情報家電産業の再生とリバイバル戦略

シリーズ 「ブロードバンド時代の産業再生」
情報家電産業の再生とリバイバル戦略
【 構 成 】
日本産業の危機
80 年代の家電産業の強みとは何だったのか?
90 年代の情報家電産業への大変貌
再生とリバイバルの条件
オープンアーキテクチャ戦略は再生の決め手か
情報家電産業への再生とリバイバル戦略−エンド価値志向の多層化戦略
おわりに−「ものづくり大国」ではすまない
一般公開は「90 年代の情報家電産業への大変貌」までとなっております。全文は Web メンバーシップサ
ービスでご覧いただけます。ぜひこの機会にメンバーシップサービスにご入会ください。
日本産業の危機
日本経済の戦後成長を支え現在の基幹製造産業である家電・電機・通信などの IT 産業が
危機的状況にある。約 500 兆円の国内総生産(GDP)のうち約 30%のおよそ 150 兆円を製
造業が占める。「大問題」と言われる不良債権問題を抱える金融業界が約 25 兆円の付加価
値だからいかに影響力の大きい産業であるかがわかる。なかでも花形は約 24 兆円を占める
いわゆる IT 産業である。
これに融合が進む通信サービス分野を含めると約 49 兆円になる。
GDP 比で約 10%である。また、これらの産業は、日立製作所、東芝や松下電器産業に見ら
れるように 80 年代の日本的経営のシンボル的存在でもあった。
2001 年、日本の IT 産業は、アメリカの IT 不況に直撃され大きく収益をダウンさせ、日
本的雇用慣行であった終身雇用を見直し、「選択と集中」のリストラ策を発表した。日本の
多くの人々にとってまさに「電気ショック」であり、日本産業の本丸落城を印象づけた。
2002 年、もうひとつの本丸である自動車産業でもトヨタが中国進出に関して第一汽車との
包括的提携を発表した。
「ものづくり大国日本」が崩壊し、雇用が失われるという危機意識
が蔓延している。さらに、インターネット革命がブロードバンド革命へとステップアップ
し、新たな機会と脅威を生む新しい市場環境にも迫られている。
IT 業界はどのような危機的状況にあるだろうか、どうすれば再生とリバイバル(復活)
ができるのだろうか、リバイバル戦略の決め手は何であろうか。これらの課題を明らかに
するために、関連8業界の分析と主要 17 企業の分析を行い報告書としてまとめた。この論
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文はこの報告書を基に結論を集約したものである。
80 年代の家電産業の強みとは何だったのか?
現在、危機的状況にあると見られている IT 産業であるが、1980 年代には圧倒的な競争
力を持っていた。家電・電機・通信などは包括的に IT 産業と呼ばれる。これらの産業は、
相互に深い繋がりを持っていることは周知の事実であり、その融合関係をどう捉えるかが
今後の再生戦略を考える上で不可欠であるが、ここでは便宜上、家電産業と一括して呼ぶ
ことにする。この「家庭用電器(consumer-electronics)」を略した「家電」と言う呼び方
にこそ日本の産業の強みが象徴されている。
家電産業が最大の強みを発揮したのは、日本産業の黄金時代とも言える 1980 年代であっ
た。電子レンジ、ビデオデッキ、オーディオ、また、DRAM などの半導体で圧倒的なシェ
アを獲得した。その強みは何であり、なぜ、失われたかをいくつか確認してみる。現在の
家電産業の再生を考える上で、戦略的課題を明確にしなければならないからだ。
家電産業が圧倒的強みを発揮した要因は五つに集約できる。日本経済と社会の持つ要素
条件(労働、資本、土地など)、生産ネットワーク、販売ネットワーク、ユニークな競争戦
略、そして最終製品でシェアを持つ強みである。
第一は、ものづくりが基幹プロセスである家電産業には国や社会レベルでの相対的に優
位な要素条件があったことである。家電には膨大な技術者が必要である。特に、研究開発
