基礎コース線形代数」学術図書出版 藤原毅夫「線形代数」岩波書店 戸田盛和・浅野功義「行列と 1 次変換」岩波書店 齋藤正彦「線型代数入門」東京大学出版会 授業計画 第 1 回:導入講義・復習 第 2 回:実ベクトル:2 次元および 3 次元の実ベクトルを理解する。 第 3 回:実ベクトル:一般の次元の実ベクトルを理解する。 第 4 回:複素数・複素ベクトル:複素数を復習し、一般の次元の複素ベクトルを理解する。 第 5 回:行列・行列の演算・逆行列:複素数を成分とする行列とその演算、特に逆行列について理解する。 第 6 回:行列式:一般の次数の行列式を理解する。 第 7 回:連立一次方程式:連立一次方程式を行列式を用いて解く。 第 8 回:行列の基本変形:行列の基本変形を理解する。 第 9 回:線形写像としての行列:線形写像としての行列の意味を理解する。 第 10 回:固有値と固有ベクトル・固有多項式:行列の固有値と固有ベクトルを求める。 第 11 回:行列の対角化:行列の対角化を理解する。 第 12 回:行列のべき乗:行列のべき乗を求める。 第 13 回:行列の指数関数:行列の指数関数を求める。 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験の成績(100%)を評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 応用数学 II Applied Mathematics II 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウエアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:塚田 春雄 Haruo TSUKADA 連絡先:2 号館 3 階 塚田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 1 変数の微分積分法の復習から始めて、2 変数の微分積分学を学ぶ。 キーワード 2 変数の微分積分学 偏導関数 二重積分 微分方程式 keywords calculus of two variables, partial derivative, double integral, differential equation 授業の到達目標 ・ 偏微分が計算できる。 ・ 二重積分が計算できる。 ・ 易しい微分方程式が解ける。 教員からの一言 ・「数学 I」「数学 I 演習」「数学 II」「数学 II 演習」の内容を理解していることが望ましい。 関連科目 数学 I、数学 I 演習、数学 II、数学 II 演習 教 材 教科書 特に指定しない。資料を配布する。 参考書 金光滋 「微分積分学 I」 坂田定久 他 「基礎コース微分積分」学術図書出版 齋藤正彦「微分積分教科書」東京図書 薩摩順吉「微分積分」岩波書店 和達三樹「微分積分」岩波書店 授業計画 第 1 回:導入講義・復習 第 2 回:1 変数の微分法:1 変数関数の微分法を復習する。 第 3 回:偏微分係数と偏導関数:偏微分係数と偏導関数を理解する。 第 4 回:2 変数関数のグラフとその接平面:2 変数関数のグラフを描きその接平面を求める。 第 5 回:2 変数関数の極大極小判定:2 変数関数の極大極小判定法を理解する。 第 6 回:2 変数関数の極大極小判定:2 変数関数の極大極小判定法を理解する。 第 7 回:1 変数の積分法:1 変数関数の積分法を復習する。 第 8 回:1 変数の積分法:2 変数関数の積分法を復習する。 第 9 回:長方形上の 2 重積分:長方形上の 2 重積分を求める。 第 10 回:いろいろな領域の上の 2 重積分:いろいろな領域の上の 2 重積分を求める。 第 11 回:極座標を利用した 2 重積分:極座標を利用して 2 重積分を求める。 第 12 回:微分方程式:易しい微分方程式の解き方を理解する。 第 13 回:微分方程式:易しい微分方程式の解き方を理解する。 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験の成績(100%)を評価点とする。 備 考 127 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 情報数学 Information Mathematics 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウエアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:藤原英徳 Hidenori FUJIWARA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 藤原研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本講では,いわゆる計算機科学を学ぶうえで基礎となる離散数学として、集合と論理、組合せ論、再帰的アルゴリズム にしばしば顔を出す数学的帰納法、写像・関係・構造、ブール代数、差分方程式およびグラフの基礎理論を講義し、具体 的な問題の取り扱いを通して、情報科学の基礎としての数学的・論理的思考方法を育成する。情報数理分野の最初の科目 として、専門基礎分野おいて修得した、線形代数学や解析学に対する数学の基礎学力を離散的対象の取り扱いに向けて強 化し、以後に続く情報専門科目群の数学的基礎を与える。「情報数学演習」と一対の科目である。 キーワード 集合、論理、関係、写像、構造、数学的帰納法、再帰的アルゴリズム、差分方程式、グラフ keywords set, logic, relation, mapping, structure, mathematical induction, recurrent algorithm, difference equation, graph 授業の到達目標 ・ 集合の考え方・関連する基本概念を理解し、集合論における基本演算および論理演算ができる。 ・ 関係、写像、構造などの概念を把握できる。 ・ 数学的帰納法と再帰的アルゴリズムを用いた簡単な問題解決ができる。 ・ 数学的帰納法によりまた特性方程式を用いる方法により線形差分方程式を解く方法を知っている。 ・ さまざまな日常問題をグラフ化・視覚化し、問題点を端的に把握する方法を理解している。 教員からの一言 ・ 予習や復習を含めて授業時間外での積極的な自学自習がなによりも大切です。授業を聞いてノートを取るだけでは授業 内容は身に付きません。解らないことはそのままにしないで質問しましょう。 ・ この授業で講義した内容の演習を「情報数学演習」で行います。 128 関連科目 情報数学演習、数学Ⅰ、数学Ⅱ、応用数学Ⅰ、応用数学Ⅱ 教 材 教科書 適宜プリントを配布する。 参考書 斉藤伸自 他共著「離散数学」朝倉書店、小倉久和著「離散数学への入門」近代科学社 授業計画 第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明。本科目の目指す目標を示す。講義の進め方、評価の仕方の説明。離散構造の 把握について考察する。 第 2 回:集合と論理-集合論における基本的な概念と演算、論理式における基本的な記号と演算および真理表などを説 明し、論理的な推論について考察する。 第 3 回:数学的帰納法と再帰的アルゴリズム-計算機科学の基礎として再帰的思考方法について解説する。 第 4 回:構造・写像-対象を抽象的に把握し、数学的に記述し、論理的に取り扱う態度を養うため、多くの事象の本質 が一つの概念で記述されることを説明する。 第 5 回:関係・剰余類-関係の行列表示、グラフ表示および関係に基づく類別を理解する。 第 6 回:組合せ問題-日常生活の至る所で遭遇する組合せ問題について考察する。 第 7 回:ブール代数-計算機科学の基礎であるブール代数の構造について講義する。 第 8 回:差分方程式Ⅰ-再帰的な現象はしばしば漸化式で与えられる数列として記述される。ここではその形の差分方 程式を数学的帰納法により解く。 第 9 回:差分方程式Ⅱ-線形差分方程式を特性方程式を利用して解く。 第 10 回:グラフの基礎概念-グラフ理論の応用は社会全般に渡っている。様々な問題が視点を変えることにより本質的 に把握されることを説明し、グラフの基礎概念を導入する。 第 11 回:グラフの基礎理論-グラフの種類、頂点と辺の関係など基本的性質を述べる。 第 12 回:オイラーグラフとハミルトングラフ-通信網や回路網をグラフ理論の視点より述べる。 第 13 回:木-回路のない連結なグラフであり、フラクタル図形などでよく目にする木を考察する。 第 14 回:平面グラフ-辺が交差することなく平面上に描けるグラフを調べる。 第 15 回:定期試験(90 分)注:試験範囲は第1回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(70%)とレポート(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 情報数学演習 Exercises in Information Mathematics 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウエアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:藤原 英徳 Hidenori FUJIWARA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 藤原研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本講では、いわゆる計算機科学を学ぶうえで基礎となる離散数学として、集合と論理、組合せ論、再帰的アルゴリズム にしばしば顔を出す数学的帰納法、写像・関係・構造、ブール代数、差分方程式およびグラフの基礎理論の演習を行い、 具体的な問題の取り扱いを通して、情報科学の基礎としての数学的・論理的思考方法を育成する。情報数理分野の最初の 科目として、専門基礎分野おいて修得した、線形代数学や解析学に対する数学の基礎学力を離散的対象の取り扱いに向け て強化し、以後に続く情報専門科目群の数学的基礎を与える。「情報数学」と一対の科目である。 キーワード 集合、論理、関係、写像、構造、数学的帰納法、再帰的アルゴリズム、差分方程式、グラフ keywords set, logic, relation, mapping, structure, mathematical induction, recurrent algorithm, difference equation, graph 授業の到達目標 ・ 集合の考え方・関連する基本概念を理解し、集合論における基本演算および論理演算ができる。 ・ 問題解決を通して、関係、写像、構造などの概念を把握できる。 ・ 数学的帰納法と再帰的アルゴリズムを用いた簡単な問題解決ができる。 ・ 数学的帰納法によりまた特性方程式を用いる方法により線形差分方程式を解く方法を経験している。 ・ さまざまな日常問題をグラフ化・視覚化し、問題点を端的に把握する方法を練習し、理解している。 教員からの一言 ・ 予習や復習を含めて授業時間外での積極的な自学自習がなによりも大切です。授業を聞いてノートを取るだけでは授業 内容は身に付きません。解らないことはそのままにしないで質問しましょう。 ・「情報数学」の授業で講義した内容の演習を行います。 関連科目 情報数学、数学Ⅰ、数学Ⅱ、応用数学Ⅰ、応用数学Ⅱ 教 材 教科書 適宜プリントを配布する。 参考書 斉藤伸自 他共著「離散数学」朝倉書店、小倉久和著「離散数学への入門」近代科学社 授業計画 第 1 回:導入講義-科目全体の概要説明。本科目の目指す目標を示す。演習の進め方、評価の仕方の説明。離散構造の 把握について考察する。 第 2 回:集合と論理-集合論における基本的な概念と演算、論理式における基本的な記号と演算および真理表の作成な どを練習し、論理的な推論について考察する。 第 3 回:数学的帰納法と再帰的アルゴリズム-計算機科学の基礎として再帰的思考方法について練習する。 第 4 回:構造・写像-対象を抽象的に把握し、数学的に記述し、論理的に取り扱う態度を養うため、多くの事象の本質 が一つの概念で記述されることを演習問題を通して理解する。 第 5 回:関係・剰余類-関係の行列表示、グラフ表示および関係に基づく類別について調べる。 第 6 回:組合せ問題-日常生活の至る所で遭遇する組合せ問題について調べる。 第 7 回:ブール代数-計算機科学の基礎であるブール代数の構造に関する問題演習。 第 8 回:差分方程式Ⅰ-再帰的な現象はしばしば漸化式で与えられる数列として記述される。ここではその形の差分方 程式を数学的帰納法により解く練習を行う。 第 9 回:差分方程式Ⅱ-特性方程式を利用して線形差分方程式を解く練習。 第 10 回:グラフの基礎概念-グラフ理論の応用は社会全般に渡っている。様々な問題が視点を変えることにより本質的 に把握されることを理解し、グラフの基礎概念を身に付ける。 第 11 回:グラフの基礎理論-グラフの種類、頂点と辺の関係など基本的性質を調べる。 第 12 回:オイラーグラフとハミルトングラフ-通信網や回路網をグラフ理論の視点より調べる。 第 13 回:木-回路のない連結なグラフであり、フラクタル図形などでよく目にする木を考察する練習。 第 14 回:平面グラフ-辺が交差することなく平面上に描けるグラフを調べる。 第 15 回:定期試験(60 分)注:試験範囲は第1回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(60%)と授業中の演習(40%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 129 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 確率論 Probability Theory 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウエアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:藤原英徳 Hidenori Fujiwara 連絡先(代表者):2 号館 3 階 藤原研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け ランダムな現象を数学的に取り扱うための枠組みとしての確率論は、工学のみならずあらゆる分野の様々な問題を解決 するための有効な道具を提供している。ここでは確率論における基本的な考え方を理解させ、統計学への理論的な準備を するとともに、具体例を通して数値の取り扱いを修得させるため、確率変数・確率分布を中心に講義する。情報数理分野 の科目として、専門基礎分野および専門展開分野において修得した主として数学の基礎学力に基づき、情報工学において 遭遇する問題解決に対する手法を入手させることにより、幅広い専門科目への取り組みを可能とする。 キーワード 順列組み合せ、確率変数、確率分布、平均値、分散、大数の法則、中心極限定理 keywords combinatorics, random variable, probability distribution, mean value, variance, law of large numbers, central limit theorem 授業の到達目標 ・ 組合せ論の考え方を理解し、基本的な場合の数が計算できる。 ・ 偶然性に依存する事象を数学的に考察する仕組みを学ぶ。 ・ 確率論における基本量の計算ができる。 ・ 確率論における定性的側面を理解する。 ・ 定量的な取り扱いに習熟し、数表を用いた計算ができる。 教員からの一言 ・ 予習や復習を含めて授業時間外での積極的な自学自習がなによりも大切です。授業を聞いてノートを取るだけでは授業 内容は身に付きません。解らないことはそのままにしないで質問しましょう。 ・ 専門的な学習の多くの場面で確率論の内容を理解しておくことが必要となります。 130 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅱ、応用数学Ⅰ、応用数学Ⅱ、情報数学、数理統計学、オペレーションズ・リサーチ 教 材 教科書 特に指定しない。資料を配布する。 参考書 E. クライツィグ「確率と統計」培風館 授業計画 第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明。本科目の目指す目標を示す。講義の進め方、評価の仕方の説明。日常生活に おけるランダムな現象について考察する。 第 2 回:集合論と標本空間-集合論における基本的な用語や演算を復習し、観察又は試行結果の集合である事象につい て述べる。 第 3 回:確率の公理-考え得る全ての結果の中で条件を満たす結果の割合として、また全く公理論的に確率を定義し、 具体例を考察する。 第 4 回:順列組み合せ-重複を許す場合と許さない場合について順列と組み合せを計算する。 第 5 回:条件付確率、ベイズの定理-条件付確率について解説し、様々な分野に広く応用されるベイズの定理を説明し、 応用例を考察する。 第 6 回:事象の独立性-多くの事例で観察されまたは仮定される事象の独立性について述べる。 第 7 回:確率変数-主要な概念である確率変数について、離散型の場合と連続型の場合についての解説を通して、いか に広範囲に利用される便利な概念であるかを考える。 第 8 回:確率分布-確率変数に関連して、その確率密度関数や分布関数を考察し、具体例を計算する。 第 9 回:多次元確率変数-複数の確率変数を同時に観察し、その処理について考察する。 第 10 回:確率変数の演算-確率変数の間に基本的演算を施すことにより得られる新しい確率変数について考察する。 第 11 回:確率分布のモーメント-確率分布の平均値、分散、標準偏差などについて考察する。 第 12 回:離散型特殊分布-典型的な離散型分布である2項分布とポアソン分布について解説する。 第 13 回:連続型特殊分布-典型的な連続型分布である正規分布について解説する。 第 14 回:極限定理-確率論における代表的な結果である、大数の法則、チェビシェフの不等式、中心極限定理について 述べる。 第 15 回:定期試験(60 分)注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(70%)とレポート(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 情報論理学 Mathematical Logic 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウエアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:塚田 春雄 Haruo TSUKADA 連絡先:2 号館 3 階 塚田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 情報科学および数学の理論的基礎である数理論理学について学ぶ。前半で命題論理を学び、後半で 1 階の述語論理を学ぶ。 理論(論理式の集合)にモデルが存在することと無矛盾であることの同値性を学ぶ。このことにより論理式が恒真である ことと証明可能であることの同値性(健全性定理とゲーデルの完全性定理)が得られることの理解を目指す。 キーワード 命題論理 述語論理 真偽値 項 論理式 構造 モデル 証明 健全性定理 完全性定理 keywords propositional logic, predicate logic, truth value, term, formula, structure, model, proof, soundness theorem, completeness theorem 授業の到達目標 ・ 命題や述語の概念を理解する。 ・ 命題論理式の真偽値表が計算できる。 ・ 公理、定理、証明などの概念を理解する。 ・ 易しい命題論理の証明図が描ける。 教員からの一言 ・ 履修の前提条件は特にありません。 関連科目 情報数学、情報数学演習 教 材 教科書 特に指定しない。資料を配布する。 参考書 廣瀬健・横田一正「ゲーデルの世界」海鳴社 授業計画 第 1 回:導入講義 第 2 回:真偽値:2 値論理の真偽値とその演算を理解する。 第 3 回:命題論理式・付値・充足可能な命題論理式・恒真な命題論理式:命題論理式と付値によって真偽値が定まるこ とを理解し、充足可能な命題論理式と恒真な命題論理式を理解する。 第 4 回:命題論理における証明:命題論理における証明を理解する。 第 5 回:命題論理の演繹定理:命題論理における演繹定理を理解する。 第 6 回:命題論理の健全性定理・充足可能性定理・完全性定理:命題論理において、恒真であることと証明可能である ことの同値性などを理解する。 第 7 回:述語論理・項と論理式:述語論理における項と論理式について理解する。 第 8 回:構造・モデル:項と論理式を解釈する場である構造と、構造がある理論のモデルであるとはどういうことか理 解する。 第 9 回:充足可能な論理式・恒真な論理式:充足可能な論理式と恒真な論理式を理解する。 第 10 回:述語論理における証明:述語論理における証明を理解する。 第 11 回:述語論理の演繹定理:述語論理における演繹定理を理解する。 第 12 回:述語論理の健全性定理・モデルの存在定理:証明可能な論理式は恒真であること、無矛盾な理論にはモデルが 存在することを理解する。 第 13 回:述語論理の完全性定理(ゲーデルの完全性定理):恒真な論理式は証明可能であることを理解する。 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験の成績(100%)を評価点とする。 備 考 131 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 数理統計学 Mathematical Statictics 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウエアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:金光 滋 Shigeru Kanemitsu 連絡先:[email protected] 授業の概要及び位置付け 有限個の標本から母集団の特徴を推定する数理統計学について学ぶ。正規確率分布、ガンマ分布、カイ 2 乗分布、t 分 布、F 分布、二項分布、ポアソン分布などの具体的な確率分布と、大数の法則・中心極限定理などの一般論を学ぶ。さらに、 母集団を未知の確率空間、標本を未知の確率分布に従う確率変数とみなして、特に正規母集団とみなせる場合の各種の統 計的推定・検定の方法を身につけ、様々な問題に対して応用することを目指す。 キーワード 確率変数 確率分布 期待値 分散 標準偏差 母集団 標本 推定 検定 keywords random variable, probability distribution, expectation, variance, standard deviation, population, sample, estimation, test of hypothesis 授業の到達目標 ・確率変数、確率分布の概念を理解する。 ・確率変数の期待値、分散、標準偏差を計算できる。 ・母集団、標本の概念を理解する。 ・推定および検定の技法を用いてデータの解析ができる。 教員からの一言 ・「数学 I」「数学演習 I」「数学 II」「数学演習 II」「応用数学 II」「確率論」の内容を理解していることが望ましい。 132 関連科目 数学 I、数学演習 I、数学 II、数学演習 II、応用数学 II、確率論 教 材 教科書 特に指定しない。資料を配布する。 参考書 東京大学教養学部統計学教室編「統計学入門」東京大学出版会 柴田文明「確率・統計」岩波書店 薩摩順吉「確率・統計」岩波書店 授業計画 第 1 回:導入講義 第 2 回:確率:確率の基礎を復習する。 第 3 回:確率変数と確率分布:確率変数とその確率分布を理解する。 第 4 回:確率変数の期待値・分散・標準偏差:確率変数の期待値・分散・標準偏差を求める。 第 5 回:同時確率分布・確率変数の独立性:二つの確率変数の同時確率分布を理解し、それらが独立であるとはどうい うことか理解する。 第 6 回:正規分布:最も重要な確率分布である正規分布を理解する。 第 7 回:ガンマ関数とベータ関数:準備としてガンマ関数とベータ関数を理解する。 第 8 回:ガンマ分布・カイ 2 乗分布・t 分布・F 分布:ガンマ関数とベータ関数を用いて、ガンマ分布・カイ 2 乗分布・ t 分布・F 分布を定義し、それらの性質を理解する。 第 9 回:二項分布・ポアソン分布:二項分布・ポアソン分布を理解する。 第 10 回:大数の法則・中心極限定理:大数の法則と中心極限定理を理解する。 第 11 回:確率空間としての母集団・確率変数としての標本・正規母集団:確率変数を数理統計学に応用する枠組みであ る母集団とその標本について理解する。 第 12 回:各種の推定:数理統計学における各種の推定を理解する。 第 13 回:各種の検定:数理統計学における各種の検定を理解する。 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験の成績(100%)を評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject オペレーションズ・リサーチ Operations Research 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウエアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:岡崎 悦明 Yoshiaki OKAZAKI 連絡先(代表者): 授業の概要及び位置付け 人や組織は、目的を持って行動したり、運用されたりしている。そこでは種々多様な問題解決のための意思決定が日々 繰り返されている。合理的・科学的に意思決定するため、問題を操作可能なモデルとして数学的に定式化し、解を求める アルゴリズムを求め、現実問題に適応し、その結果を観察し再検討するという OR の手法を解説する。情報数理分野の科 目として、専門基礎分野および専門展開分野において修得した、主として数学の基礎学力を日常的に遭遇する問題の解決 に応用し、より専門的なネットワーク分野の専門科目へと繋がっている。 キーワード 線形計画法、スケジューリング、動的計画法、スケジューリング、ゲームの理論 keywords linear programming, scheduling, dynamical programming, scheduling, theory of games 授業の到達目標 ・ 線形計画法の考え方を理解し、この枠組みでの問題の定式化ができる。 ・ シンプレックス方により線形計画法の問題の最適解を計算できる。 ・ 動的計画法の考え方を理解し、この枠組みでの問題の定式化ができる。 ・ 仕事のスケジュールを効率的に決定できる。 ・ ゲーム理論の初歩を知っている。 教員からの一言 ・ 予習や復習を含めて授業時間外での積極的な自学自習がなによりも大切です。授業を聞いてノートを取るだけでは授業 内容は身に付きません。解らないことはそのままにしないで質問しましょう。 ・ 2年次前期の選択科目「確率論」を履修し、その内容を理解しておくことが必要です。 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅱ、応用数学Ⅰ、応用数学Ⅱ、情報数学、確率論 教 材 教科書 小和田正 他共著「OR 入門」実数出版 参考書 長畑秀和 「OR へのステップ」 共立出版 授業計画 第 1 回:導入講義:導入講義-講義全体の概要説明。本科目の目指す目標を示す。講義の進め方、評価の仕方の説明。 実生活における諸問題を数学的にモデル化する意義について考察する。 第 2 回:線形計画法-連立 1 次方程式の解法を復習し、連立1次不等式で与えられる領域での線形な目的関数はその最 大値および最小値をその領域の端点で取ることを理解する。 第 3 回:シンプレックス法-新しい変数を追加して、不等式を等式に変えて線形計画法の問題を解く方法を解説する。 第 4 回:シンプレックス表の作成を中心に、シンプレックス法による問題解決において、問題のタイプに応じて必要と なる対応策を理解する。 第 5 回:スケジューリングの問題-線形計画法の応用問題の 1 つとして時間的な推移の下での計画の問題を考察する。 第 6 回:動的計画法-配分問題、最短経路の問題などを例に動的計画法について説明する。 第 7 回:多段階決定過程-最適性の原理を用いた多段階決定過程として動的計画法を定式化する。 第 8 回:割り当て問題と輸送問題を考察する。 第 9 回:一連の決定過程におけるクリティカルパスによる解の求め方を理解する。 第 10 回:様々な状況における意思決定に際して考慮される各種の基準を学ぶ。 第 11 回:意思決定における情報の価値について考察する。 第 12 回:将来起こる可能性のある事態に適切に対処する手段・処置等を見つける理論としてのゲームの理論を学び、解 の探し方を理解する。 第 13 回:幾つかのタイプのゲームに対して解を見つける。 第 14 回:定期試験に向けた総合演習(60 分)と解説(30 分) 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(70%)と授業中の演習(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 133 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject プログラミングⅠ Programming Ⅰ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:勝瀬 郁代 Ikuyo KATSUSE、清木 泰弌 Yasukazu SEIKI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 勝瀬研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 学習・教育目標「プログラミング言語の諸概念に関する知識を理解し、なんらかのプログラミング言語でプログラムを 作成できる。」に対応する科目である。本講義では、情報処理の入門として、Java 言語を題材として、プログラミングの 考え方の基礎や、プログラミングとは何かというような基本的な事柄を理解する。 本授業は、プログラミングⅠ演習ならびに上級プログラミングⅠを受講する上での前提知識を与えるものであり、かつ、 後期開講のプログラミングⅡは、本科目の後継科目であるため、本科目の履修が前提となる。 キーワード プログラミング、Java 言語 keywords programming, Java 授業の到達目標 ・ Java 言語によるプログラムの作成から実行までの作業内容や専門用語を理解する。 ・ 変数の役割や型について理解する。 ・ 式や演算子を理解する。 ・ 変数や制御構造を用いた基本的なプログラムを読んで、処理内容を理解できる。 ・ 変数や制御構造を用いた基本的なプログラムを作成できる。 教員からの一言 ・ 原則、講義形式で行うが、机上の演習を行う。 ・ 実際にコンピュータを利用した演習はプログラミングⅠ演習や上級プログラミングⅠで行うので、必ず一緒に履修する こと。 134 関連科目 プログラミングⅠ演習、上級プログラミングⅠ 教 材 教科書 高橋麻奈「やさしい Java 第3版」ソフトバンク、その他配布資料 参考書 授業計画 第 1 回:本講義のガイダンスを行い、Java によるプログラム作成の手順と画面への出力について解説する。(2.1) 第 2 回:インデント、コメントのつけ方、文字列・文字・数値リテラル、特殊文字について解説する。(2.2, 2.3) 第 3 回:変数の宣言および代入方法、キーボードからの入力方法について解説する。(3.1, 3.2, 3.3, 3.4, 3.5, 3.6) 第 4 回:式と演算子の種類と使い方について解説する。(4.1, 4.2, 4.3, 4.4) 第 5 回:if 文、if ~ else 文と関係演算子について解説する。(5.1, 5.2, 5.3, 5.4) 第 6 回:switch 文について解説する。(5.5) 第 7 回:論理演算子について解説する。(5.6) 第 8 回:for 文について解説する。(6.1) 第 9 回:while 文について解説する。(6.2) 第 10 回:復習 第 11 回:文におけるネストについて解説する。(6.4) 第 12 回:break, continue について解説する。(6.5) 第 13 回:総合復習 第 14 回:定期試験 第 15 回:定期試験の解答を解説する。 成績評価基準 講義中の演習や宿題の評価(40%)、定期試験の得点(60%)を総計して評価する。 定期試験後、臨時試験を行ないその結果で再評価を行なう場合があるが、臨時試験の受験資格は、欠席回数が 3 回以内と する。 備 考 プログラミングⅠ演習、上級プログラミングⅠの受講を前提とする。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject プログラミングⅠ演習 Practice on Programming Ⅰ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:勝瀬 郁代 Ikuyo KATSUSE、清木 泰弌 Yasukazu SEIKI、荒木 俊輔 Shunsuke ARAKI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 勝瀬研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 学習・教育目標「プログラミング言語の諸概念に関する知識を理解し、なんらかのプログラミング言語でプログラムを 作成できる。」に対応する科目である。本講義では、プログラミングⅠで学習した内容に即した演習課題が出題される。 コンピュータ上で実際に演習課題のプログラムを動作させることでプログラミング技術の体得を目指す。 キーワード プログラミング、Java 言語 keywords programming, Java 授業の到達目標 ・ Java 言語によるプログラムの作成から実行までの作業内容が実際に出来る。 ・ 変数の役割や型について理解し、プログラムを作成できる。 ・ 式や演算子を理解し、プログラムを作成できる。 ・ 変数と制御構造を用いた基本的なプログラム(教科書の例題と同程度)を作成できる。 教員からの一言 ・ 毎回、プログラミングⅠの内容に即した演習課題を出題するので、プログラミングⅠも履修すること。 ・ 習熟度別のクラス編成を行い、演習課題の難易度を変更するが、定期試験問題は共通である。 関連科目 プログラミングⅠ、上級プログラミングⅠ 教 材 教科書 高橋麻奈「やさしい Java 第3版」ソフトバンク、その他配布資料 参考書 授業計画 第 1 回:本講義のガイダンスを行う。Java によるプログラム作成の手順と画面への出力についての演習を行う。 第 2 回:インデント、コメントのつけ方、文字列・文字・数値リテラル、特殊文字について演習する。(2.2, 2.3) 第 3 回:変数の宣言および代入方法、キーボードからの入力方法について演習する。(3.1, 3.2, 3.3, 3.4, 3.5, 3.6) 第 4 回:式と演算子の種類と使い方について演習する。(4.1, 4.2, 4.3, 4.4) 第 5 回:if 文、if ~ else 文と関係演算子について演習する。(5.1, 5.2, 5.3, 5.4) 第 6 回:switch 文について演習する。(5.5) 第 7 回:論理演算子について演習する。(5.6) 第 8 回:for 文について演習する。(6.1) 第 9 回:while 文について演習する。(6.2) 第 10 回:復習 第 11 回:文におけるネストについて演習する。(6.4) 第 12 回:break, continue について演習する。(6.5) 第 13 回:総合演習 第 14 回:総合演習 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(70 点満点)、レポート(30 点満点)の総計を評価点とする。レポートに不備がある場合は何度でも再提出を 求める。同時に、提出期限を遅れた場合は遅れた日数に応じて減点する。なお、出題されたレポートがすべて提出されて いなければ、定期試験を受験することはできない。