彡現地直送レポート 8月 5日(PDFファィル 421KB)

中学生海外研修 in Darwin
7月26日~8月13日
研修レポート vol.10
有田川町教育委員会
三角
8 月 5 日(火)
昨日はピクニックホリデーというオー
ストラリアの国民の休日でした。ドリッ
プストーン・グループ(吉備中)は、土
曜日から3連休をホストファミリート過
ごしてオーストラリアの文化&自然に触
れる機会と交流が深まった日になったと
思います。
パーマストン・グループはホストファ
ミリート初めての休日を過ごした日、どんな体験を子ども達はしたのでしょうか。気にな
るところです。
では、パーマストンとドリップストーンに分けて報告することにしましょう。
(上の写真は『ロード・トレイン』と呼ばれる長いトレーラー。道を走る列車~のいように長い!)
■パーマストン・グループ(金屋・清水のグループ)
初めて登校する日、子ども達はホストファミリーの子どもに連れられて初めての登校で
す。昨日はどんな体験をしたのでしょうか?
一人一人聞いてみます。プールで泳いだ子、
ショッピングに連れて行ってもらった子、日帰り旅行に行った子など、それぞれ様々にオ
ーストラリアを楽しんだようです。
おや…、少し沈んでる子がいます。声をかけると、
『昨日はホームシックになっちゃった…』
と言います。2人一組でホームステイしているので、一緒にステイしている子も『私も
ホームシックになったの』と。伝染病やね。女の子に多いのですが、2人でいて一人がホ
ームシックになると伝染して、その子も同じ状態になるということが多いみたいです。2
人で泣いたんだと言います。オイオイ、それは早いなぁ…。でも、ご飯を食べたり、ホス
トの子と一緒に遊んだりしているウチに元気を取り戻したと言うことなので、セーフ!
今はもう心配ないようです。意外なモノで、元気な子がホームシックになったりします。
こればかりは来てみないとわからない、難しいことです。
8時に全員集合。8時10分から『ウエルカム・アッセンブリー』です。ここでパーマ
ストン校のみんなの前で紹介されて、それぞれが自己紹介のスピーチを行います。
先ずはワタクシ、自己紹介と子ども達の様子を兼ねてスピーチ。つかみは『グッダイマ
イト』です。こちらの言葉で親しい人に
する挨拶、日本で言えば『まいど!』に
ような感じですね。日本人がこれを言う
と中々受けるのです。これでつかみは
OK!
後は適当に言葉を続けます。実は
夕べちょっとしたハプニングがあったの
で様々な準備が出来なくて挨拶もあまり
考える時間がなかったので適当で失礼し
ました。
日本の子ども達、みんな上手に挨拶で
きています。少し声の小さい子がいまし
たが、みんなキチンと紙(カンニングペ
ーパー?)も見ずに話しできたのは素晴
らしかったですよ。一人一人挨拶して、
パーマストン校の制服を頂きました。こ
の制服は今年新たにデザインされたもの
です。学校制度の改革により今までの中
高一貫教育から『中学校(ミドル・スク
ール)』と『高校(ハイスクール)』に別
れたのを機にデザインし直されたようで
す。今回引率のH先生ポツリと『テニス
のユニフォームみたい…』とおっしゃい
ました。なぁるほど、そうですねぇ。失
礼ですが私が勝手に思うには、あまりセ
ンスがよろしくない(これまた失礼!?)
ように思われるのですがいかがかなぁ。
でも、目の前に座っているパーマスト
ンの子はヒゲ面の子もあって『なんや、
おまえはオッサンか!』と思わず叫びそ
うになりました。ほんま、こちらの子は
ませてる…イヤ、成長が早いと言った方がよいのでしょうかねぇ。
アッセンブリーが終われば、今日は学校初日と言うこともあって、シティーツアーが組
まれていました。先ずはここのことをよく知ってもらうために民俗や歴史、文化の博物館
へ行ったり、名物『アクアシーン』での魚の餌付けとモールツアーに行くそうです。
では、子ども達、バスに乗って GO!!!
先についたのは『アクアシーン』、ここは海岸に魚が集まってくるところです。とにかく
魚の量がスゴイ!
パンをエサに水辺につけると、パッシャ~ンとすごい勢いで魚が食い
ついてきます。手まで食べそうな勢いです。
写真でよく見えますか?
このお魚ちゃんの数!
ボラみたいなのが一番多いですよ。この魚『ボラ』は観光客の
ために無償でここにやって来て楽しませてくれているのです、だから『ボラんてぃあ』…
なぁんて。これはおやじギャグ。こちらでは『オヤジギャグ』のことを『ダディズ・ジョ
ーク(お父さんの冗談)
』と言うそうです。どちらもおもしろくないのが共通項???
