平成 20(2008)年 10 月 31 日 真駒内小学校・平岸小学校 野菜不足の食生活では、ビタミンの摂取量が不足しがちです。特に寒さにそなえる冬には、 ビタミン類が必要です。ビタミンが不足すると、風邪をひきやすくなったり、体調が回復しに くくなったりします。寒い季節を元気に過ごすためにも、ビタミンを多く含む食物を意識して とりましょう。 こんな食品に多いです! ◎ビタミンA~緑黄色野菜・うなぎ・レバー・卵・牛乳 ◎ビタミンC~淡色野菜・果物・いも類 △ 1日一人350gの野菜を目標に! △ 朝の食卓にぜひ「くだもの」を! △ いも類を積極的に摂ろう! 『1日1個のりんごは医者いらず』と いわれていますが、期待できる 栄養と効果は? ◇ ビタミンAは、のどや鼻の粘膜 を丈夫にし、ウイルスの進入を おさえます。 ◇ ビタミンCは、ウイルスから体 を守り、寒さに対するストレス を緩和します。 近年発見され、注目されている ◎りんごに含まれる『ポリフェノール』の 『エピカテキン』 ポリフェノールといえば、抗酸化作用が期待で き、生活習慣病予防によいといわれています。 りんごの効果として忘れてはならないのが・・・ ◎『便秘改善効果』 りんごは、食物繊維が豊富です! 便秘に効果を発揮するのは不溶性食物繊維ですが、 りんごは、不溶性食物繊維も、ペクチンなどの水溶性食 物繊維の両方とも豊富です。 不溶性の食物繊維は1日20gの摂取が目標ですが、 りんご1個に含まれている不溶性食物繊維の量は、 だいたい2.5g~3gくらいです。 水溶性食物繊維のペクチンは、抗酸化作用が高く 生活習慣病予防に役立ちます。 ◎りんごにはカリウムが多く含まれているため、高血圧予防 に効果を発揮します。 ビタミン類は少ないですが、りんごの酸味の元である『り んご酸』が疲労回復を促します。 ◎りんごの皮にある白い点々は“果粉”と いわれる天然のものです。テカテカして いるのは、ワックスではなく、りんごか ら染みでたリノール酸やオレイン酸で、 食べごろのサインです! 「りんご」には、 いろいろな効果が あるようですね。 果物は、夜より朝食べる方が よいといわれています。 秋から冬にかけてのりんごの季節に いろいろなりんごを 味わってみませんか? 11月 予定献立 (真駒内小・平岸小) 月 3 火 牛乳 200mlは、毎日つきます。 水 木 4 5 ビビンバ かぼちゃコロッケ フルーツミックス 味噌ラーメン オニオンポタージュ カレーライス 野菜の醤油づけ バ タ ー ポ テ ト 豆腐ナゲット くだもの(柿) (ケチャップソース) くだもの(みかん) サイコロサラダ 真駒内小つぼみ校外学習 平岸小 2年校外学習 平岸小 りんご給食 10 11 12 里の味ごはん かき玉汁 さんまのみぞれかけ くだもの(柿) 石狩汁 スパゲッティミートソース 揚げパンシナモン味 厚揚げ入り肉炒め丼 ハンバーグきのこソース 大根サラダ ポテトスープ みそ汁 ミニトマト (じゃがいも・わかめ) 中華サラダ 昆布の佃煮 くだもの(みかん) 磯あえ(小松菜・もやし) 平岸小なかよし校外学習 17 18 19 とりめし きのこ汁 ししゃものカレー揚げ くだもの(柿) ドライカレー ごぼうチップサラダ くだもの(梨) きつねうどん パンプキンシチュー ごまポテト 切干大根のサラダ くだもの(みかん) くだもの(りんご) 平岸小5年 校外学習 (ほうれん草・白菜) 24 25 26 28 カレーピラフ まぐろのごまフライ コーンサラダ 長崎ちゃんぽん チ リ コ ン カ ン 肉じゃが おさつフリッター 厚揚げのサラダ はんぺんの石垣揚げ くだもの(みかん) グレープゼリー からしあえ 食 ごはん 6 金 よこわりパン 13 20 長崎県の料理 27 7 14 レーズンパン バターロール 21 かきあげ丼 みそ汁 (豆腐・わかめ) おひたし ごはん (ほうれん草・白菜) 10月28日(火)に、 11月は「新潟県の郷土料 理」を予定していましたが、 『のっぺい汁』の食材である 『里いも』が国産品で揃わな いことから、 長崎県の料理 『長崎ちゃんぽん』に変更い たしました。そのほかに、美 唄の『とりめし』(17日) もありますので、 お楽しみに! 秋の北海道の食べものから リザーブ給食を行いまし た。献立は「さんまの煮つ け 」「 鮭 の ご ま み そ か け 」 「十勝大豆納豆」からひと つを選びました。