単年度水道事業評価シート(平成25年度) 水道総務課 1 事業情報 担当課 企業ミッション 組織ミッショ 災害対策の推進 事 業 3-1-2 応急給水・復旧体制の整備 3 3-1 震災対策の強化 ( 政 策 ) ン ( 施 策 ) 2 事業評価の概要 視点 内容 why 地震などの自然災害などにおいて1日でも早い安定した日常生活の回復のために、非常時への備えを万全にするとともに、 何のために 社会基盤を支える企業としての役割を果たします。 【政策】 what 災害時や非常時にいち早く応急給水する体制、また1日でも早く復旧し日常生活を回復する体制を整備するとともに、情報収 どんな問題を 集機能の強化、給水や復旧に係る災害協定や関係団体等との連携の強化、救命活動の一助を担う水道事業体としての対応 解決するか 策を強化します。 【事業目的】 Where どの対象を How どのような 道筋で 【目標】 (単年度) When 期間 大分類: いくらかけて 【予算額 決算額】 中分類: 災害対応力 小分類: 対策強化 具体: 体制状況 ①災害対策強化月間(5月)訓練、川口市総合防災訓練、透析医療機関との合同訓練、災害時支援協力員との合同訓練、事業3-2-2「テロ対 策の強化」のテロ対策訓練等各種訓練を計画的に実施し、必要に応じマニュアルの更新に活かします。また、応急給水ルートの詳細な調査 を実施し、確実に給水できる体制を作ります。 ②既存給水所の地域性等を検証し、指定場所について検討します。 ③災害相互応援(四市)協定市との連携を強化し、協定拡充を図ります。また、資機材レンタル業者との協定は、薬品取扱業者と併せ締結し ます。 ④医療機関との懇談会及び応急給水手順に従った合同訓練を実施し、情報共有化や技術的支援など連携を強化します。 ⑤災害時支援協力員制度募集方法を検討するほか、意見交換会を実施し、災害時における体制を強化します。 ⑥浸水被害発生時期を予測し、最適な時期にマンションコミュニティの相談会等を通じた浸水被害対策広報を実施します。また、浄配水場の 浸水を想定した再調査を行うほか、高台地区避難者への応急給水体制について検討し、マニュアル更新へ活かします。 平成25年4月 Who 外部 どういう体制で 連携 How much 災害対策 関係企業 単位:千円 事業費計 工事費 原材料費 委託料 賃借料 その他 人件費 ∼ 平成26年3月 町会・自治会 市民 市役所関係部局 協議 予算額 総事業費 収益的支出 資本的支出 331 331 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 331 331 0 4,150 4,150 0 他の行政機関 決算額 総事業費 収益的支出 資本的支出 59 59 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 59 59 0 4,150 4,150 0 官公署 執行率 単位:% 18% 18% 100% ①各種の応急給水訓練等を計画的に実施し、そこから得られた知見をマニュアル更新に活かした状態。また、応急給水ルート調査など想定 Out come した対策と整合するか検討し、マニュアルが見直された状態。 ②既存給水所の地域性等の検証ができた状態。 ③協定市との連携を強化し、協定拡充が図れた状態。資機材レンタル業者との協定が薬品取扱い業者との協定と併せ、締結できた状態。 どういう成果を ④医療機関と計画的に合同訓練及び懇談会を実施し、情報共有化や技術的支援など連携強化された状態。 達成するか ⑤災害時支援協力員制度募集方法を検討し、意見交換会の実施により災害時における体制が強化された状態。 【成果指標】 ⑥最適な時期にマンションコミュニティの相談会等を通じた浸水対策広報について周知され、また、浄配水場の浸水を想定した再調査を実施 し、風水害時の高台地区避難者への応急給水体制について検討できた状態。 3 プロセス結果の検証 視 点 評点 中 間 評 価 上半期何を どのように 執行したか 【現状把握】 下半期 改善すべき点 68点 は何か 【改善目標】 どのくらい進ん だか【進捗度】 終 了 時 評 価 Outcome どういう 成果を 達成したか 【達成状況】 次年度に 解決すべき点 は何か 65点 【次年度 解決策】 内 容 ①災害対策強化月間の訓練は、自家発電設備を利用した配水訓練、井水揚水ポンプによる応急給水訓練、仮設給水車の組上げ訓練等を実施し、停電時等の浄水場運転管 理方法、資機材の使用方法を職員が習得した。また、応急給水ルートは道路の幅員等を考慮し、選定を進めた。 ②暫定となっていた鳩ヶ谷地区給水所及び他地区の指定給水所の変更・拡充を図った。 ③水道災害相互応援(四市)協定の拡充は他市との調整しているが、進展していない。資機材レンタル業者・薬品取り扱い業者との協定は協定書案を精査した。 ④医療機関の防災訓練への参加には至らなかったため、貯水槽清掃時に合同訓練を実施できるよう調整した。 ⑤災害時支援協力員意見交換会を5月に開催し、災害時体制について情報交換をした。制度募集範囲拡大へ向け、他市の募集方法を調査した。 ⑥6月にマンションコミュニティへの浸水被害対策広報を実施した。浄配水場の地盤高に基づいた浸水想定及びそれをふまえた高台地区避難者への応急給水体制について は、情報収集にとどまり、検討には至っていない。 ①災害対策強化月間訓練により抽出された課題や選定した応急給水ルートはマニュアル更新作業等に反映させ、応急給水体制のさらなる強化を図る。10月実施の川口市総 合防災訓練へ向け、市関係部局と連携し準備する。 ②地域防災計画改定とあわせ新指定給水所の準備を進める。 ③災害協定拡充は地域性を考慮し、次年度協議する事業体の選定を進める。 ④医療機関の貯水槽清掃時にあわせ、合同訓練を実施する。 ⑤災害時支援協力員との意見交換をもとに、協力員の支援体制を具体化し、訓練の検討を行う。 ⑥浸水被害対策広報を引き続き実施し、風水害対策の啓発に努める。また、風水害時の応急給水対策については、工程を細分化したスケジュールを組み、応急給水体制を 検討する。 執行(契約)事業費 予算執行率 53千円 16% 事業進捗度 自己評価 評価者結果 B 予定通りの成果を上げた B 予定通りの成果を上げた ①総合的な応急給水体制を検討したが、マニュアルに反映するには至っていない。また、川口市総合防災訓練は、給水部の訓練は天候の影響により 実施されなかった。なお、マニュアルのポケット版の原案を作成した。 ②市地域防災計画の改訂とあわせ指定給水所の変更・拡充を行い、資機材等を整備した。 ③資機材レンタル業者との災害協定は締結した。事業体との災害協定拡充は地域性及び応急給水体制の類似性等を考慮し選定を進めたが、次年度 協議する事業体は決定していない。 ④医療機関の応急給水ルートの調査を実施し、応急給水体制は整備された。合同訓練は天候の影響で実施されなかった。また、医療機関との懇談会 を1月に実施し、衛星電話の導入など緊急連絡体制を強化した。 ⑤災害時支援協力員の支援体制が確立された。支援体制は次年度意見交換会にて協力員に周知し、訓練を行う。 ⑥浸水被害対策広報はホームページを通じて引き続き実施し、風水害対策の啓発に努めた。また、風水害時の高台地区避難者を想定した風水害対策 マニュアルは原案を作成するにとどまった。 ①総合的な応急給水体制が確立され、局内で情報共有し、マニュアルの更新に反映する。 ②変更・拡充された指定給水所を広く市民に周知するため、広報誌やホームページなどを通じて積極的に広報する。 ③災害協定の拡充は、引き続き災害相互応援(四市)協定市の動向を注視し検討を行うとともに、類似性にとらわれることなく選定を 進める。 ④医療機関との合同訓練は、今後も定期的に実施し、応急給水体制の意識を高める。 ⑤災害時支援協力員の支援体制は、次年度訓練を実施し、強化していく。 ⑥浸水被害広報は継続するとともに、各浄配水場の浸水対策を検討する。また、風水害対策マニュアルを策定する。 単年度水道事業評価シート(平成25年度) 4 改善経過の点検と評価 視点 項 目 人 員 意識 中間 終了 適材適数 15 14 可視化共有 14 13 合目的性 14 13 内的資源 中間 終了 方法 目的化 進め方 工 程 中間 終了 連携 手段 手 段 中間 終了 成果 13 13 学習 当事者意識 職員満足 専門性 外部連携 経営資源 タイムマネジメント 期 間 タイムコスト 評 点 5 常に 全員 4 概ね 多数 3 一部 期間の設定 中間 12 成果達成 終了 12 5 事後評価 独自指標・ガイドライン(PI) 2001 給水人口一人当たり貯留飲料水量 単位 L/人 指標名 算出式・根拠 (配水池総容量×1/2+緊急貯水槽容量/給水人口)×1,000 指標名 2205 給水拠点密度 箇所/k㎡ 単位 算出式・根拠 (配水池・緊急貯水槽数/給水区域面積)×100 指標名 2213 給水車保有度 台/千人 単位 算出式・根拠 (給水車数/給水人口)×1,000 給水訓練(局内訓練・透析医療機関・市総合防災訓練) 単位 指標名 回/年 算出式・根拠 透析医療機関との懇談会・災害時支援協力員連絡会 単位 指標名 回/年 算出式・根拠 水害時の対応及び予防保全について広報誌へ掲載 単位 指標名 回/年 算出式・根拠 視点 自己評 価 2 あまり∼ない 1 ほとんど∼ない 中間 この事業による社会全体への貢献を職員は常に意識していますか? 業務の適正に応じた柔軟な偏りのない業務分担を行っていますか? 課の職員が事業の成果や目的を意識していますか? この事業に必要な連携(局内・市長部局・委託業者等・県等)はできていますか? 目的達成に必要な手段や方法は、既成概念に囚われず、新たな視点で検討していますか? 