型技術者よりも生産現場などのプロセス技術者が要る。現在では信じられないことだが、
戦後の日本は、大量の中堅技術者を輩出する工業高校、工業高等専門学校などの制度や技
術者尊重の文化があった。湯川秀樹の日本人初のノーベル物理学賞受賞をテレビで見て憧
れ、鉄腕アトムで育ち研究者や技術者を志望する世代と時代があった。1977 年には人口で
約2倍のアメリカよりも約2倍の理科系大卒者を輩出している。
また、家電産業には、巨大な工場の建設が可能な巨大な資本が必要になる。その資本も、
貯蓄率が高い日本では系列銀行を通じて低金利で間接調達することができた。土地につい
ても、地方自治体が雇用確保のための工場誘致を進め、物流のための高速道路が整備され、
手厚く迎えられる条件があった。つまり、家電産業が育成される要素条件が、欧米先進国
よりも有利に揃っていたのである。
第二は、人的依存の系列生産ネットワークが存在したことである。家電製品は多くの部
品から成り立っている。数千の部品の集まりが家電である。自動車では数万の単位になる。
この部品を供給しているのが中小企業群である。これらの企業は、東京なら大田区などの
京浜工業地帯、大阪なら東大阪市などに集中している。大手企業は、自社で基幹となる部
品を開発し、製造するとともに、優秀な部品メーカーを活用し、最終製品の機能とデザイ
ンを決定し、生産プロセスを設計して、部品を集積してアセンブル(組立て)する。この
生産ネットワークを支えているのは、膨大な中小企業群との人格的依存関係と情報交換に
よるネットワークである。欧米先進国には、こうした何でも揃う裾野の広い中小企業ネッ
トワークは存在しない。この差が生まれたのにも、ものづくりが好きな戦後の日本文化と
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技術者を育む教育システムが背景にあった。
第三は、小売店の系列ネットワークの存在である。家電は、量産優位が市場を制する鍵
を握る。つまり、数をたくさん作った方が安くなる。松下電器産業などの家電メーカーは
小売店を自社製品専門の小売系列店として組織化した。これは全国へ市場拡大するための
決め手であり、流通段階での価格を維持し、アフターサービスを提供するためのシステム
でもあった。卸・小売店ネットワークが歴史的前提にあって商品サービスを販売する日本
酒などの伝統的な業界とは違って、家電業界は新しい製品の開発製造が先にあったため販
売チャネルとしてメーカーが小売店を育成組織化せねばならなかった。この特定メーカー
専売の系列店の育成が量産と量販の両輪となった。このメーカー別専業系列店の存在は売
上確保のために家電メーカーにフルラインの品揃えを要求するとともに、新製品開発のリ
スクを分散させる役割を担った。メーカーと小売の共存共栄関係である。
第四は、「よい物を安く」の競争戦略である。日本の消費者は世界一厳しいと言っても過
言ではない。コンビニエンスストアで 100 円のおにぎりを購入するのに陳列棚の後ろから
購入する比率は約 40%に上る。鮮度の高い商品が後ろから補充されることを熟知している
からだ。品質に厳しく、企業間での価格競争が激しい市場で生まれた独特の戦略が、「よい
物を安く」の戦略である。品質と価格はトレードオフ関係にあるというのが「グローバル
スタンダード」の考え方である。しかし、日本市場の消費者の厳しさと激しい企業間競争
がそれを許さなかった。その結果、新製品導入が早く、フルラインで高品質かつ低価格と
いう「とんでもない」戦略をすべての企業が採用するという結果になった。短期の資本効
率や株価を気にせず、長期のシェア目標を維持すればよかったのである。「総合化」とは日
本の家電産業の戦略に相応しい名称であった。
第五に、最終製品でシェアを持つ強みである。半導体などの部品のユーザーはテレビや
パソコンを製造する企業である。半導体で日本が世界のトップシェアに立ったのはこの最
終製品を自社生産している強みからである。半導体の用途は、パソコンや産業用機器だけ
