OA機器販売員 D323-07 ど んな職業か コピー機、ファックス,パソコンなどのOA機器(事務用機器)について、顧客に対して販売活動を行い、契約が成立 すれば契約書の締結、納入、説明など必要な事務処理を行う。 業種、業態に関係なく、様々なオフィスに出向き、自社取り扱い製品であるコピー機、プリンタ 、ファックス、パソ コン、ネットワーク機器及びソフト等のOA機器についてカタログ、提案書、仕様書、マニュアル等を使って機器 の種 類、性能、機能等について説明を行う。顧客はオフィスにおける事務の効率化推進を求めるため、必要に応じて顧客の 事務処理 の内容・方法を確認し、適切なOA機器の選択の仕方、システム・ネットワークの構築について提案を行い、 事務作業の効率化につ いて解かり易く説明を行う。OA機器の設置・稼動後の保守・メンテナンスのやり方、OA機器 に必要な消耗品について説明を行い 、サービス体制について紹介をする。また、顧客の要望にあわせ、展示ショールー ムに案内し、OA機器の紹介、デモンストレーションによる実演などにより紹介することもある。 顧客への販売が成立した場合は、販売契約書の締結、OA機器の納入の手配を行い、OA機器納入後は技術者と連携 してOA機器の操作方法などについて説明会を実施する。 就 くには 一般的な学歴は、高等学校、専門学校(コンピュータ系)、大学 ・短大などとなっており、高卒程度以上の学力が求められている。 企業の社員として入社し、その後、販売員として必要な教育、研 修を経て配属されることが多い。中途採用も多くなっており、即戦 力として期待されている。販売員は、特に、必要とする資格はない が、パソコンなどに関する「情報処理技術者」資格等を持つことに よって優遇される場合もある。 配属後は、ベテランの販売員のアシストをしながら販売員として の知識を習得し、その後、単独で販売活動を行い、その業績により 管理職についたり、後進の指導に当たることもある。 OA機器は、デジタル化、ネットワーク化が進んでいるため、パ ソコンの基本原理・操作について理解していると有利である。特に 、OA機器は、日進月歩で新しい機器が市場に投入されるため、新 しい機器に対する技術・操作方法を習得しなければならず、OA機 器に対する好奇心を持ち、コンピュータに対する学習が必要となる 。また、顧客に対してはコンサルタントとしての機能も期待される ため、対人スキルが求められている。 労 働条件の特徴 オフィスで使用される機器を取扱うので、職場は大都市が中心である。販売員は、相手先事業所に訪問するため、車 を運転する機会が多い。相手先との関係から時間的な制約を受けることもあり、柔軟な対応力も必要である。また、次 々と現れる新技術に対応するために常に新しい機器を操作する技術を身につける必要があることから、高校、短大、大 学などを卒業後の若い人が多く、近年、女性の進出も多い。勤務は土日休みとなっているが、顧客の都合により休日出 勤することもあり、企業によっては独自のカレンダーを作成し、対応しているところもある。賃金については、多くの ところでは男女に関係なく、能力、成果等に対する評価により支給されている。 オフィスにおける情報機器の活用は、IT化の推進と一体となっており、将来的にも労働需要は増大するものとおも われる。 参 考情報 関連団体 関連資格 社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会 http://www.jbmia.or.jp 情報処理技術者
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