食文化論

2016年度 前期 2単位
食文化論
対象学科・学年: 健康栄養学科3・4年
時
間: 水曜日 1限(9:00~10:30)
教
室: 1号館123室
教
科
書: 『食文化入門』(岡田哲著、東京堂出版)
1.担当教員
(1) 名前: 高成田享(たかなりた・とおる)
(2) 研究室: 非常勤講師室
(3) 連絡先:
(4) オフィスアワー: メールで受け付ける
(5) 主な研究・教育業績
東京大学経済学部卒。経済学士。朝日新聞社に入り、経済部記者、アメリカ総局長、論説委員、
石巻支局長など。著書に『こちら石巻 さかな記者奮闘記』、『話のさかな』、『さかな記者が見た大
震災』など。食文化論、地域活性化論、震災復興論など。
2.授業の目的
(1) 授業の目的
食文化についての理解を深め、健康と栄養を学ぶ際の補完的な知識を得る。
(2) 到達目標
① 食文化を理解する
② 食の歴史を学ぶ
③ 食と健康について関係を学ぶ
3.授業の概要
「和食」が世界無形文化遺産に登録されるなど日本の食文化への関心が高まっている。日本の食
文化とは何か、外国から来た食材や料理を巧みに日本化して取り入れていった歴史、米と魚を主軸
に据える一方で多様な発酵技術を生かした独自性、郷土料理の広がりなどを、世界の料理との比
較などを通じて調べ、その特色を学ぶともに「食」とは「命」であることを知る。
4.授業の受け方・勉強の仕方
(1) 予習の仕方
シラバスに沿って授業を進めるので、教科書で該当する部分について、読了しておくこと。
(2) 授業の受け方
講義のレジメを毎回、配布するが、黒板の板書が主となるので、必ずノートを取ること。毎回、講
義に関連するレポートを提出する。授業中に積極的に質問してほしい。
(3) 復習の仕方
教科書を参照しながらレジメとノートを読み直して、理解を深める。参考文献を示すので、興味
があるものについては参考文献をさがして読む。
1
5.授業計画
回
テーマ・内容
予習・復習
1
月日
4/13
オリエンテーション…食文化とは何か。
教科書第1章
2
4/20
米・麦・雑穀(上)…日本人の「主食」と「な
ってきた穀物の歴史とその意味するもの。
教科書第2章
3
4/27
米・麦・雑穀(下)…同上。
同上
4
5/11
世界の料理と文化(上)…中国料理、欧米料理、 教科書4章、5章、7
中東料理などの歴史と特色。
章、8章
5
5/18
世界の料理と文化(下)…同上
同上
6
5/25
発酵食品(上)…日本の食文化の大きな柱であ
る発酵について学ぶ。
教科書第16章
7
6/1
発酵食品(下)…同上
同上
8
6/8
寿司の歴史と文化…日本の代表的な食文化であ
る寿司の歴史、地域的な特色など。
同上
9
6/15
食べ物の忌避と禁忌…世界及び日本の食べ物に
対する忌避と禁忌の具体例とその意味。
教科書第12章
10
6/22
郷土料理…日本各地の郷土料理の内容とその歴
史。
教科書第3章
11
6/29
沖縄料理…長寿県を支えた沖縄料理の内容とそ
の意味。
同上
12
7/6
喫茶の歴史と文化…お茶や紅茶をめぐる喫茶の
世界的な歴史。
第15章
13
7/13
ラーメンと食文化…中華麺から日本独自で発展
したラーメンの歴史とその変容
14
7/20
異文化の受容…日本の食文化の特徴である異文
化の受容について、その意味と内容。
15
7/27
小論文
備考
第14章
※ 授業の展開によっては、変更の可能性があります。変更の場合には随時お知らせします。
6.参考図書・文献
授業の際に、その都度、関連する参考文献を提示する。
2