ではなく、テレビなどの民生用製品に広範に利用される。先発のアメリカの半導体メーカ
ーはほとんどが専業である。量産優位がコストを決定する半導体市場では需要の大きさが
コスト主導権を握ることができる。最終製品で高いシェアを持つ強みはここから生まれる。
最終製品のシェアと基幹部品のシナジーを生かす戦略が日本企業にはとれたのである。こ
の結果、専業メーカー中心の欧米企業とは異なる電力用発電機から炊飯器まで作る「総合
家電」業界が形成されたのである。
1980 年代に、日本の家電産業が主要な製品市場で世界シェアを席巻し、圧倒的な輸出競
争力を持ったのはこれらの五つの要因である(図表1)。コトラーは、80 年代の日本企業を
「世界のマーケティングチャンピオン」とまで呼んでいる。しかし、これらの強みは「意
図した戦略」
ではない。日本の戦後という歴史と文化が生み出した制度的条件と IMF・GATT
などの機関に体現された自由貿易を理念とする国際経済秩序に依存していたのである。そ
の結果、欧米に対して有利な要素条件が生まれ、無意識に開花した「意図せざる成果」で
あった。
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90 年代の情報家電産業への大変貌
90 年代に家電産業は終焉した。家電業界はパソコンや携帯電話などを中心とする「情報
家電産業」へと変貌を遂げ、家電産業の強みを支えていた要素条件は大きく変わった。ア
メリカ経済の相対的な地位低下によって、「プラザ合意」以後、円高誘導が行われた。この
円高によって「電気機械メーカー」の海外生産比率は約 10%から約 25%に上昇し、海外で
の生産額は 2000 年で約 20 兆円の水準に達している。欧米に対して持っていた工場に必要
な中堅技術者の多さや資本コストの安さなどの優位性は変わっていない。しかし、世界的
な規制緩和と資本の自由化によって、中国、台湾、韓国や東南アジアなどの国との比較優
位が大きく変わった。これら発展途上国の外資の導入、社会資本の整備や教育水準の上昇
は日本の製造業の比較優位を喪失させた。さらに、この条件をアメリカ企業は「オープン
アーキテクチャ」と呼ばれる戦略によって巧みに利用した。
90 年代、日本の家電業界の強みが弱みに転化し、戦略のジレンマに陥ることになったの
である。強みが弱みにどう変わったのだろうか。五つの観点から整理してみる。
第一に、日本の経済社会が持っていた相対的に有利な要素条件は、アメリカ企業の東南
アジアとのオープンアーキテクチャに基づく低コストの生産ネットワークに対して高コス
トになってしまった。アメリカと比較しても日本の技術者の平均賃金は約2倍になった。
雇用者数がまた約2倍である。技術者数の優位がコスト劣位になったのである。コストが
倍になればそれを吸収する方法は価格を倍にするか、累積経験効果を勘案して概算でシェ
アを約8倍にするしかない。コスト半分の競争相手が 10%のシェアを持っているなら 80%
のシェアを維持しなければならない。これは独占禁止法が存在する社会では無理である。
図表1.日本の家電産業の強さ
R&D開発
部品
組立て
販売
垂直統合戦略と統合化による内部組織
„ フルライン
„ 新製品導入
„ 高品質低価格
„ キーデバイス
„ 優秀な中小部品
メーカー群
„ 人格依存関係
„ 中堅技術者の
豊富さ
„ 実装の巧みさ
„ 量産システム
„ 販売会社制
„ 系列小売
„ 全国配荷
要素条件
„ 大量の中堅技術者を生む教育システム
„ 相対的に安い資本調達コスト
„ 地方公共団体による企業誘致
制度
„ IMF/GATT体制による自由貿易システム
„ 輸出に有利な相対的な円安
„ アメリカ経済のプレゼンスの大きさ
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経済のグローバル化による要素条件の相対的変化は、人格的依存の系列生産ネットワーク