また、定期試験後、臨時試験を行ない、その結果で再評価を行なう場 合がある。ただし、臨時試験の受験資格は、欠席回数が 3 回以内とする。 備 考 プログランミングⅠ、上級プログラミングⅠの受講を前提とする。 135 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 上級プログラミングⅠ Advanced Programming Ⅰ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 単位数 1 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:勝瀬 郁代 Ikuyo KATSUSE、中村 貞吾 Teigo NAKAMURA、佐塚 秀人 Hideto SATSUKA 担当者 連絡先(代表者):3 号館 3 階 勝瀬研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本講は、プログラミングⅠ演習の内容を補足するような演習を中心に授業を進めるが、クラスによっては、プログラミ ングⅠの範囲を超えて関連する発展演習を行なうなど、多角的な方法でプログラミング技術の習得を行なう。 キーワード プログラミング、Java 言語 keywords programming, Java 授業の到達目標 ・ Java 言語によるプログラムの作成から実行までの作業内容が実際に出来る。 ・ 変数の役割や型について理解し、プログラムを作成できる。 ・ 式や演算子を理解し、プログラムを作成できる。 ・ 変数と制御構造を用いた基本的なプログラム(教科書の例題と同程度)を作成できる。 教員からの一言 ・ 演習形式で行います。 ・ プログラミングⅠ演習の内容を補足する形で行いますので、プログラミング初心者はできるだけ受講して下さい。 136 関連科目 プログラミングⅠ、同演習、情報学基礎実習Ⅰ 教 材 教科書 高橋麻奈「やさしい Java 第3版」ソフトバンク、その他適宜資料を配布する 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義-授業全体の概要説明。授業の進め方、評価の仕方の説明。 第 2 回: 第 3 回: 第 4 回: 第 5 回: 第 6 回: 第 7 回: 原則、プログラミングⅠ演習の学習内容に沿って補足的な演習、総合演習、応用演習を行う。 第 8 回: クラスによっては、発展的な内容に踏み込んだ講義や演習を行なう。 第 9 回: 第 10 回: 第 11 回: 第 12 回: 第 13 回: 第 14 回: 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(70 点満点)、レポート(30 点満点)の総計を評価点とする。レポートに不備がある場合は何度でも再提出を 求める。同時に、提出期限を遅れた場合は遅れた日数に応じて減点する。なお、出題されたレポートがすべて提出されて いなければ、定期試験を受験することはできない。また、定期試験後、臨時試験を行ない、その結果で再評価を行なう場 合がある。ただし、臨時試験の受験資格は、欠席回数が 3 回以内とする。 備 考 習得度に応じて能力別クラスを編成することがある。クラスによって履修内容や評価方法が異なる場合がある。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject プログラミングⅡ Programming Ⅱ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:勝瀬 郁代 Ikuyo KATSUSE、中村 貞吾 Teigo NAKAMURA 連絡先(代表者):3 号館 3 階 勝瀬研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 学習・教育目標「プログラミング言語の諸概念に関する知識を理解し、なんらかのプログラミング言語でプログラムを 作成できる。」に対応する科目である。本講義では、情報処理の入門として、Java 言語を題材として、プログラミングの 考え方の基礎や、プログラミングとは何かというような基本的な事柄を理解する。 本講義では、プログラミングⅠに引き続き Java 言語を用いたプログラミングを学習する。プログラミングⅠでは、変数、 制御構造について学習したが、プログラミングⅡでは、クラス、メソッド、コンストラクタなどについて学習する。 本授業は、プログラミングⅡ演習ならびに上級プログラミングⅡを受講する上での前提知識を与えるものである。 キーワード プログラミング、Java 言語、クラス、メソッド keywords programming, Java, class, method 授業の到達目標 ・ クラスに関するさまざまな専門用語を理解する。 ・ 制御構造を利用したプログラムを作成できる。 ・ 配列を利用したプログラムを作成できる。 ・ クラスを利用した基本的なプログラム(教科書の例題や練習問題程度)を読んで理解できる。 ・ クラスを利用した基本的なプログラム(教科書の例題や練習問題程度)を自分で作成できる。 教員からの一言 ・ 原則、講義形式で行うが、机上の演習を行う。 ・ 実際にコンピュータを利用した演習はプログラミングⅡ演習で行うので、必ず一緒に履修すること。 関連科目 プログラミングⅠ、同演習、プログラミングⅡ演習、上級プログラミングⅠ、同Ⅱ 教 材 教科書 高橋麻奈「やさしい Java 第3版」ソフトバンク 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:本講義のガイダンスを行う。前期の範囲の復習を行う。 第 2 回:制御構造について学習する。(6.1, 6.2, 6.3, 6.4, 6.5) 第 3 回:配列の基礎について解説する。(7.1, 7.2, 7.3, 7.4) 第 4 回:配列の応用について解説する。(7.5, 7.6, 7.7) 第 5 回:クラスの構造について解説する。(8.1, 8.2, 8.3, 8.4) 第 6 回:メソッドの引数と戻り値について解説する。(8.5, 8.6) 第 7 回:メンバへのクセス制限、メソッドのオーバーロードについて解説する。 第 8 回:コンストラクタ、コンストラクタのオーバーロードについて解説する。(9.1, 9.2) 第 9 回:復習 第 10 回:クラス変数、クラスメソッドについて解説する。(9.3, 9.4) 第 11 回:クラスの利用について解説する。(10.1, 10.2, 10.3) 第 12 回:クラス型の変数、オブジェクトの配列について解説する。(10.4, 10.5) 第 13 回:全体のまとめと復習を行う。 第 14 回:定期試験(60 分) 第 15 回:定期試験の解答を解説する。 成績評価基準 講義中の演習や宿題の評価(40%)、定期試験の得点(60%)を総計して評価する。AB クラスは評価を 100 点満点とし、 C クラスは評価を 70 点満点とする。また、定期試験後、臨時試験を行ない、その結果で再評価を行なう場合がある。ただし、 臨時試験の受験資格は、欠席回数が 3 回以内とする。 備 考 プログラミングⅠ、プログラミングⅠ演習、プログラミングⅡ演習、上級プログラミングⅡの受講を前提とする。 137 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject プログラミングⅡ演習 Practice on Programming II 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:勝瀬 郁代 Ikuyo KATSUSE、清木 泰弌 Yasukazu SEIKI、中村 貞吾 Teigo NAKAMURA 連絡先(代表者):3 号館 3 階 勝瀬研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 学習・教育目標「プログラミング言語の諸概念に関する知識を理解し、なんらかのプログラミング言語でプログラムを 作成できる。」に対応する科目である。本講義では、プログラミングⅠ演習と同様にプログラミングⅡで学習した内容に 即した演習課題が出題される。実際にコンピュータを用いて演習課題のプログラムを動作させることでプログラミング技 術の体得を目指す。 キーワード プログラミング、Java 言語 keywords programming, Java 授業の到達目標 ・ 制御構造を利用したプログラムを作成できる。 ・ 配列を利用したプログラムを作成できる。 ・ クラスを利用した基本的なプログラム(教科書の例題や練習問題程度)を読んで理解できる。 ・ クラスを利用した基本的なプログラム(教科書の例題や練習問題程度)を自分で作成できる。 ・ 統合環境を用いたプログラムの作成から実行までの作業内容が実際に出来る。 教員からの一言 ・ 毎回、プログラミングⅡの内容に即した演習課題を出題するので、プログラミングⅡも履修すること。 ・ プログラミングⅠ演習の成績を考慮して、習熟度別のクラス編成を行い、演習課題の難易度を変更する。 138 関連科目 プログラミングⅠ、同演習、プログラミングⅡ、上級プログラミングⅠ、同Ⅱ 教 材 教科書 高橋麻奈「やさしい Java 第3版」ソフトバンク 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:本講義のガイダンスを行う。前期の範囲の復習を行う。 第 2 回:制御構造を用いたプログラムについて演習する。(6.1, 6.2, 6.3, 6.4, 6.5) 第 3 回:配列の基礎について演習する。(7.1, 7.2, 7.3, 7.4) 第 4 回:配列の応用について演習する。(7.5, 7.6, 7.7) 第 5 回:クラスの構造について演習する。(8.1, 8.2, 8.3, 8.4) 第 6 回:メソッドの引数と戻り値について演習する。(8.5, 8.6) 第 7 回:メンバへのクセス制限、メソッドのオーバーロードについて演習する。 第 8 回:コンストラクタ、コンストラクタのオーバーロードについて演習する。(9.1, 9.2) 第 9 回:総合演習習 第 10 回:クラス変数、クラスメソッドについて演習する。(9.3, 9.4) 第 11 回:クラスの利用について演習する。(10.1, 10.2, 10.3) 第 12 回:クラス型の変数、オブジェクトの配列について演習する。(10.4, 10.5) 第 13 回:総合演習 第 14 回:総合演習 第 15 回:定期試験 成績評価基準 A, B クラスは、定期試験(70 点満点)、レポート(30 点満点)の総計を評価点とする。C クラスは評価を 70 点満点と する。レポートに不備がある場合は何度でも再提出を求める。同時に、提出期限を遅れた場合は遅れた日数に応じて減点 する。なお、出題されたレポートがすべて提出されていなければ定期試験を受験できない。また、定期試験後、臨時試験 を行ない、その結果で再評価を行なう場合がある。ただし、臨時試験の受験資格は、欠席回数が 3 回以内とする。 備 考 プログラミングⅠ、プログラミングⅠ演習、プログラミングⅡ、上級プログラミングⅡの履修を前提とする。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 上級プログラミングⅡ Advanced Programming Ⅱ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:勝瀬 郁代 Ikuyo KATSUSE、高橋 圭一 Keiichi TAKAHASHI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 勝瀬研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本講は、プログラミングⅡ演習の内容を補足するような演習を中心に授業を進めるが、クラスによっては、プログラミ ングⅠⅡの範囲を超えて関連する発展演習を行なうなど、多角的な方法でプログラミング技術の習得を行なう。 キーワード プログラミング,Java 言語 keywords programming, Java 授業の到達目標 ・ 制御構造を利用したプログラムを作成できる。 ・ 配列を利用したプログラムを作成できる。 ・ クラスを利用した基本的なプログラム(教科書の例題や練習問題程度)を読んで理解できる。 ・ クラスを利用した基本的なプログラム(教科書の例題や練習問題程度)を自分で作成できる。 ・ 統合環境を用いたプログラムの作成から実行までの作業内容が実際に出来る。 教員からの一言 ・ 基本的に演習形式で行いますが、クラスによっては講義が含まれます。 ・ プログラミングⅡ演習の内容を補足する形で行いますので、プログラミング初心者はできるだけ受講して下さい。 関連科目 プログラミングⅡ、同演習 教 材 教科書 高橋麻奈 「やさしい Java 第 3 版」 SOFT BANK、その他適宜資料を配布 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義-授業全体の概要説明。授業の進め方、評価の仕方の説明。前期の復習。 第 2 回:Eclipse の使い方、前期の復習 第 3 回: 第 4 回: 第 5 回: 第 6 回: 第 7 回: 第 8 回: 原則、プログラミングⅠ演習の学習内容に沿って補足的な演習、総合演習、応用演習を行う。 第 9 回: クラスによっては、発展的な内容に踏み込んだ講義や演習を行なう。 第 10 回: 第 11 回: 第 12 回: 第 13 回: 第 14 回: 第 15 回:定期試験 成績評価基準 A, B クラスは、定期試験(70 点満点)、レポート(30 点満点)の総計を評価点とする。C クラスは評価を 70 点満点と する。レポートに不備がある場合は何度でも再提出を求める。同時に、提出期限を遅れた場合は遅れた日数に応じて減点 する。なお、出題されたレポートがすべて提出されていなければ定期試験を受験できない。また、定期試験後、臨時試験 を行ない、その結果で再評価を行なう場合がある。ただし、臨時試験の受験資格は、欠席回数が 3 回以内とする。 備 考 プログラミングⅠ、プログラミングⅠ演習、プログラミングⅡ、プログラミングⅡ演習の履修を前提とする。 139 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject プログラミング言語 Programming Language 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:長田 一興 Kazuoki OSADA 連絡先(代表者):5 号館 2 階 長田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け これまでの授業ではプログラミング言語の文法や、ソフトウェアの構造などを学んできたが、本講ではこれらの基本と なる計算論について解説する。例えばコンパイラは文脈自由文法によりプログラムの構文解析を行い、実行に至らしめる。 このような流れを、主に有限オートマトンを理解した上で、その延長上にあるチューリングマシンまでを中心に解説す る。本講は「オートマトンと言語処理」等の上級に位置する授業であり、これらの授業を理解した上で受講すること。 キーワード プログラミング、オートマトン、文脈自由言語、構文解析、チューリングマシン keywords programming, automaton, context free language, syntactic analysis, turing machine 授業の到達目標 ・ 文字列照合などの例で有限オートマトンの機能を理解できる。 ・ 文脈自由文法によるプログラムの構文解析の基礎が理解できる。 ・ スタックを付加したプッシュダウンオートマトンによって、文脈自由言語が受理されることを理解できる。 ・ チューリングマシンの構成要素である状態、アルファベット、初期状態などが理解できる。 教員からの一言 ・ 本講の前提となる「オートマトンと言語処理」を履修しておくこと。 ・ 数学的な側面が強いが、根気よくやれば理解できる。 関連科目 教 材 情報と符号の理論、暗号の理論 教科書 エフィーム・キンパー他「計算論への入門」ピアソン・エディケーション 参考書 140 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、プログラミング言語とは何か、手続き型言語と非手続き 型言語の違いなどを説明する。 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席すること。 第 2 回:プログラミング言語を理解する上で、導入として必要となる有限オートマトンについて解説する。有限オート マトンとは何か。有限オートマトンの有限状態図による表示。 第 3 回:正則表現について解説する。正則表現による言語の仕様の決定。例として C 言語的プログラミング言語に於け る識別子の表現法を取り上げる。 第 4 回:正則表現と非正則表現。非正則言語の例について述べる(回文など)。 第 5 回:有限オートマトンのアルゴリズムの例。記号列が正則表現であるかどうかの判別アルゴリズム他。 第 6 回:文脈自由文法について説明する。文脈自由文法の構成(①アルファベット、②非終端、③規則集合、④初期記号) について解説する。 第 7 回:文脈自由文法から導出される文脈自由言語の説明。非正則文脈自由言語の例。 第 8 回:構文解析について説明する。導出プロセスの解析木による表現。 第 9 回:プッシュダウンオートマトンについて説明する。スタックの導入・付加による有限オートマトンからプッシュ ダウンオートマトンへの再構築。 第 10 回:スタックにおけるプッシュとポップによる計算の定義。 第 11 回:言語とオートマトン。文脈自由言語を認識する装置としてのプッシュダウンオートマトンの機能。 第 12 回:チューリングマシンの定義:連接、分岐、ループによる構成。 第 13 回:チューリングマシンによる計算。 第 14 回:チューリングマシンの拡張:ヘッドや複数テープの付加による効率化について概説する。 第 15 回:定期試験(60分) 注:試験範囲は第1回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(70%)と授業中の演習(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject オブジェクト指向プログラミング Object Oriented Programming 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:長田 一興 Kazuoki OSADA 連絡先(代表者):5 号館 2 階 長田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本講では、オブジェクト指向言語の特徴であるクラスの概念(隠蔽、オーバーライド、継承)を重点的に学習する。大 規模システム開発に向けたパッケージやインポートの概念、例外処理や入出力処理、スレッドを用いた並列処理、Web か らの Java の利用法の 1 つであるアプレットと簡単なグラフィックスも取り上げる。 キーワード オブジェクト指向プログラミング、Java keywords object oriented programming, java 授業の到達目標 ・ 既存のクラスを継承したり、インターフェースを実装したりして新しいクラスを作ることが出来る。 ・ 例外の意義を理解し、例外の送出、受け取り、表示などの例外処理を行うことが出来る。 ・ ストリームを利用して簡単な入出力を行うことが出来る。 ・ スレッドの概念とそれを利用した並列処理について知っている。 教員からの一言 ・ 習得したことを確実に身につけるためにも、授業を聞いてノートした内容について「オブジェクト指向プログラミング 演習」のコンピュータ演習を通して再確認するように努めて欲しい。 関連科目 プログラミングⅠ、同演習、同Ⅱ、同演習、オブジェクト指向プログラミング演習 教 材 教科書 高橋麻奈著「やさしい Java 第 3 版」ソフトバンクパブリッシング 参考書 柏原正三著「ひとりでできる Java 実践入門」技術評論社 授業計画 第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明。本科目の目指す目標を示す。講義の進め方、評価の仕方の説明。1 年次で学 習した Java の基本的知識を復習する。 第 2 回:既存のクラスを利用して新しいクラスを定義するための継承の概念と応用について説明する。スーパークラス とサブクラスの概念を説明する。 サブクラスのオブジェクトからスーパークラスのコンストラクターを利用す る方法について説明する。 第 3 回:メソッドのオーバライドについて説明する。スーパークラス型の変数でサブクラスのオブジェクトを使用する 方法を説明する。同じ名前を持つ、スーパークラスとサブクラスのメソッドを使用する方法を説明する。 第 4 回:スーパークラスで公開されていない変数やメソッドをサブクラスからは使用できるようにする方法を説明する。 オーバーライドを許さないための方法を説明する。 Object クラスの役割とそのメソッドついて説明する。 第 5 回:抽象クラスの概念と役割について説明する。 オブジェクトがどのクラスのオブジェクトであるかを判定する instanceOf()メソッドの使用法を説明する。 第 6 回:インターフェースの概念と役割を説明する。 インターフェースの実装について説明する。 抽象クラスとインタ ーフェースとの違いを説明する。 インターフェースの継承について説明する。 第 7 回:多重継承の概念を説明する。 既存のクラスとインターフェースを利用した多重継承について説明する。 第 8 回:ソースファイルの分割について説明する。パッケージとアクセスコントロール、パッケージの階層関係とパッ ケージとフォルダーの関連、パッケージ名を用いたクラス名とインポートによる簡略化について説明する。 第 9 回:例外の仕組みとその処理方法について説明する。 例外の送信、受け取り、表示について説明する。 例外を表す クラスについて説明する。 第 10 回:ストリームの概念と入出力の考え方を説明する。 キーボードからの入出力とそれに伴う例外について説明する。 第 11 回:ファイルからの入出力とそれに伴う例外について説明する。 第 12 回:スレッドの仕組み、作成方法、同期方法などを説明する。 第 13 回:アプレットの仕組み、簡単なグラフィックスの方法などを説明する。 第 14 回:総合演習-演習課題を提示しプログラミング演習を行う。 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(70%)、レポート(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 141 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject オブジェクト指向プログラミング演習 Practice on Object Oriented Programming 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:長田 一興 Kazuoki OSADA 連絡先(代表者):5 号館 2 階 長田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本講では、オブジェクト指向言語の特徴であるクラスの概念(隠蔽、オーバーライド、継承)を重点的に学習する。大 規模システム開発に向けたパッケージやインポートの概念、例外処理や入出力処理なども取り上げる。本講義は、関連科 目「オブジェクト指向プログラミング」の演習科目であるため、講義と連動し、講義の内容理解を助ける演習課題に取り 組む。 キーワード オブジェクト指向プログラミング、Java keywords object oriented programming, java 授業の到達目標 ・ プログラミング環境である Eclipse を利用した Java プログラムの作成や実行が出来る。 ・ 既存のクラスをそのまま利用したり、既存のクラスを拡張して新しくクラスを定義したりすることが出来る。 ・ 基本的な入出力処理とそれに伴う例外処理を行うことが出来る。 ・ スレッドを用いたが基本的な処理が出来る。 ・ アプレットと AWT を利用した基本的な図形表示が出来る。 教員からの一言 ・ 各回に用意される課題に主体的に取り組み、自分の力で解けるようにすること。また、課題を完成させることより理解 することが肝要。わからないことは必ず指導者に尋ね、次回に不明点を残さないように心がけて欲しい。 142 関連科目 オブジェクト指向プログラミング演習 教 材 教科書 高橋麻奈著「やさしい Java 第3版」ソフトバンクパブリッシング 参考書 柏原正三著「ひとりでできる Java 実践入門」技術評論社 授業計画 第 1 回:導入講義- Eclipse について一連の操作方法を復習し、基本的な Java の構文を用いる演習を行う。 第 2 回:継承を用いた課題を提示し演習する。 第 3 回:継承に伴うコンストラクタの使用とメソッドのオーバライドに関する課題を提示し演習する。 第 4 回:継承に伴うアクセス制御に関する課題を提示し演習する。 第 5 回:抽象クラスの使用方法に関する課題を提示し演習する。 第 6 回:抽象クラスとインターフェースの相違を理解するための課題を提示し演習する。 第 7 回:クラスを継承し、インターフェースを実装する多重継承の課題を提示し演習する。 第 8 回:ソースファイルの分割とクラスのパッケージへの分割およびアクセスコントールに関する課題を提示し演習する。 第 9 回:例外の定義、送信、受け取りに関する課題を提示し演習する。 第 10 回:キーボードに対する入出力とそれに伴う例外処理に関する課題を提示し演習する。 第 11 回:ファイルに対する入出力とそれに伴う例外処理に関する課題を提示し演習する。 第 12 回:スレッドに対する基本的な処理に関する課題を提示し演習する。 第 13 回:アプレットおよび AWT を用いた基本的な図形表示に関する課題を提示し演習する。 第 14 回:総合演習-演習課題を提示しプログラミング演習を行う。 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(70%)、レポート(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject ビジュアルプログラミング Visual Programming 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:長田 一興 Kazuoki OSADA 連絡先(代表者):5 号館 2 階 長田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本講では Java 言語を用いた GUI の作成技術を習得する。授業は講義演習方式で行う。プログラムの書き方を知ってい るレベルから、GUI を利用したプログラムを作成できるレベルへの発展を目指す。例題を通して、Swing のコンポーネン トの種類、画面への配置方法、イベント駆動プログラミングなどを学習する。Netbeans など IDE の GUI ビルダ機能を利 用した GUI プログラムの作成方法と IDE に依存しないアプリケーションへの移植方法も学習する。授業時間内で全ての 部品の使い方の説明を詳細に行うことは難しいので、ネットなどを利用して自主的に学習することも必要である。 キーワード Java 言語、GUI、Swing、イベント駆動、GUI ビルダ keywords Java, GUI, Swing, event-driven,GUI builder 授業の到達目標 ・ GUI 部品を画面に適切に配置することができる。 ・ GUI 部品に対して、イベント駆動プログラミングを行うことができる。 ・ アプリケーションに適した GUI を構築することができる。 ・ IDE を利用して作成したコードを IDE に依存しないアプリケーションに移植することができる。 教員からの一言 ・ IDE を使用して手軽に画面を作成できるようになることを目指すと同時に、画面や機能を実現しているプログラムのコー ドを意識して欲しい。 ・ オブジェクト指向プログラミング、同演習の履修もしくは同等以上の知識を持つことが前提である。 関連科目 オブジェクト指向プログラミング、オブジェクト指向プログラミング演習、マルチメディア 教 材 教科書 参考書 なし 授業計画 第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明。講義の進め方、評価の仕方の説明。ソフトウェアにおける UI の位置づけや Java の GUI パッケージである Swing の概要を解説する。Java の IDE の一つである Netbeans の GUI ビルダ機 能を使用して、画面への部品の配置の概要を学ぶ。 第 2 回:ボタンを押下した場合に起こるべき機能をコーディングし、イベント駆動プログラミングの概要を学ぶ。 第 3 回:Swing における部品の種類と機能、部品の揃え方の種類とコンテナ内で部品の配置を行うレイアウトマネージ ャについて学ぶ。 第 4 回:画面の基礎となる JFrame ウインドウへの部品の配置の仕方、ウインドウの閉じ方、ルックアンドフィールの 変更の仕方を学ぶ。 第 5 回:部品のボーダの設定の仕方と全部品に対して同一のボーダやフォントを設定する仕方を学ぶ。 第 6 回:ラベル、テキストフィールド、ボタン、トグルボタン、チェックボックス、ラジオボタンの使い方を学ぶ。 第 7 回:ビューポート、スクロール区画、スライダ、スクロールバー、リストの使い方を学ぶ。 第 8 回:コンボボックス、進捗バー、選択ダイヤログボックス、ツールヒント、セパレータの使い方を学ぶ。 第 9 回:レイヤ区画、タブ区画、分割区画、ボックスレイアウト、オーバレイレイアウトの使い方を学ぶ。 第 10 回:メニューとツールバーの使い方を学ぶ。 第 11 回:ウインドウ、デスクトップ区画、内部フレーム、ダイアログボックスの使い方を学ぶ。 第 12 回:IDE を利用して作成したコードを IDE に依存しないアプリケーションに移植する方法を学ぶ。 第 13 回:テーブルとツリーの使い方を学ぶ。 第 14 回:これまでの学習内容を総括し、アプリケーションプログラムを作成する。 第 15 回:これまでの学習内容を総括し、アプリケーションプログラムを作成する。 成績評価基準 随時出題する課題により評価する。 備 考 ソフトウェアコースとネットワークコースでは、履修内容や評価方法が異なる場合がある。 143 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject データ構造とアルゴリズムⅠ Data Structure and Algorithm Ⅰ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:戒田 高康 Takayasu KAIDA 連絡先(代表者):3 号館 4 階 戒田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 基本的なプログラミング技術を習得した次のステップとして、各種のデータ構造とそれを扱う基本的なアルゴリズムを学 習する。これにより、ソフトウェアの能率の概念を学習し、同じ問題の解法であっても、採用するアルゴリズムにより、能 率が異なることを学ぶ。 さらに場合に応じて適切なアルゴリズムを選択できる能力をつける。この授業では主としてデータ 構造、フローチャートの基礎、検索とソートのアルゴリズム、計算量などについて学ぶ。 キーワード リスト、スタック、キュー、木構造、クラス、フローチャート、再帰的アルゴリズム、探索、ソート keywords list, stack, queue, tree structure, class, flowchart, recursive algorithm, search, sorting 授業の到達目標 ・ 基本的なアルゴリズムや計算量の概念を理解している。 ・ 基本的データ構造、抽象データ型を理解している。 ・ 構造化プログラミングの意味を理解している。 教員からの一言 ・ 理解しにくい場合には、教科書とは別のアルリズム関連の書籍を手に入れ、比較して読むことを薦めます。 144 関連科目 データ構造とアルゴリズムⅠ演習、同Ⅱ、同Ⅱ演習 教 材 教科書 大谷紀子 , 志村正道「アルゴリズム入門」コロナ社 高橋麻奈「やさしい Java」第 3 版 ソフトバンク 参考書 近藤嘉雪「Jave プログラマのためのアルゴリズムとデータ構造」ソフトバンク 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法を説明し、その他についての簡単な説明を行う。 第 2 回:プログラミングとアルゴリズム、計算量入門についての説明を行う。 第 3 回:データ構造の基礎、抽象データ型についての説明を行う。 第 4 回:リスト、スタック、キューについての説明を行う。 第 5 回:木構造、クラスについての説明を行う。 第 6 回:フローチャートの基礎(端子と連接)についての説明を行う。 第 7 回:フローチャートの基礎(分岐と反復)についての説明を行う。 第 8 回:前半のまとめ 第 9 回:再帰的アルゴリズムについての説明を行う。 第 10 回:線形探索と二分探索についての説明を行う。 第 11 回:クイックソートとヒープソートについての説明を行う。 第 12 回:平衡木とB木についての説明を行う。 第 13 回:後半のまとめ 第 14 回:定期試験(80 分) 第 15 回:定期試験の解説を行う。 成績評価基準 定期試験の成績(100%)を評価点とする。 備 考 データ構造とアルゴリズムⅠ演習の履修を前提とする。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject データ構造とアルゴリズムⅠ演習 Exercises in Data Structure and Algorithm Ⅰ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:戒田 高康 Takayasu KAIDA 連絡先(代表者):3 号館 4 階 戒田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け データ構造とアルゴリズムⅠで学んだ各種アルゴリズムをプログラム化する演習を行う。フローチャートまたは手順書 を記述し、 習得したプログラミング言語で表現し、 その処理系を使い実行する。これによりアルゴリズムの理論的効率と 実際的効率を比較し、 アルゴリズムの有用性を理解し、 アプリケーション開発に適用する能力をつける。さらに場合に応 じて適切なアルゴリズムを選択できる能力をつける。 キーワード リスト、スタック、キュー、木構造、クラス、フローチャート、再帰的アルゴリズム、探索、ソート keywords list, stack, queue, tree structure, class, flowchart, recursive algorithm, search, sorting 授業の到達目標 ・ 基本的なアルゴリズムや計算量の概念を理解し、簡単な問題に適用できる。 ・ 基本的データ構造、抽象データ型を理解し、簡単な問題に適用できる。 ・ 構造化プログラミングの意味を理解し、簡単な問題に適用できる。 教員からの一言 ・ プログラムが苦手なら、 演習の十数個のプログラムだけでなく小さなプログラムをたくさん作ってください。 関連科目 データ構造とアルゴリズムⅠ、同Ⅱ、同Ⅱ演習 教 材 教科書 大谷紀子 , 志村正道「アルゴリズム入門」コロナ社 高橋麻奈「やさしい Java」第 3 版 ソフトバンク 参考書 近藤嘉雪「Jave プログラマのためのアルゴリズムとデータ構造」ソフトバンク 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法を説明し、その他についての簡単な説明を行う。 第 2 回:レポートの作成法についての演習を行う。 第 3 回:データ構造の基礎、抽象データ型についての演習を行う。 第 4 回:リスト、スタック、キューについての演習を行う。 第 5 回:木構造、クラスについての演習を行う。 第 6 回:フローチャートの基礎(端子と連接)についての演習を行う。 第 7 回:フローチャートの基礎(分岐と反復)についての演習を行う。 第 8 回:第 1 回総合演習 第 9 回:再帰的アルゴリズムについての演習を行う。 