作り方 1 楽しい実験、工作 家庭にあるものを使った実験を紹介 (しょうかい) し、身近な現象に興味、関 心を持たせるコーナーです。 こうご たこ糸を交互に引っ張ると登る まさつ 摩擦の力を利用したおもちゃ 必 要 な 道 具 はさみ 画用紙 1枚(大きさ自由) ストロー 1本(適当に4つに切り分けておきましょう) セロハンテープ ペン たこ糸 約2m 教えてくれた人 長崎市科学館 業務グループ 吉川優祈さん 「長崎市科学館では、毎日プラネタリウムを投影 (とうえい) してい ます。今年度からリニューアルオープンした世界一のプラネタリウ ムで、 どうぞ満天の星空をお楽しみください」 所 長崎市油木町7−2 ☎ 095・842・0505 開 9時半∼17時 遊び方 たこ糸を高い所にひっか け、左右のたこ糸を交互 に引っ張ると、動物がす るすると登っていきます。 するするアニマル 今回は、 ストローとたこ糸の摩擦で、 動物が木登りの動きをする楽 しいおもちゃ 「するするアニマル」 を紹介します。 身近にある材料で簡 単に作ることができます。 好きな絵を描 (か) いて遊びましょう。 材 料 2 3 右… 左 右 4 なぜ、するすると登るので しょうか? それは摩擦力とい う、物と物がふれ (すれ)合うこ とで起きる現象によるもので す。 カタカナの 「ハ」 の形で貼り付けた2つのストローに は、同じ力で摩擦の力が働いています。右側のたこ糸を 1 画用紙に好きな動物の絵を描き、 その動物の 引っ張ると、右側のストローとたこ糸は平行になります。 形に沿ってまわりをはさみで切ります。 すると摩擦の力が小さくなり、 たこ糸がすべります。左側 ※このとき、余白の部分を少し多めに残すように は摩擦の力が働いて、 たこ糸は動きません。次に左側 しましょう。 のたこ糸を引っ張ると、右側に摩擦の力が働きます。最 (すべった)分だけ上に いたら裏返して、 切ったストローのう 初に右側のたこ糸を引っ張った 2 切り抜(ぬ) それを右と左で繰(く) り返すことで、 するする ち2本を使ってカタカナの 「ハ」 の形になるように、 進みます。 と登っていく仕組みになっています。 セロハンテープで貼 (は) り付けます。 なぁんだ! なるほど! 3 たこ糸を上から下にストローに通します。 4 たこ糸の両端に余ったストローを結びつけて、 持ち手をつくります。 これで、楽しいおもちゃの完成です! やってみよう もっと糸を長くしてやってみましょ う。 ストローの 「ハ」 の角度をかえると どうなるかも試してみましょう。
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