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荷主
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岡谷電機産業
富士通シーメンス
トヨタ自動車タイ
スリランカ新工場からJIT納品
中国発欧州向けで鉄道利用
最適地生産やエコカー対応検討
星港の在庫圧縮、他地域も視野
航 空 部品開発など真の現調化が重要
NEWS FILECO2 排出量削減効果は95%以上
岡谷電機産業のスリランカ工場が9月か
ら本格稼働した。下半期中にはマレーシ
アなどインド洋沿岸諸国・地域向けの出荷
をシンガポール発からスリランカ発に切り
替える。従来は香港からシンガポールのス
トック・ポイントに搬入し、発注に応じて出
荷していた。これで、生産拠点から顧客に
(JIT)納品できるととも
ジャスト・イン・タイム
に、シンガポールの在庫圧縮につながる。
将来的には、インド、中近東、東欧を含む
欧州向けの生産、出荷拠点としての展開も
視野に入れる。
(日刊航空貿易9月 29 日)
富士通の欧州合弁会社、富士通シーメ
ンス・コンピューターズ・カンパニー(FSC、
本社=ドイツ・ミュンヘン)はこのほど、中
国から欧州へのIT製品輸送でユーラシア
大陸横断鉄道の利用を開始した。FSCや
協力会社のドイツ鉄道(DB)が発表した。
航空輸送からの切り替えで、CO2排出量
削減効果は 95 %以上と見ている。発注に
対し短時間での納入が求められるIT企業
がアジア/欧州間の航空輸送を鉄道に切
り替えるのは初めて。
(日刊航空貿易 10 月1日)
トヨタ・モーター・タイランドは、今後の
ASEAN 自由貿易地域(AFTA)の関税率
低減の推移などを踏まえ、どの国で何を
生産するのが最も効率的かの検討を進め
る。また、タイ政府がピックアップトラック
に次ぐ第2の柱とするエコカーへの取り組
みを検討中だ。大脇衛雄エグゼクティブ・
マネージング・コーディネーターが講演で語
った。また、タイ自動車産業の現地調達率
は 94 %と極めて高いが、
「部品開発など、
真の現調化が競争力強化で重要」と指摘
した。
(日刊航空貿易 10 月 2 日)
イケア・ジャパン
シャープ
ブラザー工業
海運
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弥富物流センター稼働
アジア日本発海貨、通期微増も
「日本市場に長期的に取り組む」 部品輸送では海上シフト推進
1日に弥富物流センター
(愛知県弥富市)
が稼働したイケア・ジャパンのペーテルソン
社長は同日開催された稼働セレモニー後、
インタビューに応じ、
「イケアにとって大規模
な物流センターをつくることは低価格の実
現、商品の適切な供給にとって不可欠。弥
富に物流センターをつくったことは、日本市
場に長期的に取り組んでいくというイケアの
意思の表れである」
と語った。このほか、弥
富に物流センターを建設した理由やイケア
が低価格を実現している理由などについ
て語った。
(海事プレス10 月6日)
シャープの2大生産拠点(アジア、日本)
からの今年度海上コンテナ貨物量見通し
は、日本出しの薄膜太陽電池関連の動向
次第で若干増となる可能性もある。今夏
から一段の増産体制に入った亀山工場
(三重県)の液晶パネル関連は基本的に空
輸。今年度4∼7月期は両生産拠点出し
とも前年同期に比べ6∼7%増加した。
2007 年度の海上貨物量は、06 年度比約
10 %の増加。物流コスト削減では、空輸
する輸出入の生産・補修部品の海上シフ
トを推進中だ。(海事プレス10 月 10 日)
海外工場・販社で物流改善推進
低運賃船社と相互受益目指す
ブラザー工業は、昨年度から海外工場
で導入したブッキング・キャンセル率低減な
ど出荷側の物流改善に続き、今年度下期
からは海外販売会社でも円滑な倉庫運営
などの物流改善に着手した。
「物流診断
(改善)
」
と称するこの取り組みを起用船社
選定にも生かす考えで、
「ビッドで低運賃見
積もりを提示する船社でも、標準サービス
で貨物が円滑輸送でき、かつ一定の利益
確保ができるような荷主・船社間の相互受
益の関係構築が狙い」
(ブラザーインターナ
ショナル)
。
(海事プレス10 月 14 日)
CARGO NOVEMBER 2008
97
航空
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ボーイング
カッコ内は
「日刊海事プレス」
紙での掲載日
燃料油価格
川汽/PIL/ワンハイ
B747-8型、来年末までに引渡開始 沖縄ハブ活用の新ビジネスモデル提言
新潟で農作業ボランティア
首脳が来日、ストの影響は不透明
海 運 中越大震災を復興支援
NEWS FILE農水産物輸出・花き流通拠点整備など