第 10 回:線形探索と二分探索についての演習を行う。 第 11 回:クイックソートとヒープソートについての演習を行う。 第 12 回:平衡木とB木についての演習を行う。 第 13 回:第 2 回総合演習(その 1) 第 14 回:第 2 回総合演習(その 2) 第 15 回:総合演習についての解説を行う。 成績評価基準 提出された演習報告の評価(40%)と総合演習レポート(60%)によって評価する。 備 考 データ構造とアルゴリズムⅠの履修を前提とする。 145 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject データ構造とアルゴリズムⅡ Data Structure and Algorithm Ⅱ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:馬場 博巳 Hiromi BABA 連絡先(代表者):2 号館 2 階 馬場研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 基本的なデータ構造とプログラミング技術を習得した次のステップとして、その他の各種のアルゴリズムを学ぶ。この 中には、文字列照合アルゴリズムや動的計画法のように、各種の問題に適用可能なアルゴリズムも含まれている。これらは、 広い分野での問題解決のヒントとなりうるだろう。 キーワード 計算量、クラス、再帰的アルゴリズム、探索、ソート、文字列照合、動的計画法 keywords complexity, class, recursive algorithm, search, sorting, string pattern matching, dynamic programming 授業の到達目標 ・ 各種のデータ構造、アルゴリズム、計算量の概念を理解している。 ・ クラスの基本とその適用を理解している。 ・ 文字列照合などのアルゴリズムを理解している。 ・ 動的計画法などのアルゴリズムを理解している。 教員からの一言 ・ 基礎的な数学はこの授業でも必要である。 146 関連科目 データ構造とアルゴリズムⅠ、データ構造とアルゴリズムⅠ演習、データ構造とアルゴリズムⅡ演習 教 材 教科書 大谷紀子「アルゴリズム入門」コロナ社 高橋麻奈「やさしい Java」第 3 版 ソフトバンク 参考書 近藤嘉雪「Jave プログラマのためのアルゴリズムとデータ構造」ソフトバンク 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法について全体的な説明をする。 第 2 回:各種のアルゴリズムとそれらの計算量と有効性についての説明をする。 第 3 回:計算量における数学的準備についての説明をする。 第 4 回:計算量における記法、最大計算量と平均計算量についての説明をする。 第 5 回:クラスの基本についての説明をする。 第 6 回:クラスの適用についての説明をする。 第 7 回:再帰的アルゴリズムとフローチャートについての説明をする。 第 8 回:前半のまとめ 第 9 回:ハッシュ法による探索についての説明をする。 第 10 回:単純なソート(交換、選択、挿入)やバブルソートについての説明をする。 第 11 回:文字列照合アルゴリズムについての説明をする。 第 12 回:動的計画法についての説明をする。 第 13 回:後半のまとめ 第 14 回:定期試験(80 分) 第 15 回:定期試験の解説を行う。 成績評価基準 定期試験の成績(100%)を評価点とする。 備 考 データ構造とアルゴリズムⅡ演習の履修を前提とする。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject データ構造とアルゴリズムⅡ演習 Exercises in Data Structure and Algorithm Ⅱ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:馬場 博巳 Hiromi BABA 連絡先(代表者):2 号館 2 階 馬場研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け この演習ではデータ構造とアルゴリズムⅡで学んだ各種アルゴリズムの処理系を作成しその効率、限界を理解し、実用 的なアプリケーション作成のための知識を習得するとともにプログラミング設計と作成技術を向上させる。 キーワード 計算量、クラス、再帰的アルゴリズム、探索、ソート、文字列照合、動的計画法 keywords complexity, class, recursive algorithm, search, sorting, string pattern matching, dynamic programming 授業の到達目標 ・ 各種のデータ構造、アルゴリズム、計算量の概念を理解し、簡単な問題に適用できる。 ・ クラスの基本とその適用を理解し、簡単な問題に適用できる。 ・ 文字列照合などのアルゴリズムを理解し、それらのプログラムが作成できる。 ・ 動的計画法などのアルゴリズムを理解し、それらのプログラムが作成できる。 教員からの一言 ・ できるだけ多くの講義を履修してほしい。単位にとらわれずに。必ず履修してよかったと気が付くでしょう。 ・ 英語と数学の基本を復習しておきなさい。 関連科目 データ構造とアルゴリズムⅠ・Ⅱ、データ構造とアルゴリズム演習Ⅰ 教 材 教科書 大谷紀子「アルゴリズム入門」コロナ社 高橋麻奈「やさしい Java」第 3 版 ソフトバンク 参考書 近藤嘉雪「Jave プログラマのためのアルゴリズムとデータ構造」ソフトバンク 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法について全体的な説明をする。 第 2 回:各種のアルゴリズムとそれらの計算量と有効性についての演習を行う。 第 3 回:計算量における数学的準備についての演習を行う。 第 4 回:計算量における記法、最大計算量と平均計算量についての演習を行う。 第 5 回:クラスの基本についての演習を行う。 第 6 回:クラスの適用についての演習を行う。 第 7 回:再帰的アルゴリズムとフローチャートについての演習を行う。 第 8 回:第 1 回総合演習 第 9 回:ハッシュ法による探索についての演習を行う。 第 10 回:単純なソート(交換、選択、挿入)やバブルソートについての演習を行う。 第 11 回:文字列照合アルゴリズムについての演習を行う。 第 12 回:動的計画法についての演習を行う。 第 13 回:第 2 回総合演習(その 1) 第 14 回:第 2 回総合演習(その 2) 第 15 回:総合演習についての解説を行う。 成績評価基準 提出された演習報告の評価(40%)と総合演習レポート(60%)によって評価する。 備 考 データ構造とアルゴリズムⅡの履修を前提とする。 147 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 計算の複雑さ Complexity of Computation 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:戒田 高康 Takayasu KAIDA 連絡先(代表者):3 号館 4 階 戒田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 問題を解決するための手法としてアルゴリズムは欠くことのできないものである。この講義ではアルゴリズムの理論的 な側面についての知識を学習しその限界を正しく理解する。計算可能でも計算量的に難しい問題の存在と、その近似的ア ルゴリズムを知る。さらに、簡単な数値アルゴリズムを学び、その計算量の評価を行い簡単な問題に対して適用する方法 を解説する。 キーワード 計算量、計算可能性、帰納的関数、手に負えない問題、確率的アルゴリズム keywords complexity, computablity, recursive function, intractable problem, probabilistic algorothm 授業の到達目標 ・ 時間的計算量と空間的計算量の理論的な意味を理解している。 ・ アルゴリズムの計算量の評価方法を理解している。 ・ 計算困難な問題の存在を理解している。 ・ 計算困難な問題にたいする近似的処理法を理解している。 ・ 数値アルゴリズムについて、その計算量の評価と使用方法と問題点を理解している。 教員からの一言 ・ 基礎的な数学はこの授業でも必要である。 148 関連科目 データ構造とアルゴリズムⅠ、データ構造とアルゴリズムⅡ 教 材 教科書 谷聖一「アルゴリズムと計算量」サイエンス社 参考書 田中尚夫「計算理論入門」裳華房 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法について説明を行う。 第 2 回:計算量(時間的複雑さと空間的複雑さ)について解説を行う。 第 3 回:再帰的アルゴリズム、繰り返しアルゴリズムについて解説を行う。 第 4 回:計算機のモデル:万能チューリングマシンについて解説を行う。 第 5 回:計算不可能性について解説を行う。 第 6 回:帰納的関数について解説を行う。 第 7 回:計算の複雑さのレベル 難しい問題、やさしい問題の意味について解説を行う。 第 8 回:前半のまとめ 第 9 回:クラス P、クラス NP、NP 完全性について解説を行う。 第 10 回:難しい問題の例とその近似計算について解説を行う。 第 11 回:数値アルゴリズムにおける計算量について解説を行う。 第 12 回:確率的アルゴリズムにおける計算量について解説を行う。 第 13 回:まとめと定期試験における注意 第 14 回:定期試験(80 分) 第 15 回:定期試験の解説を行う。 成績評価基準 定期試験の成績(85%)と講義中の演習等のレポート(15%)を評価点とする。 備 考 データ構造とアルゴリズムⅠを修得を前提とし、同Ⅱの修得が望ましい。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject コンピュータ概論Ⅰ Introduction to Computer Ⅰ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:大木 優 Masaru OHKI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 大木研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 情報処理は間断なく進歩していて、現在では広い産業分野で必須とされる技術である。この分野のよい研究者、技術者 になるためには、広い分野の知識が必要となる。この講義ではコンピュータ概論Ⅱとともに情報処理をこれから学ぶため に必要な基本的な知識について説明する。ここではコンピュータ上のハードウェアを学び、演算装置、記憶装置の種類と その概要にについて学ぶ。さらに補助記憶装置の構成について学びコンピュータのハードウェアの現状を理解する。 キーワード ハードウェア、演算装置 , 記憶装置、2 進数、10 進数、16 進数、2 進 10 進変換 keywords hardware, CPU, memory, binary, decimal, hexadecimal, binary to decimal operation 授業の到達目標 ・ ハードウェアについて基本的な仕組みを理解している ・ データ表現 2 進数、16 進数、浮動小数点数の意味を理解し、変換計算が出来る。 ・ 簡単な論理演算の計算ができる。 ・ 簡単な CPU の構成と動作を理解している ・ 簡単な機械語演算命令の機能を理解している。 ・ 計算機システムの種類、構成について理解している 教員からの一言 ・ できるだけ多くの講義を履修してほしい。単位にとらわれずに。必ず履修してよかったと気が付くはずである。 ・ 英語と数学の基本を復習しておいてください。 関連科目 コンピュータ概論Ⅱ、システムプログラミング、オペレーティングシステム、コンピュータアーキテクチャ 教 材 教科書 ハードウェア 平井利明著 実教出版 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明。 コンピュータとは、情報で働くとは 第 2 回:コンピュータでの基本的表現:数の体系と補助単位、固定小数点 第 3 回:コンピュータでの基本的表現:浮動小数点、データ表現 第 4 回:コンピュータでの基本的表現:論理演算 第 5 回:コンピュータの構成:入出力装置(1) 第 6 回:コンピュータの構成:記憶装置 第 7 回:コンピュータの種類と特徴 第 8 回:アーキテクチャ:プロセッサアーキテクチャ(1) 第 9 回:アーキテクチャ:プロセッサアーキテクチャ(2) 第 10 回:アーキテクチャ:プロセッサアーキテクチャ(3) 第 11 回:アーキテクチャ:プロセッサアーキテクチャ(4) 第 12 回:メモリアーキテクチャ 第 13 回:インタフェース 第 14 回:エンベデッドシステム 第 15 回:期末試験 成績評価基準 定期試験の成績(70%)および課題・小レポート(30%)で評価する。 備 考 149 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject コンピュータ概論Ⅱ Introduction Ⅱ of Computer 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:大木 優 Masaru OHKI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 大木研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け コンピュータ概論Ⅰではハードウェアに関連した知識を学習したが、本講義では、ソフトウェアに関する知識を習得す る。本講義では、ソフトウェアの基本である、OS、ファイル管理、プログラム言語、言語プロセッサなどについて学習す る。コンピュータ概論Ⅰとあわせて、コンピュータの基本的な構成がどのようなものか理解できるようになり、専門科目 での基本知識として役立つだけではなく,資格試験のためにも役に立つ知識である。 キーワード OS、ファイル管理、プログラミング言語、コンパイラ keywords Operating ystem、File management system、Programming Language、Compiler 授業の到達目標 ・ ソフトウェアやオペレーティングシステムに関する基本的な知識を有している。 ・ コンピュータシステムに関する基本的な知識を有している。 教員からの一言 ・ できるだけ多くの講義を履修してほしい。単位にとらわれずに。必ず履修してよかったと気が付くはずである。 ・ 英語と数学の基本を復習しておいてください。 150 関連科目 コンピュータ概論Ⅰ、システムプログラミング、オペレーティングシステム、コンピュータアーキテクチャ 教 材 教科書 平井利明「ソフトウェア」実教出版 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明。 コンピュータとは、情報で働くとは 第 2 回:OS:OS の帰納 第 3 回:OS:ジョブ管理 第 4 回:OS:タスク管理 第 5 回:OS:ファイル管理 第 6 回:OS:仮想記憶管理 第 7 回:OS:入出力管理 第 8 回:ファイル管理:編成方法 第 9 回:ファイル管理 第 10 回:プログラミング言語 第 11 回:擬似言語 第 12 回:言語プロセッサ 第 13 回:コンパイラ 第 14 回:まとめ 第 15 回:期末試験 成績評価基準 定期試験(70%)、中間試験(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 論理回路 Logical Circuit 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:吉田 隆一 Takaichi Yoshida 連絡先(代表者): 授業の概要及び位置付け コンピュータの内部の情報は全て 0 と 1 だけを用いて表現される。論理回路は、 0 と 1 だけを用いて表現されている情報 を処理するハードウェアの設計の基礎的な理論と方法を学習する科目である。本講では、基本論理素子の定義から始めて、 基本論理素子およびそれらを結線した論理回路の機能を表す論理関数とそれを式として表現した論理式の性質を学習する。 次にそれらの性質を使って、簡単な組み合わせ回路と順序回路の設計を行う。 キーワード 論理回路、ブール代数、組合せ回路、簡単化、順序回路、フリップ・フロップ keywords logical circuit, boolean algebra, combinational circuit, simplification, sequential circuit, flip-flop 授業の到達目標 ・ 基本論理素子の表現、性質を理解し、与えられた組み合わせ回路を論理式で表現できる。 ・ 論理回路の入出力関係を真理値表を用いて表現できることを理解し、 与えられた真理値表を表す論理回路が書ける。 ・ ド・モルガンの定理など、論理関数の基本的な性質を理解し、簡単な等式の変形ができる。 ・ カルノー図を用いて、論理関数の簡単化ができる。 ・ 簡単な組合せ回路と順序回路の設計ができる。 教員からの一言 ・ 関数、式、演算子、恒等式、方程式などの概念は知っていることを前提としている。 ・ より深く理解したい人は、 論理回路設計演習を受講して下さい。 関連科目 教 材 教科書 特に指定しない。資料を配布する。 参考書 秋田 純一著「ゼロから学ぶディジタル論理回路」講談社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法 第 2 回:基本論理Ⅰ-基本論理である論理積,論理和,否定、排他的論理和について真理値表を用いて説明する。 第 3 回:基本論理Ⅱ-論理関数の公理と定理について説明する。 第 4 回:組み合わせ回路-真理値表、論理関数、組み合わせ回路の関係について説明する。 第 5 回:論理関数の簡単化Ⅰ-公式を用いた論理関数の簡単化について説明する。 第 6 回:論理関数の簡単化Ⅱ-カルノー図を用いた論理関数の簡単化について説明する。 第 7 回:組合せ回路設計Ⅰ-加減算回路を題材に回路の設計演習を行う。 第 8 回:組合せ回路設計Ⅱ-デコーダ、エンコーダ回路を題材に回路の設計演習を行う。 第 9 回:組合せ回路設計Ⅲ-マルチプレクサ、デマルチプレクサ回路を題材に回路の設計演習を行う。 第 10 回:フリップフロップ-順序回路の基本構成要素である D フリップフロップを始め、SR フリップフロップ、JK フ リップフロップ、T フリップフロップなどのフリップフロップの動作を説明する。 第 11 回:フリップフロップの応用-シフトレジスタなどのフリップフロップの簡単な応用を説明する。 第 12 回:順序回路設計Ⅰ-ジョンソンカウンタを題材に回路の設計演習を行う。 第 13 回:順序回路設計Ⅱ-バイナリカウンタを題材に回路の設計演習を行う。 第 14 回:総合演習-復習を目的に総合演習を行う。 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(70%)と授業中の演習(30%)の成績を総計して評価点とする。 尚、期末試験には、自筆ノートと配布資料のみ持込可。 備 考 151 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 計算機システム Computer Systems 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:吉田 隆一 Takaichi Yoshida 連絡先(代表者): 授業の概要及び位置付け 本稿では、コンピュータシステムの動作について説明する。まずコンピュータシステムを理解するうえで重要となるデータ の表現方法について説明する。次にコンピュータシステムの中心であるマイクロプロセッサの基本的な動作をアセンブリ言語 によるプログラミングという観点から学習する。さらにシミュレータによる演習を通じてプロセッサアーキテクチャの理解を 深める。 キーワード 2 進数、16 進数、コンピュータアーキテクチャ、マイクロプロセッサ、アセンブリ言語 keywords binary number, hexadecimal number, computer architecture, microprocessor, assembly language 授業の到達目標 ・ コンピュータにおける情報の表現法について習熟する。 ・ コンピュータシステムの仕組みと動作原理を理解する。 ・ ハードウェアに関連した問題解決のために、必要ならばアセンブリ言語を用いてコンピュータを利用できる。 教員からの一言 ・ 数や文字の表現など、コンピュータ概論Ⅰ、同Ⅱなどで学習した内容を復習しておいて欲しい。 152 関連科目 コンピュータ概論Ⅰ、コンピュータ概論Ⅱ、論理回路、コンピュータアーキテクチャ 教 材 教科書 特に指定しない。資料を配布する。 参考書 横田 英一 著 「図解 Z-80 の使い方」オーム社 授業計画 第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明。本科目の目指す目標を示す。講義の進め方,評価の仕方の説明。 第 2 回:データの表現- 2 進数と 16 進数の表現方法、および負の数の扱い方について説明する。 第 3 回:計算機システム概要-計算機システムの基本的構成要素であるマイクロプロセッサ、メモリ、入出力、および にマイクロプロセッサの内部構成(命令レジスタ、プログラムカウンタ、算術論理演算回路、レジスタセット) ついて概説する。 第 4 回:マイクロプロセッサのアセンブリ言語Ⅰ-高水準言語、アセンブリ語、機械語の関係について説明する。 第 5 回:マイクロプロセッサのアセンブリ言語Ⅱ- 8 ビットデータ転送命令について説明する。 第 6 回:アドレッシングモード-アドレッシングモードについて、8 ビットデータ転送命令を題材に説明する。 第 7 回:マイクロプロセッサのアセンブリ言語Ⅲ- 16 ビットデータ転送命令について説明する。 第 8 回:マイクロプロセッサのアセンブリ言語Ⅳ-算術演算命令について説明する。 第 9 回:マイクロプロセッサシミュレータ-マイクロプロセッサのシミュレータの使い方について説明する。 第 10 回:マイクロプロセッサのアセンブリ言語Ⅴ-論理演算命令について説明する。 第 11 回:マイクロプロセッサのアセンブリ言語Ⅵ-分岐命令について説明する。 第 12 回:マイクロプロセッサのアセンブリ言語Ⅶ-サブルーチン命令について説明する。 第 13 回:アセンブリ言語プログラミング演習-より実践的なアプリケーションの作成方法について説明する。 第 14 回:総合演習 復習を目的とし総合演習を行う。 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第1回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 期末試験の成績(70%)と授業中に随時行うレポート(30%)により評価する。 尚、期末試験には、自筆ノートと配布資料のみ持込可。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 論理回路設計演習 Logical Circuit Design Practice 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name: 連絡先(代表者): 授業の概要及び位置付け 論理回路設計演習では、 コンピュータを利用した、多数の論理素子を含む LSI などの現実的な論理回路の設計法を学習 する。まず、 実現したい論理回路の機能を表現するための言語である Verilog HDL 言語の構文を学習するとともに、論理 回路の表現法を学習する。いくつかの階層で表現される回路の設計法を学習した後で、 例題による演習を通じて、組み合 わせ回路と順序回路の設計法を学習する。FPGA を実装対象とした場合の設計と動作検証の方法についても学習する。 キーワード ハードウェア記述言語、RTL、LSI 設計、機能シミュレーション、論理合成、配置配線、FPGA keywords hardware description language, RTL, LSI design, functional verification, logic synthesis, place and route, FPGA 授業の到達目標 ・ 逐次プログラミング言語と並列プログラミング言語の違いが理解でき、双方の言語でプログラミングできる。 ・ LSI 設計の流れが理解できる。 ・ HDL シミュレータを用いて機能シミュレーションが行える。 ・ LSI の一種である FPGA の設計ができる。 教員からの一言 ・ プログラミング言語である C 言語の基本を習得していることを前提としています。 ・ ハードウェア記述言語ではプログラマが並列動作を記述します。逐次プログラムとの違いを十分に理解してください。 関連科目 教 材 教科書 特に指定しない。資料を配布する。 参考書 小林 優著「入門 Verilog HDL 記述―ハードウェア記述言語の速習 & 実践」CQ 出版 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、 第 2 回:情報の表示- LSI の設計言語である Verilog HDL 言語のシステム・タスク・ルーチンである$display を使った Hello World ! の表示の仕方を学習する。さらに、プログラミング言語との比較を行う。 第 3 回:言語構文Ⅰ-条件文やループ文である for 文、if 文、case 文の構文について説明する。 第 4 回:言語構文Ⅱ-ループ文である forever 文、repeat 文、while 文の構文について説明する。 第 5 回:階層設計-複数の階層で構成されるモデルを設計するための方法について説明する。 第 6 回:組合せ回路設計 I - always 文を用いて組合せ回路の設計を行う。always 文の使い方やデータの型について詳 説する。 第 7 回:組合せ回路設計Ⅱ-論理合成ツールを用いて設計した HDL コードを論理回路に変換する手順を説明する。 第 8 回:並列処理と逐次処理-逐次プログラミング言語と並列プログラミング言語の違いについて説明する。 第 9 回:順序回路設計- always 文を用いて,順序回路を設計する方法を説明する。 第 10 回:順序回路シミュレーション-順序回路の動作を波形ビューアで検証する方法を説明する。 第 11 回:順序回路の論理合成-順序回路の論理合成方法について説明する。また、生成された論理回路と HDL コード について考察する。 第 12 回:演算子と代入文-順序回路設計に特に用いられる演算子と代入文について解説する。 第 13 回:FPGA 実装Ⅰ- FPGA を実装対象デバイスとして、HDL 設計・検証を行う方法を説明する。 第 14 回:FPGA 実装Ⅱ- FPGA 実装を用いその動作を検証する方法を説明する。 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第1回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(70%)と授業中の演習(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 153 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 計算機アーキテクチャ Computer Architecture 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name: 連絡先(代表者): 授業の概要及び位置付け コンピュータアーキテクチャは、ソフトウェア側から見たハードウェアの最前線である。使用者の要求によりソフトウ ェアにはますます高度な機能が要求される。このためにはコンピュータシステムの基本ソフトウェアであるオぺレーティ ングシステムの充実が欠かせない。高機能、高性能の OS を開発するためにソフトウェア側からますます高度な機能を要 求される。これらの機能を学ぶことにより、コンピュータを効率よく有効に使用する情報処理技術を修得するための基礎 知識として役立つようにする。 キーワード コンピュータアーキテクチャ、マイクロプログラム、補助記憶、パイプライン、信頼性 keywords computer architechture, CISC, RISC, pipeline, micro program, reliability, auxiliary memory 授業の到達目標 ・ 機種による CPU アーキテクチャの差を理解している。 ・ 演算の高速化技術、メモリーの階層化技術を理解している。 ・ 補助記憶システムの有効利用方法を理解している。 ・ システムの信頼性を向上させるための手段を理解している。 教員からの一言 ・ パソコンは決して大きな計算機の後追いをしていません。最前線の機械です。 154 関連科目 教 材 コンピュータ概論ⅠⅡ、システムプログラミング、オペレーティングシステム、コンピュータアーキテクチャ 教科書 特に使用しない。適宜資料を配布する。 参考書 柴山潔「コンピュータアーキテクチャ」オーム社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、コンピュータアーキテクチャの概論を行う。 注:第1回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝える。 第 2 回:コンピュータの基本原理 命令サイクル ハードウェアの基本構成 第 3 回:ハードウェアアーキテクチャの変遷 第 4 回:命令セット 第 5 回:マイクロプログラム制御 第 6 回:CISC、RISC の特徴と差異 第 7 回:高速化技術(パイプライン、並列処理) 第 8 回:メモリーアーキテクチャこれにより局所性の高いプログラムの有効性を理解する。 第 9 回:メモリーアクセスの高速化技術 第 10 回:入出力アーキテクチャ(汎用機) 第 11 回:入出力アーキテクチャ(バス) 第 12 回:補助記憶装置とその階層化技術 第 13 回:システムの信頼性を向上するための技術 第 14 回:定期試験に向けた総合演習(60 分)と解説(30 分) 注:この総合演習は成績に反映しないが,重要であるため特に出席を求める。 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業すべてとする。 成績評価基準 定期試験の成績(100%)を評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject オペレーティングシステム Operating System 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name: 連絡先(代表者): 授業の概要及び位置付け コンピュータシステムの基本ソフトウェアであるオぺレーティングシステムをシステム資源の共有の立場からその基本 構成、制御概要などを学び、より高度な情報処理技術を修得するための基礎知識として役立たせるようにする。 キーワード オペレーティングシステム、モニター、中央処理装置、主記憶、仮想記憶、記憶階層、入出力制御、ファ イル管理、JAVA 仮想環境 keywords operating system, monitor, CPU, main memory, virtual memory, memory hierarchy, I/O control, file control, Java virtual machine 授業の到達目標 ・ OS の歴史的な流れを知り、ハードの進歩とソフトの進歩がどのように結びついているか理解している。 ・ OS の機能を有効に使い効率のよいソフトウェアの設計するための基礎知識を知っている。 ・ OS の違いを知りソフトウェア互換性の問題について理解している。 教員からの一言 ・ 文系の知識はソフトウェア技術者にとって不要ではありません。雑学でもいい、いろいろな本をたくさん読むことを薦 めます。 関連科目 コンピュータ概論Ⅰ、Ⅱ、システムプログラミング、コンピュータアーキテクチャ 教 材 教科書 特に使用しない。適宜資料を配布する 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法を説明し、OS の導入説明を行う 1 回目の授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝える。 第 2 回:OS の歴史(裸のコンピュータからモニターへ) 第 3 回:モニターから OS への流れ 第 4 回:CPU の共有(例外、割り込み) 第 5 回:CPU の共有(プログラム、プロセス、マルチプログラム、マルチプロセッサ) 第 6 回:メモリーの共有(記憶保護、断片化、ページング) 第 7 回:メモリーの共有(階層化メモリー、仮想空間) 第 8 回:入出力制御その 1 第 9 回:入出力制御その 2 第 10 回:ファイル管理その 1 第 11 回:ファイル管理その 2 第 12 回:共通ソフトウェアのプラットフォームとしての仮想環境その 1 第 13 回:共通ソフトウェアのプラットフォームとしての仮想環境その 2 第 14 回:定期試験に向けた総合演習(60 分)と解説(30 分) 注:この総合演習は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求める。 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験の成績(100%)を評価点とする。 備 考 155 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject システムプログラム System Program 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name: 連絡先(代表者): 授業の概要及び位置付け オペレーティングシステムの基幹となるソフトウェアの動作で問題となる各種機能、排他制御、データ保全、通信動機 などをテーマとしてより高度な情報処理技術を習得するための基礎知識をうる。さらに OS の違いの理解するために核と なるシステムコールを使用したプログラムを通して、ファイルシステムの操作、同期処理、プロセス制御などの処理を学び、 OS の違いを知り、OS に依存しないソフトウェアの作成、OS に依存する効率のよいソフトウェアの作成などの知識を学ぶ。 キーワード システムコール、オペレーティングシステム、再利用可能、再入可能、ファイルシステム、プロセス制御 keywords system call, operationg system, reusable, reentrant, file system, process control 授業の到達目標 ・ システムのプリミティブな機能を理解している。 ・ システムの管理者としての作業の基礎を理解している。 ・ プログラム言語を使った OS 固有の機能の使用法を理解している。 ・ スクリプト言語を使ってシステムの管理を行う方法を理解している。 教員からの一言 156 関連科目 コンピュータアーキテクチャ、データ構造とアルゴリズムⅠ、Ⅱ、オペレーティングシステム 教 材 教科書 河野清「C 言語によるシステムプログラミング入門」オーム社 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、システムプログラミングについて全体的な説明を行う。 第1回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席しなさい。 第 2 回:OS とシステムコールについて 第 3 回:プログラム構造(リエントラント、リユーザブル、リカーシブプログラム) 第 4 回:ファイルの内部構造とファイルシステムのシステムコール 第 5 回:ファイルシステムの操作技術 第 6 回:プリミティブなファイル処理を使ったファイル操作プログラムの作成(演習) 第 7 回:ファイルシステムの管理法 第 8 回:ファイルシステムの管理(演習) 第 9 回:プロセス制御方式 第 10 回:プロセス制御のためのシステムコールとその機能 第 11 回:排他制御とデッドロック 第 12 回:排他制御とデッドロック 第 13 回:演算割り込み処理 第 14 回:定期試験に向けた総合模擬テスト(60 分)と解説(30 分) 注:この模擬テストは重要であるため特に出席を求める。 