「働くだけ！ではもうダメな時代だ！」最近私が「金持ち父さん」の話ばかりするので、街を歩いていると、いろんな人から声を掛けられる。「頑張ってるねー、そんなに一人で稼いでどうするの？」、なんて言う。みんな興味があるらしい。しかし、どうも私が金持ちだ、と思っているようだ。違うんだな。私は「借金持ち父さん」なんだな。私は、確かに、バブルに乗って儲かった時もあるが、その時買った賃貸マンションの借金で、銀行からギュウギュウ言わされている。でも、私はそのお陰で、お金のことに目覚めることができた。福岡の農民の次男坊である私は、親から「働け、働け、働いて働いて、世の中のためになることをしなさい」と言うことだけを教えられた。「お金のことなんか言うな！」、とも言われて成長した。その私が、借金の苦労をして、やっと、「金持ち父さんになろう！」、と言いだしたのが現状の姿なんだな。君はもう判っているだろうが、私は今や借金に苦しんではいない。借金を返すために、お金を稼ぐにはどうしたらいいのか、何時も考えている。朝起きるたびに、アイデアが湧いてきて、好きなゴルフよりもっと楽しくなってしまったかもしれない。ここ４、５年前から、私が、会社を変えよう、といろんなことに挑戦しているので、戸惑っている社員も多いだろう。心配ご無用！６１年間も生きてきた私の人生の総仕上げの時なんだ。私に任せなさい！今の私は、「経営者でありながら、お客様のためになることしかしない、お金のことを考えなかった昔の私ではない」し、だからといって、「お金のためなら何でもする経営者でもない」そう、やっと「世の中のためになることをしながら、お金も儲かる仕事の仕方」が判ってきたところなんだ。馬鹿な私の失敗を、息子達にはさせたくない。その為には、「お金に対する考え方」をしっかり学んで欲しい。かつての私のように、お金のことを考えない人は、お金で苦労することになる。貧乏な人や、お金に失敗した人は、お金について話したがらないでしょう。その反対に、お金のことをよく話す人は、お金持ちになっているでしょう。「その人がどんな人かは食べ物で決まる」という。そして、「その人がどうなるかは、学んだことによって決まる」とも言う。「何を学ぶかは、慎重に決めなさい。頭脳はとても大きな力を持っていて、その中に詰め込んだものによって、貴方がどうなるかが決まる」からです。例えば、料理を学んだ人は料理人になり、教職を学んだ人は教師になるでしょう。だから、何を学ぶかは慎重に決めなければいけない。そう、お金についても、何を学ぶかが大事だ。私は、両親から「お金のことなど考えないで、世の中のために働け」と教えられた。恐らく多くの人が同じように、「良い学校に行って、良い成績を取って、良い会社に入って、一生懸命に働きなさい」、と教えられてきたんだ、と思う。この教えには、「お金のために働け」、と言う教えしかない。しかし、これでは「金持ち父さん」にはなれない！そこには、「お金の作り方」が教えられていないからだ！「お金は作り出すものなんだ！」、「お金の造り出し方を学ばねばならない！」、と思う。どんなに頑張って、良い大学を出て、良い会社に入って、一千万以上の給料をもらっても、地位と給料が上がる度に、いい車と大きな家をローンで買っていたら、それでは何時までも「貧乏父さん」でしかない。「高給を取っても貧乏父さん？」「そう、何故なら、その人には給料以外の収入は何もないから」、「万一体を壊したら？」「万一会社が潰れたら？」「どうなりますか？」「例え会社が存続しても、年金が無くなるかもしれない、としたら、貴方の老後は安心ですか？」「そんな人が金持ち父さんといえますか？」そう、今のように、変化の激しい社会になると、今までの「良い会社に入って一生懸命に働く」だけでは、安心は得られなくなりました。「例え会社が潰れても、リストラにあっても、平気でいられる準備ができている人が、『金持ち父さん』なのです。・・・・「どうすればいいかって？」ウーン！それからが大事な考えどころだね。ロバート・キヨサキの「金持ち父さん」には、「自分のポケットからお金を持って行くのは負債」で、「自分のポケットにお金を入れてくれるのが資産」であり、「金持ち父さん」になるには、『資産』を買え、と書かれている。これで判断すると、車や自宅はそのローンの支払いのためポケットからお金を引き出すので『負債』と言うことになる。では、「金持ち父さん」になるために買うべき『資産』とはどんな物か？自分のポケットにお金を入れてくれる物とは何かを考えるしかない。預金と利子、株と値上がり益、アパートとその賃料等であろう。今日本では、ペイオフの実施で、銀行預金が郵便貯金に移動しているそうだが、悲しい庶民の知恵だろうか？今こそ、お金についての勉強をみんながする必要がある。郵便貯金は安全でも、利子が安過ぎる。株は難しい。アパートはどうか？銀行が賃貸物件の融資で大量の焦げ付きを出して、不良資産処理の最中な為、賃貸物件への融資がつきにくい欠点がある。でも、頭金として３０％～４０％のお金があれば、残りの分はその物件を担保にして銀行が貸してくれる。だから、多少の頭金さえあれば、確実に年利７～９％の利回りの取れる賃貸マンションや、アパートが買い時ではないか、と思う。例えば、2,000万持っていれば、6,000万借りて、８室のワンルームマンションが買える。 6,000万のアパートローンは金利2.2%の20年返済で、元利金等返済で毎月の支払が￥309,240円です。賃料は毎月60万なので、自分のポケットに賃料が￥29万残ります。これから、補修費や管理料や、税金を引いても、毎月20万のお金がポケットに残ります。その上、株のように一気に値下がりしたり、無くなったりしないし、土地はそろそろ底値ですから、値上がりの期待さえあります。万一値下がりし始めても何年もかかってじりじり下がるのだから、20％も下がったところで売ったって、株のように一気に半値になることなど無いし、対処のしようがあるでしょう。不動産は比較的安全だ、といえるでしょう。・・・・と言う訳で、「金持ち父さん」になりたい人にはアパートが、今はお勧めです。頭金の少ない人は、古いマンションを安く買って、補修をして、人に貸すのがお勧めです。月に￥10万くらいの収入はすぐにかなえられますね。今日は、何だか不動産販売の話にになってしまったが、人間働くだけでは、もうダメな時代になってしまったことと、お金の学習をしないといけないことが、話したかったのです。もう、君なら判るだろうが、「金持ち父さん」になろうぜ！２００２年５月２５日記