拡大するアジアの医療ツーリズム

2015年2月2日
楽読
(ラクヨミ) Vol.918
拡大するアジアの医療ツーリズム
近年、アジアを中心に医療ツーリズム(メディカル・ツーリズム)が急成長を遂げています。医療ツーリズムと
は、診断・治療などの医療サービスを受けることを目的とした旅行のことをいいます。タイやシンガポールな
どは医療を外貨獲得のための産業と位置づけ、ビザの緩和など国をあげて外国人患者を呼び込んだことで、
医療ツーリストは富裕層や医療費の高い米国の患者を中心に増加傾向にあります。
アジアの医療ツーリズムの主な強みとして、1つ目に、先進国と比較した価格競争力の高さが挙げられます。
例えば、タイの心臓バイパス手術費用は米国の10分の1程度、マレーシアの脂肪吸引は米国の4分の1程度
となっており、渡航費用を含めても米国より安くなります。2つ目に、先進国に見劣りしない医療水準が挙げら
れます。アジアの医療機関は、国際的な評価制度であるJCI認証を積極的に取得しています。 JCI認証は、
1,000を超える審査項目があるなど認証基準が厳しいことから、認証取得により世界レベルでの高い安全基
準を有していると評価されます。そして、3つ目に、様々な言語や習慣に対応したサービスが挙げられます。
域内の文化の多様性などを背景に、患者の母国語でのコミュニケーションや、宗教上の教義に沿った食事
の提供など付加価値の高いサービスをアジアの医療機関は提供しています。
外国人向けの病院と一般的な病院との間には格差があり、医療ツーリズムを手掛けるハイレベルな病院の
数はあまり多くはないものの、市場規模は2014年から2019年にかけて年平均20%程度成長するとの予想
もあるなど、今後もアジアを中心に拡大が続くと見込まれています。また、医療ツーリズムを受け入れている
病院が、中東や中国などへ海外展開をめざす動きも見られており、価格や医療水準だけでなく、異なる言語
や文化などに対応できるサービスでも強みを持つアジアの医療ツーリズムは、今後も拡大が期待されます。
(万人)
アジアにおける受け入れ医療ツーリスト数
300
JCI認証医療機関数
(件)
50
海外からの医療ツーリストは
増加傾向に
250
200
国際的に高い評価を受ける
アジアの医療機関
40
30
150
20
100
10
50
(各国政府および信頼できると判断したデータをもとに
日興アセットマネジメントが作成)
韓国
(
ご参考)
日本
マレーシア
マレーシア
インド
シンガポール
シンガ
ポール
インド
タイ
韓国
0
10年 12年 08年 12年 07年 11年 09年 13年 09年 13年
タイ
0
※上記は2015年1月時点
(出所:JCI「Joint Commission International」)
※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。
■ 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資
料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成
時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。■投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産に
は為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。
投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご
覧ください。
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商品内容説明資料補完書面(投資信託)
リスクについて

投資信託、投資証券はその投資対象となっている株券、債券、投資信託、不動産、商品
等(以下、
『裏付け資産』
『※』といいます。
)の価格や評価額に連動して基準価格が変動
し損失が生じるおそれがあります。したがって、投資元本が保証されているものではな
く、これを割込むことがあります。その他外貨建て資産に投資した場合には為替変動リ
スク等もあります。
 投資信託、投資証券は裏付け資産の発行者の業務や財産の状況等に変化が生じた場合、
投資信託、投資証券の価格が変動することによって損失が生じるおそれがあります。
 投資信託等には、解約することができない一定の期間(クローズド期間)が定められて
いるものもありますのでご留意下さい。
※ 裏付け資産が、投資信託、投資証券、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等である場
合には、その最終的な裏付け資産を含みます。
手数料等諸費用について
■ 申込時に直接ご負担いただく費用等
・申込手数料等
上限 3.78%(税込)
■ 換金時に直接ご負担いただく費用等
・換金(解約)手数料
販売時に手数料がかかり、売却時にも手数料がかかるもの
該当する投資信託はありません
販売時に手数料がかからず、売却時に手数料がかかるもの
上限 3.00%(税込)
・信託財産留保額
上限 0.5%
※外国投資信託の売買時、分配時、償還時の為替レートは、外国為替市場の動向をふまえ
て当社が決定いたします。
■ 投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用等
・信託報酬
上限 3.30%(税込)程度
・その他の費用・手数料
監査費用、有価証券等の売買にかかる手数料等、その他のファンドの運営・管理に関
する費用・手数料等をご負担いただく場合がございますが、これらの費用・手数料等は、
事前に計算が出来ないため、その総額・計算方法を記載しておりません。
※当該手数料等の合計額については、保有期間等に応じて異なりますので、表示することはでき
ません。
投資信託に係るリスク、手数料等の詳細については投資信託説明書(交付目論見書)に詳しく記
載されておりますのでご覧ください。
当ファンドの販売会社について
商号等: 東海東京証券株式会社
金融商品取引業者
東海財務局長(金商)第 140 号
加入協会: 日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会
一般社団法人第二種金融商品取引業協会
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