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験の成績(100%)によって評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject データベース Database System 科目名 ( Subject ) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:大木 優 Masaru OHKI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 大木研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け この講義では、近年のデータベースで主流となっているリレーショナルデータベースの機能、リレーショナルデータベース の基礎となっている関係モデル、データベースマネジメントシステムの機能、リレーショナルデータベースの操作言語である SQL 言語を学習する。 キーワード データベース、リレーショナルデータベース、データベースマネジメントシステム、SQL 言語 keywords Database, Relational Database, Database Management System, SQL 授業の到達目標 ・ データベースの基本機能を理解する。 ・ データベースマネジメントシステムの基本機能を理解する。 ・ 関係モデルの基礎知識を有している。 ・ 関係を正規化することができる。 ・ SQL 言語を使うことができる。 教員からの一言 ・ 実際にコンピュータを利用した演習はデータベース演習で行うので、必ず一緒に履修すること。 関連科目 データベース演習 教 材 教科書 基本情報技術者プラスアルファ データベースとアルゴリズム 実教出版 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:講義全体の概要。 ACCESS の使い方(1) 第 2 回:ACCESS の使い方(2)+ データベースの目的、関係データベース 第 3 回:データベースの操作(1) 第 4 回:データベースの操作(2) 第 5 回:データベースの操作(3) 第 6 回:トランザクションの制御 データベースの定義 第 7 回:埋め込み型 SQL +ストアードプロシージャ 第 8 回:データベースモデル 第 9 回:正規化 第 10 回:正規化+データ操作 第 11 回:データベース言語+ DBMS 機能(1) 第 12 回:DBMS 機能(2) 第 13 回:DBMS 機能(3) 第 14 回:データベースの関連機能 第 15 回:期末試験 成績評価基準 定期試験(70%)、小テスト ・ 課題(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 データベース演習の受講を前提とする。 157 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject データベース演習 Practice on Database System 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:大木 優 Masaru OHKI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 大木研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け この講義では、関係の正規化、SQL 言語の演習、および具体的なデータベースの構築を行い、SQL による検索の演習 を行う。本演習により、より深くデータベースの理解を図る。 キーワード データベース、SQL 言語 keywords Database, SQL 授業の到達目標 ・ 関係の正規化を行うことができる。 ・ SQL 言語を使って、データベースを操作することができる。 ・ 与えられた課題を基に、データベースを設計することができる。 教員からの一言 ・ データベースに関する基本的な知識については、「データベース」の講義で行うので、「データベース」も一緒に受講す ること。 158 関連科目 データベース 教 材 教科書 資料を授業で配布する。 参考書 基本情報技術者プラスアルファ データベースとアルゴリズム 実教出版 授業計画 第 1 回:導入講義:講義全体の概要。演習環境の解説、基本設定。 ACCESS の使い方 演習 1 第 2 回:ACCESS(その 1) 演習 2 第 3 回:ACCESS(その 2) 演習 3 第 4 回:ACCESS(その 3) 演習 4 第 5 回:ACCESS(その 3) 演習 4 第 6 回:データベースシステムのインストールと使い方 HSQLB の使い方 SQL 演習(その 1) 第 7 回:SQL 演習(その 2) 第 8 回:SQL 机上演習+ SQL 演習(2) 第 9 回:SQL 演習(その 3) 第 10 回:SQL 演習(その 4) 第 11 回:SQL 演習(4) 第 12 回:データベース設計演習 第 13 回:データベース設計演習 第 14 回:データベース設計演習 第 15 回:データベース設計演習 成績評価基準 提出された演習課題のレポートにより評価する。 備 考 データベースの受講を前提とする。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject コンピュータネットワーク Computer Network 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:山崎 重一郎 Shigeichiro YAMASAKI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 山崎研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本講は、「(D)ネットワーク技術の原理を理解し、それを応用する実践的な技術と能力を育成する」という学習教育目 標における最初の導入となるものである。コンピュータネットワークの原理を OSI の参照モデルに基づいて説明する。ま たインターネットの基本原理である TCP/IP の仕組みについて説明する。 キーワード ネットワークアーキテクチャ、OSI 参照モデル、インターネット、ローカルエリアネットワーク keywords network architecture, OSI reference model, the internet, LAN 授業の到達目標 ・(D-1)ネットワーク機器と装置の機能やネットワークプロトコルを OSI の参照モデルに基づいて説明できる。 ・(D-2)IP アドレスの原理と TCP/IP の各種プロトコルスイートについて説明できる。 教員からの一言 ・ コンピュータネットワーク技術の入門となる授業ですので、前提条件は特にありません。 関連科目 ネットワークと通信の理論、暗号とセキュリティの理論、インターネット工学、ネットワークセキュリティ、 ネットワーク基礎演習、ネットワーク開発演習 教 材 教科書 特に指定しない 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義-講義全体の概要。本科目の目指す目標、講義の進め方、評価方法の説明 第 2 回:コンピュータネットワークとアーキテクチャの階層化 第 3 回:コンピュータネットワークと通信網 第 4 回:通信ネットワークの基礎技術 1 第 5 回:通信ネットワークの基礎技術 2 第 6 回:インターネット 第 7 回:IP とルーティング 第 8 回:ARP, ICMP, TCP 第 9 回:DNS 第 10 回:WWW と電子メール 第 11 回:LAN の基礎技術 第 12 回:媒体アクセス制御 第 13 回:スイッチによる LAN 第 14 回:定期試験 第 15 回:定期試験の解答と講評 成績評価基準 定期試験の成績(70%)と授業中に随時行う小テスト(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 159 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject インターネット工学 Internet Technology 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:山崎 重一郎 Shigeichiro YAMASAKI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 山崎研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本科目は、「(D)ネットワーク技術の原理を理解し、それを応用する実践的な技術と能力を育成するプログラム」とい う教育目標の中核に位置するものである。ネットワーク機器や装置の機能、IP ネットワークのプロトコルやルーティング の原理、ネットワークの設計構築法、性能評価と負荷分散法について学ぶ。本科目はネットワーク基礎演習の座学という 位置づけであり授業内容は連携している。 キーワード インターネット、TCP/IP、ルーティング、インターネットアプリケーションプロトコル keywords the internet, TCP/IP, routing, internet application protocols 授業の到達目標 ・(D-2)IP の原理と TCP/IP の各種プロトコルスイートについて説明できる。 ・(D-3)IP ネットワークの設計と構築を説明できる。 ・(D-5)ネットワークシステムの性能評価方法や負荷分散方法とそれに基づくネットワークの設計方法を説明できる。 教員からの一言 ・ コンピュータネットワークを履修し単位を取得していることを前提条件とする。また、ネットワーク基礎演習の座学と いう位置づけであるため、ネットワーク基礎演習を履修する場合は必ず本科目を履修すること。 160 関連科目 コンピュータネットワーク、ネットワークと通信の理論、暗号とセキュリティの理論、ネットワークセキュリ ティ、ネットワーク基礎演習、ネットワーク開発演習 教 材 教科書 特に定めない 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明。本科目の目指す目標、講義の進め方、評価方法の説明 第 2 回:Linux の導入方法と起動の仕組み 第 3 回:Linux の設定と基本操作 第 4 回:DNS の原理と設定 第 5 回:ルータと経路制御 第 6 回:静的経路制御。 第 7 回:動的経路制御の仕組み 第 8 回:動的経路制御の実際 第 9 回:DNS サーバの構築 第 10 回:DNS サーバの構築 第 11 回:Web サーバの構築 第 12 回:メールサーバの構築 第 13 回:性能評価と負荷分散 第 14 回:定期試験 第 15 回:定期試験の解答と講評 成績評価基準 定期試験の成績(70%)と授業中に随時行う小テスト(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject ネットワークセキュリティ Network Security 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:山崎 重一郎 Shigeichiro YAMASAKI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 山崎研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本科目は、「情報セキュリティ技術の原理を理解し、それを実社会におけるネットワークシステムの運用や開発に応用 する能力を育成するプログラム」という教育目標の仕上げであるネットワーク開発演習の座学という位置づけである。安 全なファイルシステムの管理法、ファイアーウォールの構成法、利用者管理、情報セキュリティの管理標準や組織的対策 などの情報セキュリティ技術について「情報セキュリティアドミニストレータ試験」に合格できる水準の知識の習得をめ ざす。 キーワード 情報セキュリティ、共通鍵暗号、公開鍵暗号、ディジタル署名、インターネットセキュリティ keywords information security, shared key cryptography, public key cryptography, digital signature, internet security 授業の到達目標 ・(E-3)インターネットの脅威、ファイアーウォールの原理、セキュリティプロトコルについて説明できる。 ・(E-4)ネットワークの運用管理における利用者管理法とシステム管理法について説明できる。 ・(E-6)情報技術の導入が企業活動に与えるメリットとリスク、企業の情報資産を守るための組織的対策、情報セキュリ ティ監査の方法について知っている。 教員からの一言 ・ 暗号とセキュリティの理論、コンピュータネットワーク、ネットワークと通信の理論、インターネット工学を履修し、 単位を取得していることを前提とする。ネットワーク開発演習を受講する場合は内容が連携するため必ずこの科目を受 講すること。 関連科目 コンピュータネットワーク、ネットワークと通信の理論、インターネット工学、ネットワーク基礎演習、ネッ トワーク開発演習、暗号とセキュリティの理論 教 材 教科書 特に指定しない 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義-学習教育目標、講義の進め方、評価方法の説明 第 2 回:ファイルシステムのセキュリティ 第 3 回:利用者認証とアクセス制御 第 4 回:公開鍵証明書の発行(CA の構築) 第 5 回:公開鍵証明書の発行(各種証明書の発行) 第 6 回:ファイアーウォールの原理 第 7 回:ファイアーウォールの実際 第 8 回:DMZ の構築 第 9 回:DMZ とパケットフィルタリング 第 10 回:DNS のセキュリティ 第 11 回:Web サーバのセキュリティ 第 12 回:メールサーバのセキュリティ 第 13 回:情報セキュリティにおける脅威と対策、情報セキュリティ監査 第 14 回:定期試験 第 15 回:定期試験の解答の講評 成績評価基準 定期試験の成績(70%)と授業中に随時行う小テスト(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 161 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 情報と符号の理論 Information and Coding Theory 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:戒田 高康 Takayasu KAIDA 連絡先(代表者):3 号館 4 階 戒田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 現在急速に発展しているインターネットや携帯電話等の通信の基礎理論となるのがこの「情報と符号の理論」である。 本講はシャノンが提唱した通信理論を基礎にして、デジタル信号の情報理論と符号理論について解説する。授業の内容を 理解する上で確率・統計学、線形代数の知識が必要となり、これらの科目を履修しておく必要があるが、数学的な取り扱 いのみに終わるのではなく、あくまでも情報学の基礎を学ぶという認識が必要となる。ネットワークを専門に学ぼうとす る学生にとっては、必須となる科目である。 キーワード 情報源符号化、情報量、通信路符号化、誤り訂正検出符号、標本化定理 keywords souce coding, information quantity, channel coding, error correction-detecting code, sampling theorem 授業の到達目標 ・ 2 元対称通信路などのシャノン線図を遷移確率に従って描くことができる。 ・ 簡単な情報源に対して、エントロピー、平均符号長、冗長度が計算できる。 ・ ハフマン符号化の手法を理解でき、簡単な情報源については生起確率に従って符号化できる。 ・ パリティ検査符号において、パリティビットを付加でき、シンドロームを計算できる。 教員からの一言 ・ 本講は数式が多いが、あくまで通信の符号の基礎理論であり、ネットワークを理解する上で必須となるものである。 ・「数理統計学」、「ネットワーク」関連授業を理解していること。 162 関連科目 数理統計学、コンピュータネットワーク、インターネット工学、ネットワークセキュリティ 教 材 教科書 三木成彦、吉川英機「情報理論」コロナ社 参考書 島田良作など「わかる情報理論」日新出版 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、情報理論とはなにか、現代の情報社会における情報理論 の位置づけを考える。 第 2 回:数学的準備についての説明を行う。 第 3 回:情報源符号化の基礎についての説明を行う。 第 4 回:情報源符号化定理についての説明を行う。 第 5 回:ハフマン符号とランレングス符号についての説明を行う。 第 6 回:算術符号とレンペル - ジブ符号についての説明を行う。 第 7 回:情報量(その 1)についての説明を行う。 第 8 回:前半のまとめ 第 9 回:情報量(その 2)についての説明を行う。 第 10 回:通信路符号化の基礎と通信路符号化定理についての説明を行う。 第 11 回:符号理論(その 1)についての説明を行う。 第 12 回:符号理論(その 2)についての説明を行う。 第 13 回:後半のまとめ 第 14 回:定期試験(80 分) 第 15 回:定期試験の解説を行う。 成績評価基準 定期試験(80%)と授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 暗号とセキュリティの理論 Cryptography and Security 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:山崎 重一郎 Shigeichiro YAMASAKI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 山崎研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本科目は、「(E)情報セキュリティ技術の原理を理解し、それを実社会におけるネットワークシステムの運用や開発に 応用する能力を育成するプログラム」という教育目標の導入部という位置づけである。情報セキュリティの基本を知るた めに暗号技術の原理や現在のインターネットで利用されているセキュリティプロトコルや利用者認証技術の基本について 学ぶ。 キーワード 情報セキュリティ、共通鍵暗号、公開鍵暗号、ディジタル署名、インターネットセキュリティ keywords information security, shared key cryptography, public key cryptography, digital signature, internet security 授業の到達目標 ・(E-1)共通鍵暗号、公開鍵暗号、ディジタル署名、認証プロトコルについて説明できる。 ・(E-2)利用者認証技術と公開鍵暗号基盤を説明できる。 教員からの一言 ・ コンピュータネットワーク、情報数学を履修していること。 関連科目 ネットワークセキュリティ、ネットワーク基礎演習、ネットワーク開発演習 教 材 教科書 特に指定しない 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義-学習教育目標、講義の進め方、評価方法の説明。 第 2 回:共通鍵暗号-ブロック暗号 第 3 回:共通鍵暗号-強度評価 第 4 回:共通鍵暗号-ストリーム暗号 第 5 回:公開鍵暗号とディジタル署名の基礎理論 第 6 回:公開鍵暗号-公開鍵暗号の概要 第 7 回:公開鍵暗号-素因数分解ベースの方式 第 8 回:ディジタル署名の概要 第 9 回:ハッシュ関数 第 10 回:公開鍵認証基盤、証明書の失効 第 11 回:IPSEC 第 12 回:TLS と S/MIME 第 13 回:ブラインド署名と情報ハイディング 第 14 回:定期試験 第 15 回:定期試験の解答と講評 成績評価基準 定期試験の成績(70%)と授業中に随時行う小テスト(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 163 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject ネットワークと通信の理論 The Theory of the Network and the Communication 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:戒田 高康 Takayasu KAIDA 連絡先(代表者):3 号館 4 階 戒田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本講は、「通信とネットワーク技術の原理を理解し、それを応用する実践的な技術と能力を育成するプログラム」とい う教育目標における導入である。 キーワード ネットワークアーキテクチャ、OSI 参照モデル、インターネット、ローカルエリアネットワーク keywords network architecture, OSI reference model, the internet, LAN 授業の到達目標 ・ ネットワーク機器と装置の機能や、ネットワークプロトコルを OSI の参照モデルで説明できる。 ・ IP アドレスの原理と TCP/IP の各種プロトコルスイートについて理解している。 ・ IP ネットワークの設計と構築を説明できる。 ・ ネットワークアプリケーションシステムを理解し、実際にアプリケーションシステムのサーバーの構築ができる。 ・ ネットワークシステムの性能評価方法や負荷分散方法とそれに基づくネットワークの設計方法を理解している。 教員からの一言 ・ コンピュータネットワークの授業を受けていること。 164 関連科目 コンピュータネットワーク、インターネット工学、ネットワークセキュリティ、ネットワーク基礎演習、ネッ トワーク開発演習 教 材 教科書 遠藤靖典「情報通信ネットワーク」コロナ社 参考書 森本喜一郎 「通信とネットワークの基礎知識」 昭晃堂 授業計画 第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明。本科目の目指す目標、講義の進め方、評価方法の説明。 第 2 回:通信プロトコルの種類、V シリーズ、X シリーズ、I シリーズ、業界プロトコル。 第 3 回:LAN のトポロジ、イーサネット、トークンリング、LAN の標準、WAN、VLAN について解説する。 第 4 回:待ち行列理論-待ち行列の基本。 第 5 回:待ち行列理論-ケース別適用例。 第 6 回:トラフィック理論-トラフィック理論の基礎、呼損率。 第 7 回:トラフィック理論-転送制御、トラフィックシミュレーション。 第 8 回:信頼性設計-基礎理論、高信頼性設計。 第 9 回:変調と符号化-伝送方式、アナログ伝送とディジタル伝送、符号化。 第 10 回:伝送技術-誤り制御、同期制御、伝送制御、多重化方式、圧縮・伸張方式。 第 11 回:伝送方法と回線-通信方式、交換方式。 第 12 回:TCP/IP - IP の機能、TCP の機能。 第 13 回:TCP/IP のネットワーク利用形態。 第 14 回:定期試験(80 分) 第 15 回:定期試験の解説。 成績評価基準 定期試験の成績(80%)と授業中に行うレポート(20%)によって評価する。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject ネットワーク基礎演習 Tutorial of Basic Network Technology 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:山崎 重一郎 Shigeichiro YAMASAKI、戒田 高康 Takayasu KAIDA 連絡先(代表者):3 号館 3 階 山崎研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本科目は、「(D)ネットワーク技術の原理を理解し、それを応用する実践的な技術と能力を育成するプログラム」とい う学習・教育目標を実際にネットワーク構築の基礎をグループ形式の実習を通じて学ぶためのものである。Linux 操作の 基本、静的経路制御、動的経路制御、DNS、Web、電子メールの仕組みを実習を通して学ぶ。インターネット工学はこの 科目の座学という位置づけであり講義内容が連携している。またネットワーク開発演習はこの科目で学んだ技術を前提と している。 キーワード インターネット、TCP/IP、ルーティング、インターネットアプリケーションプロトコル keywords the internet, TCP/IP, routing, internet application protocol 授業の到達目標 ・(D-3)IP ネットワークの設計と構築を説明できる。 ・(D-4)ネットワークアプリケーションシステムを理解し実際にアプリケーションシステムのサーバの構築ができる。 教員からの一言 ・ コンピュータネットワークを履修し単位を取得していることを前提条件とする。またインターネット工学は本科目の座 学という位置づけなので必ず履修すること。 関連科目 コンピュータネットワーク、ネットワークと通信の理論、暗号の理論、ネットワークセキュリティ、インター ネット工学、ネットワーク基礎演習、ネットワーク開発演習 教 材 教科書 特に定めない 参考書 アイティブースト「はじめての FedraCore Linux サーバ構築」秀和システム 授業計画 第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明。本科目の目指す目標、講義の進め方、評価方法の説明。 第 2 回:Linux の導入と起動のしくみ。 第 3 回:Linux の設定と基本操作。 第 4 回:DNS の原理と設定。 第 5 回:ルータと経路制御。 第 6 回:静的経路制御。 第 7 回:動的経路制御の仕組み。 第 8 回:動的経路制御の実際。 第 9 回:DNS サーバの構築。 第 10 回:DNS サーバの構築。 第 11 回:Web サーバの構築。 第 12 回:メールサーバの構築。 第 13 回:実験システムの評価。 第 14 回:実習報告会。 第 15 回:実習報告会。 成績評価基準 実習成果チェックシート(30%)、実習結果の報告レポート(50%)、実習成果の発表(20%)を総計して評価点とする。 実習成果チェックシートでは、グループ作業を円滑に進めることに対する積極的貢献度やトラブル発生時の対応方法な どの応用力を重視して個人単位で評価を行う。 備 考 165 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject ネットワーク開発演習 Tutorial of Applied Network Technology 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/選択必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 4 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:山崎 重一郎 Shigeichiro YAMASAKI、戒田 高康 Takayasu KAIDA 連絡先(代表者):3 号館 3 階 山崎研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本科目は、ネットワークコースの学習教育目標「(D)ネットワーク技術の原理を理解し、それを応用する実践的な技術 と能力を育成するプログラム」「(E)情報セキュリティ技術の原理を理解し、それを実社会におけるネットワークシステ ムの運用や開発に応用する能力を育成する」の総まとめという位置づけであり、実際にセキュアなネットワークをグルー プで共同して構築する演習を通してネットワーク技術を実社会において活用できるものにすることを目標とする。 キーワード 情報セキュリティ、共通鍵暗号、公開鍵暗号、ディジタル署名、インターネットセキュリティ keywords information security, shared key cryptography, public key cryptography, digital signature, internet security 授業の到達目標 ・(D-4)ネットワークアプリケーションシステムを理解し実際にアプリケーションシステムのサーバの構築ができる。 ・(E-3)インターネットの脅威、ファイアーウォールの原理、セキュリティプロトコルについて説明できる。 ・(E-4)ネットワークの運用管理における利用者管理法とシステム管理法について説明できる。 ・(G-2)与えられた制約の下で、課題を解決するための計画を立案し、グループのメンバーと協調しながら、計画を遂行 することができる。 教員からの一言 ・ コンピュータネットワーク、ネットワークと通信の理論、インターネット工学、ネットワーク基礎演習、暗号とセキュ リティの理論を履修し単位を取得していること前提条件とする。また、ネットワークセキュリティは本科目の座学とい う位置づけであるため必ず履修すること。 166 関連科目 コンピュータネットワーク、ネットワークと通信の理論、インターネット工学、ネットワーク基礎演習、暗号 とセキュリティの理論、ネットワークセキュリティ 教 材 教科書 特に指定しない 参考書 久米原栄「TCP/IP セキュリティ」ソフトバンク 授業計画 第 1 回:導入講義-学習教育目標、講義の進め方、評価方法の説明、実験計画書の書き方 第 2 回:ファイルシステムのセキュリティ 第 3 回:利用者認証とアクセス制御 第 4 回:公開鍵証明書の発行(CA の構築) 第 5 回:公開鍵証明書の発行(各種証明書の発行) 第 6 回:ファイアーウォール(iptables の基本) 第 7 回:ファイアーウォール(DMZ の構築) 第 8 回:ファイアーウォール(パケットフィルタリング) 第 9 回:DMZ のセキュリティ 第 10 回:DNS サーバの構築 第 11 回:Web サーバの構築 第 12 回:Web サーバのセキュリティ 第 13 回:メールサーバの構築 第 14 回:メールサーバのセキュリティ 第 15 回:実習成果報告会 成績評価基準 実習計画書(20%)、実習成果チェックシート(20%)、実習報告書(30%)、実習成果発表(30%)を総計して評価点とする。 実習計画書や実習成果チェックシートでは、グループ作業を円滑に進めることに対する積極的貢献度やトラブル発生時の 対応方法などの応用力を重視して個人単位で評価を行う。また、解決困難なトラブル発生時には時間内の全課題の達成を 義務とはしない。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject コンピュータグラフィックス Computer Graphics 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:森 正壽 Masatoshi MORI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 森研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け CG おける基本的な事項をまず把握し、各論について説明していく。CG において特に数学的な幾何モデルがわかりにく いよく言われるが、CG は単なる絵画とは異なり、3 次元などの正確な描画を目的としており、3 次元幾何変換などは必須 の要素と言える。従ってはじめから自動的に 3 次元処理を行うソフトに頼らずに、まずは自分で 3 次元幾何変換などは理 解できるようになるまでを目標としている。さらに理論的なことを理解した上で、専用ソフトを使うにしても内部でどの ような処理が行われているのかを理解して実行することを期待している。 キーワード マルチメディア、幾何変換、モデリング、曲線・曲面、レンダリング、シェーディング keywords multimedia, geometric correction, modeling, curve and surface, rendering, shading 授業の到達目標 ・ CG おける基本的な事項であるデジタル画像、濃淡画像、カラー画像、表色系、混色法などを理解できる。 ・ 座標系を理解し、回転、鏡映変換などの各種 2 次元幾何変換を理解できる。 ・ 2 次曲線・2 次曲面を使ったサーフェイスモデルなどの立体の表現法を理解できる。 ・ 専用ソフトを使うことによって、隠面処理や各種シェーディングを実行できる。 教員からの一言 ・ プログラミングⅠ・Ⅱ、同演習Ⅰ・Ⅱを十分理解しておく必要がある。 ・「画像処理」と関連が強いので、本格的に勉強しようと思う場合、この授業を履修すること。 関連科目 プログラミングⅠ・Ⅱ、画像処理 教 材 教科書 画像情報教育振興協会編「ビジュアル情報処理」画像情報教育振興協会 参考書 高木幹雄他 監修「新編 画像解析ハンドブック」東京大学出版会 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。コンピュータグラフィックスとは何か、現代コンピュー タグラフィックス事情について説明する。 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席すること。 第 2 回:2 次元画像の基礎について解説を行う。デジタル画像の定義。標本化と量子化について解説し、デジタル画像 の表現法、さらに量子化ビット数と色数についても述べる。 第 3 回:色彩について解説する。加法混色と減法混色。マンセル表色系。RGB 表色系と YMCB 表色系。 第 4 回:2 次元幾何変換。座標と座標系を定義し、回転、鏡映変換などの各種変換を説明する。 第 5 回:2 次元画像の生成と描画を解説する。線分・円・円弧の描画。ペイント及びブラシ処理。濃淡処理によるグラ デーションの実現。 第 6 回:モデルリング- 1:立体の表現法。ワイヤーフレームモデル、サーフェイスモデル、ソリッドモデルについて 解説する。またスイープ表現、局所変形についても説明する。 第 7 回:デルリング- 2:曲線と曲面。曲線・曲面の分類。2 次曲線・2 次曲面の構成法。 第 8 回:3 次元座標変換。3 次元幾何変換と投影変換。投影変換の行列表現。 第 9 回:レンダリング- 1:写実的表現法。フォトレアリスティック画像生成。 第 10 回:レンダリング- 2:隠線消去・隠面消去。標準的なZバッファ法や、本格的 CG であるレイトレーシングの原理 から、応用までを解説する。 第 11 回:レンダリング- 3:シェーディング。シェーディングモデルの要素。環境光、拡散反射光、鏡面反射光、スム ーズシェーディングなどのモデルを解説する。 第 12 回:コンピュータアニメーション- 1:コンピュータアニメーションの基礎技術。 第 13 回:コンピュータアニメーション- 2:キャラクタアニメーション制作の実際。 第 14 回:コンピュータグラフィックス・ソフトの紹介と分類。初心者向きから専門家向けまでの解説を行う。 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第1回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(70%)、臨時試験(20%)と授業中の演習(10%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 167 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 画像処理 Image Processing 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:森 正壽 Masatoshi MORI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 森研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 現在デジタルカメラ、液晶テレビ、携帯液晶画面、DVD ビデオなど、日常生活の広い範囲で各種画像が身近に広がっ ている。