週刊 日本株レポート - 朝日ライフアセットマネジメント

週刊 日本株レポート
2011年9月5日作成
1.日米株式と円/ドルの推移
<円/ドル>
<米国株>
<日本株>
12000円
95円
ドル
日経平均
12500
NYダウ
85
11500
10000
円/ドル
90
11000
80
10500
9000
8000
10/09 10/11 11/01 11/03 11/05 11/07 11/09
75
9500
10/09 10/11 11/01 11/03 11/05 11/07 11/09
70
10/09 10/11 11/01 11/03 11/05 11/07 11/09
(注)チャートは過去1年
単位
日経平均
NYダウ
円/ドル
円
ドル
円
2010/12/31
(前年末)
10,228.92
11,577.51
81.12
2011/8/31
(前月末)
8,955.20
11,613.53
76.66
2011/9/2
(前週末)
8,950.74
11,240.26
76.80
過去3年高値
水準
日付
12,671.76
2008/9/8
12,876.00
2011/5/2
109.08
2008/9/8
過去3年安値
水準
日付
6,994.90
2008/10/28
6,469.95
2009/3/6
75.95
2011/8/19
当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
2.日本株市場 先週の振り返り
6日続伸となったものの、週末に反落。
先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が+152.96円(+1.74%)、TOPIXが+13.71ポイント(+1.81%)と反発局
面が続きました。業種別(東証33業種)にみると、電気・ガス業、保険業、石油・石炭製品の3業種のみが下落し、鉄鋼、情
報・通信業、卸売業など残り30業種が上昇する展開となりました。週明け29日の日本株市場は、先々週末、米国株市場がジャ
クソンホールでのバーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長の講演を無難に消化したことを受けて、終日堅調に推移しました。
その後1日にかけて、①経済産業省が東京電力管内の電力使用制限を9月9日に解除することを発表したこと、②欧米株市場が堅
調に推移したこと、③円高の進行が一服したことなどから、日経平均は6日続伸となり、9,000円台を回復しました。しかし週
末2日は、野田新政権の発足やその晩米国で発表される雇用統計を控え様子見気分が強まる中、下落して始まった後、終日軟調
に推移し、再び9,000円を割り込んで引けました。
3.今週の主な予定
日程
曜日
9月6日
Tue
9月7日
Wed
9月8日
Thu
国・地域
日本
米国
日本
米国
日本
米国
EU
日本
9月9日
Fri
中国
国際
項目
前回
日本銀行、政策委員会・金融政策決定会合(7日まで)
ISM非製造業景況指数
8月
52.7
景気動向指数(一致)
7月
108.8
景気動向指数(先行)
7月
103.2
ベージュブック(地区連銀景況報告)
経常収支
7月
+5269億円
貿易収支
7月
+1315億円
機械受注(船舶・電力除く民需)(前月比)
7月
7.7%
景気ウォッチャー調査(現状判断DI)
8月
52.6
景気ウォッチャー調査(先行き判断DI)
8月
48.5
貿易収支
7月
-531億㌦
オバマ大統領、議会演説で景気・雇用対策発表
バーナンキFRB議長講演
ECB(欧州中央銀行)定例政策委員会
GDP改定値(実質 前期比年率)
4-6月期
-1.3%
消費者物価指数(前年比)
8月
6.5%
鉱工業生産(前年比)
8月
14.0%
G7(先進7ヵ国)財務相・中央銀行総裁会議(仏マルセイユ)
当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
4.日本株市場 今週の見通し
米国の景気減速懸念が一段と高まったことや欧州の債務問題に対する警戒感からリ
スクオフの動きが続き、週末のSQ(特別清算指数)に向けては下値を模索する展開
を想定する。各国の政策に対する期待感が後退するようであれば、日経平均は3月
15日につけた年初来安値である8,605円を一時的に下回る可能性もあろう。
今週の日本株市場は、先週末に発表された米国の雇用統計が市場予想を大きく下回り、景気減速懸念が一段と高まったことや、イ
タリアやスペインの国債利回りが再び上昇に転じるなど、欧州の債務問題に対する警戒感からリスクオフの動きが続くと予想され、
また海外投資家の先物の売りポジション(持ち高)も溜まっていることから、週末のSQに向けては下値を模索する展開を想定し
ています。特に、今週に発表される予定である各国の財政・金融政策に対する期待感が後退するようであれば、日経平均は3月
15日につけた年初来安値である8,605円を一時的に下回る可能性もあるのではないかと考えています。経済指標では、消費者物
価指数や鉱工業生産をはじめとした9日に発表される中国の経済統計や、米国では6日のISM非製造業景況指数、7日のベージュ
ブック(地区連銀景況報告)、8日の貿易収支、日本では8日の景気ウォッチャー調査、機械受注、9日のGDP改定値などが重要
と考えています。また会議・政治日程では、6・7日に開催される日銀の金融政策決定会合、8日のECB(欧州中央銀行)定例政
策委員会、米国のオバマ大統領による景気・雇用対策発表、バーナンキFRB議長講演、9日のG7(先進7ヵ国)財務相・中央銀
行総裁会議に注目しています。
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号
(社)投資信託協会会員/(社)日本証券投資顧問業協会会員
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