close

Enter

Log in using OpenID

8.犯罪被害者及びその家族の人権 (PDF 268.6KB)

embedDownload
8.犯罪被害者及びその家族の人権
<現状と課題>
犯罪被害者は、加害者の人権はプライバシーの保護という点で守られている傾向が強いにもかかわ
らず、被害者の人権は放置されてきました。殺人、暴行、傷害、性犯罪、交通犯罪などの被害者やそ
の家族は、生命を奪われる、傷害を負わされる、財産を奪われるといった直接的な被害のみならず、
被害後に生じる、二次的被害といわれる様々な問題に苦しめられています。二次的被害とは、被害に
あったことによる精神的な苦痛や身体の不調、捜査・裁判の過程での精神的・時間的負担、
「落度が
あったから被害にあった」というような周囲の人々の根拠のないうわさや中傷、マスメディアの報道
などによるフライバシーの侵害等です。また、主たる生計者を失ったり、通院や裁判のために仕事を
休んだりして、生活が苦しくなる被害者やその家族もいます。
このような深刻な被害にもかかわらず、犯罪被害者等の周囲との接触をためらったり、その取り巻
く状況を理解されず、社会から孤立してしまう事例も見受けられます。
被害者団体等が、犯罪被害者やその家族が置かれている深刻な状況を訴え続けた結果、犯罪被害者
等の人権と支援の必要性が高まる中で、平成17年「犯罪被害者等基本法」が施行され、国において
は、この基本法に基づき、犯罪被害者のための施策を推進するため、「犯罪被害者等基本計画」が策定
されました。
本市の意識調査では、
「あなたは、犯罪被害者とその家族の人権問題について、特に問題があると
思うのはどのようなことですか?」という問いに対して、「報道によってプライバシーに関すること
が公表されたり、取材によって私生活の平穏が保てなくなること」が52.5%、「犯罪行為によっ
て精神的なショックを受けること」が49.8%となっています。
今後は、犯罪被害者及びその家族の人権が尊重される社会を実現のため、社会全体で支え合うこと
のできる体制を構築し、十分な配慮ある言動が行われるよう、関係機関や関係団体と当事者及びその
家族等の心情や立場について理解を深めるための啓発活動を積極的に取り組む必要があります。
- 75 -
【犯罪被害者とその家族に関する人権上の問題点】
(複数回答、単位:%)
0%
10%
20%
30%
40%
犯罪行為によって精神的なショックを受けること
23.1
事件のことに関して、周囲にうわさ話をされること
40.1
警察に相談しても期待どおりの結果が得られないこと
22.6
捜査や刑事裁判において精神的負担を受けること
15.8
刑事裁判手続に必ずしも被害者の声が十分に反映
されるわけではないこと
18.1
報道によってプライバシーに関することが公表された
り、取材によって私生活の平穏が保てなくなること
52.5
0.8
わからない
その他
N=1778
無回答
60%
49.8
犯罪行為によって経済的な負担をうけること
特に問題はない
50%
10.2
0.5
3.0
資料:平成25年度人権問題に関する意識調査
【施策の基本方向】
① 犯罪被害者及びその家族の人権に関する啓発の推進
犯罪被害者等が地域社会で安心して平穏な生活を営むことができるよう、人権教育や人権啓発を通じて
市民の人権尊重の精神を育てていくとともに、関係団体との連携のもと、これらの問題についての理解を
深めるための啓発活動を推進します。
② 相談・支援体制の充実
犯罪被害者等を保護・支援していくため、関係機関と連携を図り、犯罪被害への相談機能の充実や民間
の被害者組織への支援を図り、相談・支援体制の充実に努めます。
- 76 -
【具体的な取組】
① 犯罪被害者及びその家族の人権に関する啓発の推進
事業名
事業内容
担当課
犯罪被害者及びその家族が直面する様々な困難や支
市民への啓発活動の推進
援の必要性について、市民の認識を深めていけるよ
人権同和施策課
うに、警察や関係機関と協力して啓発を行います。
② 相談・支援体制の充実
事業名
犯罪被害者等への相談・支
援体制の充実
事業内容
担当課
犯罪被害者及びその家族が相談できるよう相談窓口
を設置するとともに、被害者支援団体の活動を支援
します。
- 77 -
人権同和施策課
Author
Document
Category
Uncategorized
Views
2
File Size
269 KB
Tags
1/--pages
Report inappropriate content