しかしながら、ユーザー側はそこで使われている画像のフォーマット、解像度、互換性などはあまり理解してい ない。本講はこのような状況で、画像における基本的な事項を理解し、画像処理の基本となる幾何変換、画像圧縮、2D 画像、 3D 画像を理解し、簡単な画像処理ソフトを使用し、基本的な画像処理を講義と演習を通して習得する。また応用として 医療画像処理、文字認識、リモートセンシング画像処理などを取り上げる。 キーワード モノクロ画像とカラー画像、ヒストグラム、マッチング、変換、画質とノイズ keywords graylevel and color image, histogram, matching, tranfornmation, image quality and noise 授業の到達目標 ・ 画像処理おける基本的な事項を把握し、現在各種の先端的分野で使用されている画像フォーマットの特徴を理解する。 ・ 画像フォーマットの取り扱い方、フォーマット変換の手法などを習得する。 ・ 種々の画像処理アルゴリズムを理解し、単純な幾何変換などは、専用ソフトを使用し実行できる。 ・ デジタルカメラで撮影した劣化画像をいかにして復元、画質の改善を図るか等、実践的に応用できる。 教員からの一言 ・ 画像処理やCGを専門的に勉強しようとする学生は、プログラミングⅠ・Ⅱ、同演習Ⅰ・Ⅱを理解しておくこと。 ・「コンピュータグラフィック」と関連が強いので、本格的に勉強しようと思う場合、この授業を履修すること。 168 関連科目 プログラミングⅠ・Ⅱ、プログラミング演習Ⅰ・Ⅱ、コンピュータグラフィック 教 材 教科書 画像情報教育振興協会編「ビジュアル情報処理」画像情報教育振興協会 参考書 高木幹雄他 監修「新編 画像解析ハンドブック」東京大学出版会 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、画像処理とは何か、CGとの関係などを説明する。 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席しなさい。 第 2 回:デジタル画像とアナログ画像。デジタル画像の構造と標本化と量子化。標本化と画像解像度の関係について解 説する。さらに量子化ビット数と画質の劣化についても述べる。 第 3 回:画像のフォーマットの種類と特徴。モノクロ画像、カラー画像、さらにマルチチャンネル画像の構造とそれら の特徴について解説する。 第 4 回:色彩について解説する。加法混色と減法混色。マンセル表色系。RGB 表色系と YMCB 表色系。 第 5 回:画像の各種統計量について解説する。ヒストグラムと累積ヒストグラム。最大値・最小値、中央値、平均値。 第 6 回:画質の定義と改善。画像の階調とコントラスト。コントラスト改善による画質の向上。各種の雑音と対応する 画質改善フィルターを解説する。 第 7 回:画像処理アルゴリズム- 1:2 値画像処理。ランレングス符号化による画像圧縮例などを解説する。 第 8 回:画像処理アルゴリズム- 2:画像のマッチング。マッチングの概念と文字認識などへの応用例を述べる。 第 9 回:画像処理アルゴリズム- 3:各種の分類アルゴリズム。マルチチャンネル画像の分類。特徴空間における判別分 類法の手法について解説する。 第 10 回:画像処理システム。特にデジタル画像処理システムについて解説する。画像入力装置。デジタルカメラ、ファ クシミリ、スキャナなどの構成と機能。 第 11 回:画像処理の応用- 1:リモートセンシング画像処理。各種人工衛星、航空機画像の分類や応用について述べる。 第 12 回:画像処理の応用- 2:リモートセンシング画像処理。各種人工衛星、航空機画像の分類や応用について述べる。 第 13 回:画像処理の応用- 3:3 次元画像処理。平面的な 2 D画像から高さ情報を付加した 3D 画像について述べる。 第 14 回:最終総括。画像処理に於ける最新の話題から論文記事などを使い解説を行う。 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(70%)、臨時試験(20%)と授業中の演習(10%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject マルチメディア Multimedia 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:勝瀬 郁代 Ikuyo KATSUSE 連絡先(代表者):3 号館 3 階 勝瀬研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本講では、マルチメディア検定 3 級の取得を目標とする。CG-ARTS 協会(財団法人画像情報教育振興協会)が定める マルチメディア関連分野のうち、本講では主に、他科目で深く履修しない分野である、人間の感性、音声・音響、コンピ ュータにおけるメディアデータとソフトウェアの紹介、インタフェースの設計について講義を行う。それと平行して、マ ルチメディア検定の既出問題等を解きながら、マルチメディア分野全体について概観する。 キーワード 音声・音響、画像・音声圧縮符号化、メディアデータ、インタフェース技術 keywords speech and acoustics, compression and coding, media data, interface technology 授業の到達目標 ・ 人間の知覚の概要、ならびに、画像、映像、音楽の符号化の概要や音声情報処理の概要を知っている。 ・ マルチメディアにおけるヒューマンインタフェースの概要を知っている。 ・ インターネットビジネスと携帯電話の進化の概要を知っている。 ・ ネットワークセキュリティと著作権の概要について知っている。 ・ 関連科目の履修と合わせてマルチメディア検定3級取得可能な程度の知識を獲得する。 教員からの一言 ・ 本授業は、マルチメディア検定の受験を前提に行いますが、試験範囲の内容は、関連科目で学んでいる場合が多く、重 複するため、試験範囲を網羅した講義は行いません。本授業の半分は、授業計画に書かれているトピックスについての講 義を行います。トピックスは検定試験の出題範囲に含まれていますが、検定試験よりも深い内容を学びます。試験対策問 題を宿題で出題し、翌週の講義の残りの半分の時間で解説するスタイルをとります。 ・ 本授業で取り上げなくても、マルチメディア検定の範囲であれば、関連科目の内容も宿題として出します。特に、コン ピュータ概論、インターネット工学、コンピュータグラフィックス、画像処理の各科目の履修を前提とします。 関連科目 コンピュータ概論Ⅰ、同Ⅱ、情報学基礎実習Ⅱ、オペレーティングシステム、ヒューマンインタフェース、 インターネット工学、コンピュータグラフィックス、画像処理、情報と法 教 材 教科書 「入門マルチメディア IT で変わるライフスタイル」CG-ARTS 協会 参考書 「マルチメディアと情報化社会 ユビキタスネット社会に向けた環境・技術・ビジネスの変化」CGARTS 協会 授業計画(講義のトピックス) 第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明。講義の進め方、評価の仕方の説明。マルチメディアとは 第 2 回:マルチメディアの特徴とユーザインタフェース 第 3 回:人間の視覚と画像処理 第 4 回:人間の聴覚と音のデジタル化 第 5 回:音声の生成と音声合成、音声の知覚と音声認識 第 6 回:ファイルフォーマット、文書記述フォーマット、音楽の符号化とフォーマット 第 7 回:画像・映像の符号化とフォーマット 第 8 回:メディア処理ソフトウェアと3次元CGの作成(可能なら実習を行う) 第 9 回:インターネットビジネスと携帯電話の進化 第 10 回:家庭や日常生活におけるマルチメディア 第 11 回:ネットワークセキュリティと著作権 第 12 回:検定試験リハーサル 第 13 回:復習、メディアの光と影 第 14 回:定期試験 第 15 回:試験の解説 成績評価基準 定期試験(60 点)、宿題(30 点)、講義の要約(10 点)の成績を総計して評価点とする。ただし、マルチメディア検定 3 級以上に合格すれば、定期試験の結果が何点であっても定期試験分を 60 点に置き換え、総計して評価点とする。 備 考 ソフトウェアコースとネットワークコースでは、履修内容や評価方法が異なる場合がある。 169 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject シミュレーション Simulation 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:森 正壽 Masatoshi MORI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 森研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け Simulation の Simu とは「真似る」ということを意味する。単純な方程式では記述できないようなシステムを対象とする 場合、完全な解答は得られず、システムの挙動は予想できないことになる。このような場合、システムを単純化モデル化し、 これを操作することで、近似的ではあるが解答を得ることができる。このような操作をシミュレートすると言い、手法全 体をシミュレーションと言う。本講はシミュレーションの基礎を理解し、各分野での専門的なシミュレーションへの足掛 かりとして位置づけている。 キーワード モデル化、モンテカルロ法、疑似乱数、システム・ダイナミックス、シミュレータ、ゲーミング keywords modeling, Monte Carlo method, pseudo random number, system dynamics, simulator, gaming 授業の到達目標 ・ シミュレーションの全体の構造を理解し、モデル化などの各パートにおける機能を理解できる。 ・ 単純な数学モデルであれば、自分でプログラムを組んで、結果を出すことができる。 ・ モンテカルロ法では各種の疑似乱数発生ソフトも多数あるのでこれらを使いこなすことができる。 ・ 経済モデル、商店経営モデル、自治体財務モデルなどのシミュレーションの概念を理解できる。 教員からの一言 ・ 本講では確率分布に関連して確率統計学の知識が必要となるので、「数理統計学」を理解しておくこと。 ・ 数学モデルのコンピュータによる実践のためプログラミングⅠ・Ⅱを習熟しておくこと。 170 関連科目 数理統計学、数学Ⅰ、数学演習Ⅰ、プログラミングⅠ・Ⅱ 教 材 教科書 特に指定しない。資料を配布する。 参考書 関根智明 他共著 著「シミュレーション」日科技連 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、シミュレーションとはなにか。現代の各種システムにお けるシミュレーションの必要性について述べる。 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席すること。 第 2 回:シミュレーションの歴史的変遷と分類について説明する。モンテカルロ・シミュレーションと、モンテカルロ 法に依らないシミュレーション手法を解説する。 第 3 回:シミュレーションにおける各種対象システムのモデル化の手法と意義について解説する。単純なモデルを使い、 実際に数学的なモデルを作成し実行してみる。 第 4 回:システムのモデル化について解説する。数学的モデル、ハードウェアモデルなどを説明する。 第 5 回:モンテカルロ・シミュレーションの導入とシミュレーション手法の流れを説明し、各段階での必要事項を解説 していく。 第 6 回:モンテカルロ・シミュレーションが必要とする疑似乱数発生法について解説する。 第 7 回:モンテカルロ・シミュレーション-事例 1。定積分における精度の向上ついて解説する。 第 8 回:モンテカルロ・シミュレーション-事例 2。自然現象のシミュレーションについて解説する。 第 9 回:システム・ダイナミックス- 1。フィードバック、システム境界などを解説する。 第 10 回:システム・ダイナミックス- 2。システムの構造と挙動の事例について説明する。 第 11 回:シミュレーション応用事例 1:在庫型シミュレーション。待ち行列と各種統計分布。 第 12 回:シミュレーション応用事例 2:システム・シミュレーションとシミュレータの構成。 第 13 回:ゲーミング・シミュレーション。ビジネス・シミュレーションの事例の紹介と特長。生産ゲーム・シミュレー ションと在庫管理への応用。 第 14 回:シミュレーション専用言語の紹介と簡単な応用例の解説。GPSS とトランザクション処理。SIMSCRIPT と事象 ルーティン。 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(70%)、臨時試験(20%)と授業中の演習(10%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject ヒューマンインターフェース Human Interface 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択必修科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:長谷川 徹也 Tetsuya HASEGAWA 連絡先(代表者):3 号館 3 階 長谷川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 情報機器やシステムの設計、運用にあたっては、使いやすさ、安全性、作業効率といった事柄について満たすことが必 要である。そのためには人間の認知、感覚器などの特徴を理解し、こうした特徴を踏まえたシステム作りとシステムの運 用が重要である。当科目では人間の特徴を理解するとともに、人とのインターフェースのあり方について理解する。さら にはシステム開発における人間中心設計の具体的な実践方法について理解することを目標とする。 キーワード 姿勢、感覚器、ユーザーインターフェース、環境要因、人間中心設計 keywords posture, sense organ, user interfece, environmental factors, human-centered-design 授業の到達目標 ・ 人と機械、人と環境との関係とが相互に関係していることが理解できる。 ・ 感覚器の特徴や認知機能について理解できる。 ・ インタラクティブシステムの入出力デバイスと人間の特性の関係を理解できる。 ・ 人間中心設計活動の基本ルーチンと、開発のライフサイクルにおけるユーザ工学の具体的役割を理解できる。 ・ ユーザ分析やユーザビリティ評価の具体的な実施方法を知っている。 教員からの一言 ・ 身近な例をあげながら人と機器・環境との関係について授業を進める。授業で得られた知識を、コンピュータに限らず 自分たちの周囲にある機器等にも応用し、ヒューマンインターフェースの重要性について理解を深めて欲しい。 関連科目 ソフトウェア工学、マルチメディア 教 材 教科書 特に指定しない。資料を配布する。 参考書 黒須正明他「ユーザ工学入門」共立出版、 田村 博「ヒューマンインタフェース」オーム社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、ヒューマンインターフェースとは何か 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席しなさい。 欠席すると大きな不利益があることを承知しなさい。 第 2 回:人間とインタラクティブシステムの関係からヒューマンインターフェースの重要性について理解 第 3 回:システム操作の人間特性-視覚特性 第 4 回:システム操作の人間特性-聴覚特性 第 5 回:システム操作の人間特性-認知特性 第 6 回:入出力デバイスの使いやすさと人間の特性との関係 第 7 回:感覚器の特徴や認知機能について理解(臨時試験) 注:臨時試験の欠席者で理由書を届出した者は定期試験の評価割合を 80%とする。 第 8 回:人間中心設計活動の基本ルーチンと、開発のライフサイクルにおけるユーザ工学の具体的役割 第 9 回:ユーザ分析手法の紹介 第 10 回:フィールドワーク法によるユーザ分析演習 第 11 回:フィールドワーク法によるユーザ分析演習 第 12 回:ユーザビリティ評価手法の紹介 第 13 回:ユーザビリティテスティング法もしくはチェックリスト法によるユーザビリティ評価演習 第 14 回:定期試験に向けた授業内容のまとめ 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(60%)、臨時試験(20%)と授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 171 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 知識工学 Knowledge Engineering 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:馬場 博巳 Hiromi BABA 連絡先(代表者):2 号館 2 階 馬場研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 「情報科学の原理を理解し、それを応用する能力を育成する。」という学習・教育目標を達成するには、「メディア計算 や知的システムなどのコンピュータの様々な利用方法に関連した分野のうち、いくつかの分野について基本的な知識を理 解している。」必要がある。知識工学とは、コンピュータ上で知識をどのように表現し、どのように利用して知的処理を 実現するかを研究する学問である。具体的には、人間の知識や思考プロセスを分析し、記号処理として実現する作業が進 められてきた。本講義では、人工知能の歴史、探索技術、知識表現、推論技術についてそれぞれ簡潔に説明する。 キーワード 人工知能、知識工学 keywords Artificial Intelligence: AI, knowledge engineering 授業の到達目標 ・ 知識工学とはどういう学問なのかを理解する。 ・ 知識工学における基本的なキーワードについて理解する。 ・ 命題論理や述語論理に関して概要を理解する。 ・ 基本的な知識表現とその推論方法に関して概要を理解する。 ・ Prolog によるプログラミングによる特徴的な事柄を理解する。 教員からの一言 ・ 本講義で紹介したいくつかの手法を「知識工学演習」で実際に動作させる。 172 ・ 講義内容の理解を深めるためにも知識工学演習も一緒に受講すること。 関連科目 知識工学演習 教 材 教科書 新田克己「知識と推論」サイエンス社 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:本講義のガイダンスを行う。人工知能研究の歴史を概説する。知識や推論とは何かを解説する。 第 2 回:状態空間法による問題解決のうち、深さ優先探索、幅優先探索について解説する。 第 3 回:状態空間法による問題解決のうち、最適解の探索、最良優先探索について解説する。 第 4 回:問題の分析と探索(AND/OR グラフ)、ゲーム木の探索(ミニマックス法、アルファベータ法)を解説する。 第 5 回:手続的知識・宣言的知識の違い、プログラム、プロダクションシステムについて解説する。 第 6 回:フレーム、意味ネットワーク、オブジェクトについて解説する。 第 7 回:概念階層、概念辞書について解説する。 第 8 回:prolog による形態素解析手法を解説する。(サンプルプログラムの内容を解説) 第 9 回:prolog による形態素解析手法を解説する。(サンプルプログラムの拡張方法について解説) 第 10 回:prolog による構文解析手法を解説する。(DCG,差分リスト,サンプルプログラムについて解説) 第 11 回:prolog による構文解析手法を解説する。(サンプルプログラムの拡張方法について解説) 第 12 回:prolog プログラミング総合演習 1 第 13 回:prolog プログラミング総合演習 2 第 14 回:定期試験(60 分) 第 15 回:定期試験の解答を解説する。 成績評価基準 定期試験(100 点満点)の得点により評価する。 ただし、講義の出席回数が 10 回未満の者に対しては、原則として定期試験の受験を認めない。 備 考 知識工学演習の履修を前提とする。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 知識工学演習 Practice on Knowledge Engineering 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:馬場 博巳 Hiromi BABA 連絡先(代表者):2 号館 2 階 馬場研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 「情報科学の原理を理解し、それを応用する能力を育成する。」という学習・教育目標を達成するには、「プログラミング 言語の諸概念を理解し、なんらかのプログラミング言語でプログラムを作成できる。」や「メディア計算や知的システムな どのコンピュータの様々な利用方法に関連した分野のうち、いくつかの分野について基本的な知識を理解している。」とい ったことが必要である。この講義では、知識工学の講義中で紹介される技術の中からいくつかをピックアップし、宣言型プ ログラミング言語である Prolog のプログラミング演習を行うことで、知識工学に関する理解を深めることを助ける。 キーワード 人工知能、知識工学、プログラミング、Prolog keywords Artificial Intelligence: AI, knowledge engineering, programming, prolog 授業の到達目標 ・ 手続き的知識と宣言的知識の違いを理解する。 ・ Prolog を用いたプログラミングの特徴的な事柄を理解する。 ・ Prolog 入門書等において例題などに用いられる簡単なプログラムの動作を理解できる。 ・ Prolog 入門書等において例題などに用いられる簡単なプログラムを作成できる。 ・ 簡単な知識処理に関する Prolog のプログラムの動作を理解できる。 教員からの一言 ・ 他の科目で学習したプログラミング言語とは設計が全く異なっている為、考え方を大きく変える必要がある。 ・ 演習を行う上での基礎知識は知識工学で解説するので、知識工学も一緒に履修すること。 関連科目 教 材 知識工学 教科書 特に指定しない。資料を配布する。 参考書 授業計画 第 1 回:本講義のガイダンス。Prolog の基礎用語、文法の解説。 第 2 回:Prolog プログラミングの基本技術 1(リスト操作に関する演習 1) 第 3 回:Prolog プログラミングの基本技術 2(リスト操作に関する演習 2) 第 4 回:Prolog プログラミングの基本技術 3(データベースの作成と利用) 第 5 回:Prolog プログラミングの基本技術 4(データベースの動的な管理) 第 6 回:Prolog プログラミングの基本技術 5(強制的なバックトラックによる別解の表示) 第 7 回:Prolog プログラミングの基本技術 6(組み込み述語に関する演習) 第 8 回:簡単な英文パーザの実現 1(形態素解析プログラム演習 1(サンプルプログラムの理解)) 第 9 回:簡単な英文パーザの実現 2(形態素解析プログラム演習 2(サンプルプログラムの拡張)) 第 10 回:簡単な英文パーザの実現 3(構文解析プログラム演習 1(サンプルプログラムの理解)) 第 11 回:簡単な英文パーザの実現 4(構文解析プログラム演習 2(サンプルプログラムの拡張)) 第 12 回:Prolog プログラミング総合演習 1 第 13 回:Prolog プログラミング総合演習 2 第 14 回:Prolog プログラミング総合演習 3 第 15 回:総合演習課題の解答と解説 成績評価基準 総合演習課題のレポート得点を 100 点満点で評価する。 ただし、演習に 10 回以上出席していない者については、原則として総合演習課題のレポートを受理しない。 備 考 知識工学の履修を前提とする。 173 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject オートマトンと言語処理 Automata and Linguistic Processing 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:長田 一興 Kazuoki OSADA 連絡先(代表者):5 号館 2 階 長田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け オートマトンと形式言語の理論は、言語情報をコンピュータで扱うための基礎的理論であり、かつ、広く情報学に行き 渡っている基礎的な概念を提供する役割も持っている。本講では、形式言語の定義、形式言語生成のための句構造文法、 受理するためのオートマトンについて学習する。特に、応用範囲の広い正規言語と文脈自由言語に焦点を当てて、それら の応用を通じて形式言語の処理を理解する。 キーワード 形式言語、オートマトン、句構造文法、正規表現、文脈自由言語、XML 文書 keywords formal language, automaton, phrase-structure grammar, regular expresion, context-free language, XML document 授業の到達目標 ・ 形式言語、生成文法、受理オートマトンの概念を理解している。 ・ 句構造文法を知っており、特に、正規文法、文脈自由文法、文脈依存文法の違いを理解している。 ・ パターンマッチングのための、簡単な正規表現が書ける。 ・ 簡単な文脈自由言語である XML 文書の処理が出来る。 教員からの一言 ・ プログラミングを経験し、 データ構造に慣れた後での学習が望ましい。 174 ・ 言語理論を何かに応用するという気持ちで学習して欲しい。 関連科目 プログラミングⅠ、プログラミングⅡ、データ構造とアルゴリズムⅠ、データ構造とアルゴリズムⅠ演習 教 材 教科書 特に指定しない。資料を配布する。 参考書 ホップクロフト、ウルマン著、野崎昭弘他翻訳「オートマトン言語理論 計算論〈1〉」サイエンス社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と成績評価法、言語処理の概要と特に本講において取り上げる内容について説明する。 第 2 回:形式言語を定義し、形式言語の生成と受理のための生成文法とオートマトンの役割を理解する。 第 3 回:生成文法である句構造文法を定義し、生成規則に制限を付けることによって、性質の異なる言語が生成される ことを理解する。 第 4 回:正規文法を定義し、いくつかの正規言語について、その文法を定義してみることにより、正規文法に慣れる。 第 5 回:有限オートマトンを定義し、いくつかの正規言語を受理する有限オートマトンの状態遷移図を書いてみること により、有限オートマトンに慣れる。 第 6 回:正規表現を定義し、正規表現が文字列のマッチングに応用されることを知る。 第 7 回:拡張された正規表現を用いて文字列検索の練習を行う。 第 8 回:文脈自由文法を定義し、いくつかの例を通して、導出と導出木、最左導出の概念を理解する。 第 9 回:文脈自由言語の例として XML 文書をあげ、その概要を説明する。 第 10 回:適当なタグを導入し、複合データを XML 文書として表現してみる。 第 11 回:XML 文書の処理の概要を説明する。 DOM と SAX について説明する。 第 12 回:XML 文書の処理演習Ⅰ XML 文素から必要な要素を抜き出し別の XML 文書を作成する。 第 13 回:XML 文書の処理演習Ⅱ CSV ファイルと XML 文書を相互に変換する。 第 14 回:XML 文書の処理演習Ⅲ XSL を用いて XML 文書を変換する。 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(70%)と授業中の演習(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject パターン認識 Pattern Recognition 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:井上 勝裕 Inoue KATSUHIRO 連絡先(代表者): [email protected] 授業の概要及び位置付け 本講では、観測されたパターンをあらかじめ定められた複数の概念のうちの一つに対応させる処理であるパターン認識 について、特に統計的パターン認識にまとを絞って説明する。線形代数学や確率・統計学に対する数学の基礎を前提とす るが、講義の中で、その復習をかねて、各種確率統計量を利用した特徴抽出、その特徴空間の線形変換についても説明を 行う。そして、パターン認識法の概念の習得を通じて、データ解析における基礎を身につけさせる。 キーワード 確率・統計、特徴抽出、線形判別関数、最近傍決定則、ベイズ判定則 keywords probability and statistics, feature extraction, linear discriminant function 授業の到達目標 ・ 計算機科学を学ぶうえで必要不可欠なデータ解析技術に関する知識とそれらを応用できる能力を身につける。 ・ 確率・統計の概念を習得し、標本平均等、統計的特徴量の抽出ができるようになる。 ・ 特徴空間の分割という概念の習得を通じて、パターン認識の本質を理解する。 ・ 実データの前処理、特徴抽出、特徴空間の分割といったパターン認識における一連の作業を理解し、種々の事例に応用 できる能力を身につける。 教員からの一言 ・ 授業において、コンピュータを利用した演習までは行いませんが、パターン認識に関しては、自分の興味あるデータを 実際に処理してみることが理解を深める早道だと思います。各自、コンピュータを利用した実践的プログラムを作成し てみることを推奨します。 関連科目 教 材 教科書 石井健一郎他共著「パターン認識」オーム社 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義 - 講義全体の概要(目標、講義の進め方、評価の仕方)を説明するとともに、パターン認識に関す る概要を説明する。 第 2 回:パターン認識系の構成 - パターン認識の基礎となる特徴ベクトルと特徴空間、特徴空間の分割について説明 する。また、最近傍決定則の概念についても言及する。 第 3 回:最近傍決定則 - 最近傍決定則と線形識別関数について説明し、演習を行う。 第 4 回:確率分布関数 - 統計的パターン認識法の基礎となる確率分布関数、確率密度関数について説明する。 第 5 回:確率スカラー変数の統計量 - 期待値、標本平均、標本分散について説明する。 第 6 回:確率ベクトル変数の統計量 - 確率ベクトルの期待値、共分散行列について説明するとともに、独立・無相関 直交について説明する。 第 7 回:演習 - 確率ベクトルの標本平均、標本共分散行列について演習を行う。 第 8 回:多次元正規分布 - 多次元正規分布、マハラノビス距離について説明する。 第 9 回:確率変数の線形変換 - 線形代数の復習を行うとともに、確率変数の線形変換について説明する。 第 10 回:演習 - 確率変数の線形変換について演習を行う。 第 11 回:同時対角化 - ベクトル微分、共分散行列の同時対角化について説明する。 第 12 回:ベイズ判定法 - 統計的パターン認識法の一つであるベイズ判定法について、一次元正規分布の場合を例に説 明する。 第 13 回:ベイズ判定法 - 多次元正規分布におけるベイズ判定法について説明する。また、識別コストを考慮に入れた 判定法についても言及する。 第 14 回:パターン認識演習 - ベイズ判定を利用したパターン認識について、演習を行う。 第 15 回:定期試験 成績評価基準 期末試験の成績(80%)と授業中に随時行うレポート(20%)により評価する。 備 考 175 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject ロボティックス Robotics 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択必修科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 4 年次前期 氏名 name:久良 修郭 Nobuhiro KYURA 連絡先(代表者):5 号館 2 階 久良研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け コンピュータによる機械制御、および、システム統括制御の具体例として、ロボットの仕組みの概要を説明する。ロボ ットアーム駆動モータ制御系の構成を述べ、多軸機械におけるその利用方法について解説する。さらに、機械構成に基づ くアーム先端の動きに関する座標変換・逆変換を用いた、回転機構の直線動作制御、円弧動作制御における、任意曲線動 作実現のためのモータ制御系への指令発生方式について述べる。統括制御の概要として、教示・再生の原理に基づく、制 御システムのソフトウェア構成について述べる。 キーワード ロボットアーム制御、モータ制御、座標変換、逆変換、位置決め制御、輪郭制御、知能ロボット keywords robot-arm control, motor control, coordinate transform, inverse kinematics transform, positioning, contouring control, intelligent robot 授業の到達目標 ・ アーム駆動系の構成から、その各部を繋ぐブロック図を作成できる。 ・ モータ制御の特徴を理解し、その長所・短所を表現できる。 ・ 回転動作機械を並進動作機械として動かすための座標変換を理解し、その計算方法を記述できる。 ・ 多軸機械制御のための指令関数発生式を作成できる。 ・ 教示・再生のための制御システム構成を理解し、ソフトウェアシステム構成法を記述できる。 教員からの一言 ・ 機械の制御、モータ制御、プログラムによる制御の関わり合いを理解するように努めてほしい。 ・ ソフトウェアによる制御システムの構成をブロック間の関係として表現し、各ブロックの機能を文章で記述できるよう 176 になってほしい。 関連科目 コンピュータ概論、計算機システム、プログラミングⅠ、プログラミングⅡ 教 材 教科書 松日楽、大明「ロボットシステム入門」Ohmsha 参考書 藤野、久良「モーション・コントロール」産業図書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と全体概要、ロボット研究の枠組み、モータ駆動による産業用ロボットの出現、その 技術対象範囲等を説明する。また、成績評価法について説明する。 第 2 回:ロボットとメカトロニクス 第 3 回:ロボットの形 第 4 回:ロボットのメカニズム 第 5 回:ロボットのセンサ 第 6 回:ロボットのアクチュエータ(演習) 第 7 回:ロボットの運動学 第 8 回:ロボットの運動制御(演習) 第 9 回:ロボット言語の構成 第 10 回:教示・再生制御のためのシステム構成 第 11 回:アーム制御のためのモータ制御指令の発生方法(演習) 第 12 回:コンピュータ制御における計算精度と誤差の補償方法(演習) 第 13 回:教示・再生制御システムのソフトウェア構成 第 14 回:ロボットインテリジェント化 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験の準備では、第 1 回から 14 回までの講義ノートを良く見直しておくこと。 成績評価基準 定期試験(70%)と授業中の演習(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 情報システム概論 Outline of Information Systems 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:大木 優 Masaru OHKI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 大木研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 情報システムは,ハードウェアとソフトウェアから構成されている。