も含めて高コスト構造へと転化してしまった。
第二に、生産ネットワークが「製品オープンアーキテクチャのもとでモジュール化」し
たことである。90 年代に、家電のリーディング製品がパソコンとその周辺製品へと移行し
た。2001 年には、冷蔵庫などの白物家電やテレビなどの AV 製品は、広義の情報家電市場
でわずか9%を占めるに過ぎない。パソコンとその周辺製品は約 15%である。このパソコ
ン市場の競争がこれまでとはまったく異なる産業構造を形成したのである。80 年代、NEC
は国内パソコン市場でほぼ独占的な市場を形成していた。しかし、アメリカ市場での IBM
‐PC 互換機の登場は、市場の競争を全く変えてしまった。パソコンの製造プロセスは家電
製品と変わらない。IBM がパソコンのアーキテクチャ(設計仕様)を実質上公開し、互換
機製造を許したことによって、製造プロセスが「モジュール化」されたのである。すなわ
ち、製品を構成する要素(モジュール)が決定され、その要素間の繋がり(インタフェー
ス)を規定するアーキテクチャが公開されたことによって、要素間が独立に研究開発され
生産されるようになったのである。
CPU やメモリなどの部品製造、部品のアセンブル(組立て)、販売などがパソコンには必
要である。それまではこれらの一連のプロセスをほぼ一社でクローズドに統合的に行って
いた。ところが、生産能力に不利な要素条件を持つアメリカの IBM は、CPU をインテル
へ、OS をマイクロソフトへ、組立ては労賃の安い台湾メーカーへと発注し、わずか2年で
パソコン市場に参入した。
「意図せざる」オープンネットワーク戦略をとった。IBM がユー
ザーに差別的価値として提供できるのはパソコンの仕様とコストだけである。この結果、
パソコン業界はオープンアーキテクチャの産業になったのである。DELL、コンパックなど
の現在の主要パソコンメーカーも実体はそれぞれのブランドの上でのプラットホームに過
ぎない。このパソコン市場で収益を独占しているのは、もっとも川上に位置する CPU を製
造するインテルと、もっとも川下に位置するマイクロソフトだけである。
この産業のオープンネットワーク化は、あらゆる個別産業に波及することになった。半
導体、自動車部品、携帯電話などである。金融自由化以後の金融業界もモジュール化した
業界である。さらに、この動きに拍車をかけたのがインターネットの普及による電子商取
引市場の発展である。
生産ネットワークのモジュール化は、川上から川下までのプロセスを分断(アンバンド
ル)し、プロセス間を市場取引(電子商取引市場など)によって繋ぐ仕組みである。その
結果、代替可能なモジュールの組み合わせによる生産が可能になった。この戦略は、現在
では「製品オープンアーキテクチャ戦略」と呼ばれている。この戦略に対して、日本の家
電産業は、人格的依存関係によって生産ネットワークを形成して最終製品を製造してきた。
言わば、「クローズドな統合戦略」をとってきた。その結果、円高によってすべてのプロセ
スが高コストになり、他方で、海外の低価格部品に切り替えるには人格的依存による信頼
関係を壊すしかないという深刻なジレンマに陥ることになった。
第三に、販売ネットワークの組織小売業比重の増大である。最終製品がパソコンとその
周辺などの「情報家電」へと移行するなかで系列家電店は消費者にとっての魅力を失わざ
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るを得ない。他社比較、店頭比較や価格比較は消費者にとっては基本ニーズである。しか
し、その基本ニーズを満たすことのできる系列店はほとんど存在しないのである。商品知
識、価格競争力、体力、そして気力においても消費者に一歩譲らざるを得ない。テレビ、
冷蔵庫などの大型化はこの傾向にさらに拍車をかけている。配送と設置ができない。組織
小売業の販売比重は約 70%にまで寡占化している。全国市場への配荷、価格維持、新製品