サービス向上への取り組み加速
現場に権限委譲、意思決定迅速化
8月は6カ月ぶり前月比マイナス
原油価格下落に連動、コスト軽減
中東航路2便を1ループに統合
大型化でコスト競争力向上
ボーイング首脳が9月 30 日、都内で会
見し、事業戦略などを説明した。B747-8
型のデリバリーについて、貨物機は来年
末までに最初のデリバリーを、旅客機はそ
の1年後にデリバリーを開始する予定との
見通しを示した。一方、国際機械工労働
組合(IAM)所属スタッフのストライキの行
と説明した。B787
方は「現時点で不透明」
型をはじめとした機材生産、引き渡しスケ
ジュールへのストの影響に関する具体的
説明は避けた。
(日刊航空貿易 10 月1日)
ANA総研は、沖縄貨物ハブ構想を活
用した沖縄産業振興のための新ビジネス
モデルを取りまとめ、10 月6日、沖縄県に
提案した。今年3月に「沖縄ハブ・ビジネ
スモデル検討委員会」
(座長=平山芳昭・
を立ち上げ
日本物流団体連合会理事長)
て議論してきたもの。日本産農水産物の
輸出を促進する「Via 沖縄」、アジア初の
国際花き流通拠点を構築する「フローラ
沖縄」
、緊急災害援助基地を構築する「バ
ックアップ沖縄」が主な施策。
(日刊航空貿易 10 月9日)
フェデラルエクスプレス
(フェデックス)
と
特定非営利活動法人、JEN
(ジェン)は新
潟県中越大震災復興支援プログラム「田
んぼへ行こう!!」の第3回目となる農作業
ボランティアを実施した。フェデックス社員
ボランティア、一般ボランティア、地元の池
谷・入山住民が共同で田植え、草刈りした
稲穂は順調に生育。9月26 ∼28 日に稲刈
りを行った。収穫米は「山清水米」として
販売し、その売上で池谷・入山を支援す
る。
(日刊航空貿易 10 月 15 日)
マースクラインはサービス品質向上への
取り組みを加速している。2004 年以降、
全世界規模で顧客満足度調査を毎年実施
しており、日本法人のマースクでは約 600
社の荷主を対象に同調査を行っている。
調査結果を踏まえ、電話対応の向上やホ
ームページ上の情報の更新頻度の改善な
ど、既に一定の成果を上げている。さら
に、今春の組織改編に伴い、営業および
カスタマー・サービス
(CS)部門への権限
委譲を実施、意思決定の迅速化が図られ
た。
(海事プレス9 月 30 日)
船舶用燃料油価格は 7 月に平均でトン
当たり700 ㌦超という未曾有の高値圏に
突入したが、8 月平均は 670.5 ㌦と6 カ月
ぶりに前月比でマイナスとなった。バレル
当たり90 ㌦台まで下落した原油先物価格
に連動する格好で、右肩上がりで上昇を
続けてきた燃料油価格も調整局面に入っ
た。9 月は一時、500 ㌦台まで下落。定航
各社にとっては追い風となる燃料油価格
の下落が一時的なものかどうか、定航各
社は今後の価格推移を注意深く見守って
いる。
(海事プレス10月1日)
川崎汽船、PI
L、ワンハイラインズの 3 社
は、アジア/中東間を結ぶサービスの合
理化に踏み切る。川汽とPIL、ワンハイが
それぞれ運航するサービスを 1 ループに
統合、投入船も4250 TEU型 6 隻に大型
化し、競争力の向上を図る。アジア側寄
港地では、華北から華東、華南と中国主
要港をカバー、輸送需要の高い中国発貨
物に対する安定的なスペース供給が可能
な体制を整える。投入船 6 隻の内訳は、
ワンハイ3 隻、PIL2 隻、川汽 1 隻。
(海事プレス10 月 6 日)
ジェットエアウェイズ
DHLジャパン
チャイナエクスプレス
博多港アイランドシティ
TNWA
シエンライン
キングフィッシャーとの提携合意
市場シェアは60%、コスト削減へ
エリア拡大で取扱量が伸長
配達時間保証サービス
上海向け当日配送サービス再開
危険品など特殊貨物の現地通関も
C2ターミナルが一部供用開始
年度末にガントリー5基体制へ
下旬から北米西岸航路を合理化
2ループ休止、スペースを20%縮小
京浜/韓国サービスを中断
運航船差し押さえ、資金繰り悪化
インドの民間航空会社、ジェットエアウェ
イズは 10 月 13 日、燃油価格高騰による経
営悪化を受け、キングフィッシャー航空とオ
ペレーションの統合を軸とする提携に合
意した。合意内容には資本提携は含まれ
ていない。国内、国際線でのコードシェ
ア、ネットワーク共有による合理化、燃油
の共同購入などを推進し、運航コストの
大幅削減を目指す。提携後の両社の国内
シェアは合計 60 %に達する。インド航空
当局の認可待ち。
(日刊航空貿易 10 月 16 日)
DHLジャパンが8月から対象エリアを
拡大した「配達時間保証サービス」の取り
扱いが好調に伸びている。同社が 10 月
16 日発表した。輸出サービスでは、アジ
ア太平洋地区の対象エリアにインドネシア