本講義では,情報システムを理解するために必要 なソフトウェアおよびシステム,業務知識の基本知識を学習する。本講義は、専門科目での基本知識として役立つだけで はなく,資格試験のためにも役に立つ。 キーワード 情報システム、情報技術 keywords Information system, Iinfomation technology 授業の到達目標 ・ ソフトウェアやオペレーティングシステムに関する基本的な知識を有している。 ・ コンピュータシステムに関する基本的な知識を有している。 ・ 仕事の進め方や生産管理などの基本的な業務知識を有している。 教員からの一言 ・ 本講では情報システムに必要な知識や技術を広く学習する。これからの授業や社会に出ても,基本となる知識や技術と して学んでほしい。 関連科目 プロジェクト管理、ソフトウェア工学 教 材 教科書 基本情報技術者プラスアルファ セキュリティと標準化 実教出版 参考書 なし 授業計画 第 1 回:導入講義:講義全体の概要 第 2 回:情報戦略 第 3 回:財務会計(1) 第 4 回:財務会計(2) 第 5 回:管理会計(1) 第 6 回:管理会計(2) 第 7 回:QC 第 8 回:生産管理 第 9 回:エンジニアリングシステム 第 10 回:ビジネス視して無 第 11 回: IT 第 12 回: IT 第 13 回:セキュリティ 第 14 回:標準化と関連法規 第 15 回:期末試験 成績評価基準 定期試験(70%)、小テスト ・ 課題(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 177 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject ソフトウェア工学 Software Engineering 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:高橋 圭一 Keiichi TAKAHASHI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 高橋研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け ソフトウェアのライフサイクル全般(要求分析、設計、実装、テスト、保守)に関わる基本的な概念について学習する。 担当者がライフサイクルの各段階においてどういったことを考え、判断するのか一人称的な視点に立ち解説する。また、 様々な情報システムの例を挙げ、例題・演習を通じて基本的な知識をより深く理解できるように配慮する。 キーワード 要求分析、設計、実装、テスト、保守、プロジェクト管理、品質管理 keywords requirements analysis, software design, software programming, software tsting, software mentenance, project management, quality control 授業の到達目標 ・ ウォーターフォールモデル、プロトタイピングモデル、スパイラルモデルなど基本的なソフトウェア開発プロセスにつ いて理解する。 ・ 要求分析、設計、実装、テスト、保守に関する基本的な用語及び手順を理解する。 ・ プロジェクト管理、品質管理、工数見積りに関する概要及び基本的な用語及び手順を理解する。 教員からの一言 ・ ソフトウェア開発に関わる様々なことを学習する。知識として知っている以上に実践できることが大切。演習や課題な どの機会を通して各手法を体験し、できるだけその有用性を自分で確かめるように心がけて欲しい。 178 関連科目 教 材 ソフトウェア分析・設計、ソフトウェア開発・展開、プロジェクト管理、ソフトウェア開発演習 教科書 Mint(経営情報研究会)著「図解でわかるソフトウェア開発のすべて」オーム社 参考書 小泉寿男他共著「ソフトウェア開発」オーム社 伊藤潔他共著「ソフトウェア工学演習」オーム社 Mint(経営情報研究会)著「図解でわかるソフトウェア開発の実践」オーム社 DAVID GUSTAFSON 著「SCHAUM’S ouTlines SOFTWARE ENGINEERING」McGraw-Hill 授業計画 第 1 回:導入講義-本科目の目標と概要の説明。講義の進め方と評価方法の説明。 第 2 回:ソフトウェアエンジニアリングの概要 第 3 回:同上 第 4 回:ソフトウェア開発プロセス 第 5 回:プロジェクト管理 第 6 回:ソフトウェア見積技法 第 7 回:最近のプログラミング環境、ソフトウェアの品質管理、ソフトウェアの保守・標準化 第 8 回:構造化分析・設計・プログラミング 第 9 回:同上 第 10 回:同上 第 11 回:オブジェクト指向分析・設計・プログラミング 第 12 回:同上 第 13 回:同上 第 14 回:総合演習 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(70%)、レポート(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject ソフトウェア分析・設計 Software Analisys and Design 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:高橋 圭一 Keiichi TAKAHASHI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 高橋研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け Web アプリケーションを構築するための要求分析方法と設計方法を学習する。教科書の例題を基本にとした様々なタイ プの Web アプリケーションの分析と設計を行う。本科目で分析・設計した内容を、本科目と同時に開講される「ソフト ウェア開発・展開」で実際にソフトウェア開発を行い、分析・設計・開発と Web アプリケーション開発技術を総合的に 学ぶことを目的とする。 キーワード Web アプリケーション、要件分析、ソフトウェア設計、データベース設計、Java keywords web application, requirement analysis, software design, database design, Java 授業の到達目標 ・ 基本的な Web アプリケーションの要件を分析し、設計することができる。 ・ Web アプリケーションの構築に必要な画面およびデータベースの設計ができる。 教員からの一言 ・ 本科目の学習内容は「ソフトウェア開発演習」の基礎となるので、ソフトウェアコースの者は各演習でしっかり知識と 技術を身につけること。 関連科目 ソフトウェア開発・展開、ソフトウェア開発演習 教 材 教科書 片山幸雄 著「標準 JSP /サーブレット教科書」Softbank Creative 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明。本科目の目指す目標を示す。講義の進め方および評価方法の説明。 第 2 回:Java(復習) 第 3 回:HTML, フォーム、コントロール 第 4 回:JSP 第 5 回:Cookie 第 6 回:JavaBeans 第 7 回:Servlet 第 8 回:Session 管理 第 9 回:アンケートアプリケーション 第 10 回:掲示板アプリケーション 第 11 回:チャットアプリケーション 第 12 回:電子メールアプリケーション 第 13 回:ショッピングサイト 第 14 回:ショッピングサイト 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(100%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 本科目の履修する者は必ず「ソフトウェア開発・展開」も履修すること。 179 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject ソフトウェア開発・展開 Software Development 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:高橋 圭一 Keiichi TAKAHASHI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 高橋研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本科目と同時に開講される「ソフトウェア分析・設計」で作成したソフトウェア設計書に基づいて Web アプリケーシ ョンを開発する。具体的には、①プログラム開発のために必要十分なソフトウェア設計書が書けること、②ソフトウェア 設計書をもとにプログラムコードが書けること、③プログラム作りのために必要な環境を準備できること、④書いたプロ グラムをテストしてシステムとして組み上げることができること、を目指す。 キーワード ソフトウェア開発環境構築、Web アプリケーション、データベース、Java プログラミング、テスト keywords integrating software development environment, web application, database, java programming, software testing 授業の到達目標 ・ Web アプリケーションの開発に必要な環境を構築することができる。 ・ ソフトウェア設計書を読みこなし、対応したプログラムを書くことができる。 ・ 基本的な Web アプリケーションのプログラミングおよびテストを行うことができる。 教員からの一言 ・ 本科目の学習内容は「ソフトウェア開発演習」の基礎となるので、ソフトウェアコースの者は各演習でしっかり知識と 技術を身につけること。 180 関連科目 教 材 ソフトウェア分析・設計、ソフトウェア開発演習 教科書 片山幸雄 著「標準 JSP /サーブレット教科書」Softbank Creative 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明。本科目の目指す目標を示す。講義の進め方および評価方法の説明。開発環境 の構築。 第 2 回:Java(復習) 第 3 回:HTML, フォーム、コントロール 第 4 回:JSP 第 5 回:Cookie 第 6 回:JavaBeans 第 7 回:Servlet 第 8 回:Session 管理 第 9 回:アンケートアプリケーション 第 10 回:掲示板アプリケーション 第 11 回:チャットアプリケーション 第 12 回:電子メールアプリケーション 第 13 回:ショッピングサイト 第 14 回:ショッピングサイト 第 15 回:総合演習 成績評価基準 レポート(100%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 本科目の履修する者は必ず「ソフトウェア分析・設計」を履修すること。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject プロジェクト管理 Project Management in Software Development 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:高橋 圭一 Keiichi TAKAHASHI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 高橋研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 基本的なプロジェクト管理の概念、プロジェクト管理の進め方、プロジェクト管理ツールの利用技術について学習する。 本講義では、プロジェクト管理ツールを用いた演習を中心として、ソフトウェア開発プロジェクトを計画・管理するため の基礎力をボトムアップ的に養う。事例紹介や近年のプロジェクト管理の話題についても紹介する。 キーワード スコープ記述書、WBS、リソース、コスト、リスクマネジメント計画書、差異分析、EV 分析、PMBOK keywords scope statement, work breakdown structure, resource, cost management, risk management, variance analisys, earned value analisys, PMBOK 授業の到達目標 ・ プロジェクトの定義を説明できる。 ・ PMBOK の概要について説明することができる。 ・ プロジェクト計画書を作成し進捗管理することができる。 ・ プロジェクトの分析手法について知っている。 教員からの一言 ・ プロジェクト管理は、ソフトウェア開発のみならず現代社会において重要な技術と認識されるようになってきている。 しかし、プロジェクト未経験者がその意味や必要性を理解することは難しいと考えるが、プロジェクト管理は業種を問 わず役に立つ実用的な知識・技術であるので、ぜひ前向きかつ当事者意識をもって受講して欲しい。 関連科目 ソフトウェア工学、ソフトウェア開発演習 教 材 教科書 岡野智加著「Microsoft Project でマスターするプロジェクトマネジメント 実践の極意 改訂版」ア スキー 参考書 「プロジェクトマネジメント知識体系ガイド 2000 年版」 PMI Kathy Schwalbe 著「IT 業界のためのプロジェクトマネジメント教科書」アスキー Sunny Baker ら著「世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメント」総合法令出版 授業計画 第 1 回:導入講義-本科目の目標と概要の説明。講義の進め方と評価方法の説明。 第 2 回:プロジェクトの定義、プロジェクト管理の基本的な進め方、PMBOK の概要説明 第 3 回:ソフトウェア開発プロジェクトの進め方 第 4 回:スコープ記述書、スコープマネジメント計画書の作成 第 5 回:WBS の作成、作業定義 第 6 回:所要期間の見積もり、タスクの順序設定、クリティカルパスの算出 第 7 回:リソースの割り当て(役割と分担) 第 8 回:作業時間の見積もり、 第 9 回:リソースの負荷調整 第 10 回:コストの計算と調整 第 11 回:リスクマネジメント計画書の作成 第 12 回:計画の実行と統制 第 13 回:差異分析 第 14 回:EV 分析 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(70%)、レポート(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 181 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject オブジェクト指向分析設計 Object Oriented Analisys and Design 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:長田 一興 Kazuki OSADA 連絡先(代表者):5 号館 2 階 長田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 大規模なソフトウェアを効率よく開発するための方法論として、オブジェクト指向方法論が一般化している。オブジェ クト指向方法論としては、各種の方法論が提案されたが、近年は UML で設計し Java 言語を用いて実装することが一般化 している。本講義では、例題システムの構築を通して、オブジェクト指向方法論を体得することを目指す。また、分析と 設計のために使用される UML 図とオブジェクト指向開発ツールの利用技術を習得することも目指す。 キーワード ソフトウェア開発方法論、オブジェクト指向分析、オブジェクト指向設計、UML keywords software development methodology, object oriented analysis, object oriented design, unified modeling language 授業の到達目標 ・ ソフトウェア開発におけるソフトウェアのライフサイクルを理解している。 ・ オブジェクト指向分析設計の目的を理解している。 ・ CASE ツールを活用して主要な UML 図を作成することができる。 ・ Coad の方法によるオブジェクト指向分析設計の方法及び手順を知っている。 ・ オブジェクト指向分析及び設計した結果を用いて、実装・テストする方法及び手順を知っている。 教員からの一言 ・ 分析・設計スキルを向上するためには、基本を理解した後、多くの課題に取り組む中で自分なりのパターンを身につけ ることが肝要。各回に用意される課題に主体的に取り組んで欲しい。 ・「オブジェクト指向プログラミング」及び「同演習」の内容を理解していること。 182 関連科目 オブジェクト指向プログラミング、同演習、ビジュアルプログラミング、ソフトウェア工学 教 材 教科書 配布資料 参考書 P. Coad 他共著「戦略とパターンによるビジネスオブジェクトモデリング第 2 版」プレンティスホール出版 授業計画 第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明。本科目の目指す目標を示す。講義の進め方、評価の仕方の説明。オブジェク ト指向分析・設計の歴史およびオブジェクト指向開発プロセスについて解説する。 第 2 回:UML の概要- UML 各図の種類について説明し、オブジェクト指向開発の流れに沿って使い方を解説する。 第 3 回:CASE ツール- CASE ツール(講義時に主流のものを選択)を用いて UML を記述する方法を示す。 第 4 回:Coad の方法- Peter Coad によるパターンと戦略に基づくオブジェクト指向分析設計の概要・手順について説 明する。 第 5 回:例題システムの定義-分析・設計する例題システムの目的及び概要について説明する。 第 6 回:要求機能分析-例題システムの定義に基づき、ユースケースを抽出し、ユースケース記述、ユースケース図を 作成する。 第 7 回:分析設計- Coad の方法に基づいて、問題領域のクラス図(関連を含む)の作成演習を行う。 第 8 回:分析設計- Coad の方法に基づいて、属性と振る舞いの抽出方法について説明し、クラス図の精密化を行う。。 第 9 回:分析設計-ユースケース中の各シナリオについてシーケンス図の作成演習を行う。必要ならば、 クラス図の精 密化を行う。 第 10 回:分析設計- UI クラス、制御クラスを導入して設計モデルを完成する。 第 11 回:実装-クラス図に対応した Java による実装方法を説明する。 第 12 回:実装テスト-設計をもとに各クラス、シナリオ、UI の実装とテストを行う。 第 13 回:実装テスト-設計をもとに各クラス、シナリオ、UI の実装とテストを行う。 第 14 回:実装テスト-設計をもとに各クラス、シナリオ、UI の実装とテストを行う。 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(70%)、レポート(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject ソフトウェア開発演習 Software Development Exercise 科目区分 専門科目 必修・選択の別 非開講(ネットワークコース)/選択必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 4 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:森 正寿 Masahiro MORI、高橋 圭一 Keiichi TAKAHASHI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 高橋研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 少人数の開発チームを作り Web アプリケーション開発を行う。具体的には、ソフトウェア開発のライフサイクルであ る要件定義、設計、実装、テストを一通り演習する。また、チーム開発に必要な開発計画、目標設定、分担決め、仕様打 合せ、進捗管理などプロジェクト管理を演習する。本学科で学習してきたソフトウェア開発関連の技術を総合的に活用し、 その知識をより深める機会とする。 キーワード ソフトウェア開発、チーム開発、要件定義、ソフトウェア設計、実装・テスト、プロジェクト管理 keywords software development, team development, requirements definition, software design, software programming, software testing, project management 授業の到達目標 ・ 基本的なソフトウェア開発(要求分析・設計・プログラミング・テスト)を行うことができる。 ・ ソフトウェア開発に必要な基本的なドキュメントを作成することができる。 ・ チームメンバーと協調してソフトウェア開発作業を進めることができる。 ・ 基本的なプレゼンテーションの方法及び要点を知っている。 教員からの一言 ・ 納期内にソフトウェアを完成させない限り単位取得は不可能。 ・ 納期を守り高品質のソフトウェアを作り上げる、ということがどういうことか実体験して欲しい。 ・ ソフトウェア開発を成功させるには「自主性」と「チームワーク」が何より大切。早め早めに問題を見極め、解決策をチー ムで考え、解決していくこと。 関連科目 ソフトウェア工学、ソフトウェア分析・設計、ソフトウェア開発・展開、プロジェクト管理 教 材 教科書 適時、資料を配布する。 参考書 片山幸雄 著「標準 JSP /サーブレット教科書」Softbank Creative 授業計画 第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明。本科目の目指す目標を示す。講義の進め方および評価方法の説明。 第 2 回:ソフトウェア基礎演習(Web アプリケーションの設計及びプログラミング) 第 3 回:同上 第 4 回:同上 第 5 回:同上 第 6 回:同上 第 7 回:同上 第 8 回:要件定義-開発内容、開発計画を決定する(基本設計書) 第 9 回:ソフトウェア設計(画面設計書、データ設計書) 第 10 回:同上 第 11 回:プログラミング・テスト 第 12 回:同上 第 13 回:同上 第 14 回:プレゼンテーション&デモンストレーション準備 第 15 回:プレゼンテーション&デモンストレーション 成績評価基準 開発システム(50%)、作業レポート(40%)、プレゼンテーション(10%)、これらを総計して評価点とする。 ※各種設計書を期日まで提出することが開発システムの採点条件。 備 考 「ソフトウェア開発・展開」の評点をもとに習熟度別クラス編成を行う。 183 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 情報と職業 Information and Occupation 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:森 正壽 Masatoshi MORI 連絡先(代表者):3 号館 3 階 森研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 官公庁や企業を問わず今日においては、あらゆる職場に情報化技術が浸透している。このような職場では、働く人々の キャリアを問わず、情報処理技術に対応することが求められている。専門の情報処理技術者はもちろんのことながら、学 校教育で情報処理教育を十分に受けていない場合でも、コンピュータを使った各種職務が前提となっている。そこで「情 報と職業」では、まず情報化社会の実態を理解し、現実の職場で日々行われている業務を知ることによって、情報と職業 の関連を学び、職業観、勤労観及び、職業倫理の修得を目的とする。 キーワード 情報化社会、情報革命、情報システム、情報セキュリティ、職業倫理 keywords information society, revolution of information, information system, information security, occupation ethos 授業の到達目標 ・ 情報化社会における職業、職業倫理を含む職業観と勤労観などを理解する。 ・ 各種情報処理技術者の職場における職務、役割などの概要を知っている。 ・ 官公庁や企業の職場において情報処理技術がどのように実現されているか、概略を説明できる。 ・ 急速なブロードバンドの普及に伴った、新しい情報ビジネスについて例を挙げて説明できる。 教員からの一言 ・ 本授業は情報技術の内容をある程度経験していることを前提としているため、プログラミングやインターネットによる 検索・調査を積極的に履修・実践しておくこと。 184 ・ 機会があればインターンシップなどを通して、職場での情報化を体験すること。 関連科目 ライフデザイン、キャリアデザイン 教 材 教科書 資料を配付 参考書 情報と職業 近藤勲 編著 丸善、情報と職業 駒谷昇一他共著 オーム社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、情報化社会についての説明。 第 2 回:情報化社会と職業:情報化社会の進展と職業、職業倫理を含む職業観と勤労観など。 第 3 回:職業指導:専門高校に於ける職業指導とインターンシップなどによる就職支援システム。 第 4 回:情報社会と私たちの生活:情報社会における危機管理と社会制度。 第 5 回:高学歴社会と労働時間の短縮:生涯学習の拡がりと新しい労働時間制度。 第 6 回:情報社会と高等教育:コンピテシー学習と e-Learning による遠隔授業・学習。 第 7 回:情報技術と社会の改革:IT 革命による情報化社会の改革。 第 8 回:中間試験(講義の理解度を評価する)。 第 9 回:官公庁・企業における情報化とセキュリティ:電子政府とセキュリティポリシィ。 第 10 回:情報処理技術者と IT スペシャリスト:SE、IT スペシャリストと CIO。 第 11 回:情報技術と人材育成:企業内教育と情報処理試験制度の変遷。 第 12 回:情報産業と国際化:情報産業における国際規格とグローバル化。 第 13 回:情報技術とメディアの利用:ブロードバンドの進展に伴うメディア融合と e- ビジネスの時代。 第 14 回:情報技術分野に於ける知的財産の保護と活用:法律制度から見たプログラムの著作権やビジネスモデル特許。 第 15 回:定期試験 注:試験範囲は第 1 回~全講義とする。 成績評価基準 定期試験(70%)、中間試験(30%)との成績を総計して評価する。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 情報社会と倫理 Information Society and Ethics 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:森川 展男 Nobuo MORIKAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 morikawa @ fuk.kindai.ac.jp 授業の概要及び位置付け 高度情報化社会の到来は生活を便利にしてくれた。しかしながら、情報が大量に流出することにより個人情報が漏洩す る可能性も高くなってきた。本講義では情報化社会の持つ様々な利点のみならず弊害も挙げつつ、情報管理者及びその利 用者が必要とされる倫理観について、情報セキュリティー、個人情報保護法、人権保護、著作権、プライバシー権などの の視点から講義を進めていく。 キーワード 情報化社会、倫理、モラルハザード、セキュリティー、報道と人権、管理者責任、個人情報保護法、ユビ keywords キタス社会、文明、文化 information society, moral hazard, security, coverage and human rights, manager's responsibility, laws og private information protection, ubiquitous society, civilization, culture 授業の到達目標 ・ 情報化社会について概要を理解する。 ・ 情報社会における情報の流出と法との関係を理解する ・ 情報化社会がもたらす人権侵害について考察する。 ・ モラルハザードについて全般的な認識をもつ。 ・ ユビキタス社会の是非と今後到来が予想されるさらなる高度情報化社会での人権確保について検証する。 教員からの一言 ・ 日常、パソコンを利用している人が陥る倫理上の問題点をやさしく解説していきますから講義に出席するよう。 ・ メディアが発する情報を具体的にとり上げますから、新聞等を読んでほしい。 関連科目 情報と法 教 材 教科書 参考書 適宜プリント配布 「ネットワーク社会の深層構造」江下雅之、中公新書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、情報化社会とは何か、モラルハザードとは何か 第 2 回:情報化社会について概要(1)―「文明」と「文化」の違い(1) 第 3 回:情報化社会について概要(2)―「文明」と「文化」の違い(2) 第 4 回:三つの「情報化」(1)コリン・クラーク 第 5 回:三つの「情報化」(2)ダニエル・ベル 第 6 回:増田米二の情報化社会 第 7 回:梅棹忠夫の「情報産業論」 第 8 回:中間試験(第 1 回―第 7 回) 第 9 回:林 雄二郎「情報化社会論」、マクルーハン「電子メディア論」 第 10 回:トフラー「第三の波」 第 11 回:ポスト情報化社会と危機管理 第 12 回:ネットワーク犯罪―映像からみる 第 13 回:情報化社会に必要な倫理と法 第 14 回:期末試験に向けた復習と総括 第 15 回:定期試験(第 1 回―第 14 回) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業すべてとする。 成績評価基準 毎回レポート 15 点、小レポート 5 点、中間試験 30 点、学期末試験 50 点の成績を総計して評価点とする。 備 考 他学科履修、上級履修、下級履修いずれも不可 185 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 情報と法 Information and Law 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:成宮 哲也 Tetsuya Narumiya 連絡先(代表者):3 号館 4 階 成宮研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 今日の社会は、情報(化)社会といわれることが多い。このような社会において、私たちは、情報の利用者の立場、情 報の発信者の立場、情報源として立場など、様々な立場で、情報と関わりを持っている。そして、それぞれの立場で、様々 な利益を享受している。今日、このように情報によって利益を享受することができるが、情報と関わりをもつ際には、そ れぞれの立場でモラルが求められている。というのが、情報を利用する際には、他人の利益を害する可能性を内在してい ることが多いからである。そこで、「情報と法」では、著作権法を中心として情報に関する法を学ぶことを目標とする。 著作権法の学習をとおして、情報と関わりをもつ場合、どのような問題が生じるのか、そしてそれは如何に解決が試みら れているのか、さらにどのような情報モラルが今日求められているのかなどについて、認識を深めることを目的とする。 キーワード 法、著作権 keywords Law, Copyright 授業の到達目標 ・ 複製物の作成など技術的に可能であることが、法的に如何に位置づけられているかを理解すること ・ 技術の進歩などが、法律にどのような影響を及ぼしているかを理解すること ・ 著作権法に関わる事例について、適切な判断ができる知識、感覚を身につけること 教員からの一言 ・ 今日では、形のあるものだけではなく、形のないもの(知的財産)も、重要視されています。知的財産について、適切 な認識をもっていることは、現代においては必要な常識です 関連科目 教 材 186 教科書 未定 参考書 半田正夫「著作権法概説」一粒社 斉藤博「著作権法」有斐閣 高橋和之・松井茂記編「インターネットと法」有斐閣 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と授業の概要、および成績評価法の説明 注:第1回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝える。 第 2 回:民法の理解(特に物権を中心として講義を行う) 第 3 回:著作者および著作権者の理解 第 4 回:著作物の意義についての理解 第 5 回:著作物の成立および著作人格権の理解 第 6 回:著作権の保護期間および著作財産権の概要の理解。著作財産権のうち複製権等の理解 第 7 回:著作財産権のうち、上演権、公衆送信権等の理解 第 8 回:著作財産権のうち、頒布権、貸与権等の理解 第 9 回:著作財産権のうち、二次的著作物に関する原著作者の権利および著作隣接権の概要の理解 第 10 回:著作隣接権(実演家、レコード製作者等が対象となる)の理解 第 11 回:著作権の制限 第 12 回:著作権の公共的限界のうち、私的使用のための複製等の理解 第 13 回:著作権の公共的限界のうち、引用等の理解 第 14 回:私的録音録画制度および権利の侵害の態様と制裁の理解 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第1回から前回までの授業すべてとする 成績評価基準 定期試験(100%) 備 考 上級履修は不可 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject プロフェッショナルデザインⅠ実習 Profeshonal Design Ⅰ Excersize 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:和田 広美 Hiromi WADA 連絡先(代表者): 授業の概要及び位置付け 本講では、国家資格で技術士の登竜門である技術士捕(情報工学部門)、米国の FE 試験、情報処理技術者試験等の紹介 と、特に基本情報技術者試験指導とを行う。昨今では学歴社会から具体的な実力の要求される厳しい時代へと移りつつあ ると言える。従って、学生が、在学中に上記資格等の取得を目指し、有資格者となるのは意味のあることと考えられる。 キーワード 基本情報技術者試験、資格試験 keywords fundamental information technology engineer examination, certifying examination 授業の到達目標 ・ 基本情報技術者の午前問題を解くことができる。 ・ コンピュータシステムの知識を習得できる。 ・ システムの開発と運用の知識を習得できる。 ・ ネットワーク技術の知識を習得できる。 ・ データベース技術の知識を習得でき、SQL 文を読むことができる。 教員からの一言 ・ この授業では資格を取得するという明確な目標を持って自発的に取り組む姿勢が大事です。 関連科目 プロフェッショナルデザインⅡ実習、他情報学科科目全般 教 材 教科書 中根雅夫監修「基本情報技術者標準教科書」オーム社 参考書 各種国家試験に関する資料と問題集 授業計画 第 1 回:導入講義-講義の概要、目標、進め方、評価の仕方を説明する。 データの表現方法に関する過去問題を解き、解説する。 第 2 回:論理回路と集合と確率に関する過去問題を解き、解説する。 第 3 回:アルゴリズムとデータ構造に関する過去問題を解き、解説する。 第 4 回:コンピュータの構成とメモリに関する過去問題を解き、解説する。小テストを実施する。 第 5 回:補助記憶装置、入出力アーキテクチャに関する過去問題を解き、解説する。 第 6 回:ソフトウェアに関する過去問題を解き、解説する。 第 7 回:ファイル管理に関する過去問題を解き、解説する。