へびねんどチャンピオンを きめよう

へびねんどチャンピオンを きめよう
単 元
ねらい
ながさくらべ
対象学年
1 年
離れたものの長さを比べる方法を考えることで、
「任意単位のいくつ分」の考え方で長さ
を比較する方法を知ることができるようにする。
本単元の第1時で、
「第1回へび粘土大会」を行い、直接比較の仕方を学習しておく。紙粘土でへ
びを作り、
「端をそろえる」
「まっすぐのばす」ことに気をつけて、グループごとにへびを並べて長さ
を競う。本時は、第2時となる。
1 準備するもの
(教師) ピンポン玉くらいの大きさに分けた紙粘土…児童の人数分(油粘土でも良いが、紙粘土
の方が手や机上が汚れない)
2 学習のしかた
(1) 「第2回へび粘土大会」のルールを確認する。
・ 時間は20秒
・ グループ内で長さを競う
・ 長いへびを作った人が勝ち
(2) 教師の合図の後、紙粘土でへびを作る。
(3) 長さの順位を見た目で予想する。
(4) 「第1回へび粘土大会」で、へびを動かして
比べた時に、へびが切れてしまい困ったこと
を思い出させ、
「へびを動かさなくても、比
べられる方法を考えよう」と問いかける。
(4) 長さの比べ方を考え、発表する。
・ えんぴつ、消しゴムを並べて、いくつ並ぶかで比べる。
・ ノート、ふでばこを並べて、いくつ並ぶかで比べる。
・ 数図ブロックを並べて、いくつ並ぶかで比べる。
(5) 発表された意見を比較する。えんぴつやノートと比べて「数図ブロック」は、全員が持っ
ていて同じ大きさであり、比べやすいことを確認する。
(6) 「数図ブロック」を並べて自分のへびの長さを測り、グループ内の長さの順位を決める。
その後、グループごとの結果を発表する。
3 学習上の留意点
・ 長さの比べ方を考える場面では、同じ長さのものがいくつ分並ぶかで比べさせるため、全員が
共通した持ち物の入っている机の中から使えそうなものを見つけさせる。
・ 初めに、えんぴつや消しゴムなどの意見を取り上げ、
「1本1本の鉛筆の長さが違うから、よ
くわからない」
「同じ長さのものを並べないといけない」ということに気付かせる。
・ 次に、ノート、ふでばこなどの意見を取り上げ、大まかなものを使うとはしたの部分やあまっ
た部分の違いがわかりにくいということに気付かせる。
・ 最後に、数図ブロックの意見を取り上げる。数図ブロックはみんな持っていて同じ長さである
こと、長さの違いを細かな部分まで数図ブロックの数で比べやすいことに気付かせる。
・ とても長いへびが完成して、机からはみ出したり長すぎて並べる数図ブロックが足りなくなっ
てしまったりすることが予想される。クラスの子どもの実態に合わせて粘土の量や時間を考慮す
る。
4 学習の効果
・ ゲーム性を取り入れたことで、
「1番長いへびを作ろう」
「誰が長いか比べたい」と、子どもた
ちが長さを意識して、意欲的に学習に取り組むことができた。
・ 子どもの思いついた様子を見ながら、鉛筆や消しゴムなど→ノート・筆箱など→数図ブロック
と、順に意見を取り上げていくことで、
「同じ長さのものを並べないといけない」
「より短いもの
を並べた方が、長さの違いがわかりやすい」ということに、気付かせることができた。
・ 子ども1人ひとりがへびを作り、自分のへびの長さを数図ブロックのいくつ分か測ったので、
1人ひとりの活動を確保することができた。