目的達成に必要な手段や方法を、可視化し、情報共有していますか? 当初計画や予定よりも優れた代替方法を検討していますか? この事業は、上位目的達成の手段として有効であることが、組織で理解されていますか? 目的を達成する工程が、全体最適の視点から作られていますか? 水道利用者の視点に立ち、ニーズや利便性を反映した改善をしていますか? 課題・問題点が発生したら、その都度、プロセス全体を検証し改善していますか? 職員が主体的に行動していますか? 組織基盤強化のために、職員への支援・動機付けを全体最適の視点で実施していますか? 業務の専門性を高めるために、全体の必要性の中で検討し、十分発揮できるよう工夫していますか 関連団体・企業との協働は、多角的な視点に立ち価値観を共有できるよう工夫していますか? 水道局の経営資源(人・物・金・情報・関係)を有効活用できるよう検証し実行してますか? 工程を構造化したタイムスケジュールを可視化・共有し、停滞時間削減に取り組んでいますか? 時間=コストを意識し、ムリ・ムラ・ムダの検証を行っていますか? 業務集中を避け、局全体の事業執行を最適化するように期間を設定していますか? 短期間で成果を達成するよう、期間を検討し、進捗を確認、期間修正を行っていますか? 目標値 実績値 目標値 実績値 目標値 実績値 目標値 実績値 H22 162 39.5 0.0078 各1 H23 154 40.3 0.0069 各1 各1 1 各1 1 H24 154 40.3 0.0069 各1 目標値 実績値 4 3 4 3 3 3 3 4 3 3 3 4 4 3 3 3 3 3 3 3 H25 154 154 42 40.3 0.0069 0.0069 各1回 1(局内訓練のみ) 目標値 実績値 終了 4 4 4 3 3 3 4 4 3 4 3 4 4 3 3 3 3 3 3 3 1(災害支援協力員連絡会のみ 1 各1回 各1回 1回 1 評価根拠の説明(自己評価の根拠を具体的に記述します。不達成の場合は、原因、改善策を明示します。) A=予定以上の成果を上げた / B=予定通りの成果を上げた / C=成果は出ているが予定に達していない D=結果は出ているが成果は出ていない / E=不十分な結果にとどまる、または結果が出ていない 評価者 結果 B 5月の災害対策強化月間における訓練により、災害用資機材の使用方法が習得できた。 マニュアルは総合的な応急給水体制の検討にとどまり、更新には至っていない。マニュアルのポケット版の原案は作成できた。 医療機関との緊急連絡体制の強化、応急給水体制の確立ができた。また、医療機関との連絡体制の更なる強化を図るため、衛星電話を導入した。災害 時支援員の意見交換会、応急給水システムの組立研修会を同時に実施し、情報の共有化が図れた。また、支援体制の確立により災害体制が強化され た。 選択 効 率 性 C マニュアルは、年間工程が細分化されず、また、期間の見直しが進まず、更新には至らなかった。また、協定について は、市内資機材レンタル業者との協定を締結したものの、事業体については調査を進めるにとどまり、次年度協議を 行う事業体の決定までには至っていない。 選択 有 効 性 B 災害時支援協力員との意見交換会、応急給水システムの組立研修会、医療機関との懇談会、連絡体制の強化、市内 資機材レンタル業者との協定締結を通じ、各団体等との連携強化が促進され、「3-1-3災害用資機材等整備事業」と 選択 併せ災害時の応急給水体制の強化が図れた。 B お客様アンケートで「指定給水所を知らない」との回答が多かったため、イベント時(3回)に指定給水所の場所につい て周知した。また、災害時支援協力員の応急給水システムの組立研修会、医療機関との応急給水ルートの確認によ り、水道局応急給水体制、応急給水システムが周知され、情報共有が図れた。 選択 B 5月の災害対策強化月間において、多くの職員が仮設応急給水車組立訓練、給水車操作訓練等各種訓練に参加し、 災害用資機材の使用方法を習得した。また、神根浄水場の緊急時水運用訓練を実施することにより、市民への安定 供給方法が確立され、訓練内容や課題について、局内で周知し情報共有ができた。 選択 B 今年度得た情報や各種訓練で得た経験・知見を活かし、各種災害に対応できるマニュアルの更新を目 指す。また、見直しの際には、応急給水体制をより実効性のあるものとするため、関係団体等との災害 時体制の更新を行う。 医療機関との懇談会や応急給水訓練は継続し、災害時支援員とは協力体制を実効性のあるものとす るため、訓練を実施する。表出した課題等は、引き続き局内及び関係団体と協議し、連携を強化してい く。 選択 達 成 度 説 明 責 任 組 織 学 習 総 合 評 価 次年度方針 現状維持で 継続
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