小テストを実施する。 第 8 回:システム開発(言語、開発ツール、外部設計、内部設計)に関する過去問題を解き、解説する。 第 9 回:システム開発のテスト手法、ネットワーク技術(プロトコルと伝送制御)に関する過去問題を解き、解説する。 第 10 回:ネットワーク技術(LAN、WAN)に関する過去問題を解き、解説する。小テストを実施する。 第 11 回:データベース技術に関する過去問題を解き、解説する。 第 12 回:データベース言語 SQL に関する過去問題を解き、解説する。 第 13 回:セキュリティと標準化に関する過去問題を解き、解説する。小テストを実施する。 第 14 回:情報化と経営に関する過去問題を解き、解説する。 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験の成績(70%)と授業中に随時行う小テストの成績(30%)を総計して評価点とする。 備 考 187 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject プロフェッショナルデザインⅡ実習 Profeshonal Design Ⅱ Excersize 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(ネットワークコース)/選択科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:和田 広美 Hiromi WADA 連絡先(代表者): 授業の概要及び位置付け プロフェッショナルデザインⅠ実習を受講した学生を対象に、引き続き、国家資格である基本情報技術者試験をはじめ とする資格試験の試験対策を行う。ここでは主にアルゴリズムの理解とプログラミング能力を養い、プログラムを理解す る能力を身に着けることを目的とする。 キーワード 基本情報技術者試験、資格試験 keywords fundamental information technology engineer examination, certifying examination 授業の到達目標 ・ 基本情報技術者の午後問題を解くことができる。 ・ アルゴリズムを説明できる。 ・ フローチャートを読むことができる。 ・ プログラムを読むことができる。 教員からの一言 ・ この授業では資格を取得するという明確な目標を持って自発的に取り組む姿勢が大事です。 188 関連科目 教 材 プロフェッショナルデザインⅠ実習、他情報学科科目全般 教科書 福嶋 宏訓「基本情報 [ 午後 ] 完全合格教本」新星出版 参考書 各種国家試験に関する資料と問題集 授業計画 第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明。講義の進め方、評価の仕方の説明。 流れ図と擬似言語について解説し、問題を解く。 第 2 回:基本アルゴリズム(バブルソート、選択ソート、挿入ソート)について解説し、問題を解く。 第 3 回:基本アルゴリズム(クイックソート、ヒープソート)について解説し、問題を解く。 第 4 回:基本アルゴリズム(線形探索、2 分探索、ファイル処理)について解説し、問題を解く。小テストを実施する。 第 5 回:応用アルゴリズム(文字列の処理)について解説し、問題を解く。 第 6 回:応用アルゴリズム(文字列の処理以外)について解説し、問題を解く。 第 7 回:ネットワークについて解説し、問題を解く。小テストを実施する。 第 8 回:データベース(データ構造、関係データベース)について解説し、問題を解く。 第 9 回:データベース(SQL)について解説し、問題を解く。 第 10 回:システム開発(開発モデル、外部設計)について解説し、問題を解く。小テストを実施する。 第 11 回:システム開発(論理データの設計、テストの流れ)について解説し、問題を解く。 第 12 回:システム開発(内部設計)について解説し、問題を解く。 第 13 回:システム開発(内部設計)について解説し、問題を解く。小テストを実施する。 第 14 回:プログラム設計について解説し、問題を解く。 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験の成績(70%)と授業中に随時行う小テストの成績(30%)を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 情報学プロジェクトⅠ Information and Computer Sciences Project I 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:情報学科全専任教員 連絡先(代表者):3 号館 3 階 森研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 情報学プロジェクトⅠは、情報学プロジェクトⅡと合わせて、エンジニアリング・デザイン能力として要求されている、 構想力、問題設定力、想像力、コミュニケーション能力、チームワーク力などを育成することを目標としている。プロジ ェクト課題一つにつき 5 ~ 6 人がチームを組み、各人の興味のある課題を選ぶ。指導教員の指導の下に、配属された課題 の具体的事項について企画・立案し、他のメンバーとの議論を通じて、最終的な成果を引き出していく。結果は情報学プ ロジェクトⅠ報告書として文書化し、報告発表会で口頭発表する。 キーワード エンジニアリング・デザイン、調査、文書化、発表、質疑応答 keywords engineering design, investigation, documentation, presentation, question and answer 授業の到達目標 ・ 与えられた課題について、具体的な企画を構想できる能力を身に付ける。 ・ 課題を実行していく上で、予想される種々の問題を設定し、必要に応じて情報を収集し、解決の糸口を見いだせる。 ・ 課題から発生する解決すべき問題に対して、チームで意志統一を図り、コミュニケーションを緊密にして、対応する能 力を養う。 ・ 得られる最終的な結果により、社会的にどのような影響・効果が発生するかを技術者倫理の観点からも想像することが できる。 ・ 課題について、構想したものを論理的に正しい文章、図表、式、プログラム等で適切に配置された報告書・プレゼンテー ションで表現することができる。 教員からの一言 ・ 指導教員より与えられた課題の説明をよく理解するとともに、自ら進んで調査し、理解するという、自己学習する能力 を養うように心がけて欲しい。 関連科目 情報学プロジェクトⅡ、卒業研究 教 材 教科書 指導教員の指導に従うこと。 参考書 指導教員の指導に従うこと。 授業計画 3 年次前期当初、プロジェクト課題の掲示後、説明会を開催し、各学生の希望と資質、および研究室の収容能力などを 勘案して配属を決定する。詳細な配属のルールについては、配属時期までに発表する。配属後は、 各研究室において、指 導教員の指導に従い、プロジェクトを遂行する。 第 1 週:導入講義:授業の進め方とプロジェクト課題の概要、成績評価法の説明を行う。 第 2 週:配属されたプロジェクト別にプロジェクト課題と背景について、指導教員から概略説明を行う。 第 3 週~第 7 週:課題について、実現可能性等を総合的に考えて企画書を作成する。企画書には、チーム各人の役割分担、 作業工程、必要な資源、必要ツール、予想されるコスト、対象とする顧客層、保守の必要性の有無、マニュアルの作 成等について記述する。 第 8 週:指導教員の指導の元で作成された企画書について、学科に提出するとともに、パワーポイントなどを用いてプロ ジェクト課題として発表し、質疑応答を通じて理解を深める。総合的に理解内容を情報学プロジェクトⅠ報告書とし てまとめる。 第 9 週~第 14 週:企画書に対して中間発表で指摘された事項について、修正・改良を行い、作成し直す。さらに改訂さ れた企画書に従って、作業工程を実行していく。 第 15 週:情報学プロジェクトⅠ報告発表会:課題について得られた内容の発表と質疑応答を行う。企画書・報告書と発 表について、審査を行う。 注:情報学プロジェクトⅠは各研究室の事情に合わせて実施するので、上の授業の週の数は目安である。 成績評価基準 プロジェクト課題企画書(40%)、情報学プロジェクトⅠ報告書(40%)、発表(20%)で判定する。 備 考 189 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 情報学プロジェクトⅠ Information and Computer Sciences Project I 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:情報学科全専任教員 連絡先(代表者):3 号館 3 階 森研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 情報学プロジェクトⅠは、情報学プロジェクトⅡと合わせて、4 年次での卒業研究に備えて予備的な学習を行う科目で ある。情報学プロジェクトⅠでは、 各人の興味のある分野の研究室と指導教員を選ぶ。指導教員の指導の下に、配属され た研究室の専門に関連した情報学のテーマについて、自ら調査し、理解した内容について他のメンバーとの議論を通じて、 さらに深く学ぶ。学習した内容は、情報学プロジェクトⅠ報告書として文書化し、報告発表会で口頭発表する。 キーワード 調査、文書化、発表、質疑応答 keywords investigation, documentation, presentation, question and answer 授業の到達目標 ・ 与えられた課題について、具体的な企画を構想できる能力を身に付ける。 ・ 課題を実行していく上で、予想される種々の問題を設定し、解決の糸口を見いだせる。 ・ 課題から発生する解決すべき問題に対して、チームで意志統一を図り、コミュニケーションを緊密にして、対応する能 力を養う。 ・ 得られる最終的な結果により、社会的にどのような影響・効果が発生するかを想像することができる。 ・ 課題に対する成果をパワーポイントなどを用いて発表することができる。 教員からの一言 ・ 指導教員より与えられた課題の説明をよく理解するとともに、自ら進んで調査し、理解するという、自己学習する能力 を養うように心がけて欲しい。 190 関連科目 情報学プロジェクトⅡ、卒業研究 教 材 教科書 指導教員の指導に従うこと。 参考書 指導教員の指導に従うこと。 授業計画 3 年次前期当初、各研究室の研究テーマの掲示後、テーマ説明会を開催し、各学生の希望と資質、および研究室の収容 能力などを勘案して配属を決定する。詳細な配属のルールについては、配属時期までに発表する。配属後は、 各研究室に おいて、指導教員の指導に従い、プロジェクトを遂行する。 第 1 週: 導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、各学生のテーマの確認を行う。 第 2 週~第 3 週: 課題と背景について、指導教員の概略説明。 第 4 週: 課題について調査すべきこと、調査方法、報告の仕方について、打ち合わせを行う。 第 5 週~第 15 週: 課題の調査、 報告、 課題の理解、理解した内容の確認を行う。調査・理解した内容は、 プロジェクト内レポートとし て指導教員に提出するとともに、パワーポイントなどを用いてプロジェクト内発表として発表し、質疑応答を通じて 理解を深める。総合的に理解内容を情報学プロジェクトⅠ報告書としてまとめるとともに、プロジェクト内で報告発 表会を開き、口頭で発表する。 7 月下旬: 情報学プロジェクトⅠ報告発表会:課題について理解した内容の発表と質疑応答を行う。報告書と発表について、審 査を行う。やむをえず欠席する場合は、欠席理由書を指導教員宛に提出すること。指導教員が妥当と判断した場合は、 再発表会を開く。 注:情報学プロジェクトⅠは各研究室の事情に合わせて実施するので、上の授業の週の数は目安である。 成績評価基準 プロジェクト課題企画書(40%)、情報学プロジェクトⅠ報告(40%)、最終発表(20%)で判定する。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 情報学プロジェクトⅡ Information and Computer Sciences Project Ⅱ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:情報学科全専任教員 連絡先(代表者):3 号館 3 階 森研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 情報学プロジェクトⅡは、情報学プロジェクトⅠに引き続き、エンジニアリング・デザイン能力として要求されている、 構想したものを図、文章、式、プログラム等で表現する能力などを育成することを目標としている。さらに、課題の改良点・ 修正方法を継続的に計画し、実施する能力を養うことも目標としている。得られた成果は、総合的に、情報学プロジェク トⅡ報告書として文書化し、報告発表会で口頭発表する。 キーワード エンジニアリング・デザイン、調査、文書化、発表、倫理、質疑応答 keywords engineering design, investigation, documentation, presentation, ethics, question and answer 授業の到達目標 ・ 課題について、情報学プロジェクトⅠで指摘された改良点・修正方法を継続的に計画し、実施できる。 ・ 課題について、数名のメンバーにより、チームワークを発揮して他者の意見も良く聞き、お互いに適切な発言を行なう ことにより、課題を実施できる。 ・ 課題について、関連する技術者倫理の観点から予想される問題点を認識し、さらにこの問題点から生じる制約条件下で 課題を実現することができる。 ・ 課題について、成果物を論理的に正しい文章、図表、式、プログラム等で適切に配置された報告書・プレゼンテーショ ンで表現することができる。 教員からの一言 ・ 指導教員より与えられた課題の説明をよく理解するとともに、自ら進んで調査し、理解するという、自己学習する能力 を養うように心がけて欲しい。 関連科目 情報学プロジェクトⅠ、卒業研究 教 材 教科書 指導教員の指導に従うこと。 参考書 指導教員の指導に従うこと。 授業計画 第 1 週: 情報学プロジェクトⅠで得られたプロジェクト課題企画書、及び報告書を発表会で指摘された事項について修正改良 し、最終的な企画書を作成する。また第 1 週以降毎週、各チームにおいて、役割分担された内容を良く理解した上で、 作業レポートを作成し提出する。作業レポートには各個人の作業分担を明確に記述し、作業時間の記録も行う。 第 2 週~第 7 週: 改訂された企画書に従って、作業工程を実行していく。 第 8 週: 中間発表 これまでの作業で得られた成果について、パワーポイントなどを用いてプロジェクト課題として発表し、 質疑応答を通じて理解を深める。 第 9 週~第 14 週: 中間発表で指摘された事項について検討を加え、最終的な成果を得るため、課題の調査、 報告、 課題の理解、理解し た内容の確認を行う。総合的に理解内容を情報学プロジェクトⅡ報告書としてまとめるとともに、プロジェクト内で 報告発表会において口頭で発表する。また関連する技術者倫理の観点から、課題について予想される問題点を認識し、 その影響を考察する。 第 15 週: 情報学プロジェクトⅡ報告発表会:プロジェクト課題について得られた成果の内容の発表と質疑応答を行う。報告書 と発表について、審査を行う。 プロジェクト・ポスター掲示:プロジェクト課題を要約したポスター(A1 程度)をグループ毎に作成し、発表会と 同時に掲示する。 注:情報学プロジェクトⅡは各研究室の事情に合わせて実施するので、上の授業の週の数は目安である。 成績評価基準 企画書(20%)、ポスター(20%)、情報学プロジェクトⅡ報告書(20%)、成果品(20%)、発表(20%)で判定する。 備 考 191 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 情報学プロジェクトⅡ Information and Computer Sciences Project Ⅱ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:情報学科全専任教員 連絡先(代表者):3 号館 3 階 森研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 情報学プロジェクトⅡは、情報学プロジェクトⅠに引き続き、4 年次での卒業研究に備えて予備的な学習を行う科目で ある。情報学プロジェクトⅡでは、 指導教員の指導の下に、配属された研究室の専門に関連した情報学のテーマについて、 自ら調査し、理解した内容について他のメンバーとの議論を通じて、さらに深く学ぶ。学習した内容は、総合的に、情報 学プロジェクトⅡ報告書として文書化し、報告発表会で口頭発表する。 キーワード 調査、文書化、発表、質疑応答 keywords investigation, documentation, presentation, question and answer 授業の到達目標 ・ 課題について、図書館、インターネット、専門家へのインタービューなどを通じて、調査ができる。 ・ 調査・理解した結果をパワーポイントなどを用いて随時プロジェクト内で発表することができる。 ・ 調査・理解した結果の発表に対して、質疑応答を行うことにより、理解を深めることができる。 ・ 理解した内容を総合的に情報学プロジェクトⅡ報告書として文書化するとともに、口頭で発表できる。 ・ 理解した内容を総合的にプロジェクト・ポスターで表現することができる。 教員からの一言 ・ 指導教員より与えられた課題の説明をよく理解するとともに、自ら進んで調査し、理解するという、自己学習する能力 を養うように心がけて欲しい。 192 関連科目 情報学プロジェクトⅠ、卒業研究 教 材 教科書 指導教員の指導に従うこと。 参考書 指導教員の指導に従うこと。 授業計画 情報学プロジェクトⅠで得られたプロジェクト課題企画書、及び報告書を発表会で指摘された事項について修正改良し、 最終的な企画書を作成する。 第 1 週: 導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、各学生のテーマの確認を行う。 第 2 週~第 7 週: 改訂された企画書に従って、作業工程を実行していく。 第 8 週: 中間発表 これまでの作業で得られた成果について、パワーポイントなどを用いてプロジェクト課題として発表し、 質疑応答を通じて理解を深める。 第 9 週~第 15 週: 課題の調査、 報告、 課題の理解、理解した内容の確認を行う。調査・理解した内容は、 パワーポイントなどを用いて プロジェクト内で発表し、質疑応答を通じて理解を深める。総合的に理解内容を情報学プロジェクトⅡ報告書として まとめるとともに、プロジェクト内で報告発表会において口頭で発表する。 1 月下旬:情報学プロジェクトⅡ報告発表会: 課題について理解した内容の発表と質疑応答を行う。報告書と発表について、審査を行う。 プロジェクト・ポスター掲示:プロジェクト課題を要約したポスター(A1 程度)をグループ毎に作成し、発表会と 同時に掲示する。 注:情報学プロジェクトⅡは各研究室の事情に合わせて実施するので、上の授業の週の数は目安である。 成績評価基準 企画書(20%)、ポスター(20%)、情報学プロジェクトⅡ報告書(20%)、成果品(20%)、発表(20%)で判定する。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 卒業研究 Individual Study for Bachelor Thesis 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(ネットワークコース)/必修科目(ソフトウェアコース) 担当者 単位数 6 単位 開講時期 4 年次通年 氏名 name:情報学科全専任教員 連絡先(代表者):3 号館 3 階 山崎研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 卒業研究では、 各人の興味と関心のある分野の研究室と指導教員を選び、指導教員の指導の下に、配属された研究室の 専門に関連した情報学のテーマについて深く学び、問題点を発見し解決法を探求する。研究結果は、卒業論文としてまとめ、 研究発表会で発表する。これらの活動を通じて、 課題に関する事項を学び整理する能力、問題点を把握しその解決策を提 案し実施する能力、成果を文書にまとめて口頭で発表する能力、他との質疑応答を行う能力を習得する。 キーワード 調査、問題解決、文書化、発表、質疑応答 keywords investigation, problem-solving, documentation, presentation, question and answer 授業の到達目標 ・ 課題について、必要に応じて、調査や新しい知識の学習を行うことができる。 ・ 調査した結果に基づいて、課題の現状を述べることができ、問題点を指摘しその背景を述べることができる。 ・ 問題点について、いくつかの解決策を提案することができる。 ・ 解決策の実施計画を立てることができ、計画的に解決策の実施を遂行できる。 ・ 課題についての結果を卒業論文という形で文書としてまとめることができる。 ・ 資料や OHP を用いて、分かりやすく説明することができ、質問に明快に回答することができる。 ・ 他者の発表を注意深く聞くことができ、適切なタイミングで適切な発言を行うことができる。 教員からの一言 関連科目 情報学プロジェクトⅠ、情報学プロジェクトⅡ 教 材 教科書 指導教員の指導に従うこと。 参考書 指導教員の指導に従うこと。 授業計画 3 年次後期に、各研究室の研究テーマの掲示後、テーマ説明会を開催し、各学生の希望と資質、および研究室の収容能 力などを勘案して配属を決定する。詳細な配属のルールについては、配属時期までに発表する。配属後は、 各研究室にお いて、指導教員の指導に従い、卒業研究を進める。 第 1 週: 導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、各学生のテーマの確認を行う。 第 2 週~第 21 週: 課題の調査、 報告、 課題の理解、問題点の把握、解決策の提案、解決策の実施を行う。 11 月中旬: 中間発表会:課題、問題点、解決策を説明し、解決策の実施状況について発表と質疑応答を行う。やむをえず欠席す る場合は、指導教員を通じて、欠席理由書を学科長宛に提出すること。学科会議で妥当と判断された場合は、 再中間 発表会で発表する。 第 22 週~第 30 週: 解決策を完全に実施し、解決策の妥当性や問題点を把握し、今後の課題を整理する。結果を卒業論文要旨および卒業 論文としてまとめる。 1 月中旬:卒業論文要旨提出:卒業論文要旨は、卒業研究発表会で配布し、質疑応答のための資料ともなる。 1 月末:卒業論文提出(提出期限を厳守すること) 2 月上旬: 卒業研究発表会:課題、背景、問題点、最終的な解決策を説明し、結果の評価、今後の課題について発表と質疑応答 を行う。発表後、発表の良否について審査を行い、1 年間の学習結果として著しく劣るものは不合格、改善の見込み のあるものは再発表とすることがある。 卒業研究再発表会:病欠などでやむを得ず発表会に出席できなかった者と発表会において再発表を言い渡された者が 発表を行う。 注:卒業研究は各研究室の事情に合わせて実施するので、上の授業の週の数は目安である。 成績評価基準 中間発表(20%)、卒業論文要旨(10%)、卒業論文(50%)、卒業研究発表(20%)で判定する。 備 考 193 3. 教 職 科 目 教職に関する科目 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 教職論 School Teaching Theory 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:綾部眞道 Masamichi Ayabe 連絡先(代表者):3 号館 4 階 綾部研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 生涯学習、個性重視の教育を推進し、変化の激しい時代に「生きる力」を育む学校教育において、その中核となる教師 に焦点をあて、教職の意義、教師の職務について理解を深め、教師の養成、採用、研修について学ぶ。さらに、今後求め られる教師の資質、能力について探求する。 キーワード 教職の意義、教師の使命、校務分掌、教員の資質・能力、教育改革、生涯学習社会 keywords teaching profession, mission of teacher, dutties among a staff of school, aptitude & ability of teacher, educational reform, life-long learning society 授業の到達目標 ・ 教職の意義、役割、使命について理解し述べることができる。 ・ 学校の組織、運営及び教師の職務内容について記述することができる。 ・ 教師の服務についての知識を身に付け述べることができる。 ・ 教育改革の動向と教師の課題について説明できる。 教員からの一言 ・ 社会の変化の激しい時代を迎え教育改革が急速に進展している今日、教員の資質・能力の向上が一層求められています。 崇高な志をもって、将来の教員を目指して真摯に励みましょう。 関連科目 教職専門科目 教 材 教科書 大庭茂美編著 「学校教師の探求」学文社 参考書 適宜、参考資料をプリント配付 授業計画 第 1 回:導入講義:本講座を受講するに当たってのガイダンス 第 2 回:教職の意義 第 3 回:教師の役割と使命 第 4 回:教師の身分及び教職員組織 第 5 回:教師の職務と学校運営 第 6 回:教師の服務と分限・懲戒(1) 第 7 回:教師の服務と分限・懲戒(2) 第 8 回:教員の養成と免許 第 9 回:教員の採用と研修(1) 第 10 回:教員の採用と研修(2) 第 11 回:我が国における教育改革の動向 第 12 回:生涯学習社会と「開かれた学校」への方向転換 第 13 回:「生きる力」の育成とこれからの教師の資質・能力 第 14 回:社会の高度情報化、国際化への対応と教師の課題 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(70%)、小テスト及びレポート(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 上級履修は認めない。 199 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 特別活動の研究 The Study Extra-curricular Activities 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:綾部眞道 Masamichi Ayabe 連絡先(代表者):3 号館 4 階 綾部研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 教職課程を履修し、教員免許状を取得するためには「特別活動」は必修である。特別活動の基本的な性格について理解 を深めるとともに、学習指導要領改訂の経緯、趣旨等を明らかにし今日的課題を認識する。次いで、特別活動の目的、内 容および指導計画の作成と内容の取扱いについて、高等学校学習指導要領を基に具体的に学び、併せて指導に当たる教師 の姿勢について考察することにより、特別活動の実践的指導力の基礎を修得する。 キーワード 教育課程、ホームルーム活動、生徒会活動、学校行事、個と集団、人間としての在り方・生き方 keywords Curriculum, activities of homeroom, activities of student council, school event, Individual & group, life-style for a human 授業の到達目標 ・ 特別活動の教育課程上の位置づけおよびその基本的な性格について理解し述べることができる。 ・ 特別活動の目標および内容について理解し述べることができる。 ・ 個と集団との望ましい関係について考察することができる。 ・ 特別活動の指導に当たっての配慮事項について理解し述べることができる。 ・ 教師の資質・能力の向上が更に求められることを自覚し、その向上の方策を描ける。 教員からの一言 ・ 今日的教育課題である「生きる力」を育成する上で、自主的、実践的態度および自己を生かす能力の育成を目標とする 特別活動の指導は極めて重要な教育課程の領域である。このことをよく認識し、自らもこの目標に向かって学生生活を 200 送るとともに、将来、教師としての実践的指導力の基礎を培うことが大いに期待される。 関連科目 教職課程科目、人間形成科目 教 材 教科書 高等学校学習指導要領総則解説編、特別活動解説編 参考書 山口 満編 「新版特別活動と人間形成」学文社、プリント資料 授業計画 第 1 回:導入講義:本講座を受講するに当たってのガイダンス 第 2 回:特別活動の教育課程上の位置づけおよび教育活動としての意義 第 3 回:特別活動と各教科・科目、総合的な学習時間等との関連 第 4 回:学習指導要領改訂の経緯と改訂の趣旨 第 5 回:特別活動改訂の趣旨および要点 第 6 回:特別活動の目標 第 7 回:特別活動の内容(ホームルーム活動< 1 >) 第 8 回:特別活動の内容(ホームルーム活動< 2 >) 第 9 回:特別活動の内容(生徒会活動) 第 10 回:特別活動の内容(学校行事) 第 11 回:特別活動の指導計画の作成に当たっての配慮事項 第 12 回:特別活動の内容の取扱いに当たっての配慮事項 第 13 回:特別活動の評価、指導に当たる教師の姿勢。 第 14 回:「キャリア発達」と特別活動 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(70%)、小テスト及びレポート(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 教育心理学 Educational Psychology 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次集中 氏名 name:横山 博司 Hiroshi YOKOYAMA 連絡先(代表者):3 号館 1 階非常勤講師控室 授業の概要及び位置付け 教育学を目指すものにとって、教育対象である生徒(健常者だけでなく心身に障害を持った児童や生徒も含めて)の心 を理解することは、非常に重要なことである。この講義では、発達や学習といった教育に関わりの深い心理学の分野につ いての基本的な理論の理解を深めると共に、心理学の考え方が教育の現場とどの様に関わっているのかを学び、教職をめ ざす学生として能力を養う事を目的とする。 キーワード 発達、青年期、学習、教授法、精神的健康 keywords development, youth, learning, teaching method, mental health 授業の到達目標 ・ 教育心理学の基本的知識を記述できる。 ・ その知識に基づき、現在の教育現場の問題について説明できる。 教員からの一言 ・ 本気で教育職を目指していない学生(とりあえず免許だけとっておこうと言う学生)は、受講しないでほしい。授業態 度を重視するので、意欲をもって学習してほしい。 関連科目 人間のこころ 教 材 教科書 中西信男・三川俊樹(編)「新教職課程の教育心理学」 参考書 講義中に、適宜紹介する。 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法 第 2 回:成長と発達 ①発達とは②発達の原理 第 3 回:成長と発達 ③各発達段階の特徴 第 4 回:成長と発達 ④各発達段階の特徴 第 5 回:成長と発達 ⑤現代社会と青年期 第 6 回:学習の原理と学習指導 ①学習の基礎 第 7 回:学習の原理と学習指導 ②学習の基礎 第 8 回:学習の原理と学習指導 ③効果的な教授法 第 9 回:学習の原理と学習指導 ④学習と動機づけ 第 10 回:パーソナリティと精神的健康 ①フロイトの理論、エリクソンの理論 第 11 回:パーソナリティと精神的健康 ②ロジャースの理論 第 12 回:パーソナリティと精神的健康 ③類型論と特性論 第 13 回:パーソナリティと精神的健康 ④精神的健康とは 第 14 回:教育評価と統計処理 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(80%)、レポート(20%)で評価する。 備 考 201 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 教育学概論 Introduction to Education 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:河村 正彦 Masahiko KAWAMURA 連絡先(代表者):3 号館 4 階 河村研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 現代社会における教育の本質的なあり方や現状と課題を概説し、教育の果たす役割について学んでいく。主として教育 の歴史と思想、学校教育の本質、生涯学習論、そして情報化社会と教育の課題について検討する。 キーワード 公教育制度の成立、地球市民を育てる教育、教育の意義、ルソー、ペスタロッチ、生涯教育 keywords establishment of public educatinal system, education for global citizen, significance of education, J.J.Rousseau, J.H.Pestalozzi, life-long education 授業の到達目標 ・ 教育の歴史と公教育制度の成立のあらましを記述できる。 ・ 学校教育の本質や意義、役割について、その基本的な事柄を説明できる。 ・ 人類の危機を克服し、異文化を理解し、環境倫理を育てる教育の大切さを記述できる。 教員からの一言 ・ これは教職課程の中でも、最も基本的で概論的な科目です。教育の歴史や現状、21 世紀の新しい社会における教育のあ り方などについて、広い視野から柔軟な気持ちを持って学んで下さい。 202 関連科目 教育行政学 教 材 教科書 河村正彦編 「新しい教育の探求」 川島書店 参考書 大庭茂美ほか編 「学校教師の探究」 学文社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法 第 2 回:教育の歴史と思想 : ルソーとペスタロッチ 第 3 回:教育の歴史と思想 : オーエン、デューイ、ボルノー 第 4 回:公教育制度の仕組みとその特徴 第 5 回:教育の基本的性格 : 教育の語源、意図的教育と無意図的教育 第 6 回:教育の意義と目的 第 7 回:新しい社会と教育のあり方 第 8 回:情報文明と人間形成 第 9 回:個性尊重と主体性を育てる教育 第 10 回:同上 第 11 回:地球市民を育てる教育 : 人類の危機に挑む教育、異文化理解の重要性 第 12 回:地球市民を育てる教育 : 環境倫理と教育 第 13 回:生涯学習の理念・歴史と現状 第 14 回:生涯学習と高等教育の役割 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(70%)、小論文(30%)として評価する。 備 考 上級履修は認めない。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 教育行政学 Educational Administration 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:河村 正彦 Masahiko KAWAMURA 連絡先(代表者):3 号館 4 階 河村研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 民主主義社会における教育行政の基本的構造を概説する。まず最初に、教育関係諸法令について教育基本法を中心とし て検討した後に、公教育制度の歴史と現状を述べ、さらに中央と地方とからなる教育行政の組織と運営とについて学んで いく。これらに基づいて、学校運営や学級経営のあり方や方法について、リーダーシップ論を踏まえて考えていく。 