さて、ここにいる大きいのはミルク
フィッシュと呼ばれる魚。これは1m
くらいあります。一番危ないのはナマ
ズみたいな魚で、これはヒゲがあるの
ですぐわかるのですが、とにかく近寄
らないこと。そして魚の頭を触らない
こと、そして海に落ちないこと(まぁ、
これは当たり前ですが…)を事前に注
意して、エサのパンを渡します。最初
はイヤア~ンと言っていた君、あらあ
ら…、ちょっと慣れてくると靴下を脱
いで水の中に入ってエサをあげ出し
ました。みんなそれぞれ楽しんでいる
ようです。
でも、日差しがきつくて暑い!
日
焼け止め塗りましたか?と子ども達
に聞くと『え~、塗ってなぁい~、何
でぇ、言うてくれんかったん!?』と
真顔で聞き返します。オイオイ、さっ
きから教室を出るときとか、バスで
『オーストラリアは紫外線が強いか
ら日焼け止めを塗った方が良いよ。こ
こに用意しているから使ってね!』と今回私たち日本の生徒の面倒を見てくれるジル先生
が何度も行っていたのに…。聞いてないとはちょっと注意不足やね。聞くときは聞く、そ
して素直に言うことを聞く!
ここは外国なんだから、日本の常識と考え方とは違うし、
気候や文化も違うンだから、しっかり聞いとかなきゃダメ!!!、といつもは優しい(!?)
ワタクシも少し声を大きくして注意しました。キチンと聞いておいて頂戴ね。紫外線をな
めたらアカンよぉ~、オゾンホールもあるし、陽のきつさは普通じゃないからね。
お魚ちゃんと戯れた後は、今度はお勉強!
博物館です。ここはオーストラリア、ノー
ザンテリトリーの文化、歴史、風習、芸術などが展示しています。ここをみればノーザン
テリトリーのことがよくわかるようになっています。アボリジニ(オーストラリアの先住
民族)の絵なども展示しておもしろいですよ。
たっぷり1時間30分見学してよくわかりましたか、ここのこと?
わかりましたよね、で
は近くの海岸で記念撮影
しましょう!
この海岸はとてもキレ
イです。
『泳ぎた~い』と
子ども達は口々に言って
ますがでもアカンのやな
ぁ、残念ながら。なぜか
って?
では地元のジル
先生に聞いてみましょう。
『ん~、泳がない方が
良いと思いますよ。たま
にですけどワニが出るん
ですよ。食べられたらヤ
でしょう!!』、だって…。
ジョーズじゃナインです
から。ワニに食べられて
もイヤですよね。デンジ
ャラスです。美しいけれ
ど、そこには危険がある
のです。見てるだけ…に
しときましょ!
美しい
ものにはトゲがある、で
すか!?
では、もうお昼です。そろそろランチにしましょう。モールに行ってそれぞれで食事を
してください、とジル先生。これだって実は大きな社会体験なのです。自分の知らないと
ころで、しかも知らない土地のものを食べる、これは文化の学習です。それぞれおもしろ
いものを見つけて試してくださいね。
でも、マクドナルドに行った子がいたのにはちょっと拍子抜け…かも。
楽しいダーウィン・シティツアーを楽しんだ子ども達。明日からいよいよ本格的にパー
マストン校で授業です。アッセンブリーの時、もらった制服の試着をしてみましょう。サ
イズはだいじょうぶですか?
では、明日はその制服でパーマストン校の生徒になって
登校しましょう。では、明日も元気で!
■ドリップストーン・グループ
ついに最後の日です。長かった???
いや、君たちにとってあっという間の研修だっ
たと思います。楽しい体験、初めてのことや、英語の中での生活…様々な楽しいことや困
難なこともあったと思います。でも、それも今日で終わり、ホンマ、時間というのはあっ
という間に経ってしまいます。英語でそんなことを『インナフラシュ』
稲妻のように、
とでも訳せばいいのでしょうか、瞬間のことという意味ですが、全くその言葉通りの研修
でした。
休みをホスト共に過ごした子ども達、登校です。色んな体験をしたようで楽しかった休
みを話してくれました。
今日は最終日、1日学校でレッスンです。
午後からはフェアウェルパーティー、お別れ会です。一人一人に修了書が手渡されまし
た。校長と握手をしてお別れです。美味しいものもいっぱい出してもらって昼食会をしな
がらのお別れ。写真を撮りあって話しをします。
では、明日の出発は午前3時30分空港集合!
随分早い出発ですが飛行機の便はそれ
しかないのですから仕方がありません。では、時間に遅れないようにね!