開発リスクの分散の役割を担ってきた系列小売店が機能しなくなった。
第四に、「よい物を安く」の競争戦略を放棄した中途半端な戦略である。「よい物を安く」
の競争戦略は、生産から販売までを垂直ネットワーク化する企業系列間競争によって担わ
れてきた。しかし新製品ライフサイクルを短くし、フルラインの品揃えでコストパフォー
マンスを武器に競争優位を築き上げる条件はもはやどのメーカーにもない。敢えて実行す
れば、在庫リスクを抱え込むことになる。
家電は日本の産業のなかでもっとも在庫水準の高い分野に属する。約 135 日の在庫を業
界として抱える。他方で、製品ライフサイクルの短縮化によって約 24 ヶ月で製造ラインを
設計し、組み上げ、売り切り、収益を上げねばならない機動産業になったのである。中堅
技術者が製造品質を改良する余地などなくなったのである。ポスト「よい物を安く」の戦
略が見えないなかで、すべての顧客に売るための誰も欲しくない「総花」的なものづくり
と高品質の危機に晒されている。
第五に、最終製品シェアを持つ弱さが露呈していることである。最終製品と半導体など
の基幹部品を作る強さは、最終製品でのシェアがとれて生まれてくる。ところが、成長す
るパソコン、携帯電話などの最終製品でシェアが獲得できなければ、投資の分散を招くこ
とになる。90 年代の成長製品であったパソコンと周辺市場でシェアを失い、携帯電話でも
世界シェアがとれない。ヨーロッパやアメリカとは異なる PDC 方式が NTT ドコモ主導で
展開されたことによって約4億の市場を無視する展開を余儀なくされた。一方韓国サムス
ンの強さは思い切った日本企業が単独ではできない DRAM 半導体や TFT 液晶などへ投資
集中し、量産優位を築いていることであり、成長する最終製品でシェアを獲得しているこ
とである。例えば、アメリカ規格の CDMA 方式やヨーロッパ規格の GSM 方式へ、通信半
導体で技術優位を持つクアルコム社と提携し、いち早く参入したことにある。つまり、最
終製品のシェアと半導体の善循環が生まれていることである。
90 年代の日本の家電産業は、80 年代の強みが弱みに転化した「意図せざる敗退」であっ
た(図表2)
。戦略とは常に「コインの表と裏」である。どちらかをとればどちらかを失う
のである。80 年代はコインの表があらわれ、90 年代はコインの裏があらわれたのである。
共通するのはどちらも「意図せざる」結果であった。戦略とは意図することである。
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図表2.強みが弱みに転化
R&D開発
部品
„ 中途半端な
商品戦略
„ 遅い開発
スピード
„ 部品メーカー
との軋轢
„ 海外移転
クローズド
クローズド
統合戦略
統合戦略
(日本)
(日本)
組立て
„ 高コスト
„ 海外移転
„ 設備投資
販売
„ 流通在庫
„ 購買ニーズ
との齟齬
強みが弱みに転化
„ フルライン
„ 新製品導入
„ 高品質低価格
„ キーデバイス
„ 優秀な中小部品
メーカー群
„ 人格依存関係
„ 中堅技術者の
豊富さ
„ 実装の巧みさ
„ 量産システム
„ 販売会社制
„ 系列小売
„ 全国配荷
機動的な商品開発 / 低コストで効率的な生産ネットワーク / 資本の節約
オープン
オープン
アーキテクチャ
アーキテクチャ
戦略
戦略
(米国)
(米国)
„ オープン
アーキテクチャ
„ 製造ライセンス
„ 特許防衛
„ 電子商取引
市場で調達
„ 部品メーカーに
依存
„ 外部発注
„ EMSへの発注
„ 電子小売
„ 電子モール
„ ブランドのプラ
ットホーム化
オープンアーキテクチャ戦略とモジュール化によるヴァーチャル組織
【シリーズ「ブロードバンド時代の産業再生」】
巻頭提言論文:産業再生の鍵はマーケティング革新
−ものづくり大国から消費多様性大国へ
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