結果のグ 120 300 100 250 80 200 60 150 40 100 20 50 0 ラフをのせておきました。 0 さんま 鮭 納豆 さんま 鮭 納豆 ~栄養士会ホームページ情報~ 「札幌市学校給食栄養士会」では、平成16年度よりホームページを開設し、 11月の「クリーン青果物」 ◇ 玉ねぎ ~H21年3月24日 札幌産・富良野産 ◇ じゃが芋 ~H21年3月24日 富良野産 学校給食についての情報をお届けしています。ぜひご覧になってください。 ▽9月25日に更新しました。 ☆ 新しいレシピとして「オニオンチップサラダ」「鮭のみそマヨネーズ」など ☆ 7月に行われた「親子料理教室」 HPアドレス http://www.h7.dion.ne.jp/~s-eiyou/ 栄養補給 タンパク質 体に抵抗力をつける(牛乳・豆腐・卵・白身魚) ビタミンA 期間の粘膜を強くする ビタミンC 体の調子を整える ビタミンB1 疲労回復 (A・C・B1・・・果物・緑黄色野菜) ■ 発熱 • 水分補給・・・湯冷まし・麦茶・果汁 (( おかゆ・煮込みうどん・茶碗蒸し・雑炊・ヨーグルト )) ■ 下痢 • 水分補給(脱水症状を防ぐ) • 腸への刺激が少ないもの (( おもゆ・おかゆ・野菜スープ・人参、りんごの甘煮 )) ■ 吐き気 • 水分は少しづつ (( 野菜スープ・果汁・スポーツ飲料 (医師の指示に従う) )) ■ のどの痛み • のどごしのよいもの • 刺激の少ないもの (( 人参・かぼちゃのポタージュ・あんかけ料理・アイスクリーム )) ■ 咳のとき • 一度にたくさん食べない(吐くことがある) • むせない工夫(熱いもの、冷たすぎるものは避ける) (( 黒豆・きんかんの甘煮・熱すぎないめん類 )) << 食欲が回復してきたら >> • 少しづつ、消化のよいタンパク質食品をとる。 • ビタミン・ミネラルの補給 (( ほうれん草のグラタン クリームシチュー 白身魚のあんかけ ミルクセーキ )) ■(1)ニンニクを食べよう 自然の抗生物質、抗ウイルス性を持っています。せき、のどの痛みなどを改善 する可能性も示唆されています。にんにくは細かく刻んで空気に触れさせるこ とで、アリシンという健康効果のある物質がよく働くようになります。市販の ニンニクサプリメントよりも、生のにんにくを使用した方が効果があるようで す。風邪の引きはじめに、刻んだガーリックを 1~2 片飲み込むのがよいといわ れています。 ■(2)亜鉛を十分に摂取しよう 十分な亜鉛の摂取は免疫力を上げるといわれています。また、風邪による症状 や期間を改善するとの報告があります。亜鉛は、豆類、雑穀類、肉類に豊富に 含まれています。豆の煮付け、玄米ご飯、雑穀パンなどを食生活に取り入れま しょう。カキに亜鉛が多く含まれているのは有名ですが、1 つの食品を食べ過 ぎるのはよくありません。節度のある量を楽しみましょう。亜鉛は野菜や果物 にはあまり含まれていないので、きちんと意識しないと不足しやすい栄養素で す。 ■(3)ハーブもおすすめ エキナセア(Echinacea purpurea)は免疫力を高めるといわれているハーブで、 風邪の予防に使われています。その効能については様々な意見がありますが、 鼻水、せき、喉の痛み、くしゃみなどの症状には効果があると示唆されていま す。風邪を引いてからではなく、引きそうだと感じたときにお勧めのハーブで す。子供への使用、長期間の使用、アレルギーについては専門家と相談して下 「風邪の予防にはビタミン C を」は本当?! 「風邪の予防にはビタミン C」というのを聞いたことがある人がほとんどだと思います。 これが事実かどうかのリサーチは今でも進んでいます。これまで 1 万人以上の人が 参加して、30 本以上の研究が行われていますが、残念ながら風邪の予防効果は見 られないそうです。アメリカの大型研究機関の発表では、効果が無いことが示される D 判定が付いているようです。日本人の食事摂取基準における、一日のビタミン C 推 奨量は 100 ミリグラムですが、ビタミン C を 4000 ミリグラムを摂取する研究でも効果 がなかったそうです。風邪の引きはじめにはビタミン C と長く聞いていたので、なんだ か残念に感じる人もいるかもしれません。そうはいっても、ビタミン C を豊富に含む野 菜や果物をたっぷり食べるのを止めないでくださいね。
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