？町中では星座は見えないの？親子で星座を観察しよう気候が良い夏は星の観察に最適夏休みの自由研究にもおすすめ「さそり座」や「おとめ座」といった星占（うらな）いの星座は知っているけど実際に見たことがないという人もいるかもしれません。子どもたちは夏休み、社会人のみなさんも長期の休みを取りやすい時期です。こうしたチャンスを生かして郊外（こうがい）の海や山にキャンプに出かけて星座を観察してみてはいかが？教えてくれた人長崎市科学館業務グループ大島裕さん「科学館では、９月１日まで『時間旅行展』を開催しています。いろいろな時間を感じることができる展覧会です。ぜひ、不思議な『時間の世界』を体感してください」所長崎市油木町７−２ ☎ ０９５・８４２・０５０５開９時半∼１７時？星座を見つける便利な道具は？普段（ふだん）生活している場所でも星座を見つけることはできますが、明るい星だけしか見つけられません。それは町の明かりが夜空を明るくして、暗く淡（あわ）く光る星の明かりをかき消してしまい、星座を形作っている星全体を見えなくしてしまっているためです。を観察するのに？星座（星空）大事なことは？観察する場所は、まわりに明るい光がないことと、空が広く見えるところが基本です。長崎市内でまわりに光がなく、空が広く見えるところは多くありません。夏ですので、海岸も良いのですが、岩場は足元が不安定で危険です。砂浜（すなはま）だと寝（ね）転がって見ることができますが、潮の満ち引きに注意が必要です。県内では、「ながさき県民の森」と「雲仙諏訪の池ビジターセンター」の２カ所のキャンプ場に天文台が併設（へいせつ）されていますので、キャンプをしながら天体観察も楽しむことができます。詳（くわ）しくはそれぞれの施設（しせつ）に問い合わせてください。星座早見盤（ばん）星座早見盤は、「何月」「何日」「何時ごろ」に、どの方角にどんな星や星座が見えるかが一目でわかるようになっています。コンパス・方位磁石慣れてくれば、方位磁石がなくても、北極星を見つけて方位を定めることができますが、北極星が見つけられないときや、周りに星を探す目印になるようなものがないときに便利です。ライト星を見るのはもちろん夜。周りに明かりはありません。ライトがないと早見盤を見ることができませんが、明るすぎる明かりでは目がくらんでしまいます。赤いセロハンなどで覆（おお）い、赤い光に変えましょう。赤い光は暗さになれた目に影響（えいきょう）を与（あた）えにくい、やさしい光と言われています。明かりは「観察中は暗く、片付けや緊急（きんきゅう）時には明るくできる」のが理想です。