やスリランカ、ニュージーランドなど 10 カ
国を加えた「DHLエクスプレス 12:00」で
中国、インドネシア、バングラデシュ、韓国
向け貨物の取扱量が伸長。特に電気、産
業機械、精密機器、化学メーカーなどの
利用が増加しているという。
(日刊航空貿易 10 月 17 日)
チャイナエクスプレスは上海向けを中心
とした当日配送サービス「スーパーエクス
プレス」と危険品などの特殊貨物の中国
現地通関や顧客配送業務を再開した。北
京五輪期間中の保安対策を踏まえ、一時
的にサービスを休止していたもの。スーパ
ーエクスプレスは成田、関西、中部空港の
午前出発便に搭載。上海市内および同市
近郊には自社トラック、北京、広州などの
大都市は民航快逓ネットワークや自社ハ
ンドキャリーで同日転送する。
(日刊航空貿易 10 月 20 日)
博多港アイランドシティコンテナターミナ
ルの新バース「C2」が、20 日から一部供
用を開始する。新バースは既存バース
「C1」に隣接する地区で開発が進んでお
り、09 年度末予定のフルオープン時には
岸壁長 350 m、奥行き500 mのコンテナヤ
ードが整備される。段階的に供用する計
画で、今回、岸壁部分と奥行き150 mのヤ
ードがオープンする。さらに、今年度末に
「C
はガントリークレーン 2 基が新設され、
1」と合わせて5基体制となる。
(海事プレス10 月 6 日)
ザ・ニュー・ワールド・アライアンス
(TN
WA=APL、現代商船、商船三井)
は10 月
下旬から、アジア/北米西岸間を結ぶサ
ービスの合理化を図る。冬季合理化策の
一環で、アジア/北米西岸航路を2 ループ
休止する。そのほか、週単位の減便も含
め 20 %程度のスペース縮減を図る。サー
ビス休止に伴い、商船三井とエバーグリ
ーンラインが共同運航する「JAS」の投入
船を 1 隻増の 5 隻体制とし、PSW港だけ
でなくPNW港もカバーするローテーション
に改める。
(海事プレス10 月 7 日)
シエンラインが京浜/韓国航路で運航
する“OSG Argosy”
(585TEU積み)が、
釜山港での荷揚げ後に差し押さえられ、
サービスを中断していることがわかった。
シエンラインは韓国のコングロマリット、
C&グループ傘下の船社。C&グループは
傘下の造船所、C&重工の社債償還のた
めの資金調達難に直面していたとされて
おり、関係者はシエンラインの本船差し押
「C&グループ全体の資金繰りが
さえを、
滞り、用船料の支払いに支障が出たため」
と見ている。 (海事プレス10 月 8 日)
サンクトペテルブルク港FCT
TUI
欧州同盟
拡張工事で取り扱い能力増強
2012年に年160万TEUへ
ハパックをハンブルク連合に売却
新会社に6200億円で、33%出資
解散、129年の歴史に幕
運賃オールイン再加速か
ロシア・サンクトペテルブルク港最大の
コンテナターミナル(CT)であるFCTは拡
張工事などにより取り扱い能力の増強を
(ナショナルコンテナ
進める。親会社NCC
カンパニー)が明らかにした。現在、100
万TEU規模の取り扱い能力を、2012 年を
めどに 160 万TEUまで拡大するという。
貨物搬出入時間の割当制による待機列の
ITシステムの改善による荷役効率
解消、
向上、新鋭荷役機器の導入、蔵置スペー
スの拡大などの対策を取る。
(海事プレス10 月 14 日)
TUI-AGは 12 日に開催した臨時取締
役会で、傘下のハパックロイド・コンテナラ
インズをハンブルク市や地元金融機関が出
資するハンブルク市グループに売却する
ことを決定し、同日発表した。ハンブルク
市グループが設立した新会社に44 億5000
万ユーロ
(約 6200 億円)で売却し、TUIは
同社の株式 33.33 %を7億ユーロで取得す
る。これに先立ち 10 日、NOLが買収から
の撤退を表明しており、ハパックの所有権
は引き続きドイツ企業の手に残ることにな
った。
(海事プレス10月15日)
欧州同盟(FEFC)が 129 年の歴史に幕
を下ろす。今後、同盟を通じたビジネスプ
ラン策定やサーチャージ設定、船社間の
情報交換なども禁止されることになる。各
社が定めた18 日以降のサーチャージ課徴
額は、従来のFEFCタリフをある程度踏襲
しつつも各社異なる金額となった。荷主
にとっては非常に煩雑なため、
「今後は個
別荷主とのBAF計算式の導入や、運賃の
と予測する声
オールイン化が進むのでは」
が多い。
(海事プレス10 月 17 日)
CARGO NOVEMBER 2008
フェデックス/JEN
海運
NEWS FILE
マースク
98
ANA総研
カッコ内は
「日刊航空貿易」
紙での掲載日
CARGO NOVEMBER 2008
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