最後に、学校の変革と教師の役割について、学びの共同体と信頼関係との視点から述べていく。 キーワード 教育基本法、公教育制度、文部科学省、教育委員会、学校経営 keywords Fundamental Law of Education, system of public education, Ministry of Education and Science, school board, school management 授業の到達目標 ・ 現在、日本の教育を規定している教育諸法規のあらましを説明できる。 ・ 文部科学省や教育委員会の組織や役割について、その概要と特徴を説明できる。 ・ 学校経営の基本的あり方と方法の基礎をまなび、学級運営についての自分の方針を述べることができる。 教員からの一言 ・ 教育学概論の講義によって、教育学の広い基礎を十分学んだ上で、より専門的なこの科目に取り組んでほしい。 ・ 法律や行政組織の分野はその内容がむつかしいので、気を引きしめて取りくんで下さい。 関連科目 教育学概論 教 材 教科書 河村正彦編 「新しい教育の探求」 川島書店 参考書 大庭茂美ほか編 「学校教師の探究」 学文社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法 第 2 回:憲法と教育基本法などに見られる教育および教育行政のあり方 第 3 回:同上 第 4 回:公教育制度の仕組み 第 5 回:文部科学省の組織と役割 第 6 回:教育委員会の仕組みと権限や職務 第 7 回:同上 第 8 回:同上 第 9 回:学校運営と校長のリーダーシップ 第 10 回:同上 第 11 回:学級経営のあり方と基本的諸問題 第 12 回:同上 第 13 回:学校運営と教師の力量 第 14 回:学校の変革と教師の役割 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(70%)、小論文(30%)として評価する。 備 考 上級履修は認めない 203 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 工業科教育法 I Methodology of Industrial Education I 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name: 毛利 眞一 Shinichi MOURI 連絡先(学内担当):3 号館 4 階 河村研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 工業技術教育は、わが国の工業技術を支える将来の専門家、いわゆるスペシャリストを育成するための教育である。こ の責務を担う教師として、各教科に関する知識と技術を身につけることは最低必要条件である。また学校の機能や運営、 工業に関する学科の構成を理解し、学習指導要領に示された教科と科目の目標、教育課程の考え方等を説明する。 キーワード 授業、工業教育の歴史、工業学科、教育課程、年間指導計画 keywords lesson, history of industrial education, industrial course, curriculum, educational plan of subject 授業の到達目標 ・ 授業の基本的展開と指導が実践できる ・ 専門教育としての工業教育の役割を説明できる。 ・ 日本における中等工業教育の発展の概要を説明できる。 ・ 工業高校の現状と改善方法を説明できる。 ・ 工業の科目の年間指導計画を作成できる。 ・ 日本における中等工業教育の発展を説明できる。 教員からの一言 ・ 教職科目の教職の意義等に関する科目を修得していること。専門科目を履修し、工業学科の内容に関して学力を高める こと。課題等を指定された日時までに提出できること。 204 ・ 教師としての専門性は、人間性と職業性が要求される。そのためにも、専門性を学ぶ意欲を持って授業に参加してください。 関連科目 工業科教育法Ⅱ、情報科教育法Ⅰ、情報科教育法Ⅱ 教 材 教科書 教職課程研究会「教職必修工業科・技術科教育法」実教出版 (2,800 円税別 各自で購入し準備する。工業科教育法Ⅱでも使用する。) 参考書 文部科学省「高等学校学習指導要領解説 工業編」 小山田了三「実践工業科教育法」 東京電機大学出版局 授業計画 第 1 回:導入講義:授業計画の概要、成績評価法 第 2 回:工業科教員と工業教育 第 3 回:我国の学校教育の理念と社会的役割、高等普通教育と専門教育に課せられた意義 第 4 回:学校の組織と運営管理、組織の機能、校務分掌、教職員の服務、教師像 第 5 回:工業科教員の研修、望ましい教師像、教育活動 第 6 回:学校教育と教育行政 第 7 回:中学校における技術教育と工業高等学校の現状と課題 第 8 回:産業教育の現状と課題 第 9 回:理科教育及び産業教育審議会答申 第 10 回:理科教育及び産業教育審議会答申と工業技術教育の在り方 第 11 回:工業技術教育の活性化方策 第 12 回:工業技術教育のあゆみ 第 13 回:第2次大戦後の工業技術教育 第 14 回:社会に開かれた工業高等学校 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(60%)、レポート(20%)、授業後の小レポート(20%) 備 考 上級履修は認めない。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 工業科教育法Ⅱ Methodology of Industrial Education Ⅱ 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name: 毛利 眞一 Shinichi MOURI 連絡先(学内担当):3 号館 4 階 河村研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 授業の特徴と生徒の学習意欲の種類。工業教師としての専門知識、教授技術、生徒指導、生徒理解の能力を養う。教育 課程表の作成。学習指導方法の構成と形態を理解して、学習指導案の作成方法、授業評価の考え方と評価法を習得する。 キーワード 教材、学習指導方法、単元計画、学習指導案、授業評価 keywords materials of subject, method of lesson, plan of unit, plan of lesson, evaluation of lesson 授業の到達目標 ・ 教科「工業」の科目構成の内容と編成を説明できる。 ・ 学習指導法の基本と教育方法を説明できる。 ・ 指導内容と教材、教具を用いた教育技術の構成を説明できる。 ・ 学習指導案の機能を説明し、作成できる。 ・ 授業評価を説明できる。 教員からの一言 ・ 工業科教育法 I で習得した工業教育内容、教育の方法を更に具体化するため、工業科教育法 I を履修していること。また、 この科目では学習指導の方法や学習指導案の作成が重要な目標であるから、専門教育の必修科目を履修していることが 不可欠である。さらに、教師としての自覚や主体性を養うことを目標に授業に参加してください。 関連科目 工業科教育法 I、情報科教育法 I、情報科教育法 II 教 材 教科書 教職課程研究会「教職必修工業科・技術科教育法」実教出版 参考書 文部科学省「高等学校学習指導要領解説 工業編」 小山田了三「実践工業科教育法」東京電機大学出版局 授業計画 第 1 回:導入講義:授業計画の概要、工業技術教育の全般的な役割と内容、成績評価法 第 2 回:諸外国の工業技術教育の歴史 第 3 回:アメリカ、ドイツ、イギリス、ロシアの工業技術教育の現状 第 4 回:工業高等学校専門教科の科目構成、学校設定科目、主な学科の科目構成例 第 5 回:工業高等学校教育課程表編成の概要 第 6 回:学習指導要領の要点 第 7 回:各審議会答申内容と工業技術教育 第 8 回:専門教科「工業」の教育課程表作成 第 9 回:専門教科「工業」の教育課程表作成(演習) 第 10 回:専門教科「工業」に関する学習指導案作成(授業展開、授業形態、授業内容) 第 11 回:専門教科「工業」に関する学習指導案作成(演習) 第 12 回:模擬授業 第 13 回:模擬授業 第 14 回:新しいタイプの工業高等学校 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(60%)、レポート(20%)、授業後の小レポート(20%) 備 考 上級履修は認めない。 205 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 情報科教育法Ⅰ Methodology of Industrial Education I 科目区分 教職科目 必修・選択の別 教職必修科目(情報) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:毛利 眞一 Shinichi MOURI 連絡先(代表者):3 号館 1 階非常勤講師控室 授業の概要及び位置付け 授業の構成要素と構造。高等学校の目的と教育目標。学校教育における情報教育の意義。普通教育と専門教育での情報 教育のあり方。情報教育の変遷。情報技術革新と高等学校の多様化の現状。学習指導要領と教育課程編成の関係。学習指 導要領に示された教科と科目の目標。 キーワード 授業、情報教育、情報学科、教育課程、年間指導計画 keywords lesson, informational education, informational course, curriculum, educational plan of subject 授業の到達目標 ・ 授業の基本的展開と指導が実践できる ・ 普通教育と専門教育の違いが説明できる ・ 情報教育の役割を説明できる ・ 学習指導要領の教科「情報」を説明できる ・ 情報教育の変遷について概要を説明できる 教員からの一言 ・ 教職科目の教職の意義等に関する科目を修得していること。専門科目を履修し、情報学科の内容に関する学力を高める と。課題等を指定された日時までに提出できること。教師としての専門性は、人間性と職業性が要求される。そのため 206 にも専門性を学ぶ意欲を持って授業に参加してください。 関連科目 情報科教育法Ⅱ、工業科教育法Ⅰ、工業科教育法Ⅱ 教 材 教科書 河村一樹・斐品正照「教職課程テキスト情報科教育法」彰国社 文部科学省「高等学校学習指導要領解説 情報編」 参考書 岡本敏雄、他「情報科教育法」丸善 授業計画 第 1 回:導入講義:授業計画の概要、授業の進め方と概要の説明、成績評価法 第 2 回:情報科教員と情報教育 第 3 回:情報教育の概要及び学校教育と教師の役割 第 4 回:学校の組織と運営管理、組織の機能、校務分掌、教員の服務、教師像 第 5 回:情報科教員の研修、望ましい教師像、教育活動 第 6 回:学校教育と教育行政 第 7 回:中学校における技術教育と工業高等学校の現状と課題 第 8 回:産業教育の情報現状と課題 第 9 回:理科教育及び産業教育審議会答申 第 10 回:理科教育及び産業教育審議会答申と工業技術教育の在り方 第 11 回:戦後教育史の概観 第 12 回:戦後教育の成長期 第 13 回:戦後教育の修正期、改革期 第 14 回:情報学科の現状 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(60%)、レポート(20%)、授業後の小レポート(20%) 備 考 上級履修は認めない。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 情報科教育法Ⅱ Methodology of Information Subjects Ⅱ 科目区分 教職科目 必修・選択の別 教職必修科目(情報) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:毛利 眞一 Shinichi MOURI 連絡先(代表者):3号館4階 河村研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 授業の特徴と生徒の学習意欲の種類。教科「情報」を担当する教師としての専門知識、教授技術、生徒指導、生徒理解 の能力を養う。学習指導方法の構成と形態を理解して、活用できる学習指導案の作成、授業評価の考え方と評価法を習得 する。教科「情報」の具体的実践と取り組みを学ぶ。 キーワード 情報教育、学習指導方法、単元計画、学習指導案、授業評価 keywords informational education , method of lesson, plan of unit, plan of lesson, evaluation of lesson 授業の到達目標 ・ 教科「情報」の科目構成の内容と編成を説明できる。 ・ 学習指導法の基本と教育方法を説明できる。 ・ 指導内容と教材、教具を用いた教育技術の構成を説明できる。 ・ 学習指導案の機能を説明し、作成できる。 ・ 授業評価の考え方と評価法を説明できる。 教員からの一言 ・ 情報科教育法Ⅰで習得した情報教育内容、教育の方法を更に具体化するため、情報科教育法Ⅰを履修していること。 また、この科目では学習指導の方法や学習指導案の作成が重要な目標であるから、専門教育の必修科目を履修している ことが不可欠である。さらに、教師としての自覚や主体性を養うことを目標に授業に参加してください。 関連科目 情報科教育法Ⅰ、工業科教育法Ⅰ、工業科教育法Ⅱ 教 材 教科書 河村一樹・斐品正照「教職課程テキスト情報科教育法」彰国社 文部科学省「高等学校学習指導要領解説 情報編」 参考書 岡本敏雄、他「情報科教育法」丸善 授業計画 第 1 回:導入講義:授業計画の概要、情報教育の全般的な役割と内容、成績評価法 第 2 回:情報教育の変遷 第 3 回:わが国における情報教育、米国における情報教育 第 4 回:初等・中等教育機関における情報教育 第 5 回:各審議会答申と情報教育 第 6 回:高等学校における情報教育 第 7 回:教科「情報」と学習指導要領 第 8 回:高等学校学習指導要領解説 総則編、情報編 第 9 回:普通教科「情報」と専門教科「情報」の科目構成 第 10 回:普通教科「情報」と専門教科「情報」の教育課程表の作成(演習) 第 11 回:専門教科「情報」に関する学習指導案作成(演習) 第 12 回:模擬授業 第 13 回:模擬授業 第 14 回:学習活動に対する指導方法 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(60%)、レポート(20%)、授業後の小レポート(20%) 備 考 上級履修は認めない。 207 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 進路指導論 Career Guidance 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:衞藤 吉則 Yoshinori ETO 連絡先(代表者):広島大学 [email protected] 授業の概要及び位置付け 中学生や高校生たちは卒業を前にして、将来、社会へと巣立つために自らの生活の問題(進路)と格闘しはじめる。と ころが、これまでの教育は、現代社会に踏み込もうとする彼らに対して、「自らの人生に意味があり、自分らしく到達で きる目標がある」という人間の根本的な衝動をたくましく育成してこなかった。本授業では、中・高生たちが、後になって、 社会の中で特定の仕事に就き、自分らしく生きていけるように配慮する「人生の糧となる教育」とは何か、について学ん でいきたいと考えている。 キーワード 進路指導、教育改革、こころとからだの問題、精神、本当の学び、教師の自己教育、森信三 keywords career guidance, educational reform, problem of mind and body, spirit, true learning, the teacher’s self-education, Shinzo Mori 授業の到達目標 ・ 教育改革における進路指導・職業指導・生徒指導の位置づけと今日の教育改革の原理を説明できる。 ・ 中学生や高校生のこころとからだの特徴について、記述できる。 ・ 教育の根本に教師自身の自己教育があることを人物の思想を通して説明できる。 教員からの一言 ・ だれしも、目標としての「理想」を自分のなかにもつことができなければ、社会のなかでの自らの意義や役割を強く感 じ行動することはできない。「理想」とは、「よりよくなりたい」「よりよくしたい」という思いと結びついている。 208 こうした「理想」を中・高の時代には自らの意志や生き方と結びつけることが、後の充実した社会生活にとってとても 重要となる。みなさんも、自身の問題として、将来の教師の問題として考えてみよう。 関連科目 教師論、教育原理、教育心理学 教 材 教科書 衞藤吉則他著、西田雅弘編『不安のア・ラ・カルト』西日本新聞社 参考書 衞藤吉則他著、越智貢編『岩波 応用倫理学講義 6 教育』岩波書店 授業計画 第 1 回:導入講義:現代の教育改革 第 2 回:今日の教育原理と学習指導要領との関係 第 3 回:中・高生の「こころ」 第 4 回:中・高生の「からだ」 第 5 回:中・高生にとっての「学び」 第 6 回:進路指導の意義 第 7 回:生徒理解と教育相談 第 8 回:中学校における進路指導の実際と方法 第 9 回:高等学校における進路指導の実際と方法 第 10 回:進路指導の事例討議(グループディスカッションをおこなう) 第 11 回:職業指導の意義と方法 第 12 回:生徒指導の意義と方法 第 13 回:生徒指導の事例討議(グループディスカッションをおこなう) 第 14 回:「人生の糧となる教育」とは何かについて考える(森信三の教育観を参考とする) 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(60%)、小論文(40%)として評価する。 備 考 上級履修は認めない。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 教育相談 Education Counseling 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:原 孝成 HARA Takaaki 連絡先:3 号館 1 階 講師控室 授業の概要及び位置付け 現在の教育現場では、「不登校」や「いじめ」など様々な問題が起こっており、現場で働く多くの教師が悩みを抱えて います。この授業では、カウンセリングに対する基本的な知識や基礎技能を学び、児童・生徒に対する相談活動に活かす 方法をとりあげる。また、学校現場の諸問題に対する理解と対応の仕方について取り上げる。 キーワード カウンセリング、ガイダンス、反社会的行動、非社会的行動 keywords counseling、guidance、anti-social behavior、asocial behavior 授業の到達目標 ・ 教育相談に関する基礎的な知識を説明できる。 ・ 児童 ・ 生徒の理解の方法を記述できる。 ・ 児童 ・ 生徒への対応の方法を実践することができる。 ・ 学校で生じる「不登校」、「いじめ」、「非行」などの諸問題についての理解を深め、具体的な対応方法を実践することが できる。 ・ 自己理解の重要性を説明できる。 教員からの一言 図書館などを利用して、カウンセリングや教育相談、生徒指導、児童生徒の理解などに関する書籍を読み自主学習する ことが望まれる。 関連科目 教育心理学 教 材 教科書 中山巌(編著)『学校教育相談心理学』北大路書房 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方、成績評価法、教育相談の意義と役割の説明 第 2 回:教師に望まれるカウンセリング・マインド 1 第 3 回:教師に望まれるカウンセリング・マインド 2 第 4 回:児童・生徒の理解:パーソナリティについての理解 第 5 回:児童・生徒の理解:心理検査とその利用 第 6 回:児童・生徒への対応:カウンセリングの基礎技法 1 第 7 回:児童・生徒への対応:カウンセリングの基礎技法 2 第 8 回:諸問題への対応:不登校に対する理解と対応 第 9 回:諸問題への対応:いじめに対する理解と対応 第 10 回:諸問題への対応:非行に対する理解と対応 第 11 回:進路指導、養護教諭の役割と連携 第 12 回:スクールカウンセラーの役割と連携 第 13 回:他機関との連携 第 14 回:特別な援助が必要な児童・生徒への対応 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(80%)、レポート・課題(20%)で判定する。 備 考 上級履修は認めない。 209 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 教職総合演習 Comprehennsive Seminar for Teacher Education 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前後期 氏名 name:河村正彦 Masahiko KAWAMURA 連絡先(代表者):3 号館 4 階 河村研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 現代社会と人類の諸問題をテーマとし、21 世紀の新しい社会において、人類が直面する広範な諸問題について批判的・ 総合的に考察し、問題解決の方法について探求していく。中でも国際化時代の進展に伴ってますます重要となっている「異 文化理解」を中心として、日欧比較文化論の基礎や異文化適応、民族と社会・宗教さらに英国やオーストラリアの教育・ 文化について学び、その認識を深めていく。 キーワード 文化的特性、民族、宗教、異文化適応、教育と文化 keywords cultural characteristic, ethnic group , religion, adaptation to different cultures, education and culture 授業の到達目標 ・ 日本と欧米諸国における文化の基本的な違いを説明できる。(集団主義・協調主義的な和の文化と個人主義・人間中心 の合理的文化) ・ グローバルな現代社会における民族・宗教の重要性について認識を深め、世界の人々の多様な暮らし方を記述できる。 ・ 異文化適応のプロセスを知り、異文化適応に成功するための方法論を身につける。 ・ 英国やオーストラリアの教育・文化について学び、日本の教育と比較しながら望ましい教育のあり方を説明できる。 教員からの一言 ・「教職総合演習」は、1997 年の教育職員免許法の改正に際して「地球や人類のあり方を自ら考え、幅広い視野を教育活 動に積極的に生かす能力」を育てることを目標として新設された科目です。多様な文化のあり方を学び、異文化への理 解と適応能力を身につけるこの演習は、科目新設の基本精神に基づいて内容を編成したものです。 ・ 21 世紀の国際化社会に生きてゆくために、この授業を通して広い視野と柔軟な精神を育てる事は、教職免許取得に必要 210 なばかりでなく、あなたの将来のキャリアにもまた、きっと役に立つと思います。 ・ この科目は「演習」ですから、学生による主体的な取り組みと研究発表などが強く求められます。 関連科目 教育学概論、比較文化の探求 教 材 教科書 比較文化の探求(小冊子) 参考書 河村正彦編 「新しい教育の探求」 川島書店、新 陸人編 「比較文化の地平」世界思想社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法 第 2 回:比較文化論の意義 第 3 回:庭園美にみられる日欧自然観の比較 第 4 回:日欧の風土と文化的特性 第 5 回:グローバルな現代社会における民族・宗教・人々の暮らし 第 6 回:同上 第 7 回:自己主張の契約社会と集団主義の協調社会 第 8 回:日欧文化の特徴と人間関係のあり方 第 9 回:同上 第 10 回:異文化適応の過程および異文化適応の基本的方法 第 11 回:イギリスの教育・文化と人間形成 第 12 回:同上 第 13 回:オーストラリアの教育・文化と人間形成 第 14 回:「異文化理解」の指導方法について 第 15 回:まとめと展望・情報化社会と人間の生き方 成績評価基準 小論文(50%)、研究発表(50%)として評価する。 備 考 上級履修は認めない。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 教育実践の研究 The Study of Education Practice 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 3 年次後期・4 年次前期 氏名 name:綾部眞道 Masamichi Ayabe 連絡先(代表者):3 号館 4 階 綾部研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 教職課程を履修し、教員免許状を取得するためには「教育実習」は必修である。この教育実習は単なる教育体験ではなく、 まさに教育の本質にかかわる教育実践そのものであり重要な意義を有するものである。この重要性に鑑み、実習事前にお いて、実習生としての自覚を深め、実践的指導力の基礎を学ぶ。また、実習事後において、実習の成果と課題を明らかにし、 本学での理論的探究に発展させる態度を養う。 キーワード 教育実習の意義、教育実習の過程、校務分掌、教師としての使命感、教材研究、授業設計 keywords 学習指導案、指導と評価 授業の到達目標 ・ 教育実習の意義・目的について理解し述べることができる。 ・ 教育実習生としての自覚を深め、実践することができる。 ・ 学習指導案を作成し実践的指導力の基礎を培っている。 ・ 教師としての資質、能力を探求し、今後の研究課題を述べることができる。 ・ 職場での望ましい人間関係を築くための基本的な態度が養われている。 教員からの一言 ・ 教員として必要な専門的知識・技術を習得する上で、また、学校教育の在り方や望ましい教師像を探求する上で重要な 意義を有する教育実習を、まさに効果的に有意義なものにするために自主的、実践的に挑戦しましょう。 関連科目 教職専門科目、各学科の専門教科・科目 教 材 教科書 九州地区教育実習研究会編「教育実習の探求」中川書店、文部科学省「学習指導要領解説(各教科編)」 参考書 高等学校検定教科書及び補助教材 授業計画 < 3 年次後期> 第 1 回:導入講義:教育実習の意義と目的 第 2 回:教育実習の過程と留意事項 第 3 回:授業設計と学習指導案の作成 第 4 回:模擬授業演習(1) 第 5 回:模擬授業演習(2) 第 6 回:模擬授業演習(3) < 4 年次前期> 第 7 回:教育実習のオリエンテーション 第 8 回:特別活動、生徒指導上の留意事項 第 9 回:模擬授業演習(4) 第 10 回:教育実習の成果と課題 第 11 回:新任教師に期待するもの 成績評価基準 毎時間の演習(模擬授業及びコメント)(50%)、課題(学習指導案を含む)(50%)を総合して評価する。 備 考 上級履修は認めない。 211 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 教育実習 Educational Practice 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 原則 4 年次前期 氏名 name:綾部眞道 Masamichi Ayabe 連絡先(代表者):3 号館 4 階 綾部研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 各教職科目及び専門科目で修得した知識や技術を基礎・基本にして、教育現場で教育実習を行う。そのための事前指導 および各実習校での実践的な指導・助言を行う。 また、実習校における校務分掌組織を把握し、生徒の実態に即した具体的な教育内容、指導方法、態度等を体験し、常 に工夫改善する態度を培わせる。さらに教育実習を通して教師としての資質能力、教職適性等について吟味させる。 キーワード 教職の意義、望ましい教師像、学校組織、学習指導案の作成、青年期中期の特徴、 keywords 教材研究、授業研究 授業の到達目標 ・ 生徒の実態に即した具体的な指導内容・方法等を体験させるとともに、常に工夫・改善する態度を培う。 ・ 学校の実態を把握するとともに、教職の尊さや厳しさを体得する。 ・ 学習指導案の具体的な作成及び授業評価を実践することができる。 ・ 社会人としてのエチケット、マナーについて体験を通して身に付ける。 ・ 教師としての資質・能力、教職適性等について説明できる。 教員からの一言 教育現場において、謙虚に誠実に教育実践に励み、教職の尊さや厳しさを学び、生徒と共に学び合うことの喜びを感じ るとともに、自らの教師としての資質能力や教職適性について吟味しましょう 212 関連科目 教職課程科目、専門科目 教 材 教科書 参考書 「高等学校学習指導要領」、各科目の高校教科書及び指導書 教科書に準じた参考書、図解、実験書、問題集 授業計画 第 1 回:導入講義:教育実習の意義・目的および心構え 第 2 回:教育実習の形態 第 3 回:学習指導案の作成と模擬授業および評価 第 4 回:教育実習校での実習 第 5 回: 第 6 回: 母校または付属高校 第 7 回: ・ 原則として 2 週間または 3 週間 第 8 回: ・ 期間中に担当者が訪問指導を行う。 第 9 回: 第 10 回: 第 11 回: 第 12 回: 第 13 回:教育実習のまとめと自己評価、教職適性の吟味 第 14 回: レポート提出(研究事業・査定授業の指導案を含む)反省文提出、体験発表 第 15 回: レポート提出(研究事業・査定授業の指導案を含む)反省文提出、体験発表 成績評価基準 教育実習校の評価(80%)及び教育実習の事後まとめ自己評価(20%)総合して評価点とする。 備 考 上級履修は認めない 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 比較教育学 Comparative Education 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目 担当者 単位数 2 単位 開講時期 4 年次前期 氏名 name:河村 正彦 Masahiko KAWAMURA 連絡先(代表者):3 号館 4 階 河村研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 国際化・情報化が進展してゆく現代においては、教育学の諸問題をグローバルな視点から検討することが、ますます重 要となってきた。 本科目は、教職課程での学習を継続してきた 4 年次を対象とし、蓄積してきた教育学研究の応用分野として、先進諸国 の教育を比較考察するものである。 キーワード 比較教育学の研究法、比較教育文化、イギリスの教育、オーストラリアの教育 keywords methodology of comparative education, comparative education and culture, education in England, education in Australia 授業の到達目標 ・ 比較教育学の概念や目的、研究方法の基礎を説明できる。 ・ 文化を伝達する教育の役割や重要性を認識する。 ・ イギリスにおける教育の特徴を学ぶ。 ・ オーストラリアの社会的特性と教育のあり方について説明できる。 教員からの一言 ・ この授業を通して、教育や文化に対する幅広い視野を育てて下さい。 ・ 英・豪の教育と比較しながら、日本の教育問題について考えてみましょう。 関連科目 教育学概論 教 材 教科書 吉田正晴編「比較教育学」福村出版 参考書 沖原 豊編「世界の学校」有信堂 授業計画 第 1 回:導入講義、授業の概要と成績評価 第 2 回:比較教育学の概念と目的 第 3 回:比較教育学の概念と目的 第 4 回:比較教育学の研究方法 第 5 回:比較教育学の研究方法 第 6 回:学校教育の革新と比較研究 第 7 回:国際理解・異文化理解と教育 第 8 回:教師教育の比較研究 第 9 回:イギリスの社会と教育Ⅰ 第 10 回:イギリスの社会と教育Ⅱ 第 11 回:オーストラリアの社会と教育Ⅰ 第 12 回:オーストラリアの社会と教育Ⅱ 第 13 回:オーストラリアの教育(英文講読) 第 14 回:オーストラリアの教育(英文講読) 第 15 回:まとめと展望 成績評価基準 レポート・小論文で 50%、研究発表で 50%として評価する。 備 考 少人数で、ゆっくり考え、話し合う授業とする。 213 教科に関する科目 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部情報学科シラバス 科目名 subject 職業指導 Vocational Guidance 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択(教職必修科目) 担当者 単位数 4 単位 開講時期 3 年次集中 氏名 name:永田 萬享 Kazuyuki NAGATA 連絡先(代表者):福岡教育大学 [email protected] 授業の概要及び位置付け 「労働」あるいは「職業」について意識化する活動を伴う職業指導の発展と技術・職業教育の充実、整備の問題は、密 接不可分に結びついている重要な課題である。本講義では、物を作ることや働くことによって姿を現してくる社会と人間 の奥深い真実の世界を現実の企業社会、労働社会が織りなす具体的なデータに基づいて考察するとともに、職業的自立へ 向けた活動のあり方を検討する。 キーワード 職業観、職業的自立、職業教育、公共職業訓練、専門学校、OJT と OffJT keywords vocational outlook, vocational independence, vocational education, public vocational training, miscellaneous school, on the job training and off the job training 授業の到達目標 ・ 現代社会における職業の性格について説明できる。 ・ 職業情報を正しく理解するための判断力を身につけている。 ・ 職業的自立のための具体的方策として職業教育のあり方について記述できる。 教員からの一言 ・ 講義はビデオなど視聴覚教材を多用するので、視聴覚教室で行いたいと考えている。 ・ 各種ルポルタージュを読んでおくことが望ましい。 ・ 教師側からの一方的な講義にならないように、受講生の主体的な参加を希望します。 217 関連科目 進路指導論 教 材 教科書 木村保茂、永田萬享著『転換期の人材育成システム』学文社、2005 年 参考書 寺田盛紀編著『キャリア形成・就職メカニズムの国際比較』晃洋書房、2004 年 授業計画 第 1 回:導入講義:職業指導とは何か 第 16 回:職業の様々な側面 第 2 回:教育と貧困 第 17 回:職業観の変容 第 3 回:文部省の進路指導調査から 第 18 回:社会的分業と職業 第 4 回:経済政策と青年問題 第 19 回:生きがいと職業 第 5 回:職業指導の社会的基底 第 20 回:職業選択の意味 第 6 回:職業指導の運動の始まり 第 21 回:職業選択と情報 第 7 回:日本の職業指導運動の体質 第 22 回:情報化の進展と職場の変化 第 8 回:労働生活と職場の現実 第 23 回:女性の職場進出と労働 第 9 回:労働時間 第 24 回:男女雇用機会均等法の成立と現在 第 10 回:賃金 第 25 回:高校職業教育の再編成 第 11 回:企業社会における能力主義管理 第 26 回:各種・専修学校と生涯教育 第 12 回:学校教育と職業教育の現実 第 27 回:公共職業訓練 第 13 回:デマケーション 第 28 回:企業内教育と OJT 第 14 回:熟練形成システム 第 29 回:企業外部の教育機関と OffJT 第 15 回:定期試験(60 分) 第 30 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(70%)、レポート(30%)として評価する。 備 考 上級履修は認めない。 情報学科 シラバス(平成 20 年度) 編集委員長 依田 浩敏 副 委 員 長 平松 晃 編集委員(教務委員会) 飯山 悟・河濟 博文・中野 吉正・依田 浩敏・平松 晃・鶴野 幸子 藤原 英徳・戒田 高康・中牟田智朗・青井 格・大箸 純也・河村 正彦 金子 一士・山田 道子・上野 輝樹 表紙デザイン:本郷 文夫 発 行 近畿大学産業理工学部 印 刷 二 葉 印 刷 株 式 会 社
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